ペルソナ4ザ・ゴールデン〜Bright Blue〜 作:(o▽n)文也P
文香「1話以降から投稿が遅れたのは私の責任です、だが私は謝りません。」
雪子「フミカァ!」
キャベツ「いい台詞だ、感動的だな。だか無意味だ。」
バキッ
陽介「ウゲェ」
千枝「ファナムラ!」
それではどうぞ。
-4/12-
……何だか悪夢を見ていたような気がします、汗もかいていますし、何だったのでしょう。……考えていても仕方ありません、今日から学校ですし居間に向かいましょう。
-居間-
居間に向かうと菜々子ちゃんが起きていました。
菜々子「おはよ」
文香「おはようございます…菜々子ちゃん」
私と菜々子ちゃんは椅子に座りました。
菜々子「よしっと。じゃ、いただきまーす」
文香「朝ごはんは…菜々子ちゃんが作ったのですか?」
菜々子「朝はパンをやいて…あと、メダマやき。夜はかってくるの。お父さんつくれないから。」
文香「そうなの…ですか」
どうやら菜々子ちゃんが食事係のようですね、小さいのに立派ですね。
文香「では…いただきます。モキュモキュ…美味しいですね♪」
菜々子「えへへ(照)」
菜々子ちゃんが頬赤く染めながら微笑んでくれました。
菜々子「今日から学校でしょ?とちゅうまで、おんなじ道だから…いっしょに行こ♪」
菜々子ちゃんはどこかソワソワしていました。
文香「そうですね…一緒に行きましょう」
菜々子「ほんと?やったー♪」
菜々子ちゃんは喜んでました。可愛いですね❤︎朝ごはんを終えた後私は菜々子ちゃんと共に学校に向かいました。
-鮫川付近-
昨日の天気予報で雨が降ると言っていたので外に出て見ると雨が降っていました。私はお気に入りのヘアーバンドを着け、読み途中の本にカバーを付けて、傘を持ち菜々子の元に向かい途中の道まで一緒に歩きました。
菜々子「あと、この道、まっすぐだから。」
文香「はい、ありがとうございます…菜々子ちゃん」
菜々子「うん(照)わたしこっちの道だから、じゃーねー」
菜々子ちゃんが手を振って学校に向かいました。私も菜々子ちゃんが見えなくなるまで手を振ってから学校に向かいました。
-通学路-
菜々子ちゃんと別れて通学路を歩いていると。
?「よっ…とっ…とっとぉ…」
一人の男子生徒が自転車に乗って登校していました、壊れかけの。
?「うわっ!」
男子生徒は電信柱にどーん!と激突してしまいました。
?「う…おごごげご…」
とても痛そうだと思いました。声を掛け……そっとしておきましょう。
-八十神高校-
学校に到着しました。この先、どんな高校生活が待っているのでしょう。少し不安です。
-教室-
「ついてねぇよな〜、このクラスって担任諸岡だろ?」
「モロキンな、1年間えんえん、あのクソ長い説教聞かされんのかよ」
「ところでさこの組、都会から転校生来るって話だよね。」
「え、本当!男子?女子?」
ざわざわ
肉大好き少女「都会から転校生って、前の花村みたいじゃん?…あれ?なに朝から死んでんの?」
陽介「や、ちょっと…頼むから放っといたげて」
肉大好き少女「?花村のやつ、どしたの?」
黒髪少女「さぁ?」
ガラガラ
モロキン「静かにしろー!今日から貴様らの担任になる諸岡だ!いいか、春だからって、恋愛だ、異性交遊だと浮ついてんじゃないぞ!わしの目が黒いうちは、貴様らには特に清く正しい学生生活を送ってもらうからな!」
うわー、マジカヨモロキンだよぉ。ヒソヒソ
モロキン「貴様ら静かにしろー!あーそれからね、不本意ながら転校生を紹介する。爛れた都会からへんぴな地方都市に飛ばされた哀れな奴だ、いわば落ち武者だ。わかるな?男子は間違っても色目など使わんように!では鷺沢文香、自己紹介しなさい。」
文香「…それは私に対しての…差別ですか?…本で調べた事があります。」
モロキン「なにぃ?」
オイオイモロキンに楯突くとか勇気あるなあの子…ざわざわ
文香「…私は別にそう言われても構いません…しかし…他人まで巻き込むのは…誰であろうと許せません。」
モロキン「貴様ぁ!」
文香「校長室に行っても…いいんですよ…私は。」
モロキン「!?わかった!ワシが言いすぎた!済まなかったな!」
文香「私も…すみません。空気を悪くしてしまいましたね。…以後気をつけますね」
