太正?大正だろ?   作:シャト6

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IF編 次世代へ託す人間の魂3

っとまぁこんな事があった訳で、今から旧華撃団対現華撃団との戦いが始まる。場所は、俺が以前帝劇の地下の更に下に、秘密道具のポンプ地下室で作った場所だ。

 

「さて、今から手合わせと言う名のバトルが始まる訳だが…」

 

直仁「一応ルールの確認です。どちらかが参った、又は戦闘不能になる事。殺傷してはいけないこと…」

 

直仁が次々とルールを読み上げていく。そして読み終わり、いよいよ戦いが始まる。

 

「さて、向こうは誰を指名してくるのやら」

 

まず出てきたのはランスロットだ。ま、思った通り1番手か。

 

直仁「不満だろうが、一応ハンデとして現華撃団が好きな相手を選ぶ事ができる。ランスロット、誰を選ぶ」

 

ランスロット「そりゃあもちろん、あたしの殺気を無視した真宮寺さくらだ!」

 

直仁「分かった。さくらさん、お願いします」

 

さくら「分かりました」

 

俺は戦う前にさくらに声をかける。

 

「折角の機会だ。お前の実力を見せてやれ。あいつはどうも戦闘狂でな」

 

さくら「分かりました。…大輔さん、戦いに勝ったら…」

 

「ああ、いつものだな」

 

そう言うとさくらは、ウキウキ気分で前に出る。

 

ランスロット「よくもあたしを子供扱いしたな!絶対に許さない!」

 

さくら「別にそういうつもりじゃなかったんですけど…」

 

ランスロット「うるさい!」

 

するとランスロットは、直仁の合図も無しにさくらに斬りかかる。だが、流石は今までの歴戦がある。すぐに対処する。

 

「ま、今のランスロットじゃさくらには勝てないな」

 

すみれ「そうですわね」

 

俺の言葉に、旧華撃団の連中は頷いている。ランスロットは最初は剣1本だったが、さくらの実力に気付いたのか、すぐに普段の二刀流になる。それでもさくらは簡単に対処していく。

 

ランスロット「クソッ!クソッ!!」

 

「あ〜あ〜。頭に血が上って動きが単調だ」

 

マリア「そうね。冷静に対処すれば、物凄く素晴らしい逸材なんでしょうけど」

 

ロベリア「ま、今まで自分より上の存在がいなかったんだろうよ」

 

だろうな。天宮との戦いは、結局のところ光武を使っての戦いだ。生身では負けなしだったんだろうな。そしてさくらはランスロットの2本の剣を弾き飛ばし、首元に剣先を突き付けた。

 

さくら「ここまでです」

 

直仁「勝負あり!!」

 

さくら「貴方の剣…もう少し冷静さがあったら危ないところでした」

 

そしてさくらは俺達の方に歩き出す。

 

ランスロット「嘘…私が…負けた…嘘…嘘だあああああ!!」

 

するとランスロットは、落ちてた剣を拾いさくらに詰め寄る。

 

「あのガキ!」

 

俺は素早くさくらとランスロットの間に入り、剣を受け止める。

 

「「!!」」

 

直仁「森川さん!!」

 

「…おいテメェ。誰の女に手ぇ出してんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直仁「……」

 

まずい。森川さんがキレてる…

 

「誰の女に手ぇ出してんだって聞いてんだよ!」

 

すると森川さんの回りに気が集中していく。

 

ランスロット「あ…あぁ…」

 

「決着はついたはずだろうが。これ以上ヤりてぇなら、俺が相手してやるぞ?あ?」

 

一歩ずつランスロットに近づいて行く。ランスロットは腰が抜け座り込み、歯をガチガチ言わせていた。

 

「…取れよ」

 

すると森川さんは、ランスロットの剣をランスロットの前に放り投げた。

 

「誰の女に手ぇ出したか、その身にしっかりと教えてやるよ」

 

さくら「大輔さん!」

 

するとさくらさんやすみれさん、マリアさん達が森川さんを止めに入る。

 

マリア「少しは落ち着きなさい」

 

すみれ「そうですわ」

 

グリシーヌ「全く…私達の事となると回りが見えなくなるのは変わっていないのだな」

 

「…わりぃ」

 

森川さんは落ち着きを取り戻す。

 

「すまなかったなランスロット」

 

ランスロット「い、いや…あたしも悪かったし」

 

「そうか…さて、悪いがついでだ。上海華撃団隊長、ヤン・シャオロン!悪いが俺の相手をしてもらおうか」

 

シャオロン「な、なんで俺だけ指名なんだよ!」

 

コイツ…あの時の事忘れてるのか?

 

「直仁の奴とはケリついてるみたいだが、俺とはついてねぇよな?」

 

シャオロン「なっ!?あの時謝ったじゃねぇか」

 

「確かに謝った。だがなぁ、自分の嫁達を悪く言われて、怒らねェヤツガいるか?キッチリ落とし前つけさせてもらうぞ?」

 

シャオロン「チッ!けど、俺もあんたとは1度ケリつけたかったんだよ」

 

そして、森川さんとシャオロンの戦いが始まる。

 

直仁「それでは…始め!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャオロン「先手必勝!寸発勁!!」

 

「寸発勁か。なら…八卦六十四掌」

 

俺は目を白眼にして、シャオロンの技を避け打ち込んでいく。

 

「八卦二掌!」

 

シャオロン「ぐっ!?」

 

「四掌!八掌!!」

 

シャオロン「ぐあっ!」

 

「十六掌!三十二掌!!六十四掌!!」

 

シャオロン「ぐあああ!!」

 

全てをくらい、シャオロンは吹き飛ぶ。

 

「どうした?その程度なのか?上海華撃団隊長は」

 

シャオロン「く…くそっ…」

 

「どうした?」

 

シャオロン「負けて…たまるかよ!!ユイ!」

 

ユイ「はい!」

 

するとシャオロンは、ユイから棍棒を受け取る。

 

「なるほど。直仁との時に見せた棍術か」

 

シャオロン「ああ。直仁より強いあんたに通じるか分からないけどな!」

 

「……」

 

なるほど。あいつなりの考えか。なら、こっちもそれ相応の技で答えないとな。

 

「投影・開始」

 

俺は一本の刀を投影する。それを見た現・華撃団連中は驚いてるがな。

 

「お前の覚悟は分かった。なら、俺もこの技で相手をしよう」

 

シャオロン「いくぜ!!」

 

シャオロンは動き出し、上に大きくジャンプした。

 

「雷の呼吸…」

 

シャオロン「脳天割り!!」

 

「壱の型…霹靂一閃!!」

 

俺達は同士討ちする。

 

『……』

 

大神「ど、どうなったんだ…」

 

大河「わ、分かりません…」

 

シャオロン「へへ…やっぱり強えわ…森川さん…」

 

そう言い残してシャオロンは倒れた。

 

「フッ…説教する筈が、すっかり忘れてたぜ。だが、お前の気持ちは充分伝わったからいいがな」

 

倒れて気絶したシャオロンを見て、俺はそう呟いた。ったく、いい顔で気絶しやがって。

織姫とレニに対して

  • 大輔に織姫&レニ両方
  • 大輔に織姫。大神にレニ
  • 大輔にレニ。大神に織姫
  • 大神に織姫&レニ両方

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