今回はエンジェルラダーのところかな?
ではどうぞー!
もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…
case85 川崎沙希2
「…ご注文は?」
「私はペリエで…」
「僕は…」
「戸塚君には雪乃ちゃんと同じものを。私と八幡には…を。」
「かしこまりました…」
コトッ
「こちらペリエです…」
コトッ
「で、こちらがPLMAXコーヒーになります…」
「こ、これは…」
ゴクッ!
「な、なんだこのMAXコーヒーでありながらたしかに違う味は…美味い!」
「やっぱりこれは美味しいね♪」
「MAXコーヒーって普通バーにあるのかな…?」
(私も働いてて疑問に思ってたけど…、それにそれ頼んだの私がバイト始めてから初めて見た…)
比企谷親子はやはりMAXコーヒーが好きである。
雪ノ下雪乃、戸塚彩加、川崎沙希が何故これがバーに置いてあるのか疑問である。
case86 川崎沙希3
「で、わざわざこんなところまで来て何の用?」
「川崎さん、あなた最近帰るの遅いらしいわね。弟さんが心配してたわよ。」
「なるほど…最近周りが少し騒がしいと思ってたらあんたたちのせい?」
「さあ?どうかしら?」
「もしかして太志が何か言ったの?どういう繋がりか知らないけど、あたしから太志に言っとくから気にしないでいいよ。だからあたしのことは気にしないで…」
「川崎さん、あなたバイトをやめる気はないの?」
「ん?無いよ。……まあ、ここはやめるにしても他のところで働けばいいし。」
「でも僕たち心配で…。そんなにお金に困ってるのかな…?」
「まあ、それは…。それはあんたらには関係ないし。」
「それは…たしかにそうだけど…」
「それともあんたらがお金用意してくれるわねでもないでしょ?」
「「…………」」
コトッ
「お、おかわり……」ガタガタ
「え、ああ…かしこまりました…」
「あ、私も私も!」
「あ、はい…」
コトッ
「ど、どうぞ…」
(それにしても比企谷ともう1人よく飲むね…。それも凄く美味しそうに…。)
比企谷八幡は川崎沙希の鋭い目つきに怖がるが美味しいMAXコーヒーを入れてくれてるので、普通の女性よりはまだ大丈夫。
比企谷白良は息子が美味しそうに飲んでるのを見て来てよかったと思う。
雪ノ下雪乃と戸塚彩加は彼女の言葉に上手く返せない。
川崎沙希は比企谷八幡たちがこれを美味しそうに飲んでいるのが気になる。
case87 川崎沙希4
「さてMAXコーヒーも飲んだし、そろそろ帰ろっか!」
「え、でも白良さん!」
「これ以上居ても何も変わらないでしょ?今日はこれで帰る!異論は認めない…かも?」
「そうですね…ご馳走様でした…。」
「ご、ご馳走様です…」
「ご、ご馳走様…」ガタガタ
「あ、会計は私がしとくから雪乃ちゃんたちは先に下に行ってて。」
「あ、自分のぐらい…」
「いいからいいから♪ね?」
「わかりました…じゃあ行きましょう。」
「う、うん。」
スタスタ
「……」ガタガタ
「八幡も先に…、八幡?」
「か、川崎…」ガタガタ
「な、何?」
「ま、MAXコーヒー美味しかった…ご馳走様…」ガタガタ
「そ、そう…、ならよかった…」
「そ、それとあ、明日朝時間あるか…?大志のことで話をしたい…」ガタガタ
「大志のこと?」
「あ、ああ…だから駅前のマックに明日の朝の五時ぐらいに来てくれないか…?」ガタガタ
「わかった…」
「じゃ、じゃあ…」ガタガタ
スタスタ
「何であいつあそこまで…、それに女性が怖いんじゃ…」
「八幡も妹がいて上の気持ちがわかるからじゃないかな?それは…」
「え?」
「あ、会計よろしく♪これで♪」
「え、これってブラックカード!?は、初めて見た…、あんたは一体…」
「ん?さあ何でしょう…?ふふ♪」
比企谷八幡はMAXコーヒーのことじゃなくしっかり依頼のことも考えている。
雪ノ下雪乃と戸塚彩加は先に下で待っており、その後に比企谷白良によって家に送ってもらった。
比企谷白良は謎だらけである。
川崎沙希は比企谷八幡が女性恐怖症なのにどうして自分のことを気にしているのかわからない。