IS ~システムFate~   作:マルク マーク

6 / 15
ハッピーニューイヤー!!
はい自分タイにいるので新年まではあと40分程あります。
それでも日本は新年を迎えているので。
皆さん明けましておめでとうございます。今年もこの作品をよろしくお願いします。


VSセシリア!!これが俺の本気だ!(なお、全力では無いもよう)

時は過ぎ、月曜日。セシリア・オルコットとのクラス代表決定戦当日。俺達は第三アリーナ、Aピットに来ていたのだが……。

「――なあ、箒」

「なんだ、一夏」

「どうした?何か問題か?」

「気のせいかもしれないんだが」

「そうか。気のせいだろう」

「何があったかは何となくわかるけど……どうした?」

「ISのことを教えてくれる話はどうなったんだ?」

「…………」

ふいっ、とそっぽを向く箒。

「目 を そ ら す な」

やっぱりか…

「し、仕方がないだろう。一夏のISがなかったのだから」

「まあ、そうだけど――じゃない!」

「とは言え、知識や基本的な事くらいは教えられたはずだろ?」

「…………」

ふいっ、と目をそらす箒。

「「目 を そ ら す な っ!」」

一夏と俺のISはごたつきがあったようで、結局来ていない。今日の今日、今の今もまだ来ていないのである。

「「「…………」」」

沈黙が、場を支配していた。

「お、織斑くん御門くん!」

山田先生が慌ててこちらに駆けてくる。相変わらず転ばないか心配になる足取りだな。

「山田先生、落ち着いてください。はい、深呼吸」

「は、はいっ。す〜は〜、す〜は〜」

「はい、そこで息を止めて!」

一夏がそう言うと、山田先生は息を止めた。

…山田先生は顔が赤くなっても息を止め続けている。

 

 

 

「織斑、山田先生で遊ぶな。そして、目上の人間には敬意を払え」

パァンッ!

いつも通りの弾ける様な打撃音。これで威力はヘビー級だと言うのだから、まったくもって笑えない。

「千冬姉……」

パァンッ!

「織斑先生と呼べ。学習しろ。さもなくば死ね」

教育者とは思えない暴力発言。さすが、元軍の教官。美人なのに浮いた話がないのは、ひとえにこの性格が原因か。

「ふん。馬鹿な弟にかける手間暇がなくなれば、見合いでも結婚でもできるさ」

一夏も同じ事を考えていたらしい。心を読まれた。と言った顔をしている。

「それでですねっ!来ました!織斑くんと御門の専用IS!」

「――え?」

まるで図ったかのようなタイミングだった。

「織斑、すぐに準備をしろ。アリーナを使用できる時間は限られているからな。ぶっつけ本番でものにしろ」

「――はい?」

「この程度の障害、男子たるもの軽く乗り越えてみせろ。一夏」

「――え?え?なん……」

「「「早く!」」」

山田先生、千冬さん、箒の声が重なる。

 

ゴゴンッ!

ピット搬入口の防護壁が重々しい音を立ててゆっくりと開く。そこにいたのは『白』と…何色だろうか?前世でやったFate/GrandorderのGOの部分と同じ色だ。

「これが……」

「はい!織斑くんの専用IS『白式』と御門くんの専用ISです!」

ん?

「…あの、すみません。俺のISの名前は何ですか?」

「え、えっと…開発側が御門くんに名付けて欲しいといいまして…」

「はあ、自分で…?…わかりました」

…そうだなFate/Goの色なんだしあれにするか。

「カルデア」

「…え?」

「俺のISの名前はカルデアでお願いします」

「わ、わかりました。カルデアで登録しますね」

俺がそう言ってる間に一夏はISを装着し終わった。

今日の対戦は一夏vsセシリア、俺vsセシリア、一夏vs俺という順番だ。俺は最初の試合は見れないし、一夏は二つ目の試合は見れない。フェアではないからだ。

だから俺は初期化(フォーマット)最適化(フィッティング)する時間がある。

「一夏」

「ん?なんだよ?」

俺は拳を前に出す

「勝ってこい」

「ああ!わかった!」

コツン

一夏は拳をぶつけて飛んでいった。

 

「織斑先生」

「…なんだ」

「今日の試合全てを後日、動画でもらえませんか?」

「…ああ、わかった。後日動画にして届けよう」

よし!

