俺達の高校生活は、平穏に過ぎていく   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

一言だけ言う。めっちゃピンチ。何がかは察してほしい。だからといって毎日投稿達成させるけどね!あ、ばれちゃった!

それではご覧ください。


4日目

「ただいまー」

「お邪魔します」

「おかえり春歌。比企谷君、いらっしゃい」

 

玄関に出迎えたのは春歌の母親。一言挨拶をし、家へ上がろうとすると、思わぬ光景が目に入り、戦慄した。

 

「なあ春歌。俺が来ること、母親は知ってんのか?」

「え?言ってないよ」

「でも、何故か俺用のスリッパが用意されてるんだが……」

「あ、本当だ!」

 

まるで俺が来ることを予知していたかのように、用意されたスリッパ。しかし、当の母親は何食わぬ笑顔のままで、ちょっと怖いと感じてしまった。思わず予知能力でもあるんじゃないかと疑った。

 

「お?待ってたよ。八幡君」

 

そして次に現れたのは春歌の父親だ。この人もまた、俺と春歌を笑顔で出迎えた。見た目からしていい人だなぁ。おまけにイケメン。

 

「お、お邪魔します……」

「なんだったら、ただいまって言ってもいいんだよ?」

「無理ですよ……」

「そうかぁ。まだ無理か」

 

まだというか。今後とも言う気なんてないですけど。

 

さすがの春歌も、俺に対する馴れ馴れしい態度に参ったのか、俺の手を引っ張って、部屋に連れ込まれた。う~ん、普通立場が逆なんじゃないかと思うんだけどなぁ。でも、春歌の両親の接し方がもうすでに普通じゃないから、いっか。

 

「なんか、ごめんね。あんな両親で」

「まぁ、嫌悪されてるよりかは幾分マシだ。ちょっと気が楽になった」

「私は気が抜けちゃったよ……。あ、着替えるから、ちょっと出てて」

「はいよー」

 

妙に上手い事を言った春歌はタンスを開けながら、俺の退室を願う。俺は適当に返事をして、その場に座った。

 

「ちょっとぉ!そんな堂々と見ようとか凄い清々しいね!まだ早い!」

 

怒られてしまった。そんなわけで俺は今度こそ退室。まだ早いってなんだよ……。そもそも、彼氏が胡坐かいて目の前で彼女が服を脱ぐなんて、色々と危ないな。

 

ドアのまでしばらく待っている間、今になって気付いたことを考えている。

 

着替えどうしよう………。

 

なんか自然な流れで来てたから頭からすっぽり抜けていた。今から帰って取りに行った方がいいんだろうが、ぶっちゃけると、面倒くさい。

 

「八幡君、どうしたんだ?ドアの前で立って」

「春歌が着替え中です」

「突入だ」

「いやいやしませんよ!何言ってんだ父親が」

「僕も八幡君と同じころ、同じ状況があってね。その時は思いっきり入ってやったさ。案の定ビンタされたけどね」

 

なんて頭に手を置きながら、恥ずかしそうに話す春歌の父親。何故だろう。もっと緊張するはずだったのに、全然構える必要なんてない。

 

「あ、着替えなら僕のを使ってくれ」

 

何で知ってんだよ……。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

そういや昨日、俺ケーキ食ってねぇ…………。

また明日。

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