白の狐は何を見る   作:橘 聖

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キャピキャピリン
どうも、橘聖です

この『白の狐は何を見る』のUA数とかお気に入り数とか見たら、UA数は4500超え、お気に入りは50件(2017/04/29現在)だったんですよ
こんな作品をお気に入り登録してくださってありがとうございます
不定期更新+駄文ですが、これからも『白の狐は何を見る』をよろしくお願いします

さて、リアルの話に変わりますが
学校に登校しているときにちょっとドジしてしまって、手をけがしたんですよ
けがと言っても手のひらの腕に近いところをちょっと擦った程度なんですが、そこにガーゼとか絆創膏をつけてると握りしめることができないんですよねぇ…
利き手のけがなんでけっこう不便です
手のありがたみを感じているところです
あ、指とかは普通に動きますよ

それと前に書いた尊敬した人とは別の尊敬している人がこれをお気に入り登録されていました
もうね、テンション上がってそれを行動で表現してたらそれを見てた友達から
「キチガイじゃんwww」とか言われました
別に間違ってるわけじゃないんですが、まあ…ね

…前書きが長くなりすぎた
それじゃあ遅くなりましたが『21.宴会準備(上)』、どうぞ

また上下シリーズだよ(呆れ
そして記念回にまだ入れないというね…

あ、それっぽい表現の部分あるんでご注意ください


21.宴会準備(上)

「起きて、霜月」

 

誰かから声を掛けられる

重い瞼をゆっくりと開ける

 

「…んむぅ? 誰だ?」

 

意識がまだ朦朧としている状態で声を出す

 

「あなたのゆかりんよ」

 

「あぁ、紫か。何の用だ?」

 

「あれ? スルー? いつものボケがスルーされた?」

 

うるせぇ…こちとらまだ眠いからツッコむ気がおきんのじゃ

 

「こっちは寝起きだからな? 要件をさっさと言え」

 

「あ、うん、ごめん。えっと、宴会の事なんだけど…」

 

「ん、宴会がどうした?」

 

そこでいいごもる紫に疑問を持つ

 

「えーっと、宴会開始時間を伝えてなかったから…」

 

「ああ、そういやそうだったな。で、いつからだ?」

 

「…お昼前」

 

「…は?」

 

「…今から開始時間まで三時間もない」

 

「…なぁ、紫」

 

眠気は覚めた

そりゃあ…衝撃が強すぎるだろうよ

 

「それならもっと早くに起こせやぁぁぁ!!」

 

「ごめんなさいぃぃ!!?」

 

尻尾で紫をビシバシ叩く

しかし、叩いているうちに紫の顔が恍惚に染まっていく

そんな顔は望んでいないので叩いていた尻尾を引っ込める

 

すると、紫は虚ろな目をこちらに向ける

その目に俺は写っていないようだった

 

「やだっ、もっと! もっとぉ!」

 

荒くなった息、赤らめた顔でこちらにせがんでくる紫

…やべぇ、取り返しつくか? これ

 

「待て、落ち着け紫」

 

「しっぽぉ! しもつきぃ!」

 

「ダメだ…藍はいるか?」

 

「はい、ここに」

 

紫の横にスキマで現れる藍

その手には見るからに怪しそうな縄を持っていた

 

「紫を連れていってくれ、早急に」

 

「わかりました、宴会はどうされますか?」

 

「あー…スキマでお願いしたかったけど贅沢は言ってられないからなぁ…」

 

「今すぐなら可能ですがどうされますか?」

 

藍、ぐう有能

 

「じゃあ宴会に持っていくものと一緒に送ってくれないか?」

 

「わかりました、それではいいですか?」

 

「お願いする。それと、紫だけど宴会開始までに落ち着かせれるか?」

 

「ええ、一時間もあれば十分です」

 

黒い笑みを浮かべる藍

主人より悪い笑みが似合う従者っていったい何よ

 

「それでは宴会の準備をお願いします」

 

その言葉と共に目の前にスキマが開かれる

開いたスキマの中に入り、博麗神社へ向かう

スキマが閉じる瞬間、紫の叫び声が聞こえたのは気のせいだろう

…藍がそんなことするはずないしな、多分おそらくきっと

 

 

 

 

スキマの中を歩いていると先から光が入ってきていた

目的地、博麗神社に到着したのだろう

スキマと外の境目にある段差に気をつけつつ外に出る

スキマの中を歩いていたのは数分だけだったが、外の光はいつもより明るく思えた

 

「あら、あんたが今回の宴会の主催者の霜月…だっけ?」

 

スキマを出ると前に人がいた

頭には大きな赤いリボン

袖が無く、肩・腋の露出した赤い巫女服を着ている

…巫女服で合ってるよな?