「ありがとうございます」

「御門、そんなことよりもとっとと初期化(フォーマット)最適化(フィッティング)を終わらせろ」

「はい」

俺は自分のISに近づいて手を触れる。

 

 

 

 

『やあやあ、アキラくん!元気にしてたかい?僕だよ!神様だよ!』

なっ!?

『僕はこのISについて説明するだけだからね!質問は受け付けていません。さて、このISなんだけど僕の手作りなのさ!だからその世界の兎さんやおかしなもんを使ってもそれを奪ったりいじったりできないよ!安心だね!』

『あっ、今は初期化(フォーマット)最適化(フィッティング)の途中で話しかけてるから気にしないでいいよ!でその機体なんだけど大体は普通のISと変わらないよ!』

『その機体唯一仕様の特殊能力(ワンオフ・アビリティー)最適化(フィッティング)が終わったら出現するよ!名前はシステムFate、その効果は幾つかの宝具のデメリットをある程度弱くするのさ!』

『簡単に言うと紅蓮の聖女(ラピュセル)流星一条(ステラ)を使っても死ななくなるよ!シールドエネルギーはゼロになるけど』

『あと宝具の真名解放にリミッターがつくよ!これはオンオフと強弱設定できるよ』

『そしてこれが僕がつけた最後の機能!使った宝具の本来の持ち主の幻影が君の姿に被るのさ!しかも君の声に合わせた合唱する!と言っても宝具の真名を解放した時だけだけどね』

『おっと、もう時間だ。もしかしたらまた話しかけるかもしれないけどよろしくね!』

 

 

初期化(フォーマット)最適化(フィッティング)が終了した。

 

 

…あの僕っ娘神がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!

 

 

 

…まあいいか。

 

 

「終わったか」

今、俺は一人だからピットにいる。他のみんなは一夏の試合を見ている。

…待つか。

 

 

 

数分後

 

 

ビーーーッ!

『試合終了。勝者、セシリア•オルコット』

 

ん、終わったか

寝てた俺は、試合終了の合図で目が覚めた。少し寝ぼけたのか頭がハッキリする頃には正座して説教されている一夏がいた。

…そっとしておこう。

 

そのまま、一夏の説教が終わるのを待った。

 

数分後

「そういえば、アキラはどうしたんだ?」

説教を受けてた一夏の発言により、思い出したのか箒と千冬先生が俺を探す〈ちなみに俺は部屋の端にいる)

「ん、やっと思い出したか」

「御門、お前の試合はあと5分後に始める」

「わかりました。で、あんなこと言っておいて負けたのはどんな気持ちだ?一夏」

「うう、もうやめてくれ…」

あらら、完全落ち込んでやがる

「まあ、次の試合で俺が仇を取ってやるよ」

「…ああ、頼む」

さてと、最終調整にはいるか。

 

5分後

 

「御門、時間だ」

「わかりました」

俺はISを装着して答える

「じゃ、いってくる」

「おう、勝てよ!アキラ!」

「ああ、…そうだ一夏」

「なんだ?」

「勝つのはいいんだが

 

 

 

 

 

 

 

別に倒してしまっても構わないだろ?」

 

俺はそう言って飛んでいく

 

 

「アキラ!お前なんでフラグ立てていくんだよ!?」

 

 

 

 

 

 

 

…これがアリーナか。

アニメで見たよりもすごいな。

俺がアリーナの雰囲気に圧倒されてるとセシリアが反対側のピットから現れた。

そして今対面になるように飛んでいる。

 

