ペルソナ4ザ・ゴールデン〜Bright Blue〜 作:(o▽n)文也P
文香「新しい武器どうですか?陽介さん。」
陽介「レンチなのツッコマねぇけど威力あるからいいな!」
文香「マラカスも一応買ってみましたよ?」
陽介「マジで⁉︎俺サンバ大好きうーマンボ!」
サンバ師匠「…………」
文香「何気ない一言がサンバ師匠を傷つけました。」
千枝「ナニコレ?」
本編スタート‼︎
私達はフードコートに集まりました。陽介さんが千枝さんを置いていこうとすると千枝さんは絶対行くと拒みました。
文香「それでは行きましょう…」
陽、千「おう!(うん!)」
そしてジュネスからエントランスに向かいました。
-エントランス-
エントランスに着くとクマさんが居ました。
千枝「わ、本当にあん時のクマ…」
文香「クマさん、こんにちは…」
陽介「何やってんだ、お前?」
クマ「見て分からんクマか?色々考え事してるクマ。」
聞いてみるとやはり自分自身の事を考えていた様です。
千枝「それよか、昨日ここに誰か来たでしょ?」
クマ「なんと!クマより鼻が利く子がいるクマ⁉︎お名前、何クマ?」
千枝「お、お名前?千枝だけど…それはいいから、その誰かの事教えてよ!」
千枝さんは自己紹介も済みクマさんに聞きました。
クマ「確かに昨日センセイ達とお話したちょっと後くらいから、誰か居る感じがしてるクマ。」
陽介「天城なのか?」
クマ「クマは見てないから分からないけど、気配は向こうの方からするクマ。多分あっちクマ!」
クマさんはそう言うと気配がする方向に手を指しました。
千枝「あっちか…皆準備はいい?」
陽介「お、おう!」
文香「では…行きましょう!」
クマ「皆待つクマ〜」
そして私達は気配がする方向に向かいました。
-雪子姫の城-
目的地に着くとそこには大きなお城が建ってました。
文香「ここは…お城でしょうか?」
千枝「もしかして、昨日の番組に映ってたのここなのかな?」
陽介「あの真夜中の不思議な番組、本当に誰かが取ってんじゃないんだな?」
クマ「バングミっての分からんけど何かの原因でこの世界の中が見えちゃってるのかも知れないクマ」
文香「それに…前にクマさんがここは自分とシャドウしかいないと言う話をしましたよね…?多分初めからここはこう言う世界だったのでしょう…。」
私は陽介さんにそう伝えました。
陽介「まぁわかるような、わからないような。」
千枝「て言うか、本当にただこの世界が見えてるだけなの?そもそも雪子が最初に例のテレビに映ったの居なくなる前だよ?おかしくない?」
文香「まさか雪子さんの口から逆ナンと言う言葉が出るとは…」
あれは少々びっくりしました。
クマ「逆ナン?」
陽介「俺もビックリしたぜ。確かに普段の天城なら絶対言わないよな、あんな事…⁉︎」
文香「陽介さん…どうかしましたか?」
陽介「もしかして前に俺に起こった事と関係があんのか?」
私達は頭の中を回転しました。
クマ「まだ色々と分からないけど、センセイ達の話を聞く限りだと…そのバングミっての、その子自身に原因があって生み出されてる…って気がするクマ」
文香「雪子さん自身が…あの映像を生み出してる?」
千枝「ねぇ、雪子この城の中にいるの?」
クマ「聞いてる限り、間違いないクマね。あ、でさ、逆ナンって…」
千枝「ここに雪子が…あたし、先行くから‼︎」
そう言って、千枝さんは一人で突っ走っていきました!
