ペルソナ4ザ・ゴールデン〜Bright Blue〜 作:(o▽n)文也P
文香兄「必ず爆死(課金)させる…、我がシュガーハートアタックは狙った陽介さんは確実に仕留める!」
シュガーハートアタック「目ぇ背けんなぁ❤︎」
陽介「グファァ!」
それではどうぞ
-朝-
私は菜々子ちゃんと途中まで一緒に学校に向かいました。
菜々子「じゃあまたねー」
文香「行ってらっしゃい…菜々子ちゃん」
そう行って菜々子ちゃん学校に向かいました、私も向かいましょう。
-通学路-
私は学校に向かうために通学路を歩いていました、すると。
陽介「わーどいてどいて!」
声が聞こえたので後ろを振り返ると、自転車を猛スピードで漕いでくる花村さんがいました。私は横に避けると、花村さんの自転車はコントロールを失い、
どっかーん!
ゴミ捨て場にぶつかってしまいました。私は驚いて花村さんの元に向かいました。
陽介「だ、誰か…」
文香「だ、大丈夫ですか…?今…助けますね?」
私はそう言ってゴミ箱に入って転げ回ってる花村さんを助けました。
陽介「いやー助かったわ、ありがとな!えっと…」
文香「そういえば…自己紹介してませんでしたね、私は…鷺沢文香といいます。」
陽介「そっか!俺、花村陽介。よろしくな鷺沢。」
文香「はい…よろしくお願いします。それより…怪我大丈夫ですか?」
陽介「へーきへーき♪」
花村さんは無事のようでした。良かったです(ほっ)
陽介「な、昨日の事件、知ってんだろ?“女子アナがアンテナに”ってやつ!」
文香「はい…テレビで見ました。」
陽介「あれ、なんかの見せしめとかかな?事故な訳ないよな、あんなの」
文香「よく…わかりませんね。あのような…事件初めて見ましたから」
私は花村さんにそう伝えました。
陽介「まぁそうだよな。でもわざわざ屋根の上にぶら下げるとか、マトモじゃないよな。つか殺してる時点でマトモじゃないか。」
文香「確かに…そうですね」
陽介「あ、そうだ!昨日ありがとな鷺沢。ハンカチと本返すよ」
そう言って花村さんは昨日渡したハンカチと本を返してくれました。
文香「あの…ハンカチはあげるつもりだったんですが」
陽介「まぁ借りっ放しなのは性に合わなくてさ、気持ちだけもらうよ」
花村さんはそう言ってくれました。
陽介「やっべっ!遅刻!」
私は携帯電話で時刻を調べました。本当ですね、ギリギリです。
陽介「後ろ乗ってくか?ちょっとギコギコいってるけど。」
花村さんは後ろに乗らないかと私に言ってくれました。
文香「…でもいいんですか?」
陽介「昨日から助けられっぱなしだし、今日くらい助けないとな♪」
花村さんは笑顔でそう言ってくれました。
文香「じゃあ…よろしくお願いします花村さん」
陽介「おっしゃ、任せろ!」
私は花村さんの好意に甘え、自転車の後ろに乗りました。
陽介「じゃあ行くぜ!全力疾走だぜ!」
そう言って花村さんは自転車を猛スピードで漕ぎました。は、速いです!
