異常なまでの恐怖症   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです!
今回から作戦開始になりますね!
ではどうぞー!


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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case70 由比ヶ浜結衣8

 

「由比ヶ浜さん、これファミレスに忘れてたわよ。」

 

「え?財布?あ、なかったんだ…。昨日から使ってないからなかったことに気づかなかった…。ありがとうゆきのん!」

 

「ええ…」

 

(せめてなかったことには気がつきましょうよ…。)

 

「あ、雪ノ下…今日はどうするんだ?」プルプル

 

「ええ、今日は…」

 

「え?何々?新しい依頼でも受けたの!?」

 

「まあ…」

 

「あ、なら私もやるやる!」

 

「いえ、由比ヶ浜さんこれは…」

 

「よしー!やるぞー!」

 

 

比企谷八幡と雪ノ下雪乃は川崎大志の依頼について話し合う。

 

由比ヶ浜結衣は財布がないことに今気がついた。そして話を聞かずに依頼に参加する。

 

 

case71 作戦

 

「はい!お兄ちゃん!カー君連れてきたよ!」

 

「お、おう…ありがとな小町。」

 

「にゃー」

 

「よしよし…」ナデナデ

 

「にゃー♪」

 

「比企谷君、かなり好かれてるわね…」

 

「兄は結構動物に好かれやすいんですよ。動物園とか行ったらみんな寄ってくるみたいに…。ある意味やばかったですけど…」

 

「羨ましいわね…」

 

「雪乃さんは動物苦手とか?それとも好かれてないとか?」

 

「いえ、ただ私の住んでいるマンションがペット不可なところで…」

 

「なら今度うちに来ますか?兄がいるときは難しいかもしれませんが…。カー君も喜ぶと思いますし。」

 

「ならぜひ行かせてもらうわ!」

 

・・・・

 

「で、雪ノ下…。何をするんだ…?」

 

「アニマルセラピーよ。」

 

「雪ノ下さん、アニマルセラピーって?」

 

「アニマルセラピーとは動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたりあるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて精神的な健康を回復させることができると考えられているわ。今回はこれで川崎さんの優しい一面を取り戻そうと思うのだけど。」

 

「「なるほど…」」

 

「校門の近くに置いて様子を見ましょう。それで川崎さんの反応を伺いましょう。」

 

「わ、わかった…」

 

・・・・

 

「にゃー」

 

「にゃ〜」

 

「にゃー?」

 

「にゃ〜?」

 

(ん?あれは雪乃ちゃん!?猫と戯れている姿グッジョブ!あ、写真写真…)パシャ

 

プルプル プルプル

 

「ん?小町…?どうした…?」

 

『あ、お兄さん俺っす!大志っす!今は比企谷さんから携帯借りてるところっす!』

 

「大志か。で、どうした?」

 

『あ、えっと。言い忘れたんすけど姉ちゃん猫アレルギーなんすよ。だから猫はダメっす。』

 

「えー…。マジで?」

 

『マジっす…。』

 

「にゃーにゃー!」

 

「にゃ〜にゃ〜!」

 

(いいよ雪乃ちゃん!ほらこっち向いて…。そう!いいよいいよ!)パシャパシャ

 

 

比企谷八幡は動物に好かれやすい。

 

雪ノ下雪乃は猫が好きである。

 

由比ヶ浜結衣は危険を察知して来ていない。

 

戸塚彩加は彼が猫と戯れているのを見る。

 

比企谷小町は兄のこと優先である。

 

 

case72 作戦2

 

「先生に話してみたらどうかな?家族とかだと近すぎていえないこともあるかもしれないし。」

 

「なるほど!さすがさいちゃん!」

 

「なら平塚先生にお願いしてみましょう。生徒指導の先生ですし…」

 

「そ、そうだな…」プルプル

 

・・・・

 

「川崎、少し待ちたまえ」ザッ

 

「平塚先生…何か用ですか?」

 

「川崎、最近何か悩んでいることはないか?悩みがあるなら話した方が楽になるかもしれんぞ。」

 

「特に何もないですけど。」

 

「そうか?最近けっこう授業中によく寝ていると聞いているぞ。寝不足な理由とかあるんじゃないか?君は高校生だ。大人をもっと頼りたまえ。ご両親も心配していると思うぞ。」

 

「先生…」

 

(うまくいくかな…)

 

(ま、まだ何とも…)

 

(まだ様子を見てみましょう…)

 

(……)ポチポチ

 

「てか、先生親が心配してるかなんて分かんないはずでしょ?独身だし。」

 

「ぐはっ!」

 

「私の心配よりも自分の心配した方がいいんじゃないんですか?結婚とか。」

 

「ぐふっ!」

 

「じゃあそういうことで…」

 

(((平塚先生…)))

 

「グスッ…今日はもうお家帰る…」フラフラ

 

(Zzz…)

 

 

平塚静は心に深い傷を負う。その日の夜、部屋で酒を飲みながら泣くほどに…。

 

 

case73 作戦3

 

「はいはいー!私考えたよ!」

 

「なんかしら?」

 

「女の子が変わるとしたら1つしかないじゃん!…恋とか…。」

 

「いやそんなことは…」

 

「あ、葉山君にちょっと頼んでくるー!」

 

タタタッ

 

「なんかダメだった…なんで?」

 

(普段の行いでしょうに…)

 

 

由比ヶ浜結衣は葉山隼人に頼みに行くが断られる。

 

葉山隼人は彼女に頼まれるが嫌な予感しかしなかったので断った。

 


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