 

「ああ、知ってるみたいだけど俺は霜月」

 

「尻尾がもふもふの九尾ってことも知ってるわよ」

 

「誰から聞いたか想像つくが、一応聞いておこうか」

 

「紫」

 

「ビンゴ」

 

「…初対面なわけだけど、私のことは知ってるの?」

 

「いや、全く」

 

漫才のずっこけよろしく盛大にこける巫女

 

「…ゴホン えっとね、私は博麗霊夢。博麗の巫女なんだけど、その博麗の巫女ってわかるかしら?」

 

「いんや、全くと言っていいほど知らないな」

 

ここで仮に知ってると嘘をついたとしても結局わからずじまいになってしまう

紫に聞けばいいが、あんな状況だったから聞こうにも聞けない

…そこ、霜月が悪いんだろとか言わない

だってああなるとは思わないじゃん

 

…失礼、話がそれた

 

「…いいかしら?」

 

「あ、待っててくれたのね、ありがとう」

 

「いいのよ、何回も説明するのが面倒なだけだし」

 

「アッハイ」

 

「それじゃあ説明するわね。博麗神社の巫女は代々、博麗大結界を管理し、妖怪を退治し、異変が起きればそれを解決しているの。幻想郷の維持のためには、博麗神社と博麗の巫女が不可欠であるとされてるらしいけど、それを実感したことはまだ無いわね。まあ、これが博麗の巫女」

 

「…要するに幻想郷の結界を管理、妖怪は退治、異変とかいうものがあればそれがあるたびに解決していく。ってことでいいのか?」

 

「そうね。で、霜月は私をどう見るのかしら」

 

「…はい?」

 

博麗の言っていることの意味が全くわからない

 

「聞いてた? 私は博麗の巫女。妖怪の退治を生業にしているのよ?」

 

「…それなら問答無用で俺を倒すはずだろう? 博麗の巫女が幻想郷を管理しているのならなおさらだな。その妖怪が宴会の主催者でもな」

 

「…あなた、紫より頭きれるでしょ?」

 

「さぁな」

 

それぞれの自己紹介も済み、宴会用の荷物を運ぶ

博麗もその荷物運搬を手伝う

まあ、食べ物とか酒ばっかりなんだけどね

 

「そういや博麗」

 

「霊夢でいいわよ、博麗呼びは好きじゃない」

 

「…すまん。で、霊夢は宴会に来る人数を把握してるのか?」

 

準備する量を考えるために参加人数を聞く

 

「そんなの知らないわよ」

 

しかし返ってきた言葉は望んでいない答えでした、はい

 

「いつも何人だからだいたいこのくらいとかは?」

 

「それすらバラバラなのよ」

 

「…作りすぎるくらいでいいのか?」

 

「作りすぎるなんてことはありえないわね」

 

…?

作りすぎることはありえない?

いつも人が多く来るからとか、大食いの人がいるからとかか?

…いや、考えただけじゃあわからんか

 

「じゃあ作れる分作ればいいのか?」

 

「そうね、お願いしていい?」

 

「いいけど、霊夢は手伝ってくれないのか?」

 

「そこは主催者だから頑張りなさい」

 

…あっれぇ? 宴会の主催者っていろいろ準備するんだっけ?

こっちで常識は通じないのか…?

 

「んじゃあ料理作ってくるから酒とか並べててくれ」

 

「わかったわ」

 

そう言って霊夢は俺が持ってきた酒を持って外へ出ていく

 

「もちろん先駆けは無しだからなー」

 

外に行ったはずの霊夢の舌打ちが聞こえた気がしたが気のせい…と信じたい

 

「さぁて、作りますか」

 

隣には大量の食糧

料理をするのは今のところ俺一人

…やってやらぁ

 

まだ、(宴会用の料理の)戦いは始まったばかりだ




長いとあれなのでこのくらいにしてます
別に筆が進まないからとかじゃないですよ?

…なんですかその目は
「早く続き書けや」とか言いたそうな目でこっちを見ないでください
ほ、ほら学校とかあるんで…(震え

いや、まあ…頑張りますよ?
それを気長に待っていただけると嬉しいです

感想・評価、お待ちしております
それではまた次回お会いしましょう、さようなら





霜月「玉ねぎで目がぁ! 目がぁ!」
霊夢「どっかの大佐じゃないんだから」
紫「三分間待ってやる」
霜月「お、紫。あれやるか」
紫「いいわよ、せーの」
藍・橙「バルス!」
霜・霊・紫「!?」

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