文香「は、花村さん、も、もう少しスピードを、スピードをぉぉぉぉぉ」
放課後
今日の授業が終わり帰宅時間になりました。私は今日も本を読んでいます。
陽介「鷺沢どうよ、この町もう慣れたか?」
花村さんが後ろから声をかけてくれました。
文香「はい…とても過ごしやすい街です」
私は花村さんに伝えました。
陽介「へぇ早いな。まぁ本好きな鷺沢には過ごしやすいのは俺にもわかる気がするな」
花村さんはそう言って笑ってくれました。
文香「花村さんは…本は好きですか?」
陽介「本かぁ、あまり読まねーなー」
文香「そう…ですか…(涙)」
私は少し落ち込みました。
陽介「あ。で、でも鷺沢が勧めてくれる本なら読める気がする!昨日貸してくれた治療法が書いてある本わかりやすかったしな♪」
花村さんは落ち込んでる私にそう言ってくれました。
文香「そうですか…良かったです(ニコリ)」
陽介「///コホン。ここって都会に比べて何も無いけどさ、逆に“何も無い”がある…っての?空気とか結構ウマイし、あと食いもんとか…あ、ここの名物知ってるか?」
文香「たしか…千枝さんから聞きました。焼き物や染め物が有名だとか…」
陽介「それもあるんだけどよ。“ビフテキ”だぜ!すごいっしょ、野暮ったい響き。」
ビフテキ…なんか美味しそうです(ぐー)
文香「///」
お腹の虫が鳴ってしまいました。は、恥ずかしいです(赤)
陽介「まぁ実際美味いからお腹鳴ってもしかたねーさ♪俺安いとこ知ってんだけど、行っとく?おごるぜ、昨日今日助けてもらったお礼に♪」
花村さんはそう言って私を誘ってくれました。こういう事今までなかったので嬉しいです。
文香「そうですか?…ありがとうございます」
花村さんにありがとうを伝えますと千枝さんがやって来ました。
千枝「私には、お詫びとかそーゆーのないわけ?」
陽介「…えっ?」
千枝「成・龍・伝・説!」
千枝さんは威圧をかけながら花村さんに話しました。
陽介「う…メシの話になると来るなお前…」
文香「あの…千枝さん。これ昨日話した…カンフー関連の小説です。面白い話なので良かったら…どうぞ」
千枝「マジ!?…へぇ、ブルー0リーの小説なんかあるんだ!ありがとうふみふみ♪家帰ったら早速読むね♪」
千枝さんは喜んでくれました、良かったです。
千枝「雪子もどう?一緒にオゴってもらお」
千枝さんは雪子さんを誘いました、すると。
雪子「いいよ、太っちゃうし。それに家の手伝いあるから」
陽介「?天城ってもう女将修行とかやってんの?」
雪子「そんな修行だなんて。忙しい時にちょっと手伝ってるだけ。それじゃ私行くね。」
そう言って雪子さんは帰宅しました。なんか…寂しそうな顔をしていたような気がします。
千枝「仕方ないか。じゃ、あたし達も行こ」
陽介「え、まじ二人分おごる流れ?」
文香「…やはり私自分で」
陽介「いや大丈夫だよ、お礼したいし」
花村さんは私にそう言ってくれました。
文香「そうですか…でも千枝さんの言い分もわかりますから、…責任取りましょう」
陽介「…はい」
花村さんは納得してくれたようです。
-ジュネスフードコート-
私達はジュネスにやって来ました。ここがジュネスですか。とても広いですね。
千枝「安い店ってここかよ…ここビフテキなんか無いじゃんよ」
陽介「だから前にも言ったろ来週から始めるって。てかお前おごんならあっちのステーキハウスは無理だっつの」
ビフテキは来週から始めるようですね。来週になったら是非食べてみましょう。
千枝「てか、だからって自分んち連れて来る事ないでしょーが!」
陽介「いや、別に俺んちってわけじゃないだろが」
文香「自分の家?…ジュネスがですか?」
私は不思議に思ったので花村さんに聞いてみることにしました。
陽介「あーえと、お前にはまだ言ってなかったよな。俺も都会から引っ越して来たんだよ、半年ぐらい前。」
文香「…そうなんですか」
陽介「あぁ。親父が新しく出来たココの店長になることになってさ。んで家族で来たってわけ。」
花村さんは事情を私に教えてくれました。
陽介「んじゃコレ、鷺沢の歓迎の証って事で。…里中のもおごりだぞ?」
千枝「うん、知ってる」
私達は目の前にあるジュースを手に取り乾杯をしました。
千枝「そう言えばふみふみ栞も作るんだよね?」
陽介「そーなのか?鷺坂器用だな。」
花村さん達は私を見ながら笑っていました。
文香「いえ、…趣味みたいなものなので。紙に花を入れて密閉するだけの作業なので」