文香「千枝さん⁉︎1人じゃダメです‼︎」
陽介「あーったく‼︎俺らも行くぜ‼︎」
クマ「クマも行くクマ‼︎」
私達は千枝さんの後を追いかけました。
-雪子姫の城 ダンジョン内-
私達は一人で走って行った千枝さんを探してます。
文香「クマさん…千枝さんの気配わかりますか?」
クマ「まだそんなに遠く行ってないクマ。」
陽介「あいつ、1人で先走りやがって…くそっ行くぞ、文香!」
文香「はい!」
クマ「ちょっと待つクマ‼︎」
陽介「なんだよこんな時に!」
クマ「センセイ達が来てからシャドウが凶暴になってきてるクマ!きっとセンセイ達を見つけると襲ってくるクマ!」
陽介「そんな大事なことは早く言えっての‼︎」
文香「陽介さん…先程渡したクナイは持ってますか?」
陽介「あぁ。ちゃんと持ってるぜ!」
そう言って陽介さんはクナイを見せました。
文香「それでは…千枝さんを追いかけましょう!」
陽介「おう!」
そう言って千枝さんを追いかけようとした時。
クマ「前方にシャドウがいるクマ!」
目の前にシャドウが道を押さえてました。
文香「陽介さん、準備は大丈夫ですか…?」
陽介「おう!準備OKだぜ!」
文香「行きます‼︎」
私達はシャドウに攻撃を仕掛けました。
クマ「敵は2体クマ!」
文香「…イザナギ‼︎ジオ‼︎」
私はイザナギを召喚ましシャドウに向かって電撃魔法を浴びせました。しかし
文香「⁉︎効いてません!」
クマ「このシャドウ達、電撃耐性を持ってるクマ!疾風が弱点みたいだクマ‼︎」
文香「あわわ…不味いです…」
私が慌てていると陽介さんが私の肩に手を置き。
陽介「大丈夫だ文香。もう、1人で戦わなくていいんだぜ!」
そう言って私の前に立ち目を瞑り、ジャンプしました。
陽介「来い!ジライヤ‼︎」
そしてクナイでペルソナカードを割りその中から愛らしい蛙の様な頭と姿は忍者の様なペルソナ、ジライヤが召喚されました!
陽介「行くぜジライヤ!ガル‼︎」
するとジライヤは疾風魔法を発動しシャドウに攻撃しました、弱点なのでシャドウは気絶してしまいました。
クマ「シャドウが気絶してるクマ!今がチャンスクマ!」
陽介「今のうちに倒しちまおうぜ、文香‼︎」
文香「はい!行きます‼︎」
そう言って私と陽介さんは武器を持ちシャドウに向かってラッシュを掛けました!そしてシャドウは消滅したようです。
陽介「やったな文香!」
文香「はい…私達やりました…」
クマ「センセイも陽介もナイスクマ!」
すると目の前に6枚のタロットカードが現れました。どうやら陽介さんやクマさんには見えてない様です。そういえばイゴールさんが言ってた事はこの事でしたか…私はタロットカードを引きました。するとそのカードから妖精が現れました。
ピクシー<私はピクシーよ、これから宜しくね♪>
そしてピクシーは私の中に入ってきました。
文香「これが…ワイルドの力。」
クマ「センセイ?どうしたクマ?」
文香「あ、すみません…ちょっと疲れてしまって(汗)」
陽介「確かにペルソナ使うの結構体力つかうな(汗)」
文香「戻ったら体力つけませんと…千枝さんを追いかけましょう!〕
陽介「おう!行こうぜ!」
そう言って私達は千枝さんを追いかけました。
-雪子姫の城 中央広間-
私達は何とか千枝さんを見つける事ができました。
文香「千枝さん!無事でしたか…」
しかし千枝さんから返事が聞こえませんでした。
陽介「おい、里中?」
陽介さんが千枝さんの肩を叩こうとしたそのとき。
雪子<赤が似合うって…>
陽介「天城⁉︎」
どこからか雪子さんの声が聞こえました。
雪子<私、雪子って名前が嫌いだった…雪なんて、冷たくて、すぐ溶けちゃう…儚くて、意味のないもの…でも私にはピッタリよね…旅館の後継ぎって以外に価値の無い私には…だけど、千枝だけが言ってくれた。雪子には赤が似合うって。>
文香「これは…雪子さんの心の声でしょうか?」
陽介「確か、小西先輩の時も聞こえた…」
クマ「そして多分、この場所はユキコって人の影響でこんな風になったクマ。」
私達は前の経験で得た知識で認識しました。
千枝「雪子…」
雪子<千枝だけが…私に意味をくれた…千枝は明るくて強くて、何でも出来て…私に無いものを全部持ってる…私なんて…私なんて、千枝に比べたら…>
千枝「雪子…それは…」
千枝さんは悲しそうな声でつぶやきました。
雪子<千枝は…私を守ってくれる…何の価値も無い私を…私…そんな資格なんて無いのに…優しい千枝…>
千枝「雪子、あ、あたし…」
千枝さんが何か言おうとしたその時。
?「優しい千枝…だってさ。笑える。」
全員「⁉︎」
振り返るとそこには千枝さんそっくりの人物が現れました!
