大輔「今年も後わずかか。作者の世界じゃここ数年色々あったから、月日が経つのが早いな」
っと、んなメタ発言は置いといて…
大輔「そろそろ劇場に行くか」
毎年恒例となった劇場でのクリスマス兼誕生日パーティー。だが、今年は会場が変わった。
大輔「まさか今年は紐育で行うとはな」
今年は少し趣向を変えて、紐育華激団司令のサニーサイドの提案で、紐育で行うことになった。とはいえ、提案がつい最近なんで当然クリスマスまでに到着できるわけない。だが、ここで俺の出番だ。
大輔「どこでもドアがあれば簡単だ。ま、最初から俺を当てにしてたサニーサイドは殴るけどな」
ってな訳で、俺はまず帝劇のさくら達と合流し、次に巴里のシャノワールの連中を迎えに行き紐育へ向かう。
大輔「サニーの野郎、マジで覚えとけよ」
そして俺は帝都、巴里の連中を連れて紐育へ向かった。
サニー「しょ…しょれれは…ヘリークリフハフ」
『メ、メリークリスマス…』
顔を腫らしながら音頭を取るサニーサイドを見て、俺以外の全員は少し引いていた…
米田「…少しやりすぎじゃねぇか?」
大輔「アイツにはあれくらいが丁度いいんだよ」
大河「で、ですが流石にあれは…」
大輔「大河…端から人を当てにする自体が間違ってんだよ。普通紐育でクリスマスパーティーをするなら、もっと事前に言っとくべきだ」
大神「た、確かにそう言われればそうだが…」
大輔「別につい最近話があったから怒ってんじゃねぇ。俺に相談もなく俺を当てにするなって事だ」
ラチェット「ウチの司令が悪かったわね」
おっさん達と話してると、ラチェットがやって来た。あやめやかえでも一緒だ。それを見たおっさん達は気を使って離れていった。
大輔「あんたが謝る事はない。あのチャランポランな司令が原因だ。それに…」
かえで「それに?」
大輔「ラチェットとクリスマスを過ごすのはあの時以来だしな。たまにはこっちにも顔を出さないとって思っただけだ」
俺はシャンパンをあおりながらそう言う。
ラチェット「そ、そう…嬉しいわ///」
ラチェットは顔を紅くした。あやめとかえでは面白くなさそうな顔をしてたがな。それから俺はそれぞれと話しながらパーティを楽しんだ。そして3華激団で泊まることになり、まさかの全員が個室を充てがわれた。全員が寝静まった深夜。俺は大神と大河を連れて、女性陣達の階にやって来ていた。
大輔「ってな訳で、今年は俺達がそれぞれの連中の所に忍び込んで、クリスマスプレゼントを渡すぞ」
大神「それはいいんですけど…」
大河「寝ている女性の部屋に入るのは…少し抵抗がありますね」
大輔「何言ってんだ。お前らは風呂場で『からだが勝手に〜』とかなんとか言って風呂場覗いてる癖によ」
俺がそう言うと、二人は慌てて弁明したが、毎度の事なので聞き流す。
大輔「それに、お前らは人数少ないからいいだろうが!」
そう言われ、大神と大河苦笑いする。こいつ等と違い、俺は忍び込む…もとい入る部屋の数が倍以上だ。大神はカンナと巴里のあいつ(アンケを取る予定なので、明確な名前は出さないです)。大河も紐育のアイツだ。んで、おっさんとグランマは大神。サニーは大河が担当する。
大神「それは…」
大河「…頑張って下さい」
大輔「ありがとよ。んで、今回はサニーの奴の提案で、既に各自欲しい物を書いた紙をBOXの中に入れてもらってる。それを見てプレゼントを用意した」
それぞれ担当する連中の欲しい物を用意した。ま、俺を含めた大神と大河も、中々面白い物注文されてたがな。
大輔「さて、そろそろ行くか」
「「ええ/はい」」
俺達は分かれて、各自担当の奴の部屋に入る。俺はまずはすみれの部屋だ。
大輔(すみれの奴は扇子だな)
よく使ってるから分かる。だがよすみれ…俺の顔をイラストしたやつってのはどうなんだ?
大輔(まぁちゃんと作ったけどよ)
イラストっていうか写真だな。俺とすみれが写ってるのがあったからそれにした。けど…
大輔(自分でそんな写真を選ぶの地獄だな…)
取り敢えず枕元に置いて…
大輔「メリークリスマス、すみれ」
そう言い俺は部屋を出た。次はマリアだ。マリアはホルスターだ。どうやら今使ってたのがイカれたみたいだ。んで、俺とマリアのイニシャルの刺繍入りが欲しいんだと。入れたけど…
大輔(やれやれ…思われてる事は嬉しいがな)
俺はすみれと同じ様に枕元にプレゼントを置いた。
大輔「メリークリスマス、マリア」
そして次々と部屋に置いていく。流石に帝都、巴里、紐育とあれば多い…
大輔「さて…最後はさくらの奴だが…」
俺はさくらが書いた紙を見てため息を吐く。紙にはこう書かれていた。【森川さんと添い寝でいいのでしたい】と。
大輔「まさかの物じゃなくて添い寝かよ…」
これ流石に驚いたな。けど、折角のクリスマスだ。1日くらい願いを叶えてやる。
大輔「…覚悟を決めるか」
俺はさくらの部屋に入る。さくらは寝ており、俺はベッドに入るのを躊躇う。
大輔「う〜ん…ただでさえ部屋に侵入してるのに、その上勝手に布団に入って添い寝は…なぁ」
なんてことを思ってると…
さくら「う〜ん…あれ〜…森川さん…?」
さくらの奴が起きた。
大輔(ヤベッ!)
さくら「うわ〜…あたしの願いが叶ったんれすね〜…」
…こいつ寝ぼけてる&酔ってるな。
さくら「らったら、一緒に寝ましょ〜」
そう言うとさくらは、俺をベッドに引きずり込んだ。
さくら「ウフフ〜…一緒に寝れるなんて…幸せ〜…スゥー…」
ガッチリとホールドされた俺は、さくらから脱出できなくなった。
大輔「めっちガッチリホールドしてんだけど!?」
そんな俺を余所に、幸せそうな寝顔をしてるさくらだった。
大輔「(ま、幸せならいいか)メリークリスマス、さくら」
俺も流石に眠気がきたため、そのまま眠りについた。
翌日…
さくら「うぅ〜ん…」
もう朝…って
大輔「Zzz…」
さくら「!!」
な、なんで森川さんがここに!?あたしなんで森川さんと寝てるの!?
さくら(も、もしかして…あの時紙に書いた事が現実に!)
昨日の事を思い出した私。
さくら(そっか…)
願いが叶った私は、寝ている森川さんに抱き着いた。
大輔「うぅん…」
さくら「フフッ…メリークリスマスです…チュッ」
私は森川さんに接吻をして再び眠りについた。もう少し…この幸せな時間が続くように願いながら…
結局二人は起きて来ず、起こしに来たマリア達に見られ正座させられるのは数時間後の事であった…
大輔「今年もこの小説を読んでくれてありがとうな」
さくら「少し早いですが、今年の【太正?大正だろ?】はこの投稿が最後になります」
大輔「また来年もこの小説を宜しくな!」
さくら「ここ最近、また新たなコロナが出てますけど、皆さんお気をつけて下さいね」
大輔「来年も元気に会おう!」
さくら「それでは皆様、良いお年を!」
『良いお年を〜!』
織姫とレニに対して
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大輔に織姫&レニ両方
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大輔に織姫。大神にレニ
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大輔にレニ。大神に織姫
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大神に織姫&レニ両方