大神「皆配置についたな。各員その場で待機せよ。直仁君、君は俺の側にいるんだ」
直仁「分かりました」
大神「よし、行くぞ!!」
そして周囲を警戒していると、実験機が見つかった。
マリア「隊長!問題の光武を発見しました!」
マリアからの報告を受ける。
大神「様子はどうだ?」
マリア「それが…止まっています。活動を停止しているんです」
大神「中には誰も乗っていないのか?」
俺はマリアの答えに驚いた。
マリア「反応がありません…逃げた後のようです」
大神「そうか…」
マリア「これより機体の回収にかかります」
そして俺達は、無事に光武を回収して帝劇に戻るのだった。
大神達が光武を回収して戻って来て、おっさんに報告する。
米田「ふむ…妙な話だな…」
あやめ「神崎重工からの連絡によると、こちらへ輸送する途中に突然起動したそうです」
突然起動…ねぇ。
米田「誰かが勝手に操縦して、そして勝手に乗り捨てていったか…」
大神「悪戯にしては度が過ぎますね…」
本当にそうなのか?すると、俺に通信が入る。
「…俺だ」
オペレーター『マスター、先程の光武の件ですが』
「詳しく教えろ」
オペレーター『はい。簡潔に言えば映像等を確認した結果、誰もその実験機に搭乗していません』
「…確かなのか?」
オペレーター『はい。神崎重工から帝劇に移動する道中の映像を確認しましたが、誰も光武に乗り込んだ形跡は見つかりませんでした』
「…分かった。引き続き調べてくれ」
オペレーター『了解しました』
そして俺は通信を切る。しかし…誰も乗っていないか。
米田「おい直仁、お前はどう思う?」
直仁「光武が勝手に動いた…とか?」
大神「おいおい…流石にそれはないだろう?」
米田「はははははは!いや、面白い意見だ。お前、センスあるな」
おっさんは笑ってるが…あながち間違ってないかもな。俺もオペレーターからの連絡がなきゃ笑ってたかもしれないがな。
米田「という訳だ。今後、光武の輸送には十分気を付ける事だな。神崎重工には、厳重に注意しておいてくれ」
あやめ「……」
米田「ん、どうした?あやめくん?」
あやめ「いえ…了解しました」
米田「よし解散!」
そしてそれぞれ着替えに戻り自分の部屋に戻っていく。
「おっさん、あやめ、少しいいか?」
米田「ん?」
あやめ「なにかしら?」
「さっきウチのオペレーターから連絡があってな。実験機…あれの輸送状況を調べさせたんだが」
米田「そうか。相変わらず仕事が早いな」
「まぁな。それで、あの実験機だが…輸送道中誰から乗り込んだって報告はなかった」
あやめ「それって!?」
「まだ確信は持てないが、あいつ…直仁か。あいつの意見あながち間違いじゃないかもな」
米田「おいおい…まさか本当に勝手に光武が動いたって言うんじゃねぇだろうな?」
「言っただろ。まだ確信は持てないって。俺も戻って直接映像とかを見て調べるつもりだ」
「「……」」
「詳しい事が分かればまた報告する」
俺はそう言い残して帝劇を後にした。さて、あの光武…何かありそうだな。店に戻り俺はすぐ地下に向かい、神崎重工から運ばれた光武の様子を映像で見る。
「ん〜…確かに誰かが乗り込んだ形跡はないな」
信号なんかで止まった時に、特に注意して見たが誰も近づいてない。走ってる時なんかは論外だ。
「となると、直仁言った仮説が当たってるかもしれないな」
光武が勝手に動いたっていう仮説がな。
「けど、そうなると何でひとりでに動いたかって事になるよな…」
さてさて、これは調べるのが大変だぞ…
「オペレーター、悪いが光武の事をもう少し調べてくれ」
オペレーター「了解しました」
俺はオペレーターに後を任せ、上に行き今日は眠ることにした。
織姫とレニに対して
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大輔に織姫&レニ両方
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大輔に織姫。大神にレニ
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大輔にレニ。大神に織姫
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大神に織姫&レニ両方