この素晴らしい世界に神様の査察を!   作:ぷらもん

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今回の主人公は一撃熊のダックスです。


番外 この一撃熊に家畜の辛さを!

吾輩は一撃熊である。名前はダックス。

 

同族の中で何故か己のみが抜き出て頭が回り、効率の悪い本能のままに狩りを行う仲間たちに嫌気がさして群れを離れ強さを求めていた。

 

そうして、ご主人と慕う、ダックスという名の名付け親でもあるアルマ様と出会うまでの間、吾輩は山中で手強い野菜どもと戦い、喰らう修行を続けていたが……山を降りて初めて、己が井の中の蛙、いやさ熊なのだと思い知らされた。

 

まず、我輩を拳だけで屈服させたご主人。彼女は見た目は人間のメスであり子供であった。それだけならば魔物からすれば文字通りいい餌である。力も脆弱、逃げ足も遅い、思慮も足りない。森で遭遇すれば労なく仕留めて腹に収めることだろう。

 

だが、ご主人は普通ではなかった。その身から発せられる威圧感。まるで樹齢千年を超える大樹を前にしたようなそれは足を震わせ頭を垂れそうになった。目を合わせると吸い込まれそうな瞳に恐怖を覚えたのは獣としての本能だ。それは己が一番嫌い、群れから離れると心に決めた弱肉強食の掟そのもの。

 

 

知性なき獣畜生に落ちるくらいなら死ぬほうがマシ。

 

 

いっそそう思った。むしろ、ここでこの少女に食われるのなら生きたかいもあると、そう諦めるもただでは死なんと心に誓う。

 

それが功を奏したのか、少女は吾輩を見て笑みを浮かべたのだ。

 

後は知っての通り。我輩はご主人に敗北し、彼女の従者となった。強さを求め群れから離れる道を選んだ唯一匹の一撃熊が、どういう縁でこのような場所に収まったのか。まさに神の思し召しとでも言うのであろうか。

 

しかし、強者はご主人だけにあらず。今まで相手をしてきた山中の農家とはレベルが違う相手が其処らかしこに居たのだ。

 

 

 

「さぁさぁダックス。今日からお世話になる皆様に、挨拶をしましょうね」

 

「ガァ」

 

ご主人に連れられて、我輩は羊を飼い、キャベツを育てている農場に住むことになった。

 

キャベツ。奴らは実に強い。葉の凝縮された球体は岩のように重く、それが宙を舞い集団で襲いかかってくるのだ。

 

成程、これはまた恐ろしくも腕が鳴る場所だと思った。今まで戦ってきた相手とは一味違うことだろう。

 

しかし、そこで暮らす農家どもは別の意味で一味の違う修羅達であった。

 

なんだこの老人共は?

 

今まで山中で出会った農家共が如何に貧弱だったというのがひと目でわかる覇気(オーラ)。ご主人とはまた違う、圧倒的強者の姿に我輩は言葉を失った。……農家の一人息子はそうでもなかったが。

 

農家には老人と老婆、息子の他に住民がいた。家畜である。

 

多くの羊が飼われていた。しかし妙である。この羊共、我輩を前にして怯むことなく堂々として草を食べている。

 

……舐められている? まさか。

 

たかが人に飼われる家畜ごときが、一撃熊である我輩を下に見ている? 

 

なんという侮辱。搾取されるだけの弱者が森の強者である我輩を愚弄するか。

 

ならばご主人の言うとおり、きちんと挨拶をしてやろう。

 

羊の群れの中、ひときわ大きな奴に目を付けた。

 

………大きすぎないだろうか?

 

全高一メートル半。人間の子供とほぼ同じ大きさであり、全身に蓄えられた羊毛が体型を隠しているが、四肢の筋肉は駿馬のようであり恐らく全身が……本当になんだこの羊は?

 

「貴様、新入りか?」

 

※人語ですが動物の鳴き声を変換しております。

 

こちらから威嚇してやろうかと思っていたら向こうから話しかけてきた。生意気にも吾輩を新入り呼ばわりである。

 

「おうとも。羊共、吾輩のご主人に迷惑をかけぬよう大人しく飼われているがいい。粗相をすればすぐに食い殺してやろう」

 

低く唸りながらそう言ってやる。確かに我輩は新参であるが、上下関係はハッキリと自覚させてやらねば。

 

「生意気な熊め。立場というのを分からせてやろう」

 

は?

 

「メェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」

 

仰天。目の前の羊が、体毛を震わせて身を小さく縮ませる。それに合わせてバチバチと音が聞こえだし、ウール百パーセントの体毛が放電を始める。すると四肢を踏ん張り、大地を蹴って突進を仕掛けてきた。

 

「奥義! 羊毛羽織静電弾(ようもうはおうせいでんだん)!!!」

 

「ぐあぁああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

なんということだ。この羊、武術を使うだと!?

