ペルソナ4ザ・ゴールデン〜Bright Blue〜   作:(o▽n)文也P

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お待たせしました。やっと完成しました。なんとか速めのペースでやっていきたいと思います。第10時です。

陽介「何読んでんだ?文香」
文香「特撮関連の本ですよ…」
陽介「へー…なぁもしかして次のネタないとか、」
文香「文香流Vスラッシュ!」
陽介「タコス!」ボッカ〜ン‼︎

それではどうぞ。


10話-失踪-

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私は目を覚まし支度を済ませ、リビングに向かいました。

菜々子「あ、おはよ。」

文香「おはようございます…菜々子ちゃん。早起きですね。」

菜々子ちゃんが先に下にいました。

菜々子「お父さん、早起きだったからいっしょにおきた。帰り、遅いって」

菜々子ちゃんが私にそう伝えました。

文香(出かけてしまうと菜々子ちゃんが一人きりで留守番になってしまいますね…)

私がそう考えていると。

菜々子「出かけるの?」

文香「!…あの…その…」

菜々子「るすばん、できるから。あ!せんたくもの、ほそっと」

菜々子ちゃんはそう言いました。

文香「では、行ってきます…」

菜々子「いってらっしゃーい」

私は菜々子ちゃんに見送られながら出かけました。

 

<ジュネス屋上>

私は屋上で陽介さんを待っていました。

陽介「悪い悪い!お待たせ!」

陽介さんが走ってきました。

文香「何かあったんですか?」

陽介「いや、バックヤードからいーもの見つけてきたから。」

陽介さんは後ろから何かを出しました。

陽介「見てみ、どーすかこれ!」

文香「模造刀…でしょうか?」

陽介「いくらペルソナあるからってゴルフクラブじゃ心許ないからな。お前、どっちがいい?」

文香「え…?」

陽介さんが持っている模造刀は侍が持つような刀と忍者が持つような小刀でした。

文香「…それでは長刀を」

陽介「おっと、わかってんじゃん。これ、ジュネスオリジナルブランド!」

ジュネスってなんでもあるのですね。

陽介「あ、意外に両刀ってありかもな。」

そう言い陽介さんは模造刀で切る真似をしました。

文香「あの…模造刀とはいえあまり振り回すと危ないですよ」

警官「君達、なにやってるんだ!」

声が聞こえる方を見るとそこに警官がやって来ました。

陽介「あ、これは偽物でして、切ろうとかそんなんではぁ」

警官「とにかく詳しい話は署で聞く。それを床に置きなさい。」

文香「あ、あの…これは」

警官「な、な、なんだ、このヤロー!やろうっちゅうの⁉︎」

文香「あ、あわわわ…」

私達は警察に連行されることになってしまいました。

 

<稲羽署>

堂島「お前…こういうバカをするタイプには見えなかったがな」

文香「はい…ごめんなさい」

私は叔父に謝りました。

堂島「ったく…俺が偶然いなきゃ、補導歴がついてたとこだ。」

陽介「すいませんした…」

陽介さんも謝りました。模造刀も没取されました。

<え、じゃ、居なくなったのって、天城屋の…>

文香、陽介「!」

私と陽介さんは今の話を聞き顔を見合わせました。

陽介「今の…やっぱり」

文香「はい。天城屋といってました…」

堂島「ん?やっぱり?」

陽介「あ、いや、なんでもないデス」

堂島「そうか。もうこれっきりにしろよ。…じゃ、帰ってよし」

そう言って叔父は仕事場に戻りました。そして私達はジュネスに戻ろうとすると誰かが私達にぶつかって来ました。

若い刑事「おっとー…ゴメンね」

ぶつかってしまった刑事さんが謝りました。

若い刑事「あれ?キミ、もしかして、堂島さんトコの?」

文香「はい…そうですけど」

陽介「あのっ!ちっと、訊いてもいいですか?」

すると陽介さんは刑事さんに先ほど聞いた話を伝えました。

若い刑事「え、あ、うーんとね…言っていいのかなぁ?まぁ天城さんと友達なら…特別だよ?」

刑事さんの話によると、雪子さんは昨日の夕方から急に姿が見えなくなったとご家族から連絡があったそうです。

若い刑事「あっ、でもまだ事件って決まったわけじゃないから!…ただ失踪した人が霧の日に…なんてのが続いてるから、署内も過敏になってて」

文香「そうですか…」

若い刑事「あ!君達、何か聞いてない?例えば辛そうだったりとか」

陽介「え…辛そう?」

若い刑事「ほら、1件目の殺人の前、例の山野アナが天城屋に泊まっててさ。山野アナ、接客態度の事で女将さんに酷い言葉浴びせたみたいなんだよね。で、女将さんがストレスで倒れちゃって。ほら、天城さん、女将さんの娘なわけだし、まぁその…色々思うじゃない?」

