「さて、今年もこの季節がきたか」
世間ではクリスマス。そして俺も毎年の如く、さくら達と過ごす。んで、今年も俺がクリスマスケーキを…と思ってたんだが。
「まさか今年は、さくら達女性陣が作るとはな」
米田「そのおかげで、俺や大神は帝劇から追い出されちまった」
「仕方ねぇだろ。アイツ等が秘密って言ってんだから」
大神「そうですよ支配人」
米田「へっ!オメェらは、別の意味で大変だからな」
大神「アハハ…」
「ま、確かにな」
俺と大神は苦笑いする。
「けど、今年は人数が多い分、用意が大変だな?大神」
大神「アハハ…それを言うなら、森川さんの方が大変じゃないですか」
「まぁ…な。今年は帝都だけじゃなく、巴里の連中もいるからな」
大神「そうですね」
そうなのだ。今年は巴里華激団の連中も帝都に来ている。大神はカンナ以外に、巴里のコクリコとも付き合っている。で、俺はその他…
(何で俺の方にこんなに集まるのかね〜)
俺が現在付き合っているのはさくらを筆頭に、すみれ、マリア、紅蘭、アイリス、織姫、レニ、かすみ、由里、椿、かえで、巴里はエリカ、グリシーヌ、ロベリア、花火、メル、シーだ。まだ数人いるが、俺も大神も付き合っていない。その連中が、クリスマス公演の合間に、パーティの準備は今回は自分達ですると言われた。んで、現在に至る。
「ま、何とか人数分のクリスマスプレゼントは用意したがな」
大神「す、凄いですね」
米田「毎年思うが、増えても人数分用意するって流石だな」
「まぁ、誰かを抜きにしたら…後々怖いしな」
「「あ〜…確かに」」
「だろ?」
俺の言葉に、おっさんと大神は納得した。
「ま、俺達は暫く待ってようぜ。クリスマス公演も無事に終わったんだしな」
米田「だな」
大神「そうですね」
「なら、これ飲みながら待とうぜ」
俺は一本の日本酒を取り出した。
米田「おいおい…これって」
「ああ。1番高い日本酒の北雪大吟醸だ(大正時代のおサケを探してみましたが、出てこず取り敢えず一番高いお酒を出させてもらいました。マジで高いからこれ…気になったら調べてね)」
大神「じ、自分初めて見ました!」
米田「バーロー!俺だって初めてだっての!」
「だろうな。値段がバカデカかったがな」
ま、俺が調べて前世での1番いい酒を調べたらこれが出てきた。値段を見た時は、流石の俺もビビったがな。
「折角持ってきたんだ。飲もうぜ!」
米田「そうだな!ほれ!大神も飲め飲め!」
大神「はい!いただきます!」
俺達はそれぞれコップに注ぐ。
「ま、まだ少し今年も残ってるが、1年お疲れ」
米田「だな」
大神「ええ。今年は年明けから色々な事があって、1年がいつも以上にあっという間でしたからね」
米田「確かにな。前半は自粛やらなんやらあったしな」
「ま、来年も元気でいようや。俺や大神は、自分の彼女達もな」
大神「そうですね」
米田「じゃ…乾杯!」
「「乾杯!」」
そして俺達は少し早いが、男連中のパーティが始まった。だが、これがいけなかったんだよな…
米田「おぅおおがみ〜!飲んでっか〜」
大神「は〜!いただいてま〜す」
「ったく…だらしれ〜な〜!お前りゃ〜」
『……』
えっと…
マリア「これは一体…」
マリアさん…頬がピクピクしてますよ。
コクリコ「イチローお酒クサイ…」
大神「コクリコ〜」
大神さんは、酔っ払ってコクリコに抱き着いている。
カンナ「あちゃ〜。隊長、支配人に結構飲まされたみたいだな」
さくら「ええ。多分森川さんもですね」
珍しく森川さんが酔っ払っているものね。
「ん…お〜さくらじゃね〜か〜」
そう言うと森川さんは私に抱き着いてくる。
さくら「も、森川さん!?」
「ん〜。さくら〜」
ど、どうしよう!!いつもは見れない森川さんの姿!そして私に抱き着いてくれてる…あぁ…幸…
すみれ「ズルいですわ!」
私が余韻に浸っていると、すみれさんが私から森川さん離す。
すみれ「さくらさん!ズルいですわよ!」
織姫「そうデース!」
レニ「協定を破ったらいけない」
アイリス「そうだよさくら!」
エリカ「さくらさんズルいです〜!」
グリシーヌ「うむ!協定は守るべきだ!」
皆さんからそう言われる。別に私が破ったんじゃないのに。
すみれ「ちょっ!森川…ムグッ!」
『あ〜〜〜〜〜〜‼‼‼‼‼』
ちょっと!何接吻してるんですか!