 

電気を纏った毛玉の突進。それは我輩を突き飛ばし中に舞い上がらせた。その衝撃に意識を奪われそうになりながらも必死に歯を食いしばり耐える。

 

だが、

 

「「「メェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!」」」

 

目玉はひとつではなかった。その場の家畜、羊の群れ全てが雷電を身に纏い突進してくるではないか。

 

「グ、グハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 

一撃ならば耐えられるだろう。しかし、それが十発を超え始めると限界はすぐに訪れた。吾輩は気が付けば芝生生い茂る大地に転がされ、空を見上げる格好でいた。

 

腹の上ではご主人が寝転がっていたが。

 

「ダックスはまだまだ可愛いですねぇ」

 

「グ、グァァァ」

 

可愛いい。そんな表現などされたことがない。いやさ。子熊だった頃に、母にそう呼ばれていたことがあったかもしれない。つまり、ご主人にとって我輩は子供でありそう扱われているということだ。

 

そこに先程の羊がひょこひょこと近づいてくる。

 

「愚かな。貴様など、所詮は飯を食い糞を出すだけの獣にすぎん」

 

「なんだと!? 家畜風情が生意気な!!」

 

ご主人を腹に乗せたまま、無礼な羊に我輩は牙を剥く。その言い草に腹が立つのだから当然だ。

 

「家畜? 大いに結構。我々は住む場所と食物の引き換えに対価を支払っているのだ。貴様こそ、家主に何の見返りも渡さぬなど家畜にも劣るペットではないか」

 

その言葉に、我輩がどれほどの衝撃を受けただろうか。

 

強さを求め、ご主人に着いてきた我輩。しかし、その先のことなど何も考えていなかったのではないか。これでは吾輩が忌み嫌った群れの主にただ付き従う野生の獣そのものではないか。

 

「我ら家畜は農家の財産。農家が欲するこの体毛を与えるために食し、生きる。その為に生きることに疑問はなく、健やかな暮らしが得られる対価として十分である」

 

「それでは人間の奴隷ではないか!!」

 

餌のかわりに生活の自由を奪われ搾取され続ける。それを満足と言ってのけるこの羊が気に食わない。だというのに、

 

「奴隷? 巫山戯ているのは貴様だな。我らは自らの意思でここにいる。ならばそれは奴隷ではない。我らは家畜と言うなの労働者であり、農家である」

 

「農家、だと!?」

 

農家とは人間を指す言葉ではいのか? 我輩はこの羊を前にして無知を晒す阿呆であることが悔しくてならなかった。だが、確かに農家とは農業を営む者の総称、つまり人間だけを指すものではないのかもしれない。

 

つまり、この羊が言うとおり、こやつらも農家という存在なのか。

 

「いえ、その理屈はおかしい」

 

ご主人が吾輩の首をぎゅーっと抱きしめながら耳元でそう囁く。しかしご主人よ、この羊共の実力派本物だろう。

 

「ここでなら、強くなれる!!」

 

我輩がその手に鍬を握る日が来ることは必然だったのだ。

 

「えー」

 

その姿を見たご主人の胡乱な目を我輩は生涯忘れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、ご主人と共にいると自分の知的好奇心というものがにょきにょきと芽生え始めていることを実感する。

 

朝、起床の後にご主人達と体操をして身体をほぐし、鍬を振るう。作物を育てる為の様々な作業を老人の指導の下行い、農家の息子と手合わせをし修行の日々である。

 

その合間、暇さえあれば文字の学習をし書物を読むようにした。発音などはできぬが練習はしている。しかし人語の理解は完璧であり読み書きもできるようになった。ご主人と冒険者ギルドなるものに赴くときも、共に依頼掲示板に目を走らせいい腕試しの相手はいないものかと思案する毎日である。

 

最近はキャベツの収穫時期が近い為、この農家一家は気合に満ちていた。老人はキャベツが逃げ出さないように殺気を畑全域に巡らせ、老婆は鎌をまるで名刀のように研ぎ澄ましている。農家の息子は収穫に使う農具の手入れに忙しい。

 

そんな中、我がご主人はギルドの仕事の他に何やら書類を書き連ねている。見るや、この近隣の魔物の生態や冒険者の活動を纏めた調査票のようである。

 

何故そんなものを? 疑問は尽きないが、吾輩は一撃熊である。人の政になどに関わるものではない。故にそのことには追求しないこととしよう。

 

ご主人はその調査票を纏めると、何時も教会に足を運んでいる。我輩は一撃熊故教会の中に入ることは叶わぬが、一度窓の外から様子を伺ったことがある。

 

礼拝堂の女神像に祈りを捧げるご主人がおり、宙に舞う調査票が天に召されていった。成程、アレは報告書の類であったか。

 

目撃した奇跡には一切触れず、その事実だけを受け止める。我輩は出来た従者である。一撃熊であり魔物である我輩は、教会というものが苦手なのだ。中にいるプリーストや教徒である冒険者達が獲物を握ってこちらを睨みつけてくるからである。

 

これも強者の定めかと思うが、どうにも視線の質が違うように思う。

 

……これは殺意に混じって嫉妬が混ざっていないであろうか?

