デート・ア・ライブ 雫キャッスル   作:事の葉

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ハローハロー。
待たせたなぁ! え?待ってない?……(耳栓キュッ)

夏休みに入った事の葉です。
夏休みの宿題? あー、いいやつだったよ…俺はお前のことを忘れないさ。3秒くらいな。


相変わらず自由に書かせていただいてる前書きです。
ではでは、ご閲覧くださいませ~♪


夢のような話

‐side 士道

 

 とりあえずデートは始まったものの、雫は緊張からか、こちらの話に合わせはするものの、雫から俺に話しかけることはなかった。歩き方もどこかぎこちないし、きょろきょろして挙動不審だ。

 

『いやー、見てて面白いですねぇ。』

 

 雫の手提げバッグに入るほど小さくなった菱形のクリスタルが小さな声でクククと笑う。

 忘れてた…今は二人きりじゃないんだ。このうざったいプログラムがいる。

 

「な、何が?」

 

 小さな声で雫が返す。

 

『だって雫様、今ブリキの人形みたいになってますよ?』

「的確な例えだな」

 

 うんうん

 その間接の節々からギギギギ・・・ガシャンと音が鳴っているような歩き方だ。

 

「き、緊張してるから、し、仕方ないでしょ」

『何をそんなに緊張することがあるんですか? ちょーっとデートしていちゃいちゃしているところを人に見せつけるだけじゃないですか』

「それが…」

「あー、えっと、たぶん今の方が人の目を引き付けるんだけど」

「え?」

 

 言って雫が回りへ目を向ける。通行人から痛い子を見るような視線をまんべんなく浴びせられ、雫はようやく自分の行動が客観的に見て異常だとわかり、恥か恐怖からかプルプルと震える。

 何せ、今やっていたのは、プログラムが見えていなければ、いや、見えていてもカバンに話しかけるおかしな子だ。

 

「と、とりあえず逃げよう!」

 

 動くこともできない雫の手を取って、通行人をするりと抜けて裏路地へ走っていく。その間も雫は俯いたままだ。

 

『雫様~? 大丈夫ですか~』

 

 応答なし…完全に外界をシャットアウトしてらっしゃる。

 

「安心してくれ。周りにもう俺以外人はいないから」

 

 言って頭をポンポンと叩く。

 俺と同じ身長の少女が、これほどまでに臆病とは…ギャップなのかわからないが、普通なら心奪われていたところだ。

 

「あ…ほんとだ…あ、ありがとう」

「ん。じゃぁ、ここから抜けるか。えぇっと確か…」

『そこの十字路を右に曲がったら商店街の中に入るわよ』

 

 右耳に取り付けたインカムから響く妹の声。

 持つべきものは優秀な妹だな、と改めて思いながら、再び雫の手を取る。

 雫は少しだけびっくりして、わたわたとしてから、エスコートを頼むように目をこちらに向けてきた。

 無機質な表情。そんなものは消え、そこにあるのは多少困惑した、しかし、どこか楽しげな、不安な人間だった。

 少し苦笑しながら、任せろ、と胸を張り、言われた通り次の十字路で右に曲がる。

 

 

 

 

‐side プログラム

 

 雫様が楽しんでくださるなら、私は大満足です。

 雫様、あなたは覚えていますか?

 最初で最後、私に命令を下したときのこと。私は今でも忘れません。

 あの時は、まぁ、私もできたてほやほやでしたからねぇ、色々と備わってませんでしたから…いつですかねぇ。本当にそれを実現できるのは。




今思った。
複線張るのって難しいのね。
タイミングとか、ぴったりじゃないと、私にとっては違和感がある。
まぁいいや!

ギャップ萌え…現実でそれを感じたことはあったろうか…残念、私にはなかったようです。味わいたい! 生徒会長とか委員長の女子がしっかりとしているようで実はドジっ子っていうベタなキャラを現実で見てみたい!

あ、すいませんでした。
では次回。今週中にはあげれると信じている。(この作品とは言っていない)

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