もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…
case126 比企谷家7
「ただいま〜!」
「あ、おかえり小町♪」
「「おかえりー」」
「お、おかえり…」
「うん、ただいま!あ、お兄ちゃんはさっき話したと思うけどお兄ちゃんとお母さんにこれ!」
「MAXコーヒーの新商品!」
「本当!?ありがとう小町!」
「たまたまあったから買っただけだけどね。お父さんは…」
「まだあるなら小町が飲むか冷蔵庫に入れとけばいい。俺は大丈夫」
「…というと思ってもう入れといたけどね」
「はやっ!」
「てか、お父さんは何をやってるの…?」
「いや、iP○d…」
「それはわかるけど…」
「「「「?」」」」
「なんでまだ発売されていないiP○d Proの最新版あるの!?おかしくない!?」
「頼んだら、不具合をあるか確認してくれればって言われて貰った」
「」
比企谷八幡と比企谷白良はMAXコーヒーが好きである。
比企谷小町は驚きで放心している。
比企谷影無は発売より前に現物を持っている。
case127 比企谷家8
「ボランティア?」
「ああ、前に平塚先生が来て説明してたあれか」
「平塚先生?」
「八幡の部活の顧問よ♪きちんと説明してくれたからよかったけど、そうでなかったら…。例えば当日の朝にいきなり来いとか言ってたらどうようかと…」
(お母さん何やるつもりだったの!?平塚先生本当に危機一髪!)
「そ、それで2泊3日らしいんだけど…」
「2泊3日!?」ガタッ!
(つまりお兄ちゃんと3日間会えないということ!?それは小町がやばい!多分持たない!)
「あ、ちなみにお兄ちゃん、行くメンバーとかって決まってるの?」
「お、俺と雪ノ下に戸塚、材木座、川崎ぐらい…?他は募集で誰か来るか来ないか…」
(そのメンバーなら大丈夫…かな?でも、お兄ちゃんと3日間…ボランティア…!?そうだ!)
「ね、ねぇ!それって小町も参加できるのかな?」
「できるわよ〜♪そのことも平塚先生言ってたから」
「じゃあ、小町もボランティアに行く!」
「…と思って小町も参加するってこと、平塚先生に事前に言っておいたから」
「はやっ!」
(何にせよ、これで小町もボランティアに!お兄ちゃんは私が守る!)
「あ、もしもし陽乃ちゃん?ちょっといい…?夏休みにね…」
比企谷八幡は家族にボランティアについて説明する。
比企谷小町は兄とボランティアに参加する。
比企谷白良は娘がそう言うことを予測して事前に伝えている。
比企谷影無は途中から何かを家の地下で作っている。
case128 比企谷家9
「さて、今日から3日間ね♪」
「あ、ああ…」
「小町は準備オーケーだよ!」
「ハンカチ持った?」
「「持った」」
「水着持った?」
「「持った」」
「携帯」
「「持った」」
「まあ、昨日変えたばかりだしねiP○oneの最新のやつ」
「スタンガン」
「持っ…持ってかないよ!」
「え…」
「いやいや、普通に考えて持ってかないって!お母さん何考えてるの!?」
「そう?まあ、後は大丈夫そうね」
「はあ、朝からもう…、いってきます!」
「いってきます」
「「「いってらっしゃい!」」」
バタン
「…さてと俺たちも行くとするか」
「そうね。それにしてもこの体…霊力が」
「ん?ああ、色々めんどくさかったがなんとか終わった。ちなみに擬似霊装もできるようにした」
「」
「じゃあ、行ってくる」
「…はぁ、白良だけかと思っていたらここにも規格外が。まあ、今更か。行ってくるわ白良」
「いってらっしゃい〜♪」
バタン
「…さてと、私は私で調べものね」
比企谷兄妹は集合場所へと向かった。