 

「ダックス、帰りますよ」

 

「グア!」

 

教会から出てきたご主人をその背に跨らせ、家路に向かう。その後ろ姿を見つめる者たちを背にして聞こえてくる声があった。

 

「アルマちゃんに馬乗りに……う、羨ましい…ッ!!」

 

人語とはなんとも難解なのだろうか。その言葉の意味を思い知るのに、我輩は夜なべして書物に向かうこととなる。

 

 

 

 

 

 

ご主人と共にいると、山で暮らしていた頃とは比べ物にならない程の経験値を得ることができた。

 

食事。農家で暮らしていることで高密度な経験値を有した作物を食らうことができるようになった。

 

修行。農業で身体を酷使し、老人の手ほどきで技を伝授される。

 

死闘。ご主人とギルドの依頼で強者と戦い、農家の家畜共と切磋琢磨する日々。

 

こんなものを繰り返していれば嫌でも強くなれるだろう。特に家畜共。アイツらに襲われる方がよっぽど怖い。傷つけたら怒られるから手も出せぬ。

 

恐ろしいのは羊だけではない。凶悪な家畜とはそこらにいるのだ。

 

まず、牛がいた。

 

「きゃー! 熊よ! 一撃熊よ!」

 

「追い払え! メス共は下がれ!!」

 

「害獣が! このたわわに育った俺たちの肉を喰らいに来たか!!」

 

「違うわい」

 

ご主人と他家の農家にお使いに行ったとき、血気盛んな牛共が多くいた。羊の件で懲りていた吾輩は穏便にことを執り成すことを覚えていた。

 

何故なら奴ら、今にも全力で突っ込んできそうな迫力だったからだ。アレを前にすると、ギルドの冒険者など恐ろしくもない。

 

 

次は鶏であった。チキン、臆病者かと思えばやはりそうではなかった。そうであって欲しかった。

 

「熊か……もはやここまで」

 

「しかし、何時か食われるのが我らの定め、それが早まっただけのこと!!」

 

「総員、嘴を尖らせろ!!! 今日が我らの出荷日よ!!」

 

「「「コケーーーーーーーーーーーーーー!!!!」」」

 

「だから違うわい」

 

目があった瞬間、即座に覚悟完了するチキン共のどこが臆病者だというのか。しかも刺し違える覚悟とは恐れ入る。

 

求められるのが体毛である羊と違い、牛や鶏は乳や卵の他に肉も求められる。つまり、食われることが決まっていながら育てられているのだ。

 

だというのに、あの家畜共は何故逃げ出さないのか? 決まっている、農場主が強く、それを許さないのだろう。

 

農家の家畜は強者であり、それを育て上げた農家もまた強者。この関係、互いに高め合うも訪れるのは死。農家とはなんと悲しい行いか。

 

などと思っていたら、すぐにそんな想いは覆された。

 

豚共だ。

 

「くくく、おい、どっかのお坊っちゃんが迷い込んできたぜ?」

 

「ヒャッハー! 今夜は熊肉だー!」

 

「ここのモヒカンと一緒にテメェもあの世に送ってやるよーーッ!!」

 

この豚共、畜生にも程がある。

 

ご主人と訪ねた最後のお使い場所。そこはモラルの欠如した畜生共の溜まり場だった。職員はモヒカンに肩パッド。家畜はヒャッハー。子豚の頃からヒャッハーに囲まれヒャッハーに育ったからその影響なのであろうか? つまり悪いのは環境か。

 

「ダックスはこんな不良になっちゃ駄目ですよ」

 

ご主人に心配されるまでもない。というより、こんな下品なのはこちらから願い下げである。

 

ご主人と一緒にこの豚共のファームを進んでいくと、人とは思えないデカイ豚の王が現れたり、豚人(オーク)と戦争が始まると言い出したり、正に農家とは人外魔境なり。

 

その帰り道、黒い豚に喧嘩を売られて余計にそう思った。

 

「憐れだなぁ! 一撃熊ともあろうものが小娘のペットかよ!!」

 

「口を慎め豚が! ハムにしてくれようか!?」

 

