ペルソナ4ザ・ゴールデン〜Bright Blue〜   作:(o▽n)文也P

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それでは1話始めます。


1話-八十稲羽-

4月11日電車内

私はまた引越しをすることになりました。親が海外に転勤することになったので、私は母の弟である叔父の家にお世話になる事になりました。

これで引越しも何度目になるのでしょう。

 

一昨日

教師「あー、皆もう知ってるようだが、3月いっぱいで鷺沢が転校する事になった。」

学生「えーマジで!知らなかったわー」「聞いてないんだけど」

 

ざわざわざわざわざわざわ

 

文香「…」

教師「こら、聞けお前ら!話し終わってないぞ。」

 

現在

私は新しい街でやっていけるのでしょうか。少し不安です。

…考えても仕方がありませんね。本でも読みながら落ち着くとしましょう。

そういえば叔父さんからメールが来ていましたね。

私は鞄から携帯を取り出し叔父から来たメールの内容を確認しました。

 

[駅まで迎えに行く。

八十稲羽駅

改札口に16時。]

 

メールの内容を確認した所で乗換え駅に到着しました、降りましょう。

 

堂島家

菜々子「そろそろ出る?」

堂島「あぁ、そうだな」

堂島はそう言って新聞を閉じ、タバコを消した。

そして菜々子を連れて車に乗った。姪を迎えに行くために。

 

電車内

私は電車の窓から外の景色を覗きました、周りは緑一面です。

空気もよく読書にはとても良い場所だと思いました。

そして電車がトンネル内を通過しました、その時…

 

“キーン”

 

突然頭の中で何かが過ぎるような違和感を覚えました。しかし周りを見ても何も変わった様子もありませんでした、気のせいだったのでしょうか?

そうしている内に目的の駅に着きました。さぁ、行きましょう。

 

八十稲羽駅

文香「ここが…八十稲羽ですか。」

堂島「おーい。こっちだ。」

すると写真で見た叔父が手を振っていました。叔父の元へ行きましょう。

堂島「おう、写真より美人だな」

叔父はそう言って握手をして来ました。少し照れてしまいますね。

堂島「ようこそ稲羽市へ。お前を預かる事になる堂島遼太郎だ。ええと、お前のお袋さんの、弟だ。一応、挨拶しておかなきゃな」

文香「はじめまして、鷺沢…文香と申します。この一年…よろしくお願いします」

堂島「まぁそんなに律儀にならなくてもいい、これからは家族になるんだからな」

文香「そうでしょうか?…すみません…癖のようなものなので」

堂島「しっかし、大きくなったなー。ちょっと前までオムツしてたと思ったが…」

叔父が私にあったのはまだ私が赤ちゃんの頃だったそうです。少し恥ずかしいですね。

堂島「こっちは娘の菜々子だ。ほれ、挨拶しろ」

菜々子「…。…にちは」

菜々子ちゃんは顔を赤くして小さな声で挨拶をしてくれました。

文香「こんにちは。これから…よろしくね」

菜々子「…///」

菜々子ちゃんに挨拶を返すと顔を赤くして叔父の後ろに隠れました。可愛いですね。

堂島「はは、こいつ、照れてんのか?」

菜々子「…♯」

バシッ!

叔父がそう言うと菜々子ちゃんが怒って叔父の背中を叩きました。

堂島「いてっ、はは。」

菜々子「ムスー」

堂島「それじゃあ行くか。車、こっちだ」

そう言って叔父と菜々子ちゃんと共に車に向かった。すると

?「ねぇ」

振り向くと私と同い年くらいの女性が声をかけて来ました。

?「落ちたよ、これ」

そういってなにかの紙を渡してきました。

文香「あの、その紙…私のじゃありませんよ?」

?「でも貴方の鞄から落ちたよ?」

文香「そうでしたか…ありがとうございます」

?「別にいい。拾っただけだから」

その紙は念のため用意しておいた、堂島家の連絡先が書かれたメモでした。

?「…」

すると彼女は黙って行ってしまいました。なんだか不思議な子だなと思いました。

堂島「おーい、どうした?」

文香「ごめんなさい…、今行きますね」

そう言って叔父の車で家へ向かう事になりました。

 

つづく




第1話いかがでしたでしょうか。
個人的にペルソナ4で好きなキャラは直斗ですね。いい子ですよあの娘は。
少しでも読んでくれたら嬉しいですね。
感想もよかったらお願いします。
次回第2話「新たな居場所」文香が飲む堂島家のコーヒーは甘い。

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