私はつい我を忘れてしまいました。恥ずかしいです(泣)
文香「鷺沢文香…です。1年間という短い間ですが…よろしくお願いします」
パチパチと拍手が送られました、なんだか嬉しいですね。
モロキン「あー、鷺沢の席なんだが…」
肉大好き少女「センセー、転校生の席ここでいいですか?」
モロキン「そうか?じゃあ鷺沢の席はあそこだ。」
私は言われた席に座りました。
肉大好き少女「君怖いもの知らずだねービックリしたよ。」
隣の席の女子が小声で声を掛けてくれました。
文香「いえ、つい我を忘れて言ってしまったのです。すみません迷惑をおかけして」
肉大好き少女「いやいやかっこよかったよ君♪これから一年間よろしくね♪」
文香「はい、よろしくお願いしますね」
そう言って私達は握手を交わしました。するて周りがヒソヒソ声で話していました。
「かわいそ、転校生来てイキナリモロ組かよ」
「目ぇつけられると停学とからリアルにありえるからなぁ」
「まぁ私達も同じようなもんだしねぇ」
「でもさっきのやりとりかっこよかったなぁ」
「…漫画のネタになりそっスね」
?眼鏡に緑のジャージを来た女の子が何か言った気がします。気のせいでしょうか。
モロキン「静かにしろー!出席を取るぞ!」
新しい学校生活が始まりました。うまくやっていけるのでしょうか。
-放課後-
モロキン「では今日の所はこれまで。明日から通常授業が始まるからな。」
諸岡先生はそう言って授業を切り上げようとしたその時放送がながれました。
モロキン「うーむむ、いいか?指示があるまで教室を出るなよ!」
そう言って諸岡先生は職員室に向かいました。すると外からパトカーが走る音が聞こえました。
「なんか事件?すっげ近くねサイレン」
「クッソ、なんも見えね。なんだよこの霧!」
「最近雨降った後とかやけに出るよな」
ざわざわ
「マジかよ!」
するとさっきまで話していた男子が黒髪の女子生徒に声を掛けて来ました。
「あ、あのさ、天城。ちょっと聞きたい事があるんだけど…天城んちの旅館にさ、山野アナが泊まってるって、マジ?」
雪子「そういうの、答えられない」
「あ、ああ、そりゃそっか。」
そう言って男子はそそくさと逃げて行きました。
肉大好き少女「はー、もう何コレ。いつまでかかんのかな。」
雪子「さぁね」
肉大好き少女「放送なる前にソッコー帰ればよかった…ね、そう言えばさ、前に話したやつやってみた?ほら、雨の夜中に…ってやつ」
雪子「あ、ごめん、やってない。」
肉大好き少女「ハハ、いいって当然だし。けど隣の組の男子、“俺の運命の相手は山野アナだー!”とか叫んでたって。」
隣の女子生徒が天城さんという人と話してる途中、また放送が鳴りました。
「事件!」
「なになに、どういう事?」
「ね、見に行こうよ」
皆そう言って外に向かいました。私は本を読み終えたので帰る準備をしました。
文香「さて…帰りましょうか…」
肉大好き少女「あれ?一人で帰るの?」
隣の席の女の子が声を掛けて来ました。
文香「はい…そうですけど」
肉大好き少女「よかったら一緒に帰んない?あーあたし里中千枝ね。隣の席なのは知ってるでしょ?」
文香「はい…さっきはありがとうございます…里中さん。」
千枝「千枝でいいって、これからヨロシク!ふみふみ♪」
文香「…ふみふみ?」
千枝「文香だからふみふみ♪あ、いやだった?」
文香「いえ…そういう風にアダ名をつけられるの初めてでして。少し嬉しいですね。よろしくお願いします千枝さん♪」
千枝「うん!で、こっちが天城雪子ね」
雪子「あ、初めましてよろしくね」
文香「はい…よろしくお願いします…天城さん」
雪子「雪子でいいよ、私も文香ちゃんって呼ぶから」
文香「はい…雪子さん」
雪子「なんか、急でごめんね…」
千枝「のぁ、謝んないでよ。あたし失礼な人みたいじゃん、ちょっと話を聞きたいなーってそれだけだってば。」
知り合った二人と話していると。
陽介「あ、えーと、里中…さん。これ、スゲー面白かったです。技の繰り出しが流石の本場つーか…申し訳ない!事故なんだ!バイト代入るまで待って!じゃ!」
千枝「待てコラ!貸したDVDに何した!」