くまと見まごうほどの巨体の黒豚が、熊のような大きな豚王を背に乗せ追ってきて併走する。我輩はご主人を背に乗せそれを引き離そうと走るが、なんと無礼な豚なのか。

 

「なんだテメェ? お高くきどりやがって、さては童貞か? 童貞だろう坊っちゃんよぉ?」

 

無礼なだけでなく下品極まりない。なんだこの不良豚は。

 

「ここのメスは皆俺のスケだ、ハーレムだぜぇ? 独り身の坊っちゃんは帰ってママに甘えてな!!」

 

殺してやろうかこの豚野郎。しかし、商品に傷をつけることまかりなし。農家の鉄則だ。

 

吾輩は怒りをぐっと堪え、ご主人を一刻もこんな下卑た集団のいるところから遠ざけようと脚力を上げる。

 

この日の夕餉がベーコンの野菜炒めだったことは胸のすく思いだったと言っておこう。

 

 

 

 

農家の家畜共はどうしてこうもクセのある者たちばかりなのであろう。吾輩のような常識あふれる存在は居ないものだろうか。

 

畑を耕し、体を鍛え、書物をかじる。そんな平凡な日常が心を穏やかにさせてくれる。強さを我武者羅に求めていた頃の自分が嘘のような日々である。しかし、それは怠けているわけでも強くなるという目標を捨て去ったわけでもない。むしろ、己が日々強くなっている事への確かな実感を感じていた。

 

そんなある日だ。

 

ご主人がご主人で無くなった。

 

我輩、何を言っているのか自分でも分からないが、確かにそう感じるのだ。

 

ご主人の性格が変わった訳でもない。別人になったわけでもない。他人と入れ替わったわけでもない。

 

しかし、目の前のご主人はご主人でありながらご主人ではない別のご主人だと、野生の本能がそう告げていた。

 

前々から感じていたご主人からの愛情に母性のようなものが溢れ始めて来た頃に、それは決定的となる。

 

そしてそれは、吾輩の巣立ちを予感させるに至ったのだ。

 

母の愛に報いるため、独り立ちをする時期が来たのだと。ちょうど、前から何かと目についていた農家の息子の姿を思い出す。

 

そう言えば、あやつもいい加減一人前になるべきであろう。

 

農家として新参者の吾輩であるが、息子の未熟さには気づくことができた。何せ、農家に携わって数ヶ月の我輩と遜色ない農家というレベルの低さなのだ。

 

鍛え直そう。そして強くなろう。

 

息子の姿にそう思わされたとき、その機会は訪れた。

 

農家の息子の挫折、後悔。豚共との決闘と敗北。それらが息子を襲い蹂躙する日がやってきたのだ。

 

我輩と息子。我ら二人の視線が交わされたとき、言葉は不要であった。

 

「ならば我も共に行こう」

 

練習していた言葉。それを初めて聴かせる相手がご主人ではなくこの男とは。まったく、どうにも上手くいかぬものよ。

 

我輩はご主人にしばしの別れを告げると、農家の息子…相棒を捕まえ山へと走り出す。

 

今よりも大きな農家となって帰ってくる。そう心に近い、ご主人の元を去った。これより我らは修羅に入るのだ。作物と会っては作物を狩り、害獣と出会ってはそれを狩る。

 

「クハハハ! 強くなる、強くなるぞ相棒よ!!」

 

「農家だよな!? 一人前の農家を目指すんだよな?!」

 

同じことだろう? 相棒の言葉に首をかしげながらも吾輩は止まらぬ。目指すは強者のいる場所。闘争こそが己を強くする近道よ。

 

「『大地』の女神を味方につける、それが農家の極意! 共に極めようぞ!!」

 

「ダックス!? 何言ってるんだ!? ねぇ!」

 

実に楽しみである。

 

農家の極意を極める、なんと困難な道か。しかし、吾輩はご主人の従者、できぬはずがない。はずがないのである。

 

ところで、ご主人が言った『ガイアにディープをきめる』とはどういう意味であろうか? 『きめる』ということは何かしらの技? つまりガイアを倒せということなのか?

 

「やはり修行だ! 打倒ガイア!!」

 

「お前絶対なんか勘違いしている! 勘違いしているからぁあああああああ!!!」

 

 

待ってろご主人。我輩達は強くなって帰ってくるからな!!




頑張れダックス君!


羊「この体毛、簡単に刈れると思うなよ!?」

ダ「コイツ、毛から放電を!? ヌワーーーー!!」

稀に、優れた農家の育てた羊の中から電気を操る最強の竜種が生まれるという。

アルマ「そんなばっかーな」


当時、ポケモン金銀ではデンリュウが常に一軍でした。

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