異常なまでの恐怖症   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです!
テニス編も終わり次は…、あれなんだっけ?
ま、いっか!ではどうぞー!


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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case45 希望調査

 

「なんだこれは…」

 

「……」ガタガタ

 

「なぜ希望する職場が自宅でしかも在宅業なんだ?」

 

「だ、だってそうすれば女性とは会わなくてすむから…」ガタガタ

 

「そ、そうか…。お前なら専業主夫とでも書くのかと思っていたが…」

 

「…む、無理です。死にます。」ガタガタ

 

「…とにかく、今度の職場体験のグループは3人で組んでもらうからそのつもりでいろよ。てか何かないのか?自宅以外で行きたい場所は…」

 

「女性がいない職場ならどこでも…」ガタガタ

 

「いやいやほとんどそんなのないからな!?あ、大工とかはどうだ?」

 

「大工…。それなら前にバイトしてたことがあるからなんとか…」ガタガタ

 

「まあ、大工の職場体験は無理だろうけどな。」

 

「そうか大工さんなら女性がいることもない…。」ブツブツ

 

 

平塚静は彼の希望に頭を抱える。

 

比企谷八幡は例え職場体験であっても変わらず女性が怖い。さらに以前、母親の知り合いの人が経営している建築関係でバイトをしたことがある。

 

 

case46 雪ノ下雪乃3

 

「ねえねえゆきのん、ヒッキー来ないね…。」

 

「そうね…」

 

ブーブー

 

(メール?…これは比企谷君からね。なるほど今は職員室にいるのね。なら、あともう少しでこれそう…)

 

「でもあともう少しで来るからしれないから待ってましょう。」

 

「うーん、やっぱりあたしヒッキー探しにいってくるね!!」

 

ガラガラ バッタン

 

「…そういえばなんで彼女、奉仕部に入ったのかしら?」

 

 

雪ノ下雪乃はちゃっかり彼と連絡先を交換している。

 

由比ヶ浜結衣は人の話を聞かずに飛び出した。

 

 

case47 由比ヶ浜結衣4

 

「ねえヒッキー知らない?」

 

「いや、知らない。」

 

「そっかー。」

 

(てかヒッキーって誰?)

 

「ねえねえヒッキーしら…」

 

「知らん。」

 

(だからヒッキーって誰?)

 

「ねえヒッキー…」

 

「知らない。」

 

「そっかー、ヒッキーみんなに知られなさすぎない!?」

 

(((だからヒッキーって誰のこと指してるの!?)))

 

 

由比ヶ浜結衣は自分にしかわからない呼び方で彼を探す。

 

case48 回想1(戸塚彩加の依頼終了後)

 

『比企谷君…』

 

『ど、どうした?』プルプル

 

『私、あなたに謝らないといけないことがあるの。』

 

『?』

 

『私は入学式のときにあなたを轢いたうちの車に乗っていたの。』

 

『そ、そうなのか…?』

 

『ええ、今まで謝罪ができなくてごめんなさい。謝罪しようとしてもあなたのお母様に比企谷君が女性に対して恐怖症を持っていると聞いたものだから。今更だけどごめんなさい。』

 

ペコッ

 

『そ、そうか…。いや特に気にしてないから大丈夫だ…。あれは雪ノ下は悪くない。というか車は悪くない…。悪いのは犬の飼い主の方だ。ちゃんとリードを確認せずに散歩してたんだから…。動物を大切にしてないのはダメだ…。』プルプル

 

『ゆ、許してくれるの?』ウルウル

 

『ゆ、許すも何も雪ノ下は悪くないんだ。だから気にするな…。』プルプル

 

『ありがとう比企谷君…』ニコッ

 

『あ、それとなんだが…、ダメならダメでいいんだが雪ノ下の連絡先教えてくれないか?』プルプル

 

『え?』

 

『ぶ、部活を休むときとかこ、交換していた方が便利かなと思ってな…。というか伝えに行くときにJ組まで行くとか怖すぎる…』ガタガタ

 

『わ、わかったわ!』

 

(比企谷君の連絡先///こんなに嬉しいことはないわね……///)

 

 

比企谷八幡は彼女に連絡先を伝える。

 

雪ノ下雪乃はこうして彼の連絡先をゲットした。


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