もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…
case142 千葉村2日前
「さて、今日は何しようかな…」
「…そういえば今日何か予定あったかなぁ…?」
「……」
「…白良さんとの予定があった」
「でもどこにいくんだろう?行く場所も知らされてないけど…」
「一応準備だけしよう…」
「泊まりとは言われたからとりあえず着替え、あとカメラ機材とスマホ、充電器、モバイルバッテリー…あとタオルかな?あ、レジ袋も何枚か入れて…」ゴソゴソ
「…これでいいかな?」
「あ、お財布、お財布っと…一応免許あるけど運転とかするのかな…?まあいいや」
「あとポケットティッシュとハンカチ…」
「そういえば虫除けスプレーは必要とか白良さん言ってたなぁ…」
「虫除けスプレー…っと」
「これでよしっと…!準備完了!」
「さて、時間は…まだあるからお風呂でも入ってこようっと!」
雪ノ下陽乃は準備を終え、風呂場へと向かう。なお、このとき雪ノ下陽乃のスマートフォンの副回線が勝手に登録された。
case143 千葉村2日前
「ふぅ…さっぱりした」
「あら、陽乃。今日はどこかに出かけるの?」
「あれ?お母さんに言ってなかったっけ?今日は白良さんと出かけてくるよ〜」
「そう…!?え、白良さんと!?」
「え、あ、うん…どこに行くのかはまだわからないけど…」
「そ、そうなのね…。陽乃わかってると思うけど、白良さんに粗相がないようにね」
「うん、わかってるよ」
「あと、何かあったら…いえなんでもないわ」
「?」
(白良さんがいるなら万が一のこともないでしょうし、ある意味安全ね。それよりも彼女に手を出した人たちのことをお祈りすべきかしら?まあ、陽乃に手を出したら容赦はしないけど)
「あ、そろそろ時間だから荷物とってくるよ」
雪ノ下冬乃は娘を心配する。
case144 千葉村2日前
「さて、荷物を持って…」
「あ、白良さんから連絡来てる…あと1分で着く…丁度8時だ。流石きっちりしてるな」
スタスタ…
ガチャ
「あ、陽乃ちゃん♪おはよう〜」
「おはようございます!白良さん」
「おはようございます白良さん…」
「冬乃もおはよう〜♪今日は陽乃ちゃん借りてくね」
「ええ、陽乃のことよろしくお願いしますね」
「もちろん〜、安心して任せてね♪」
(別の意味で不安はありますが…、陽乃頑張ってくださいね)
「さてさて、そろそろ行こっか♪」
「あ、はい…ってまさか…」
「うん♪ヘリで行くよ!」
比企谷家は自家用ヘリを所有している。
雪ノ下家も自家用ヘリは所有している。
case145 千葉村2日前
「じゃ、じゃあお母さん行ってきます」
「ええ、気をつけて」
ガチャ
「さてさて陽乃ちゃん行こっか!」
「は、はい…白良さんってヘリ運転できたんですね…」
「ヘリ以外も色々あるわよ〜、ほら〜」
「ヘリ、船、飛行機、ボート…すごい」
「まあ、これはスイッチ押すだけだけどね♪」
「へ?」
ポチッ
「え、え?う、動き出した?なんで操縦もしていないのに!?ど、どういうこと?白良さん!?」
「えー、このヘリ…」
ゴクリ…
「自動運転可能なヘリなのよ〜♪」
「」
比企谷家は完全自動運転可能なヘリを所有している。ちなみに製作者は比企谷影無である。
case146 千葉村2日前
(まだ、車の自動運転が発展レベルなのに…それをヘリで実現しているなんて)
「さて、到着まで時間あるしゲームでもしよっか♪2人…いや、3人でね♪」
「へ?」
「……」
(3人?)
「ったく…気づいてたんなら早く言いなさいよ…」スッ…
「」
「だってその方が面白いでしょ♪」
「はぁ…、それにしてもこれ凄いわね。ヘリ?っていったっけ?鉄でできたものが空を飛ぶなんて…。ま、スピードは魔理沙のほうが速いわね」
「」
「それはそうよね♪そっちはどう?最近変わったこととかあった?」
「変わったことねぇ…、吸血鬼のメイドや守矢の巫女だかが言っていたけどカード?が流行ってるとかなんだかいっていたくらいね。まだ異変かどうかはわからないけどね」
「」
「なるほどね〜」
「もし異変だったら、どうせ魔理沙が反応するからそれからね。そういえば、妹のほうは連れて来なくていいの?今日は紅魔館で美鈴と手合わせとかしてるけど」
「大丈夫♪今回はこの子に手伝ってもらうからね!」
「」
「へぇ…、よろしくね」
「」
「さて、まだ時間あるからゲームでもしまっか♪トランプあるから大富豪でも…あれ?陽乃ちゃん聞いてる?」
「え、は、はい!?」
(え?私たち以外の人が乗ってる?さっきまではいなかったのにいつの間に!?)
「はい、あなたのカード」
「あ、ありがとうございます…じゃなくて!えっと白良さんこの人は…?」
「あ、そういえば自己紹介しないとね♪こちら雪ノ下陽乃ちゃん!私の親友の娘ちゃんね♪」
「ゆ、雪ノ下陽乃です、よろしくお願いします!」
(白良さんとは違うけど、この人はこの人で何か不思議な雰囲気がある…。それが何かわからないけど…)
「ええ、よろしく」
「で、こっちが…」
「博麗霊夢よ、よろしくね陽乃」
雪ノ下陽乃は博麗霊夢と出会う。