「…」

「…」

どちらも話さない

セシリアは気まずそうに。

俺はセシリアの言葉を待つように。

「あ、あの…あの時はすみm「今は謝るな」…え?」

「オルコットが一夏と戦ってどう言う心境の変化があったのかはわからない」

実際に全て原作通りに行くとは思えない

「だが、今から試合が始まる。言いたい事があるなら俺に勝ってから言え」

「…わかりましたわ。では、踊りなさい。わたくし、セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる円舞曲ワルツで!」

 

そう言いセシリアは銃を構える…が

 

「さぁ、早撃ち勝負だ。先に抜いてもいい()? ()の方が速いから。 ……ファイア!! 」

ドンドンドン!

「キャア!」

俺のほうが速い

 

俺が発動した宝具は壊音の霹靂(サンダラー)

ビリー・ザ・キッドが愛用していたと言われるコルトM1877ダブルアクションリボルバー(通称「サンダラー」)によるカウンターの三連射撃だ

 

「今のは一体…一瞬別の方の姿が見えたような気が…「そんな風にぼうっとしてていいのか?」っ!?」

 

俺はそのままサンダラーでセシリアを追撃する。

「少しは考える時間をくださいまし!!」

そう言って銃を撃ってくるがそれを回避して銃を撃つ。

こんどはセシリアが反応できたため回避する。

そしてセシリアは反撃の射撃を放つ、俺はとっさに回避するがかすってしまう。

しばらくの間その攻防が続くが

「お行きなさい!《ブルー・ティアーズ》!」

痺れを切らしたセシリアが《ブルー•ティアーズ》を使った

オルコットの呼びかけに応えるように《ブルー・ティアーズ》が飛来。こちらを包囲するように陣取る。

 

確かコイツの弱点は…

 

俺は《ブルー•ティアーズ》を無視してセシリアを攻撃する。

「なっ!?」

当然、セシリアは回避する。

 

 

その間に俺は全ての《ブルー•ティアーズ》を破戒する

 

「え!?いつのまに!?」

「ついさっきだ」

そして、俺はサンダラーをしまう。

「あら、ひょっとして。降参するんですの?」

なぜ俺が有利なのに降参すると思ったんだ。

「そういえば、オルコットってさイギリス出身だったよな」

「…?ええ、そうですわ」

「なら、祖国の伝説に沈め…!!」

 

俺は剣を手に持つ

「束ねるは星の息吹」

 

 

 

 

 

ISを動かしてから溜まっていったストレス

 

 

 

 

 

 

「輝ける命の奔流」

 

 

 

 

 

全てをこの一撃に乗せて

 

 

 

 

 

「受けるがいい!」

 

 

 

 

 

 

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)!」

 

 

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)から放たれるビームがセシリアに襲いかかりそのまま上空に軌道を変えた

 

 

ビーーーッ!

『試合終了。勝者、御門 亮』

 

 

その場には、地面に落ちていくセシリアとスッキリした感じの亮がいた

 

 

 

 




その頃とある兎さんは…

「何!?このエネルギー!?束さんこんなの知らないよ!?」
「あの凡人の試合見たけど最後のあれなんだろう?束さんの作った解析くん23号で解析できないなんて…」
「御門亮…あっくんか〜」
「もし、会う事があったら色々聞かせてもらおっと♪」





一瞬だけ頭によぎったネタ

大体、エクスカリバーを使う前


俺は青い物体を手に持つ
「食らえ!これが俺の本気だ!」






「回転して突撃する蒼い槍兵!」

「どなたですの、その方は!?」
ランサーです

「うおおおおおおおおおおおお!?」
そしてランサー(クー•フーリン)は回転しながらセシリアに突撃する。


ドォォォオオン!!

そして爆発した。

「ランサー(とセシリア)が死んだ!」
『この人でなし!』

アリーナの観客席からツッコミがきた。






▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。