太正?大正だろ?   作:シャト6

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第七十九話

帝劇・支配人室

 

 

米田「私はね……少女達を戦場に送り、この椅子に座っていただけの…ダメ軍人だ…だが、君達を誰よりも愛しそして、君達の命を尊いと思った……しかし、あやめくん!断じて…この世界を魔の手に委ねるわけにはいかん!!」

 

「その通りだおっさん」

 

俺は支配人室に入り、写真を見てるおっさんに話しかけた。

 

米田「も、森川!?なんでお前がここに!!お前は大神達を翔鯨丸で聖魔城に行ったはずだ!」

 

大輔1「ああ、それはなおっさん。俺は分身なんだよ」

 

米田「分身…だと!?」

 

大輔1「ああそうだ。本物の俺はちゃんと翔鯨丸に乗って、大神達と聖魔城に向かってる」

 

米田「……」

 

ありゃ?おっさん頭をかかえちまった。

 

米田「お前は…つくづく規格外な奴だ。お前が降魔って言われた方が、一番しっくりくるぜ」

 

大輔1「残念だが、俺は降魔じゃないからな。一応人間だ」

 

米田「一応…か。まぁいい」

 

大輔1「分身が消えれば、本体の方に記憶など全て引き継がれるから、この会話も分かる」

 

米田「そうかよ。ったく、ホントお前みたいなのが協力者でホント助かるよ」

 

大輔1「だろ♪さて、俺達も行くんだろ?空中戦艦ミカサで」

 

米田「ミカサの事までお見通しか…」

 

大輔1「俺の職業を忘れてもらっちゃ困るぞ?」

 

米田「やれやれ…」

 

そして俺達はミカサに乗り込んで発進準備を進めた。

 

由里「市民の避難、完了しました!」

 

かすみ「最終安全装置解除!発進準備完了!」

 

米田「よし!霊子核機関始動!聖魔城に進路を取れ!空中戦艦ミカサ…発進!!」

 

大輔1「ほ~。ミカサの存在は知ってたが、まさか帝劇の真下で作られてたとは思わなかったな」

 

米田「93サンチ砲装填!発射!!」

 

そして見事に聖魔城の門を破壊した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅蘭「凄い…何て破壊力や!」

 

マリア「見て!聖魔城の城門が跡形もないわ!」

 

大神「米田司令!」

 

米田『お前達に言い忘れとった事がある…帰ったら、森川の所で大宴会だ!!早く戻って来いよ!!』

 

大神「…了解!!」

 

大輔「こりゃ帰ったら、美味い物作ってもてなさねぇとな♪」

 

カンナ「ヘヘッ。司令官も粋なことするじゃねぇか!大将の美味い飯にもありつけるのは嬉しいねぇ」

 

大神「よし!カンナ!!翔鯨丸を城門跡に着陸させろ!あそこから内部へ突入する!」

 

カンナ「了解!」

 

米田『頼んだぞ…お前達!』

 

大輔「絶対に生きて帰って、おっさんが泣き出すほど豪華な料理を作ってやるからな!絶対に生きて戻ってくるんだぞ全員!!」

 

『了解!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

由里「聖魔城より降魔、急速接近中。その数、およそ二千!」

 

米田「迎撃用意!全砲門開け!花組が霊子砲に辿り着くまで、降魔をこちらに引きつけろ!」

 

由里「了解!」

 

米田「断じて霊子砲を撃たせる訳にはいかん!化け物どもめ…人間をなめるなよ!」

 

大輔1「おっさん、万が一は俺も出るからな」

 

米田「本当は止めてぇところだが…こんな状況じゃありがてぇ話だ。もしもの時は頼むぜ!」

 

大輔1「任せておけ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺女「さすがはミカサと…言うべきかしら?米田がいよいよ奥の手を出してきました」

 

叉丹「所詮悪あがき」

 

殺女「では、こちらも…」

 

フフッ…まさかここでこいつらが復活していたなんて、誰も思わないでしょうね…

 

殺女「さあ…存分に歓迎しておやりなさい。【黄昏たそがれの三騎士】…」

織姫とレニに対して

  • 大輔に織姫&レニ両方
  • 大輔に織姫。大神にレニ
  • 大輔にレニ。大神に織姫
  • 大神に織姫&レニ両方

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