千枝「へぇ、でも難しそうじゃんあたしにゃムリだなぁ」
陽介「俺も難しそうだな…」
花村さん達は腕を組んで唸っていました。
文香「…良かったら。もし時間があったら教えてあげましょうか?」
陽介「え?マジで!」
千枝「でもいいのふみふみ?」
文香「はい…。私も楽しんでもらえると嬉しいです(にこり)」
千枝「じ、じゃああたし、おしえてもらおっかなぁ」
陽介「お、俺も!」
陽千(なにこの子、めちゃくちゃ可愛い///)
文香「…?」
二人共どうしたのでしょうか。その後私達はたわいもない話で盛り上がりました。
陽介「あ、小西先輩じゃん。わり、ちょっと」
そう言って花村さんらは席を外しました。
文香「千枝さん…あの人はどなたでしょうか?」
千枝「小西早紀先輩。家は商店街の酒屋さん。…けどここでバイトしてるんだっけ。」
そう千枝さんは私に教えてくれました。
陽介「お疲れッス。なんか元気ない?」
早紀「おーす…今やっと休憩。花ちゃんは?友達連れて自分ちの売上に貢献してるとこ?」
陽介「うわ、ムカつくなー。つか…ホントに元気なさそうだけど。何かさか
あった?」
早紀「…別に。ちょっと疲れてるだけ。」
陽介「何かあったら、何でも言ってよ。俺…」
早紀「だーいじょうぶだって。ありがとね。ハァ…あーもー、なんで昨日、早退なんてしたんだろ…」
陽介「?」
早紀「あれ?あの女の子…もしかして最近入ったていう転校生?」
あれ?なぜか私のところに来ました。
早紀「キミが転校生?あ、私のことは聞いてる?」
文香「はい…今彼女から聞きました。」
早紀「そっか。都会っ子同士は、やっぱり気が合う?」
文香「そうですね…喋りやすくはありますね。」
早紀「こいつ、友達少ないからさ。仲良くしてやってね。」
文香「はい…もう仲良しです。」
陽介「鷺沢ぁ(泣)」
早紀「花ちゃんお節介で良い奴だけど、ウザかったらウザいって言いなね?」
小西さんはそう言いました。
文香「花村さんは…とても良い人です…」
早紀「分かってるって、冗談だよー。さーて、こっちはもう休憩終わり。やれやれっと。それじゃね♪」
そう言って小西さんは仕事に戻りました。
陽介「はは、人の事ウザいだろ?とかって小西先輩の方がお節介じゃんな?あの人弟いるもんだから俺の事も割とそんな扱いっていうか…」
千枝「そうだ、悩める花村にイイコト教えてあげる」
陽介「イイコト?」
花村さんは千枝さんに聞きました。
千枝「マヨナカテレビって知ってる?雨の夜の0時に、消えてるテレビを一人で見るんだって。で、画面に映る自分の顔を見つめてると別の人間がそこに映ってる…てヤツ。それ、運命の相手なんだってよ。」
どうやら千枝さんは昨日雪子さんと話していたマヨナカテレビの事を花村さんに伝えました。
陽介「なんだそりゃ?何言い出すかと思えば…お前よくそんな幼稚ネタでいちいち盛り上がれんな。」
千枝「幼稚って言った?信じてないんでしょ⁉︎」
陽介「信じるわけねーだろが!」
文香「二人共…落ち着いてください…」
私は二人を抑えました。
千枝「だったらさ、ちょうど今晩雨だし、みんなでやってみようよ!ふみふみも!」
文香「え?私も…ですか?」
陽介「やってみようって…オメ自分も見た事ねえのかよ!てかさらっと鷺沢まで巻き込むんじゃねえよ!」
千枝「人多い方がやって見る価値あるっしょ?」
陽介「まったく。それより昨日のアレってやっぱり殺人なのかね?実はその辺に犯人とか居たりしてな…ひひひ」
花村さんは私を見ながら話しました(フルフル)
千枝「そういうの面白がんなっての。幼稚はどっちだよ…。あーもーふみふみが震えてるでしょ(よしよし)」
陽介「あ、ごめんな鷺沢怖がらせて」
花村さんは謝って来ました。
文香「いえ…大丈夫です。こういう会話あまりしたことがないので」
私は二人にそう伝えました。…マヨナカテレビ…今夜試してみましょうか。
-夜-
今日は菜々子ちゃんと一緒にハンバーグを作りました。菜々子ちゃんは喜んでいました。今日も叔父は仕事でいないので二人っきりの夕飯です。
文香「…菜々子ちゃん、お父さんから電話は…来ていないのですか?」
私は菜々子ちゃんに聞いて見ることにしました。
菜々子「ううん、ない。デンワするっていつも言ってるのに。」
菜々子ちゃんは寂しそうな顔をして言いました。すると玄関が開く音が聞こえて来ました、叔父でしょう。
菜々子「あっ!帰って来た♪お帰りなさい!」
菜々子ちゃんは喜んで玄関に向かいました。
堂島「ただいま。菜々子、文香」