さくら「すすす、すみれさん!何してるんですか!!」
花火「そそそ、そうですすみれさん!淑女の…」
ロベリア「ヒュ〜、やるじゃねぇか」
さくら「も、森川さん!ああ、あたしにも!」
マリア「何馬鹿な事を言ってるのさくら!」
さくら「だって…」
すみれさんだけズルいですよ。
「んあ〜なんだ〜?マリアもしてほし〜のか〜?仕方にゃいな〜…ヒック」
マリア「わ、私は違い…ムグッ!?」
あ〜!マリアさんまで!もう…
さくら「いい加減にして下さい!」
私は怒って、森川さんに水をかけた。後ろにいた大神さんや支配人も巻き込んで。
「「「冷た〜!!」」」
米田「な、何しやがるさくら!」
大神「酷いよさくらくん」
「冷た〜。なんだよ急…に」
すみれさんとマリアさん、カンナさんとコクリコを除いた全員で森川さんを見る。
「えっと…」
さくら「森川さん…」
「な、何か?」
私はニコニコと笑いながら森川さんに詰め寄る。
米田「おい大神。カンナとコクリコを連れて逃げるぞ。ここにいると巻き込まれる。触らぬ神に祟りなしだ」
大神「そ、そうですね…」
さくらに水をブッかけられ、目を覚ます。するとすみれとマリア除いた連中が俺に詰め寄ってくる。
さくら「森川さん…」
「な、何か?」
ヤベぇ…さくらの奴、顔は笑ってるが目が笑ってねぇ。他の連中も同じ感じだ。ってか、何ですみれマリアは顔が赤いんだ?
さくら「私達にも、同じ事…してくれますよね?」
「お、同じ事?」
レニ「森川さん、酔っていたとはいえ、マリアとすみれにキスした」
「キ、キス!?」
紅蘭「せや。日本で言うたら接吻やな」
ロベリア「ま、酔ってて覚えてないかも知れないがな」
「ま、マジか…」
酔ってて完全に覚えてねl〜!だからすみれとマリアの奴、顔が赤かったのか!
さくら「さあ森川さん!」
エリカ「当然私達にも」
かすみ「してくれますよね?」
シー「当然ですよね?」
メル「わ、私達だけ不公平です!」
ロベリア「確かにな」
由里「まさか出来ないなんて」
椿「言いませんよね?」
アイリス「大丈夫だよね〜♪」
織姫「でないと協定に引っ掛かりマース!」
レニ「平等大事」
紅蘭「せやせや」
あやめ「まさか、すみれやマリアにはできて」
かえで「私達にはできないなんて…」
さくら「言いませんよね?」
「……」
ここは…逃げる!
アイリス「あ、逃げた!」
グリシーヌ「追い掛けるぞ!」
『お〜!』
すみれとマリアを置いて、残りの連中が追いかけて来る。
「クリスマスなんて…大っ嫌いだ〜!!」
さくら「けど、あの後森川さんは捕まって、私を含めた皆に接吻をしてくれました。その後…ウフフ。それは、ナ・イ・ショ♪それでは読者の皆さん、今年もサクラ大戦【太正?大正だろ?】を読んでいただき、誠にありがとうございます!」
「こんな小説を読んでくれてありがとうな」
すみれ「それも、私が出ているからですわ!」
カンナ「オメェだけの手柄じゃねぇだろが!!」
マリア「それでも、楽しみにしてくれてる読者には本当に感謝しています」
アイリス「アイリスも頑張ってるよ!」
紅蘭「まだ早いけど、来年のウチらの活躍も期待やで!」
織姫「その通りデース!」
レニ「僕も頑張る」
あやめ「もちろん、私達本来サブの皆も頑張るわよ」
かえで「本編では、まだ私や織姫達は出てないけどね」
かすみ「ですが、既に森川さん側に入るのは決まってますしね」
由里「そうそう!私達も本編で告白できたしね♪」
椿「そうですよ!これからは私達も頑張りますよ!」
エリカ「あ〜ん!エリカ達も早く出たいです〜!」
グリシーヌ「作者よ!いつ私達巴里を書くのだ!」
コクリコ「仕方ないよ。なんだかんだで作者も仕事とか生活あるし」
ロベリア「けど、あまりにも投稿頻度遅くないかい?」
花火「ロ、ロベリアさん!作者さんも大変なんですよ…」
シー「でも〜、やっぱりこの特別編以外にも、私達も本編に出て森川さん達とお話したいです〜。ね〜メル」
メル「確かにそうだけど…作者さんも大変だし」
米田「まぁ、お前らが出れるのも作者次第って事だな」
大神「アハハ…そうですね」
「ま、ボチボチやればいいんじゃねぇのか?人間だし予定とかモチベーションもあるだろうよ」
さくら「フフッ、そうですね。それでは皆様、少し早いですが」
「来年も、【太正?大正だろ?】をよろしく頼むな」
さくら「それでは」
「「良いお年を〜!」」
『良いお年を〜!』
織姫とレニに対して
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大輔に織姫&レニ両方
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大輔に織姫。大神にレニ
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大輔にレニ。大神に織姫
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大神に織姫&レニ両方