-side 事の葉
今回は、あの世界とは別の平行世界にある五河宅に来ております。
「帰れ」
おやおや、手厚い歓迎で。いやはや、嬉し悲しいですねぇ。
エプロン姿で眉間にシワを寄せてらっしゃるこのお方は、ラッキースケベの申し子、五河士道さまです。まぁ、主人公です主人公。
なんか、今回は結構キャラはしっかりとしていた気がします。多分…?
「しりとりは疲れたけどな」
あれは仕方ないです。
あぁ、そうだ士道さん。雫ちゃんを連れてきてくれません?
「あぁ、はいはい」
「誰…です? この黒子」
生みの親。
「…?」
「あー、えっと、ダイオウグソクムシだ」
失礼な! せめてダンゴムシにしてくださいよ! なんであんなでかくて白くないといけないんですか!
おっと、取り乱しました。
今回は、裏話と、雑談と、また設定ets...を二人と語り合いましょうという、めっちゃめちゃメメタァな話です。
正直、時間を浪費してまで見るほどではないです。多分。
今回の雫ちゃんは所謂「純粋の精霊」ということで、人間の時の記憶がない状態です。つまり、十香ちゃんや四糸乃ちゃんと同じということです。
「でも、最初は記憶あったっぽいぞ? 親の写真とか…」
「あまり、覚えてないんです。プログラムいわく、記憶を消してと私が頼んだみたいで…」
『呼ばれて飛び出たプログラムちゃん。最終回まで私に名前は無かった』
この菱形、プログラムは、彼女の天使〈
一応名前はあったのですが、間違えて設定の書いたメモを削除してしまい…
『後で拷問』
サーセン。
「そういえば、なんで城なんだ?」
あぁ、それは私がそういった、巨大な建造物が好きだからです。でも、ビル、てめぇは駄目だ。あれに造形美は求められない。
最初は大聖堂でもいいかなと思ったのですが、ノイシュヴァンシュタイン城を見た瞬間、これだ! と思い、浮かせてみました。
「そんなユーチューバーみたいなノリで浮かせたんですか?」
楽しければモーマンタイ。
それと、当初精霊と城という対戦を考えていたので、攻撃状態と防御状態など、色々と考えていたのですが、そこまで書く気力がなく、断念しました。
「今回は狂三の登場がなかったな」
あぁ、ごめんなさい。登場させようとは思ってたんですが、タイミングが見つからず。
「まぁ、仕方ないか。今回は戦闘っていう戦闘が少なかったからな」
ですね。天使の第一層、それとASTが登場したときですね。
あれは、あの後描写しようと思ったのですが、あえて描写しませんでした。いいか悪いかは、アナタ次第!
雫ちゃん、説明ヨロ。
「えっ…と。あれは空間震を発動させて周囲を根こそぎ奪ってから、銃兵を出した、という感じで…」
いやぁ、あたふたする女子っていいよね。よくない?
実際に、字面にするのは難しい状態で、あぁ、そういう感じなんだな。と脳内補正をしてくれれば助かります。
「今回は反転させなかったのか?」
よく考えてくださいよ士道! あんな話数でさらに反転後の話も混ぜてみてくださいよ! 明らかに多すぎるでしょう!
「十分に多いぞ」
留め金が壊れてた。俺は悪くねぇ!
あぁ、そういえば、改めて、本当に色々とお待たせしましてスイマセンでした。一ヶ月待たせたときは遺書を残そうかと思いました。嘘ですけど。
少なくとも心から謝罪の念を持っていることは確かです。
「仕方ないだろ。リアルも受験生で忙しいし」
「そ、そうですよ。受験生はリアル優先です!」
『ですです。でも、まぁ、拷問…』
一人だけちょっと怖い言葉が。
でも、フォローしてくれる人が二人いる! 嬉しい!
「ってか、最後なんで天使の能力が使えなくなったんだ?」
『それは私から。自由にしろ、という命令に従ったまでです。あの場で雫様が士道様から【
のっとられてんなぁ。
『雫様が自由にしろって言ったんですから。雫様に言ってくださいよ』
ま、いっか。城が側近にのっとられるのは世の常ですもん。
「っていうか、次回作は出すのか?」
うーん、だしはしますよ。ですけれど、先述の通り受験生ですので、いつごろ出すか、どれぐらいの定期で出すか、というのは一切決まっていません。キャラクター設定もゆったりまったりと着実に決めていっているので、良ければ今月の下旬、遅くても今年中には第一話は出します。
「私は出ますか?」
イベント的な感じで出すかもしれませんけど、ストーリーに直接出ることは無いと思います。
「知らない人と会うのは緊張…しますね」
えぇ、とても分かりますよ。
そういえばですが、雫ちゃんは数年前の私をモチーフに作り上げました。いえ、今現在の私かもしれません。命令は断れず、感情は基本表に出ません。
なので、うーん、気恥ずかしいのですが、デート開始後の雫は私の目標でもあるんです。あんな風に、色々といいながら泣いたりしてみたいものです。
さてはて、次回はいつか分かりませんが、暖でも取りながら、コーヒーを冷めぬうちに飲んで、ゆったりまったりと次の物語をお待ちくださいませ。