白の狐は何を見る   作:橘 聖

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キャピキャピリン
どうも、橘聖です

また一ヶ月投稿が空いてしまいました
一ヶ月一話更新にしない理由は、アイデアがフッと思い浮かんで筆が進むときがあるので、一ヶ月経つ前に投稿できると信じているからです
だって前はできていたんですから

ゴホン
今回からは妖怪の山の探索回となります

そしておそらくですが次回の更新は12/25になると思います
ちょうどその日がこの小説の投稿開始から一年が経ちます
感謝などはそのときにしますね

ではでは、『28.探索! 妖怪の山』をどうぞ


28.探索! 妖怪の山

宴会も終わり、すっかりいつもの雰囲気に戻った幻想郷

俺は家でのんびり…してはいなかった

 

ただいま人里の上空

目的地は妖怪の山

目的は山菜の採集と観光

 

なぜ妖怪の山に行くことになったのか、というのにはもちろん理由がある

宴会と八雲家のお泊りで食料の在庫が切れた

あんなに買っておいたのに俺は全体の一割も食べてないぞ

…宴会にはもう参加したくないな

 

前回行ったときには神々の争いもとい迷惑行為で入ることができなかった

いつその迷惑行為が終わるかわからないが、数日は経っている

終わってないのなら人里に行くまでだが、妖怪の山に行くこと以外は現状を把握する(すべ)がない

 

 

 

そろそろ妖怪の山の麓に着く

上空から入ればいいじゃないか、と言われそうだがダメだろう

前回は哨戒中であろう妖怪と会ったし、上空から入ると面倒なことになると分かる

なので前回と同じようなところから入ろうと思い、高度を下げて静かに着地する

 

…連絡もなしで来たのでもちろん迎えてくれるやつなんていない

仕方ない、少し待つか

 

 

 

「…何をしている?」

 

待つこと数分

前回と同じような声が聞こえる

 

「見たらわかるだろ、尻尾の毛を数えてる」

 

「いや、そうだが…何用でここに来た?」

 

毛の数を数えていた尻尾を消し、答える

 

「山菜取りに来た」

 

「性懲りもなくまたか…だが、二神の争いは終わっている。入るといいだろう」

 

「ほんとか、ありがとう」

 

願っていた答えが返ってくる

無駄足ではなかった、よかった

 

「では、これをつけるといい」

 

白髪の女の子から渡されたのは紅葉型の木片に紐を通したもの

 

「それは私が独断で、山に入ることを許可した者に渡すものだ。それには微量だが私の妖力を流しこんである。他の哨戒している者に会ったらそれを見せれば問題が起こることは無いだろう」

 

「これは首にぶら下げていればいいのか?」

 

「そうだな。あ、山を下りた後は近くの哨戒している者にでも渡しておいてくれ。持って帰るなよ」

 

飾りやアクセサリーとして良さそうだったんだが…ダメですか

仕方なく頷き、その許可証を首につりさげる

 

「…それを壊したり失くしたりすると大事になるからな。わかったか?」

 

再び頷く

すると、その白髪の女の子はどこかに行ってしまった

哨戒に戻ったのか、上に伝えに行ったのか

ともかく、これで山菜が取り放題なわけですな

持って帰れる分だけ取っていきましょうか

 

 

 

・・・・・<数時間後>・・・・・

 

 

 

大量大量

これだけあれば数日はもつ

八雲家が来てもすぐに底をつくことはないだろう

 

もちろん他の哨戒しているのにも出会ったが、この許可証を見せると一礼して哨戒に戻っていった

一礼していったのは『すいません』の意なのか『ゆっくりしてけ』の意なのか

 

だが、咎められないということは、いても大丈夫ということなのだろう

それなら山菜集めはこれまでにしておいて、妖怪の山の散策をしようか

何かあったらこの許可証でも見せたらいいだろう

…名も知らぬ白髪の女の子、すまぬ

 

 

 

まずは山菜取りの途中で見えた川にやってきた

さすが幻想郷と言うべきか、流れる水は透き通っている

このまま飲んでも問題ないように思われるが、今は特に喉が渇いているわけではないからまたの機会に

 

この山の地形を把握しているわけではないので、この川に沿って登っていくとしよう

道中で誰かに会ったら、どこに何があるのかを聞くのもいいかもしれない

気になる場所があったらそこへ行ってみようか

 

 

 

霜月、行動開始 in妖怪の山




短いのはご了承ください
普通に書くと長くなってしまい、余計に投稿が遅れると判断したのでここで投稿させていただきました

PS4デビューから一ヶ月は経ったでしょうか
今やっているゲームはBF4とDQ10です
R6sやdbdもしたいのですがお金が…

書きたいこと(リアルの話)はいろいろありますが読者様に読ませることでもないですので割愛させていただきます

次回はこの話の続きかクリスマス回にするか…
それは私にもわかりません

ではまた次回お会いしましょう、さようなら





霜月「妖怪の山の案内人はいないのか」
椛「普通なら私が護衛として着いていくんですが、妖狐でしたので不要かと思いまして」
霜月「別にいいんだけど…せめて地図くらいは欲しかったなぁ」
椛「…ハッ」(腰から丸めてある地図を取り出す)
霜月「…この木片、燃やし尽くしてくれようか」
椛「それだけは!」

文「何をしているんでしょう、あの二人」

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