ではどうぞー!
もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…
case116 比企谷家4
「ただいまー」
「おかえりー!」
(今いるのお母さんだけかな?お兄ちゃんはまだ帰ってきてない…。?あれ知らない靴というかビーチサンダルみたいなのがある。)
(誰か来ているのかな?)
ガチャ
「あ、お母さんただいまー…?」
「おかえり小町ー♪」
「ん、おかえり」
「……?!」
(誰!?小町が知らないってことは小町の知り合いではないし、ましてやお兄ちゃんの知り合いでもないよね!?)
(黒髪ロングで小町よりも少し背が低く、ゴスロリみたいな女の子…お母さんの知り合い?)
「ねぇお母さん、この子は…?」
「あ、そうね紹介してなかったわね♪」
「はい、挨拶いってみよー!」
(ノリ軽っ!)
「ん、我オーフィス、よろしく」
「比企谷小町だよ、よろしくね。お、オーフィスちゃん?でいいかな?」
「ん、よろしく」
(なんか、変わった子みたいだけどいい子そう…。でも、お母さんの知り合いだからまだなんとも言えない!)
「で、お母さん…オーフィスちゃんってお母さんの知り合い?」
「というか友達だね!」
「あ、そうなんだ…」
「うんうん、前におしおきしに行ったときにたまたま知り合ったんだ!」
「我、最初見てないふりしたのに後から白良現れて見つかった」
「お話したかっただけなのにオーフィスちゃん逃げるんだもん…、だから捕まえちゃった♪」
(お母さん何やってるの!?オーフィスちゃんは凄い疲れた顔してるし…)
「オーフィスちゃんごめんね、こんなお母さんで。大変だったでしょ?」
「小町、ありがとう。白良は何もしなければいい人。お菓子くれた」
「オーフィスそれ餌付けされてるよ!?」
(でもなんか食べてる姿可愛いな…)
「………」
「?どうしたのオーフィスちゃん、小町の顔に何かついてる?」
「…あっちの小町とは全然違う」
「?」
「なんでもない」
「まあ、いいや…あ、そうだ!これ一緒に食べよう!」
「ん、食べる」
ガチャ
「…ただいま」
今日も比企谷家は平和である。
case117 比企谷家5
「ただいまー」
「おかえり♪」
「小町、おかえり」
「オーフィスちゃん来てたんだ!ただいま!」
「あ、そういえば小町、これ一緒に見る?」
「何それ?」
(なんか白い水晶玉からコードが伸びてTVにつながってる…。なんで水晶玉?)
「これ?動画というかドラマ的な?」
「へぇ…!?お母さん、なんか小町みたいな人が映ってるけど!?しかも体から幽霊みたいなのいるけど!?」
(これ、本当にドラマ!?)
「うん、だってこれ平行世界の映像だもん」
「」
「小町、大丈夫?」
「はっ!あはは、大丈夫だよ!多分…」
(ということはこれは平行世界の小町!?なんか強そうだな…)
「って何これ!?」
「どうしたの小町?」
「お、お母さん!この映像見て!」
「これは…」
「魂、6つに分裂…」
「…ん!」
シュン!
「え、オーフィスちゃん!?」
(なんかオーフィスちゃんが手をかざして力を入れるとお母さんが前に見せたゲートみたいなものが!?やっぱり只者じゃなかった!!)
(まあ、前からリモコンとか浮かしてたし、いきなり現れたりしてたから今更でもあるけど…)
「白良、行く?」
「ええ、ちょっと説教してこないと…ね♪」
(お母さん、笑顔怖い!)
「じゃあお母さん行ってくるわね♪夕飯までには帰るから、お留守番よろしくね♪」
「我も行ってくる」
シュン…
「いってらっしゃい…」
比企谷家は今日も平和であった。
・・・・・・
シュン!
「ついた」
「ありがとねオーフィスちゃん♪」
「さてと…」
「ゲーム(説教)を始めよっか♪」