俺達の高校生活は、平穏に過ぎていく   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

まず一つ言いたい事。

オリ主難しいから、4日目から八幡視点に戻します。すいませんでしたぁぁぁ!!!

それではご覧ください。



3日目

放課後、八幡と本屋寄り。俗にいう放課後デートというのかな。もしくは制服デート。ただいま私は満喫中です。

 

「なぁ、そろそろ一旦離さないか?人目が…」

「あー、仕方ないか。さすがの私も少し恥ずかしくなってきた」

 

実は学校からここ本屋までずっとくっついたまま歩いていたのだ。至福のひと時でした。

 

「どうしたんだ?今日はいつもよりべったりしてたけど」

「え?嫌だった?」

「いやそういうわけじゃねぇよ。ただ、なんつーの?見せつけてる感があったから気になってな」

 

す、鋭い……。さすが八幡。時々思ったことを見透かされて心の中でも読めるんじゃないかと思うよ。

 

「後ろで集団作ってるグループあるでしょ?」

「あー、あのうるさい連中か。最近おとなしいが」

「そこにいる女子が八幡の事見てたんだよね」

「えー、そんなことあり得るのか?」

「本当だよ。八幡心当たりは?」

「あると思うか?俺だぞ?」

「確かに……」

 

今思えば、八幡は高校生活で私としか関わっていなさそう。いや、絶対そうだ。だって八幡は私と家族以外興味ないと思うし。去年は違うクラスだったけど、ずっと1人って言ってたし。言われなくてもわかってるって感じだし。我ながら酷い事言ってると思うけど事実なんですよね。

 

「で?その、俺を見てた女子?何で見てたかは知らんが、放っておけばいい。あのグループなんだろ?俺嫌い」

「そっか。八幡がそう言うなら私も気にしない」

「しっかし、道理でいきなり腕に抱き着くわけだ。嫉妬したんだな」

「う、うるさい。いいでしょ!見せつけたかったの!」

「そんな見せつけてると後での報復が怖いぞ」

「その時は八幡が守ってくれるでしょ?」

「さあな」

「えー、ひどーい」

「それより、本買いに来たんだろ?」

 

あ、すっかり忘れてた。

 

八幡と付き合う前、去年本を紹介してもらった時以来、私はかなりの読書家になったのだ。それのおかげなのか、苦手だった現代文の成績も良くなって、八幡との話題が増えて楽しくなった。7割ラノベだけどね。

 

「ん?小町からメールだ。………えー」

「ん?どしたって……あー」

 

八幡のメールを見ると、そこには『今日は外で食べてくるから、適当に済ませてね』と。無慈悲で容赦ない小町ちゃんからのメールだった。八幡、相変わらずの待遇なんだね。心配になってくるよ。

 

「今から飯作んのかよ…。めんどくせぇ」

 

何食わぬ顔で放任されてることもまったく気にしない様子で、面倒くさそうな顔をする八幡。もうすっかり慣れちゃったのか。いいのかそれで……。

 

「八幡、私の家行こうか。お父さんもお母さんも会いたがってるし」

「俺そんなに気に入られてんのか…。じゃ、ありがたくお邪魔するわ」

 

普通に八幡とご飯食べたいって言ってた。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

明日から八幡が主人公です。申し訳ありません。

また明日。

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