太正?大正だろ?   作:シャト6

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第三十三話

翔鯨丸で大神達のいる深川に向かっている俺達。

 

由里「副司令!大神隊長達の周りに大量の脇侍が出現しています!」

 

あやめ「分かったわ。直ちに翔鯨丸の砲撃準備!それと同時に、搭乗している皆を地上に降ろして!!」

 

「「「了解!」」」

 

そして、翔鯨丸の砲撃を撃ったと同時に、さくら達は降下していった。

 

さくら『遅くなってすみません!皆、大丈夫ですか!?』

 

大神『さくらくん!』

 

あやめ「さあ!貴方達も出撃よ!!」

 

カンナ『よっしゃあ!やったるぜ!!』

 

すみれ『これで役者が揃いましたわ』

 

3人もやる気満々だが、ここでトラブルが起きた。先に降下させたさくら達だが、大神達の光武の近くに降りることができなかったのだ。

 

カンナ『おいおい。随分皆と離れちまったじゃないか!』

 

すみれ『さくらさん!どうしてもっと近くに降りてこなかったんですの!!』

 

「すみれさん。地形が複雑だったんで、降りれる場所が今いる場所しかなかったんですよ」

 

すみれ『も、森川さん!?』

 

大神『何で森川さんが翔鯨丸に!?』

 

あやめ「米田司令が、どうしても外せない用があってね。それで代わりに森川さんに乗ってもらったのよ。皆賛成してるわよ」

 

わざわざ言わんでもいいだろうに。

 

すみれ『そういう事でしたら、この神崎すみれ…森川さんに無様な戦いはお見せできませんわ!』

 

既にすみれがやる気を出しているよ。

 

アイリス『む~!アイリスだって負けないんだから!!』

 

さくら『あたしだって!』

 

マリア『……』

 

すみれに対抗して、アイリスとさくらもそう言う。後、マリア…黙ってるけど翔鯨丸にある霊力測定器みたいな機械が、さっきより上がってるんだが。

 

大神『あはは…さて、二手に分かれてしまったか。皆気を引き締めていくぞ!!』

 

『了解!!』

 

そして二手に分かれていても、さくら達は順調に脇侍を倒していく。そして残ったのはボスだけだ。

 

「妾は紅のミロク。お望み通りお相手してさしあげましょう。出てくるがよい!妾が忠実なるしもべ、紅蜂隊!!

 

ミロクがそう叫ぶと、同じ色の脇侍が数体出てきた。

 

ミロク「フフフフフ…まずは小手調べ…」

 

そう言い残して、ミロクは屋敷の上で待機する。

 

あやめ「ミロクの言う通り、紅蜂隊全てを退治しなくてはならないようね。紅蜂隊を倒して目にもの見せてやるのよ!大神くん!!」

 

「皆さん、気を付けて下さい」

 

そして再び戦闘に突入する。だが、紅蜂隊はあっという間に片づけられる。

 

(おかしい。余りにも簡単にやられすぎる。どういうことだ?)

 

俺は簡単に倒された紅蜂隊を見て、疑問を抱く。

 

大神『観念しろ!もはや後はないぞ!!』

 

ミロク「フフフ。これしきで勝ったと思っているのか?」

 

するとミロクは、さくら機に光を当てる。

 

さくら『んっ?全然効かないわよ!』

 

ミロク「ふ…これで終わったと思うな!」

 

ミロクはそう言い残して、大神達の前から消えて行った。

 

大神『…どういう事だ?』

 

カンナ『まぁ、奴の光線も只のハッタリだったようだし…それでは!』

 

すみれ『いきますわよっ!』

 

『勝利のポーズ…決めっ!』

 

そしていつものように、勝利のポーズをしていた。だが…

 

(ホントに只のハッタリなのか?)

 

俺はミロクがさくら機に当てた光線の事を考えてたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

 

 

「ぬかりはないであろうな?…ミロクよ」

 

ミロク「はっ…お任せ下さい。奴らの本拠地は既に…」

 

「残る地脈ポイントは後一箇所!いよいよ、我が『六破星降魔陣』の完成の時が来た!!天地開闢(かいびゃく)以来の大いなる裁きが、帝都を打ち滅ぼすのだ!!神国、日本の未来は堕落した西洋化にあらず!我、再び、徳川幕府復活の為に蘇った。行け!!全ての西洋文化を打ち払え!!」

 

「はい…」

 

ミロク「全ては天海様のお言葉通り…」

 

天海「うむ…」

織姫とレニに対して

  • 大輔に織姫&レニ両方
  • 大輔に織姫。大神にレニ
  • 大輔にレニ。大神に織姫
  • 大神に織姫&レニ両方

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