白の狐は何を見る   作:橘 聖

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キャピキャピリン
どうも、橘聖です

ドラ○エXで占い師という職業があるんですよ
その占い師の武器がタロットカードなんですね
大アルカナのうち、『吊された男』を除いたアルカナ21種が使われてるんです
それで、タロットカードに興味がわいて、調べたんですよ
…一気に興味がなくなりました
正位置、逆位置の意味が多すぎて…
いつか触れれたらいいくらいに思います

まあ、そんなことは置いといて
『14.妖怪の山の麓にて』、どうぞ

2000字すらいかない…助けて…

あ、後書きにお知らせがあるので目を通してくれたら幸いです


14.妖怪の山の麓にて

藍の風邪は治って、紫たちは帰っていった

本人が言うには

『散歩中川に落ちて急いで服は乾かしたが、それが原因かも』

だそうだ。ドジっ子属性入りましたー

 

昼食という名の遅い朝食をとって外へ出る

空にかかっていた虹も消え、雲が少し残っている

この様子ならもう雨が降ることもなさそうだ

 

八雲一家によって、ためていた食料の量が心もとなくなってきた

また人里に行って買うこともできるがそれには少し抵抗がある

なぜかというと、ツェペシュやその妻を殺めた『人間』が住んでいるから

もちろん何百年も前の話だからその人間たちはこの世にいないだろう

しかし『人間』は未だにあまり好きではない

もちろん克服しようと人里に行くが、小鈴や阿求くらいしか仲が良い人間はいない

 

まあ、理由は言ったがなぜ今言ったのかというと

紅魔館を訪れたときに、近くに山があったからそこへ山菜や動物の命をもらいたいのだ

さすがにあんな大きな山を所有している人はいないだろうし、もしいたとしても紫だろう

食料調達と言えばOKももらえそうなので問題は無い

 

(かご)も持ったし、邪魔な尻尾は消した

さて、いざ行かん

 

 

 

到着、紅魔館の近くの山

近くに来るとやっぱり大きいな

外の世界の富士山と比べると…わかんね

高さや長さを頭で出そうとするのは苦手なのだ

 

まあ、俺の苦手話など別にいいのだ

さて、おいしい山菜はあるのかな

 

「待て、そこの者」

 

山に入ろうと一歩を踏み出したとたん、前から声をかけられる

 

白い髪に獣耳がついた頭

大剣を背負い、左手には紅葉の絵がついた小盾をつけていた

哨戒でもしているのだろうか

 

「ん、なにかな?」

 

「ここは妖怪の山、人間は立ち入り禁止だと言われているはずだかなぜここにいる?」

 

「山菜とかを採りに来たんだけど、無理?」

 

「無理だ、立ち去ってもらう」

 

「どうしても?」

 

「どうしてもだ」

 

「ケチだなぁ、紫の友人って言っても無理?」

 

「…お主、何者だ。人里の者が八雲紫を呼び捨てに、ましてや友人などと」

 

「…んじゃ呼ぼうか? ゆかりーん」

 

「…来ないではないか」

 

あれ…おかしいな

いつもならすぐ来るはずなんだけどなあ

…あ、藍の看病か

そのせいで来られないのか

納得した

 

「…そういや藍の看病してんだったわ」

 

「八雲様の式神様まで…お主、本当に人間か?」

 

俺が九尾って言ってもいいが、信じないかいろいろ面倒なことになるのが目に見える

正体を明かすにしても、今はまだ早い

 

「…人間だよ」

 

「あやややや、これはこれは」

 

目の前に現れたのは、黒い頭に白いポンポンをつけた独特な帽子を被った女の子

…なんか見覚えあんぞ

 

「…文、久しぶりだな」

 

「私に人間の知り合いなんていましたっけ?」

 

「相変わらずからかうなあ」

 

「いえ、真面目にどなたでしょうか」

 

「あ、ほんとにわかってなかったんだ」

 

大声出すなよ、と白い髪の方に注意させ、白い尻尾を出す

 

「これでわかったか?」

 

「あー…霜月さんでしたか」

 

「おーよかったよかった、覚えててくれたのか」

 

「文様、こいつとはお知り合いで?」

 

あれ、反応が変わってない…?

 

「そう、この人は霜月って名前で九尾の狐」

 

「……へ?」

 

「まあそう唖然とするのが普通だわな。人間って思ってたのが尻尾出したり、九尾の狐って言われてるんだから」

 

あ、尻尾が偽物とでも思ってたのか

まあ、仕方ない…のか?

 

「んで文、山菜をとりたいんだけどいいか?」

 

「あー…ちょっと今は入らないほうがいいかと」

 

「…理由を聞いても?」

 

「この妖怪の山の山頂近くに神社が建ってるんですが、そこでいざこざが起きてまして…」

 

 

 

文の話を簡潔にまとめると

ここは妖怪の山、その山頂近くに守矢神社という神社があるらしい

その神社では二神を祀っているが、その二神がけんかをしている、ということだった

 

「ふむ…さすがに神には手出しできないからなぁ…」

 

ここで神のけんかに巻き込まれるおそれの中、山菜を採っていく

人里で買う

 

…後者がまだいいかな

 

「わかった、また後日改めて訪ねるよ」

 

「ありがとうございます。椛、霜月さんが次来たら通すように哨戒役の白狼天狗に伝えててください」

 

「わかりました、安全が確保されていたらお通しします」

 

「私は天魔様に霜月さんが来たことを伝えてきますので」

 

文はそのまま山頂方面に飛んで行った

それに続いて、白い髪の女の子も行ってしまった

 

「…帰るか」

 

(きびす)を返して、来た道を戻る

 

神のけんか、か

一日ぐらいじゃあ終わらなさそうだなぁ…

 

そんなことを思いつつ、重い足取りで人里へ向かっていった




んー…
短くなるのはどうしたら解消されるんだろうか
登場人物を一気に出してしまうと、個々のキャラが薄くなりがちなんで迷うんですよねえ…
書き方に問題があるんだろうか
もっと考えておきます

・・・・・・・・・・
あ、お知らせですが、活動報告にてアンケートを実施中です
期限は4月初旬くらいを予定しております
それ以降に書いていただいても結構です
その場合、記念回のあとに出させていただく予定です
・・・・・・・・・・

感想・評価、お待ちしております
それではまた次回お会いしましょう、さようなら





霜月「山菜…採りたかったなあ」
文「すいません…あの二神なもので」
椛「このあと、どうなっても知りませんよ」
文「え、それってどういうこと…」ガタガタ
???「私たちを侮辱したかい?」
???「お仕置きが必要だねぇ」
文「た、助けてください霜月さん!」
 「…」
文「いないっ!? ちょっ…やめっ…」


霜月・椛「自業自得」

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