どうも、橘聖です
皆様、あけましておめでとうございます(二月中旬)
気づけば、この作品を投稿し始めて一年経ってました
これも、読者の皆様のおかげです、ありがとうございます
遅れた理由ですが、本当に何もこの後の展開が思いつかず、時間だけが過ぎていったが故に、です。本当にすいませんでした
おそらくというかほぼ確定ですが、これからの更新もこれまで以上に間隔が空くと思います
それまで待っていただければ、と思っています
それでは、遅くなりましたが
『29.川の近くの住居人』、どうぞ
無理やり気味に書いたので文字数は少ないです
近くに川が流れているのか、水の音が絶え間なく聞こえてくる
目印となるものがない今、その音のなる方へ歩いていく
数分もしないうちに少し開けた場所に出た
そこには、さっきから聞こえていた音の元であろう川と、そこには不似合いなほどに土台がしっかりしている小屋があった
「こんなところに小屋が…? 人間が住むとは思えないし、やはり妖怪がここに…?」
そう、ここは妖怪の山
妖怪の、とつくほどには
…どんな妖怪が住んでいるのか気になるところ
思い立った日が吉日、という言葉がある
ということで訪問してみようじゃないか
扉を四回叩き、反応を見る
すると、すぐに中から反応した声が聞こえた
「なんだーい!? 私は今忙しいんだけどー!? ていうかだれぇ!?」
…これは訪ねる時間を間違えたな
「いや、なんとなくここを通った者だから理由は特にない」
「私としては来客は嫌なわけではないから、もう少し待ってくれれば中に入れさせるけどー!?」
そんな大声でなくとも聞こえるんだが…
「…そちらがいいのなら俺はここで待たせてもらうが」
「わかったー! もう少し待っててねー!」
元気のいい妖怪さんだなぁ
そう思いつつ、近くの川を眺めながら時間をつぶすことにした
「待たせたね! …なんで人間がここにいるのかい?」
そう待たずに中から元気に出てきたのはこれはまた可愛らしい女の子
緑の服に帽子、青い髪を左右二つで纏めたツインテール
見る限りだと何の妖怪なのかわからない
「理由は妖怪の山探索。許可はこれだ」
言い終えるのと同時に首に下げていた、哨戒していた白髪の女の子からもらっ…借りた紅葉型の木片を強調させる
すると、目の前の女の子は納得がいったように首を縦に振る
「ああ、椛から許可をもらってたのか。それなら歓迎するよ、中に入るかい?」
警戒していた様子から一変、手招きをしつつ中へ入るように促される
「それじゃあお邪魔しようか」
「うんうん、お邪魔歓迎さ。あ、中のものに手を触れないようにね、中にはバイオハザード物質を放出させるのもあるから」
バイオハザード物質…? なんだそれ
「なんだそれ、って顔をしてるね。説明しよう! バイオハザード物質とは有害な生物による危険性をいうのだ! 「生物災害」と訳して危険性による災害そのものをいうこともある。肝炎ウイルスや結核菌、エキノコックス、プリオンタンパク質といった病原体の培養物やその廃棄物、注射針等の医療廃棄物、生物兵器といった、病原体等を含有する物質を総称して「病毒をうつしやすい物質」という。病原体とは感染症の原因物質のことであり――」(Wikipediaより引用)
…勝手に
俺としては早くお邪魔したいのだが…
「――だから、私の発明品は幻想郷一、いや、世界一と言っても過言じゃないんだよ、わかったかい!?」
興奮気味にこちらに視線を移す女の子
あ、やっと終わったのか。かれこれ十数分は話してたんじゃないのか…?
こちらとしてはあまり話を聞いていなかったからわかったとは言えないが、とりあえず何か返しておこう
「ふむ、その発明品とやらに触らなければいいのか?」
「端的に言うとそうだね。それじゃ、長話も済んだし中に入っていいよ」
自覚はあったのか…
そう思いつつ、女の子の後ろに着いていく
もちろん、そこらかしこにあったやばそうなものに驚いたのは言うまでもない
次は天人お嬢様の方を更新しなければ…(絶望)
それではまた次回お会いしましょう、さようなら
霜月「…」
紫「…」
霜月「…なぁ」
紫「…えぇ」
霜月・紫「寒い」