中々話が進まなくてすいません。次は普通の学校生活を書いていきます。
それではご覧ください。
春歌の友達に婚約したことを話し、祝福の言葉をもらってから数日後の祝日。あれから特に変わったことなどない。結婚する約束をしたからって、変わることなんてない。今は高校生らしい男女交際をすればいいのだ。
「あー!そこでそれはずるい!」
「残念だったな。運も実力の内だ」
現在は比企谷家で俺と春歌は向かい合って、某大人気TCGで対戦している。春歌がメイドが本業に対し、俺は天空の覇者だ。フォルテは勝った時の笑みがグッとくる。
「ねえ、付き合ってる男女の高校生がすることなの?それ」
「小町、それは偏見というやつだ。そんな外でデートやらしてばっかだと、お金がかかる。高校生だからそんなに余裕ないから」
「そうだよ小町ちゃん。こうやって彼氏と一緒にゲームだって大事な時間だよ。あ、八幡、このカードって分解していい?」
「ん?あー、ロイヤル使うならそれはいいんじゃないか」
「分かった」
春歌の隣に小町あり。小町は将来の義姉にくっついて百合雰囲気が若干漂っている。
将来の義姉と言っても小町にはまだ婚約したことは報告していない。今年は受験生だし、今知ったら勉強に集中できるとは到底思えない。
受験合格祝いに報告でもしようかな。
「ところでお兄ちゃんと春歌さん、何かあった?」
「「え!?」」
しかし、こういう事に関しては鋭くおめでたい乙女思考を発揮した小町。たった今決めたのにもう言わなきゃいけない雰囲気になりそうだ。ここは上手く誤魔化そう、と春歌とアイコンタクトを取り、実行に移る。
「え?いつもこんな感じだよ」
「何か変か?」
「うう~ん、確かにそうだけど………。なんか違和感。ま、いっか♪」
単純な奴で助かった。
「あ、もう夕方だ。ごはん作らなきゃ。春歌さん、食べてってください!」
「いいの?ありがとう♪私も手伝うね」
「いえいえ、お客さんなのでゆっくりしててください」
「ううん、私も作りたい。花嫁修業花嫁修業!」
「はぇ?」
「おい!」
「ん?………あ」
はい。俺の彼女がエクスプロージョンという爆裂魔法級でやらかしてくれました。ついさっきアイコンタクト取ったばっかにも関わらず。
誤魔化そうにも小町にはっきり聞こえてたため、もう言い逃れはできない。小町は春歌の発言で大体事態を把握したのか、悪い笑みを浮かべている。
「これはもう、ご飯の時に尋問するしかないね♪」
すると、俺達の事が気になりすぎたのか、料理にブーストがかかり、もう出来上がってしまった。そして俺達は、春歌の友達の時みたいに、そのまま事を話した。
「およよ。まさかあのごみいちゃんが、そんな男らしい事を言うなんて……。嗚呼、小町涙が……」
めちゃくちゃ失礼だろ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それじゃあ、ダマされた大賞見てくる。
また明日。