すると千枝さんは今朝出会った男子に向けてカンフーキックをお見舞いしました。とても綺麗な蹴りでした。
陽介「どわっ!」
パカっ
千枝「なんで!?信じられない!ヒビ入ってんじゃん…あたしの成龍伝説がぁぁぁ!」
陽介「い、痛てぇ、右足が」
雪子「だ、大丈夫?」
陽介「ああ、天城…心配してくれてんのか…」
千枝「いいよ、雪子。花村なんか、掘っていて帰ろ。ふみふみも」
かなり痛そうですね…確かポケットに。
文香「あの…花村…さんでしたよね?これ…よかったら水に濡らして足に被せてください。後治療方法が書いてある本も…どうぞ」
そう言って私はハンカチと治療用の小さい本を花村さんに渡しました。
陽介「悪ぃ、ありがとな転校生」
文香「いえ…それでは」
私は花村さんにそう言って教室をでました。
-八十神高校、正門-
千枝「へぇ、ふみふみ趣味読書と栞作りなんだ」
文香「はい…本を読むと心が落ち着きますし、栞作りも…始めたら楽しくなってきてしまいました…」
雪子「そうなんだ」
千枝「ふみふみ、よかったら今度なんか本貸してくれない?なんか読みたくなっちゃった」
雪子「私もおねがいしていいかな?」
文香「はい…本を好きになって貰えれば私は嬉しいです♪」
楽しく下校をしていますと。そこに他校の生徒でしょうか?男の人が雪子さんに近づいて来ました。
他校の男子生徒「き、キミさ、ゆ、雪子だよね。こ、これからどっか、遊びに行かない?」
雪子「え…だ、誰?」
雪子さんが震えてます。
文香「あの…なんですか?雪子さん…怖がってます」
私も震えながら言いました。
他校の男子生徒「チッ。雪子行くの行かないのどっち!」
雪子「い、行かない…」
他校の男子生徒「な、ならいい!」
他校の男子生徒は怒るなり走って行きました。なんだったんでしょうか。」
雪子「あ、あの人、何の用だったんだろう?」
千枝「何の用って…デートのお誘いでしょ、どう見たって」
雪子「え、そうなの?」
千枝「そうなのって…あーあ。まぁけどあれは無いよねー。いきなり“雪子”って怖すぎ。ねっふみふみ」
文香「そうですね…確かに怖いです(涙)」
千枝「ハハ…よしよし(ナデナデ)」
泣きそうな私をナデナデしてくれました。
雪子「文香ちゃんありがとうね、助けてくれて」
文香「いえ…怖かったですけど。人が嫌がってるのを放って置けない性格なだけです…でもありがとうございます…雪子さん♪」
雪子さんは微笑んでくれました。少し安心しまいました。
陽介「よう天城、また悩める男子をフったのか?全く罪作りだな…俺も去年バッサリ切られたもんな」
雪子「別にそんなことしてないよ?」
陽介「え、マジで?じゃあ今度一緒にどっか出かける!?」
雪子「…それは嫌だけど。」
陽介「僅かでも期待したオレがバカだったよ…」
文香「花村さん…足…もう大丈夫なんですか?」
陽介「おう!少しは楽になったぜ、ありがとな転校生♪ハンカチ洗って本と一緒に明日返すから」
文香「そうですか…お役に立てて…よかったです。」
陽介「つーかお前ら、あんま転校生イジメんなよー」
千枝「話聞くだけだってば!」
雪子「あ、あのごめんね文香ちゃん、いきなり」
文香「いえ…大丈夫ですよ…雪子さん」
千枝「てかふみふみ、花村のやつになんかしたっけ?」
文香「花村さん…あまりにも痛がってたので…ほっとけなくて。少しでも痛みを抑えるために…ハンカチと治療用の小さい本を貸しただけですよ…」
千枝「ふみふみは優しいなぁ(ナデナデ)花村の奴ちゃんと感謝しろよぉ」
雪子「じゃあもう行こう」
-商店街通り-
千枝「そっか、親の仕事の都合なんだ。もっとシンドイ理由かと思っちゃった、はは。ここなーんもないでしょ?」
文香「でも私は…とても過ごしやすい場所だと思います…」
千枝「そこがいいトコでもあるんだけど、余所の人に言えるようなモンは全然…あ、八十神山から採れる…染め物とか焼き物とかちょっと有名かな?ああ、後雪子んちのの天城屋旅館は普通に自慢の名所!」
雪子「え、別に…ただ古いだけだよ」
千枝「隠れ屋温泉とかって雑誌にもよく乗ってんじゃん。この町で一番立派な老舗旅館でね、雪子はそこの次期女将なんだ。雪子んち目当ての観光客とかも来るしこの町それで保ってるよね、実際。」
