THE ULTRAM@STER ORB   作:焼き鮭

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First Nexus(B)

 

「グルウウウウウウッ!」

 

 ザ・ワンが起き上がると同時に勢いよく駆け出してきて、オーブに全身を使って体当たりしてくる。

 

「デッ!」

 

 オーブは剛腕をクロスしてガードを固め、ザ・ワンの突進を正面から受け止めた。フォトンビクトリウムの強固なボディはびくともしない。

 

「渋川さん、早くこっちに!」

 

 オーブがザ・ワンを抑えている間に、真がカメラを回しながら渋川の元へ走り誘導する。

 

「あれ? 春香ちゃんたちは一緒じゃねぇの?」

「は、春香たちは……ちょっと体調不良で先に脱出してます!」

「そうなのか」

 

 真がやや苦しい言い訳をしている内にオーブが反撃に転ずる。

 

「ジェアッ!」

「グルウウウウッ!」

 

 ザ・ワンを押し返して距離を離すと、剛腕を振り回してハンマーのようにザ・ワンに叩きつける。重い一撃にザ・ワンの身体がよろめいた。

 

「シェエアッ!」

 

 オーブはそのまま両の腕をブンブン振るい、ザ・ワンを柱際まで追いつめていく。フォトンビクトリウムの大地のパワーにザ・ワンはなす術もない。

 

「グルウウウウウッ!」

 

 そう思われたが、ザ・ワンの長い尻尾が意思を持つようにしなって伸び、オーブの首に巻きついて締め上げ出した!

 

「グッ!?」

 

 首は生物共通の急所。そこを締められては流石のオーブも苦しい。しかも剛腕が逆に邪魔となって尻尾を振りほどくことが出来ない。一気に苦しめられるが、

 

「「『フォトリウムエッジ!!!」」』

 

 頭部から伸ばした光のムチを尻尾に叩きつけることで真っ二つに切断した!

 

「グルウウウウウウウッ!」

 

 尾を断ち切られた勢いで後ろの柱に倒れ込むザ・ワン。オーブは千切れた尻尾を投げ飛ばすと、春香と雪歩へ呼びかける。

 

『このまま決めるぞッ!』

『「「はいっ!」」』

 

 両腕を重ねてフォトリウムシュートの構えを取ったが、それを制するようにザ・ワンが動いた。

 

「グオオオオオオォォォォォォォォォォ――――――――――――――ッ!!」

 

 突然大音量の咆哮を発し、広大な放水路全体をびりびりと震動させ始めたのだ。あまりの音量にオーブも、真も渋川も耳を押さえる。

 

「わぁぁぁぁっ!?」

「こ、鼓膜が破けそうだッ!」

 

 しかもザ・ワンはただ雄叫びを上げている訳ではなかった。咆哮に操られるように、放水路の闇の中に潜んでいたおびただしい数のドブネズミがザ・ワンの元へ集まり始めたのだ。

 

「うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁっ! ネズミぃぃぃ―――――!!」

 

 思わず飛び跳ねて悲鳴を発する真。そしてザ・ワンの肉体をよじ登ったドブネズミたちは――その肉体の中に吸収されていく! 同時にザ・ワンの肉体がぶくぶくと膨張し始めた!

 

「えぇぇっ!?」

「お、おい何かやべぇぞ!?」

 

 ザ・ワンは瞬く間にオーブをはるかに超える巨体に成長し、肉が弾けて全く異なる容貌に変化を遂げる。

 

「グオオオオオオオオオオッ!」

 

 より恐ろしく、よりおぞましく、より凶悪になった威容! 悪魔のような怪獣の本領を発揮した、ザ・ワン・ベルゼブアだ!

 

「グオオオオオオオッ!」

 

 ザ・ワンは巨大化した肉体で天井を突き破り、放水路を崩壊させる!

 

「う、うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 雪崩のように降り注ぐ瓦礫はオーブのみならず、真と渋川にも襲い掛かった!

 

 

 

「グオオオオオオオッ!」

 

 放水路の真上の地上はビートル隊によって封鎖がされていたのだが、その中心からザ・ワンが飛び出してきたことにより、地上は一瞬にして恐慌の渦に包まれる。

 

「わぁぁぁぁぁぁッ!?」

「こ、攻撃ぃぃぃーッ!!」

 

 ビートル隊の隊員たちは一斉にザ・ワンに銃撃を浴びせるものの、豆鉄砲ほどにも効いていない。ザ・ワンは口から青い光線を吐いて、彼らを爆発の衝撃で纏めて吹き飛ばす。

 

「うわああああああ――――――――ッ!!」

「グオオオオオオオオオオッ!」

 

 ザ・ワンは完全に地上へと這い上がると、急いで避難していく市民たちに狙いをつけて歩みを始める……!

 

『「ウルトラマンさんっ!」』『ヘアッ!』

『「ティガさんっ!」』『ヂャッ!』

『光の力、お借りしますッ!』[ウルトラマンオーブ! スペシウムゼペリオン!!]