文香「お帰りなさい…ご飯できていますよ」
私は叔父に伝えました。
堂島「そうか。悪い、ありがとな」
菜々子「このハンバーグ、菜々子達が作ったんだよ?」
堂島「そうか、美味そうだな。頂こうか。」
そう言って私達は食事を始めました。食事を済ました後
堂島「菜々子、ニュースにしてくれ」
菜々子「うん」
そう言って菜々子はチャンネルを変えました。ニュースを見ていると今回の事件の第一発見者のインタビューが流れていました。
堂島「第一発見者のインタビューだ?どこから掴んだんだまったく…」
叔父は呆れながら呟きました。女子高生は声も顔もぼかされていました。
……あれ?どこかで見たような気がします。女子高生は質問攻めでとまもている様子ですね。…ん?よく見ると…花村さんの先輩の小西早紀さんによく似ている気がします。
堂島「ふん、お前らが騒ぐから余計に客足が遠のくんだろ…」
叔父は呆れながら呟きました。ニュースではアナウンサー達が口論を始めていました。
堂島「イタズラ電話なら殺到しているがな…」
叔父はあくびをしながら呟きました。よほど疲れているようですね。
どうやらCMが流れるようです。
ジュネス「ジュネスは毎日がお客様感謝デー!来て!見て!触れてください!エヴリディ・ヤングライフ!ジュネス!」
菜々子「エヴリディ・ヤングライフ!ジュネス!」
菜々子ちゃんがまた歌っています。これを花村さんにみせたらきっと涙で前が見えないでしょうね♪
菜々子「ねぇお父さん、今度みんなでジュネス行きたい!…だめ?」
そう菜々子ちゃんが叔父に伝えました。しかし叔父は
堂島「……zzz」
寝ていました。よほど疲れていないからたのでしょう。
菜々子「あーあ、もー」
菜々子ちゃんはガッカリしていました。
文香「菜々子ちゃん…お父さんのお布団…敷いてくれますか?(ナデナデ)」
菜々子「…うん」
菜々子ちゃんは布団を敷きに行きました。私は叔父を背負って寝室に連れて行きました。
-自室-
雨の音が聞こえます。…そろそろ0時ですね。
“雨の日の夜にテレビを見つめると運命の相手が映る”
…千枝さんの話は本当なのでしょうか。
カチ、カチ、カチ、カチ、カチ、カチ
…部屋の時計が0時をさしても何も映りません。
文香「…どうやら噂話のようですね…」
私は布団に向かおうとしました。…その時!
ピチュンッ!
文香「!?」
何かの音がしたので振り返ると、テレビがひとりでに付いていました!何か映っているようですがノイズがひどくてよく見えません。すると!
?<我は汝…汝は我…>
文香「う、あぁッ!あ、頭…が痛いですッ!」
何処からか女の人の声が頭の中に響きました。すると突然頭が痛くなりました。今にも割れそうです!
?<汝、扉を開く者よ…>
文香「…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…やっと…治りました」
一体何だったんでしょう、…あの声。
文香「…!テレビは!…何も映ってない…ですね」
何だったんでしょう、でも少し映っていたところを思い出していると。
逃げている?追われている?ような感じでしたね。
文香「一体…何に追われていたのでしょうか」
私はそう呟きながらテレビの画面を触りました、すると。
文香「!画面に…手が…入る!」
そう、画面の中に入れるようになっていたんです。私は恐る恐る手を突っ込んでみました。すると、誰が私の手を引っ張って中に引きずり込もうとしました!
文香「え?あぁぁ!」
私は右腕と身体がテレビの中に引き込まれている状態でした。
文香「は、離してください!」
私は残っている左手を壁に付けて前に押し出しました。すると身体は画面から抜けることができました。
文香「……何だったんですか…今の…」
私は頭の中が混乱状態でした。すると。
菜々子「大丈夫?」
菜々子ちゃんの声が聞こえました。すると混乱状態にあった頭が冷静さを取り戻しました。
文香「菜々子ちゃん…ごめんなさい。起こしてしまいましたか?」
菜々子「すごい音したから。…おやすみなさい」
文香「はい…おやすみなさい菜々子ちゃん」
そう言って菜々子ちゃんは部屋に戻りました。
…今日起こったことを明日皆に話してみましょう。
つづく。
はい第4話でした。いかがだったでしょうか。
クマが出るといったな、あれは嘘だ。今回文が長かったので次回に回します申し訳ございません。楽しんでもらえれば嬉しいです。
次回、第5話-霧-
?「次こそ出るクマ!」