文香、陽介「?」

若い刑事「天城さん、家出とかホノめかしたりしてなかった?じゃないと、何か都合悪いことがあって隠れてるとか言ってる奴もいてさ…」

そう刑事さんと話していると…

堂島「足立、部外者と立ち話してんな‼︎…コーヒーまだかよ!」

足立「す、すんません!今、行きます!」

そう言って足立さんと呼ばれた刑事さんは行ってしまいました。

陽介「なぁ…さっきの刑事、まさか天城のこと…」

千枝「あ!いた!」

すると後ろから千枝さんがやって来ました。

千枝「ちょっとなにやってんの⁉︎すっごい探したんだから!」

文香「少し誤解されてしまいまして…すみません」

陽介「悪かったよ。あとで話すから。それより天城だよ!」

千枝「え、もう知ってんの⁉︎」

文香「はい…」

千枝「携帯何度もかけても連絡つかなくて、家行ってみたら、雪子ホントに居なくなっちゃってて!」

陽介「これは…行くしかないな」

文香「はい…、それより、警察が妙なこと言ってました。雪子さんが都合の悪い事があって隠れてるとか雪子さんのお母さん、山野アナにイビられて倒れたらしいです。動機があって、しかもモメた直前に山野アナは亡くなってしまいました…」

千枝「なによそれ⁉︎雪子が犯人って流れ⁉︎んな訳ないじゃん‼︎」

陽介「里中!文香を責めんなよ!」

千枝「!…ゴメンふみふみ。あたし…」

文香「大丈夫ですよ…一番酷い目にあっているのは雪子さんの方なのに…」

私達は沈黙してしまいました。

文香「…まずは落ち着きましょう」

私は陽介さんと千枝さんの手を握り言いました。

千枝「…そうだよね、でもどうしたらいいの?」

陽介「警察こんなんじゃ、やっぱ俺らが行くしかないだろ。」

文香「そうですね…」

千枝「あたしも行く!」

文香、陽介「⁉︎」

千枝「行くからね!絶対、雪子助けるんだから!」

文香「ですが…武器は没取されてしまいました…」

陽介「あ、そうだったぁ…」

千枝「武器…?あたし、知ってるよ!」

私達は千枝さんの後を追いました。

 

<?>

千枝「ほらここ!」

周りを見渡す限り武器や防具がたくさんありました。

陽介「な…何屋?」

文香「工房…でしょうか。」

陽介「なぁ、里中…やっぱ危ねえって。気持ちは分かるけど」

千枝「わかってない‼︎」

文香「千枝さん…」

千枝「わかってないよ…雪子、死んじゃうかもしれないんだよ…?あたし、絶対行くからね!」

陽介「ったく仕方ないな…」

千枝「なーに、大丈夫だって!運動神経だったら、負っけないんだから!」

文香「千枝さん…真面目に言っているんですよ。向こうの事、私達はまだ理解ができていないのです。忠告が聞けないなら来ないで待っててください。」

私は真面目な顔で言いました。

千枝「ふみふみ…」

文香「…行く気でしたら、せめて体を守れる防具を用意してください。お願いします、千枝さん」

千枝「…うん、わかった」

そう言ってそれぞれ買い物をしました。

 

文香「お待たせしました。」

陽介「おう、待ってたぜ」

そう言うと陽介さんが私に近づきました。

陽介「なぁ、文香。俺の分も見立てしてくれないか?」

文香「え…?」

陽介「いや、お前今んとこ戦力的に切札だから、お前が戦いやすいのが一番いいと思う。頼めないか?」

文香「いえ、そこまで信頼されて嬉しいです…。私でよければやらせてください。」

私は了承しました。

陽介「そっか、助かる」

そう言って陽介さんはお金を渡してくれました。

文香「そうですね…。ではその長刀とそこにあるクナイをお願いします。」

だいだら親父「おう!ちょっと待ってろ」

私は長刀とクナイを手に入れました。

文香「お待たせしました…。陽介さんどうぞ」

私は陽介さんにクナイを渡しました。

陽介「お!いいじゃんこれ!ありがとさん文香」

私達は買い物を済ませ外に出ました。

 

<商店街>

私達は一旦準備をするため解散しました。すると…

文香「⁉︎」

目の前に扉が現れました。わたしは周りの人達を見ました。

文香「誰も見えていないのでしょうか?」

周りには見えてはいないようでした。すると…

イゴール<ついに始まりますな…>

何処からかイゴールさんの声が聞こえました。

イゴール<では、しばしお時間を拝借するといたしましょうか…>

そう告げると私はまた意識が闇に沈みました…

 

つづく。




はい、第10話でした。
少しでも読んでもらえれば嬉しいです。感想もよかったらお願いします。

次回11話-本音-
千枝「み、見ないでぇぇ‼︎」
陽介「里中ぁ‼︎」
文香「私達は…負けません!」
?シャドウ「踏み潰してあげる!」

次回から二桁突入。
うp主バベッジに聖杯を渡す。そして今年の丹下さんだらけの年に発狂。そしてカードキャプターさくらの新作映像付きの本を予約する。

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