Z/Xの世界に転移 〜この世界で幸せを見つける〜(番外編)   作:黒曜【蒼煌華】

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明日も投稿予定です(*´꒳`*)


各務原あづみ happybirthday!No.2

ーー凡そ1時間が経過ーー

 

《あづみ》「でねでね、大祐くん…私のプレゼントした赤いマフラー、外出する時は絶対に着けてくれて…」

 

《ソリトゥス》「流石…女性キラー……然り気に大胆…」

 

《リゲル》「大祐が侮辱されてる気がするのは、私だけかしら?」

 

《ソリトゥス》「そういう意味で…言った訳じゃ無い………と、思う」

 

《あづみ》「でも、大祐くんがそう呼ばれちゃうのも…仕方無いよね」

 

《リゲル》「まぁ…わからなくも無いわ。……………………あ、でも。最近はあづみだけを見ているらしいわよ?」

 

《あづみ》「………ほぇっ…!?」

 

《リゲル》「実際に大祐が言ってたの。『最近あづみさんだけが目に映って仕方が無い』って。勿論、大祐は相変わらず私達全員を見てくれてるけれど…」

 

《ソリトゥス》「一途……良いんじゃないかな…?」

 

《リゲル》「本来なら、ね…でも、大祐は悩みに悩んでいるって」

 

《ソリトゥス》「ハーレム故の…悩み…大変そう」

 

《あづみ》「大祐くんが…私だけ、を…う、ううん…大祐くんが…えと…///」

 

《リゲル》「私としては、あづみが嬉しいなら何よりだわ?誕生日って事も有って、大祐も気付かない内に意識してーー」

 

《ソリトゥス》《リゲル》「…………………………………………………………………………」

 

《あづみ》「……ど、どうかしたの…?」

 

《リゲル》「あぁいえ…大祐があづみを意識してるなんて、何時もの事、って思って…」

 

《ソリトゥス》「同感……あづみちゃん、大祐くんの心を独り占めにするなら…今しか無いよ…!!」

 

《あづみ》「わ、私はそんな…私一人だけの大祐くんじゃ無い…から……」

 

《リゲル》「ふふっ、本当は、一度で良いから独り占めしたいんじゃ無いの?」

 

《あづみ》「ち、違うもんっ」

 

《ソリトゥス》「…あづみちゃん、我慢は…いけないよ…?駄目、絶対…」

 

《あづみ》「………………」

 

《リゲル》「一年に一度の誕生日なんだから…ね?」

 

《あづみ》「………………」

 

《ソリトゥス》「…あづみちゃんがその気になったら…で、良いんじゃ無いかな…?無理する必要も…無い…」

 

《あづみ》「…ありがと、リゲル。ソリトゥスさん…」

 

《リゲル》《あづみ》《ソリトゥス》「………………」

 

《リゲル》「ほらほら、この微妙な空気、さっさと飛ばしてしまいましょ?ソリトゥス、違う話題って何か有るかしら?」

 

《ソリトゥス》「…呼び捨て…!!嬉しい…」

 

《リゲル》「あ…ソトゥ子…さん?」

 

《ソリトゥス》「呼び捨てで…!お願い……。それに、ソトゥ子って名前、もう使って無い…」

 

《あづみ》「勿体無い気がする…ソトゥ子さん、良い名前だと思う」

 

《ソリトゥス》「誰も…呼んでくれない。…大抵、ソリトゥス…」

 

《あづみ》《リゲル》「…………………………………………………………」

 

《ソリトゥス》「……あ、で…えっと、元気になる話題…?だよね…。ちょっと色々探してみる…」

 

《リゲル》「お、お願いするわ」

 

《あづみ》「ソリトゥスさんの密かな悩み…聞いちゃったね」

 

《リゲル》「…えぇ」

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

《ソリトゥス》「えっとね…沢山、って程じゃないけど…あづみちゃんに聞きたい事は、色々有った…。例えば…」

 

《あづみ》「例えば…?」

 

《ソリトゥス》「日常生活での、他人との関わり……サイクル…趣味…将来の夢…とか…?」

 

《リゲル》「どれも答えやすい物ばかり。あづみとしては助かるんじゃないかしら」

 

《あづみ》「うんっ」

 

《ソリトゥス》「…後は…深夜、大祐くんと何してる…?とか、子供の予定ーーは禁止…だよね。うん、自重自重…」

 

《あづみ》「ソリトゥスさんが小声で何か言ってるよ…?」

 

《リゲル》「うーんと…夜は、大祐と何してるのかって」

 

《ソリトゥス》「聞かれてたっ…!」

 

《あづみ》「え、えっと…夜は大祐くん、と?殆ど一緒に居ないです…。何時もリゲルと一緒の部屋で、一緒のベッドで寝てます」

 

《リゲル》「そうね」

 

《ソリトゥス》「お、おぉ…その間、大祐くんは…他の女性といちゃいちゃしてたり…」

 

《あづみ》「うんと…大祐くん、自分が眠る時は誰も部屋に入れないし、誰の部屋にも入らないって言ってました。確か…プライバシーがどうとか…?」

 

《リゲル》「理性がどうとか、とも言っていたわね。大祐…『貴女達に手を出す様な真似はしたくない』とか。…只の諧謔かとも思ったのだけれど、冗談で無いのだけは察したわ」

 

《ソリトゥス》「相変わらず…引っ込み思案。あづみちゃんや、リゲルさんみたいな可愛くて…美人な女性…早く自分の物にしちゃえば良いのに…」

 

《リゲル》「両思いだから余計そう感じるわ…大祐、自分からは絶対に来ないもの」

 

《あづみ》「えっとね…私個人の話だけど…大祐くんには、もう少しぐいぐい来て欲しいなぁ…」

 

《リゲル》「激しく同感だわ。こう…強行突破して来る感じで…」

 

《ソリトゥス》「強行突破…何を突破するんだろ…」

 

《リゲル》「さぁ…?」

 

《ソリトゥス》「ピンクな話、かな…」

 

《あづみ》「ピンク…?……はーと?」

 

《リゲル》「はーと……心臓………成る程!心の壁、って話ね?」

 

《ソリトゥス》「ううん…二人共、間違ってる。…あづみちゃんもリゲルさんも、純粋過ぎる…眩しい…」

 

《あづみ》「ち、違うんだって、リゲル…なんだろね」

 

《ソリトゥス》「あづみちゃんもリゲルさんも……大祐くんと通る道なんだから…覚えとかないと………」

 

《???》「そういう事ならお任せあれっ♪」

 

《ソリトゥス》「こ、この声はっ…!」

 

《???》「呼ばれて飛び出てじゃんじゃじゃ〜ん♪」

 

《ルクスリア》「ルクスリア、参上♪」

 

《ソリトゥス》「……場が混沌と化す…そんな未来しか見えない…」

 

《ルクスリア》「どんどんカオスにしていくわっ」

 

《あづみ》《リゲル》「………??」

 

ーーー


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