陽介「あれってまさか⁉︎」
文香「前の陽介さんと同じ…!」
クマ「抑圧された内面、それが制御を失ってシャドウが出たクマ‼︎」
前の時の陽介さんと同じ様に千枝さんのシャドウが現れました!
影千枝「雪子が、あの雪子が⁉︎あたしに守られてるって⁉︎自分には何の価値も無いってさ!ふ、ふふ、うふふ…そうでなくちゃねぇ?」
影千枝さんは千枝さんにそう言いました。
千枝「アンタ、な、何言ってんの?」
千枝さんはシャドウに聞きました。
影千枝「雪子ってば美人で、色白で、女らしくて…男子なんかいっつもチヤホヤしてる。その雪子が、時々あたしを卑屈な目で見てくる…それが、たまんなく嬉しかった。そうよ、雪子なんて、本当はあたしが居なきゃ何も出来ない…あたしの方が…あたしの方が…あたしの方が!ずっと上じゃない‼︎」
影千枝さんは千枝さん向かってそう言い放ちました。
文香「やっぱりおかしいです…何かの干渉を受けてるような」
私は影千枝さんの言葉に違和感を感じました。
千枝「違う!あ、あたし、そんな事…」
千枝さんは戸惑いました。
陽介「おい、ど、どうすりゃいいんた?」
文香「今は…千枝さんを守るのが優先です!」
私達は千枝さんに近づきました、しかし。
千枝「や…やだ、来ないで!見ないでぇ!」
千枝さんは私達が来る事を拒みました。
陽介「里中!落ち着け!」
影千枝「フフ…そうだよねぇ。1人じゃ何にも出来ないのは、本当はあたし…人としても、女としても、本当は勝ててない、どうしょうもない、あたし…でもあたしは、あの雪子に頼られてるの…フフ、だから雪子はトモダチ…手放せない…雪子が大事…」
千枝「そんなっ…あたしは、ちゃんと、雪子を…」
千枝さんは頭を抱えました。
影千枝「うふふ…今まで通り、見ないフリであたしを抑えつけるんだ?けど、ここでは違うよ。いずれその時が来たら、残るの…はあたし。いいよね?あたしも、アンタなんだから‼︎」
そう煽る様に千枝さんに言い放ちました。
千枝「黙れ‼︎アンタなんか…」
文香「ダメです千枝さん!それ以上言っちゃダメ!」
陽介「やめろ‼︎里中‼︎」
私達は千枝さんを宥めようとしましたしかし遂に…
千枝「アンタなんか、あたしじゃない‼︎」
千枝さんは言ってしまいました、すると影千枝さんの周りから黒いモヤモヤが集まってきました。
影千枝「うふふ、うふ、ふ、きゃーっはっはっは‼︎」
千枝「うぁっ!」
影千枝さんの衝撃波で千枝さんが吹き飛ばされました!私は千枝さんを抱きしめました。
文、陽「千枝さん‼︎(里中‼︎)」
思ったより外傷もなく気絶してるだけでした。
クマ「センセイ!陽介!あれ見るクマ‼︎」
クマさんの声で振り向くとそこには女子を椅子にし足にはハイヒールを履き、手には鞭と鎖を持ち顔に謎のマスクを被り、髪の先には包丁の様な剣先が何本も生えた様な大型シャドウが現れました‼︎
影千枝「我は影…真なる我…」
文香「わるいですが…倒させていただきます!」
影千枝「なにアンタら?ホンモノさんを庇い立てする気?だったら、痛い目見てもらっちゃうよ‼︎」
陽介「うるせえ!大人しくしやがれ!里中…ちっとの辛抱だからな。」
影千枝「さぁて、そんな簡単に行くかしら⁉︎アンタらまとめて踏み潰してあげる‼︎」
そう言って影千枝さんは襲いかかってきました!
文香「私達は…負けません!行きましょう、陽介さん‼︎」
陽介「おう!俺達の力見せてやろうぜ‼︎」
そして私達は影千枝さんに攻撃を仕掛けました!
つづく
はい、11話でした。あれから色々ありP5R、P5Sをやったり、文香の為に選挙券集めたり色々しながら案を浮かべてました。後自分探しの旅もしました。良ければ感想もください、よろしくon願いしますm(o▽n)mそれではまた次回。
次回-一面-
文香「あれが千枝さんの全てじゃありませんよ…」
千枝「さっきのが雪子の本心なら、あたし、伝えなきゃいけない事がある。」
今回こそ文香をシンデレラガールズに…