三雲修改造計画【SE】ver   作:alche777

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あらすじに書いてあった性能はここに記載します。
限定公開? そんなの人を集めるうそに決まっているでしょ(ドヤ

ごめんなさい、おまけを入れますので許してください。


第1章:始動! サイドエフェクト・天眼
SE修【天眼】性能一覧&おまけ 【NEW】18/01/14


【 天  眼 】【 てんがん 】

 

 詳細:正式名称は強化視覚。修の視覚情報を極限まで高めたチート能力である。

    ただし、本来修が内包しているトリオン量の八割を強制的に消費してしまう。

    また、使いすぎると乗り物酔いみたいに頭痛と吐き気に襲われる。

    連続使用時間は不明。ただし、使い続けることで徐々に伸ばすことが可能。

    修が成長するたびに天眼もまた成長する。

 

 追記:最近になって、全ての効力の出力を調整する事が可能になる。

    しかし、完全に効力を消すことは不可能。

 

 

 

 効力1:千里眼 【 せんりがん 】

     文字通り、千里を見通す双眼鏡いらずの能力。

     5㎞ほど離れた米粒に書かれた微細な文字も正確に読み取れる。

 

 効力2:浄天眼 【 じょうてんがん 】

     別名透視能力。修の見たい物を視界に表す能力。

     隠密トリガーを識別したのも浄天眼の能力の一種である。

     初め、扱いきれずにとある女性の裸を見て鼻血を噴いたのは秘密。

 

 効力3:複眼 【 ふくがん 】

     三百六十度を可視化する事を可能とした能力。

 

 効力4:強化視覚 【 きょうかしかく 】

     集中力が高まるにつれて体感時間が遅く感じられるようになる。

     修の状況把握能力に長けている最大の要因はこれに当たる。

 

 効力5:鷹の眼 【 たかのめ 】

     弾丸の予測線が視覚情報として現れる。

     赤い閃光が伸びてから、2秒後に着弾することが最近になって判明される。

 

 効力6:完全機能 【 パーフェクト・ファンクション 】

     効力1~5全ての機能をフル稼働させた際に発動する天眼の最高技。

     すべての2秒先の未来を予測し、視覚情報として表すことが可能。

     膨大なトリオンを消費する為に、20秒後に強制的にトリオン体が解ける。

     同時に、視覚障害に陥り、1日過ぎないと回復しない。

     補助トリガー、先視眼【プレコグ・アイ】によって、制御が可能となる。

 

 効力7:**眼

     その能力は、黒トリガーに匹敵する究極機能。

     発動条件は不明。

 

 

 

 おまけ

 

「いやぁ。まさか修君がサイドエフェクト持ちだったなんてね」

 

 

 トリオン体を調査し続けている宇佐美栞は目の前で気まずそうに後ろ首を掻く修に言う。

 

 

「その……。黙っていてすみません」

 

「いいのいいの。サイドエフェクトなんて思わなかったんでしょ? それは仕方がないよ」

 

 

 入隊時、全隊員はトリオン量を含めた身体検査が行われる。サイドエフェクト持ちがいればその時に発覚するはず。けれど、修のサイドエフェクトはあまりにも異質なものであったため、気づかれることがなかったのだろう。まさか、自身のトリオンを喰らって発動し続けるタイプのサイドエフェクトがあるとは思わないのだから。

 

 

「修君の例もあるし、これは鬼怒田さんに申請しないといけないかもね」

 

 

 もしかしたら修のように、トリオン量が少ない隊員やオペレーターにもサイドエフェクト持ちがいるかもしれない。

 副作用と言う忌み名を持っているが、その効果は絶大なのだ。もしかしたら、今後のボーダーの活動を大きく左右する人物が隠れている可能性もある。

 

 

「で、気になったんだけど……。何で、さっきから明後日の方向を見ているの?」

 

「……き、気にしないでください」

 

 

 なぜか知らないが、修は宇佐美を見た途端と言うか、烏丸恭介と訓練をした後、女性陣と一向に視線を合わせようとしなかった。

 

 

「そう言えば、生身に戻りたがっていたみたいだけど、何で?」

 

「……い、言えません」

 

「ん? んん??」

 

 

 修の顔が面白いぐらい真っ赤に染まっていた。

 その顔を見てニンマリする宇佐美。自身の直感がこう訴えているのだ。

 ばれてはいけない隠し事を持っている。それを察知することができれば、面白いことが起こるだろうって。

 宇佐美はパソコンを操作するのを一旦中止して、修の方へ回り込む。

 

 

「なーに、隠しているのかな?」

 

 

 呼ばれて視線を宇佐美へ向けてしまう。

 それがいけなかった。視界に広がるとある光景を目の当たりにして、純情ボーイの思考がオーバーヒート。全身から湯気が出るのではと勘違いするほど赤くなった修は……。

 

 

 ――キュー・バタン。

 

 

 糸が切れた操り人形みたいに倒れてしまった。

 

 

「……え? ちょ、ちょっと修君!?」

 

 

 あわてて駆け寄る宇佐美だが、修は既に意識を手放していた。どこぞの漫画だ、と思いたくなるほど目が渦状になっているし。

 修の持つ天眼の能力には【浄天眼】が備わっている。けれど、それを扱うことを今の今まで放棄していた修は当然使いこなすことができずにいた。

 ……お分かりだろう。修はピンクの何かを見て思考を停止させたのであった。

 

 後に修は宇佐美に、それは見事な土下座とお詫びの最高級品どら焼きを送ったのは別の話。

 それを覗き見していた迅が腹を抱えて盛大に笑っていたのは知る由もなかった。


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