なんと、あなんとですねぇ、私の誕生日です。
関係ないですよね、ハイ。ごめんなさい。
ではでは、ご閲覧くださいませ~♪
‐side 琴里
士道達が入ったのを確認できなかったのか、天使〈
他に類をみない大きさの天使〈
折紙、四糸乃、耶倶矢がグループから離脱、本当に大丈夫かしら・・・?
「指令! 天使に動きが!」
チュッパチャップスをピコピコしていると、〈
声に誘導されて大型のモニタに目を向けると、先程まで不可視のバリアのようなものを全体に張っていた天使のバリアが弾け、塔や窓から砲台が顔を出す。
『〈
そのすぐ後に、艦内に機械で出来た声が反響する。
天使が〈
天へ向かったものは雲を晴らし、山へ向かったものは山に巨大な穴を作る。この艦隊、〈フラクシナス〉にも何発か当たったけど、ASTより強固な
「見たところ、〈
「ですね」
次々と撃ち落とされるASTを見てはぁ、とため息をつく。
内部に送ったカメラでは、今し方折紙と四糸乃が甲冑を粗方片付け、扉を破壊する。流石に二人とも驚いているようだ。
「折紙、四糸乃、遊具に乗ってはダメよ」
『流石にそれくらいは分かる』
『あ、耶倶矢さん・・・す、すぐ戻ってきます・・・!』
私が言ったのもあったか、二人は15分前に士道達が入っていった扉を開ける。
‐side 士道
『士道、あと少しで折紙と四糸乃が辿りつきそうよ。そっちは?』
インカムから琴里の声が聞こえる。恐らくここにはカメラがないんだろう。
「全部のパネルをとりあえず集めて、今ははめていってるよ」
俺が導き出した・・・ってか、凄い簡単だったんだが、この問題は『俺が出会った精霊の順番』になっていた。そして、名前に2と6が入っている精霊は(俺の記憶が正しければ)まだ会っていない。つまり、
104
35897
126
折紙が精霊だって分かったのは七罪の後だからこれで正しい筈だ。
最後に俺が1のパネルをはめる。
天井から流れる水が止まる・・・・・・止まる・・・・・・止まる・・・・・・?
「止まらない!?」
なんでだよ!? プログラムミスか!? 俺はこの順番で精霊と会って封印(狂三は除く)してきたぞ!? もう嵩は俺の膝辺りまで来てるってのに・・・
『士道、どの順番でいれた?』
この冷静な声が多少イラッと来るが、とりあえずは言っておこう。
「十香、四糸乃、狂三、琴里、八舞、美九、七罪、折紙」
『最初に封印したのは?』
「誰って・・・あ」
なんつー典型的なミスだ。
俺はすぐ5を一番前に代え、3までを全て1枚ずつずらした。
天井から流れる水はぴたりと止まり、鍵が開く音と共に巨大な扉がゴゴゴゴと音を立てて開いていった。気分はさながら、旅が始まる勇者のようだ。
『やっほー、士道くーん、どう? 進んでるー?』
「お待たせ」
進もうとした足を甲高い声と抑揚のない声が止める。
振り返ると、至るところに掠り傷が出来た折紙と四糸乃が少し息を荒くして立っていた。
「折紙! 四糸乃!」
名を呼ぶと、二人が駆け寄ってきた。
『ちょっとー、よしのんを忘れちゃこまるよー』
四糸乃の天使〈
「あ、あぁ悪かったな。んじゃぁ、次行くぞ」
言って、廊下の先を見る。学校の廊下よりも長い城の廊下の先、曲がり角は無く、一直線の先に小さくだが扉が見える。
さて、と、早く耶倶矢を助ける為に、そして、試練とやらを送った精霊を助ける為に。
改めて決心を付け、俺は足を踏み出す。
意外と簡単なクイズでしたね。
5年前に遡った士道クンが出会った折紙や狂三は除くとします。すいません、分かりづらくて。また、〈ファントム〉の名前に数字がないので無しにしました。
と、まぁ、兎に角私にとっては多少無理矢理なクイズだったかなと思います。何せ考えるのが始めてなもんで・・・へへ。
ではでは、次回はまた、気長に御待ち下さいませー。 これから学校が卒業式に向かって動き出しますんで、また遅くなるかもです。