雪子「…そんなことないけど」
雪子さんはなんだかばつが悪そうです。
千枝「あれ?なんだろ」
なにか騒いでいる声が聞こえます。行って見ましょう。
「でね、その高校生の子ちょうど早退したんですって。」
「まさか、アンテナに引っかかってるなんて思わないわよねぇ」
「怖いわねぇ、こんなところで“死体”だなんて」
!?今私達はとんでもない言葉を聞いてしまいました。
千枝「え…今なんて?死体!?」
私達が動揺してるとそこには叔父がいました。
堂島「文香、ここで何してる」
文香「今…帰宅中…です」
私は叔父にそう伝えました。
堂島「あぁ、そうだったな。悪かったな変な事聞いちまって。ったくあの校長…ここは通すなって言っただろうが…」
叔父は私に謝るなりブツブツと何かを呟いていました。
千枝「知り合い?」
文香「私の…叔父です…今は家族です」
堂島「こいつの保護者の堂島だ。まぁその…仲良くしてやってくれ。とにかく三人とも今日は早く帰れ」
そう言うと叔父の後ろから若い男性が走ってきました。
キャベツ「うっ…うええぇぇぇ…」
堂島「足立!おめえはいつまで新米気分だ!今すぐ本庁帰るか?あぁ!?」
足立「す、すみませ…うっぷ」
堂島「たぁく…顔洗ってこい。すぐ地取り出るぞ!」
そう言って叔父と足立さんと呼ばれる若い男性は行ってしまいました。
千枝「さっきの校内放送ってこれの事…?」
雪子「アンテナに引っ掛かってたって…どう言う事なんだろう」
千枝「ねぇ雪子さ、ジュネス寄って帰んのまたにしよっか…」
雪子「うん…」
千枝「じゃあ私達ここでね。明日から頑張ろ、ふみふみ♪」
雪子「じゃあまた明日ね、文香ちゃん」
文香「はい…また明日。千枝さん、雪子さん
別れを言うと二人は行ってしまいました。今日はまっすぐ帰りましょう。
-夜-
私は菜々子ちゃんとお料理をしました。今日は菜々子ちゃんの大好きなオムライスにしました。菜々子ちゃんは。
菜々子「美味しいね♪」
と言ってくれました。私も嬉しいです♪
その後私は菜々子ちゃんと一緒にテレビを見ていました。
菜々子「お父さん、今日も帰ってこないのかな…」
菜々子ちゃんは寂しそうにしていました。するとニュースが流れました、どうやら下校時に起きた事件のようです。被害者は山野アナのようでした。
菜々子「いなばけーさつ!お父さんのはたらいてるとこだ!……。」
菜々子ちゃんは寂しそうな顔をしています。
文香「菜々子ちゃん…お父さんがいなくて…寂しいですか?」
菜々子「…ううん。おシゴトだから、しかたないよ。」
菜々子ちゃんは寂しいそうな顔でそう言いました。とてもかわいそうです。
ニュースの内容をまとめてみますと。通学路の近くで地元テレビ局の女子アナの遺体が見つかったようですね。山野真由美さん…つい先日同じ議員秘書の男子との不倫そうどうが報じられたばかりの筈ですね。
菜々子「やねの上で見つかったの?なんか、こわいね」
菜々子ちゃんが震えてますね、無理もありません。するとテレビが。
菜々子「あ!ジュネスだ♪」
ジュネスのCMのようですね。菜々子ちゃんが明るくなりました。
ジュネス「ジュネスは毎日がお客様感謝デー!来て!見て!触れてください!エヴリディ・ヤングライフ!ジュネス!」
菜々子「エヴリディ・ヤングライフ!ジュネス!」
菜々子ちゃんは歌うなり私を見ています。なんだか何かを期待する目で私を見ていますね…
文香「菜々子ちゃん…歌とても似てますね…」
菜々子「でしょ?クラスで一番、うまいんだ!」
菜々子ちゃんは喜びました。どうやら怖い話は忘れたようですね。そして繰り返し口ずさんでいました。その声を聞いていると、私も天使の翼が生えそうです♪
つづく。
はい、いかがだったでしょうか。第3話
今回少し長めに書きました、腕が痛い。
ついに被害が現れましたね。これから文香たちの運命はいかに。
これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。
次回第4話-マヨナカテレビ-
文香「右手…スプーンをお持ちください…ではいきます。マッガーレ!」
グニャリ
陽・千・雪「スゴッ!」
?「次回は出番クマ!」