 

 その時、こちらも同等のサイズに巨大化して再変身したオーブが地面を振り上げた右腕で突き破って飛び出してきた! ザ・ワンは市民を追いかけるのをやめて振り返る。

 オーブは手の平から地下の崩落よりかばった真と渋川を地上へと下ろす。

 

「オーブ、助かったぜ! ありがとよッ!」

 

 礼を告げる渋川にうなずくと、オーブは立ち上がってザ・ワンへと構え直した。そして互いに駆け出して接近、戦いを再開する。

 

「グオオオオオオオオオッ!」

「オォッ!」

 

 グロテスクな巨体で猛然と迫ってくるザ・ワンにもひるまず、オーブは身体を紫色に光らせてスピードアップ。相手の懐に飛び込んで先制攻撃を決める。

 

「セェアッ!」

「グオオオオオオオッ!」

 

 ザ・ワンが鉤爪を振り回して反撃してくるが、オーブは身体を赤く光らせてパワーを底上げして相手の腕を弾き返し、がら空きのボディに打撃を連続でお見舞いした。ザ・ワンはどんどんと押されて、避難民のいない方向へ追いやられていく。

 

「オリャアアッ!」

 

 オーブのミドルキックが綺麗に決まり、ヨロヨロと後退するザ・ワン。だが口から光線を吐いてオーブを狙い撃ちする。

 

「「『スペリオンシールド!!!」」』

 

 しかしオーブは瞬時にバリアを張って光線を防御。そして反射してザ・ワンにお返しした。

 

「グオオオオオオッ!」

 

 自らの攻撃を腹に食らってうずくまるザ・ワン。今が好機と飛び出したオーブだが、

 

「グオオオオオオオオッ!」

 

 ザ・ワンは再生した尻尾を伸ばしてカウンターを狙ってきた!

 

『「同じ手は食わないよっ!」』

 

 だが春香たちはそれを読んでいた。オーブが即座に両腕を横に伸ばし、光輪を作り出す。

 

「「『スペリオン光輪!!!」」』

 

 飛ばした光輪が尻尾を斬り飛ばして、ザ・ワンは後ずさる。

 ザ・ワンは巨大化とともに先ほどよりもはるかに上回る戦闘力を有した。しかし春香たちも、ここまででいくつもの激戦をくぐり抜けてきた身。その戦いの中で鍛えられた精神力から生じる光のパワーは、ザ・ワンにも引けを取らないレベルなのだった。

 

「「『スペリオン光せ……!!!」」』

 

 オーブはとどめの光線を発射しようと腕を頭上と左側に伸ばす。が、

 

「グオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォッ!!」

 

 ザ・ワンは再び凄まじい咆哮を発した。爆弾のような音波を叩きつけられて、オーブの動きが一瞬止まる。

 

『「「うっ……!」」』

 

 その間に、今度は新宿中のカラスがザ・ワンの背に生えた歪んだ突起に集まり、超巨大な黒い翼へと変貌させた。更にザ・ワンの首の根本に生えているネズミの頭が、カラスのものに生え変わる。

 

「ガァーッ!」

 

 カラスの能力を取り込むことで出来上がったザ・ワンの飛行形態、ベルゼブア・コローネだ!

 

「! シェアッ!」

 

 オーブが改めてスペリオン光線を発射したが一手遅く、ザ・ワンは翼を羽ばたかせて上空へと逃れる。

 

『逃がすなッ! 行くぞッ!』

『「「はいっ!」」』

 

 オーブもすぐに空へと飛び上がり、ザ・ワンを追跡する。白い雲を突き抜け、ザ・ワンの背後へと全速力で迫っていく。

 

「グオオオオオオオオッ!」

 

 ザ・ワンは光線を乱射して牽制してくるが、先ほどまでと違いオーブに自ら飛び掛かってこようとはしない。逃げに徹して振り切ろうとしてくるのを懸命に追いすがるオーブだが、相手の速度もかなりのものでなかなか彼我の距離を縮めることが出来ない。

 その内に、戦いが長引いてきたことでカラータイマーが点滅を始めてしまった。もうあまり長くは戦っていられない。

 

『まずいな……! あの野郎、俺たちの制限時間一杯まで逃げ切る腹だぞ!』

 

 オーブはザ・ワンの狙いを理解した。ウルトラ戦士共通の弱点は、地球上ではエネルギーが長続きしないこと。ザ・ワンはそれを知っていて、オーブを倒すのではなく逃げおおせることで生き延びようという魂胆に違いない。

 スペースビーストはただの人食い怪獣に非ず。狡猾な知能も持ち合わせているのだ。それも星を滅ぼすほどの脅威の要因になっている。

 

『このまま逃げられたら甚大な被害が出ちまう!』

『「何とかしないと……! でも、残り時間で確実に倒すにはどうしたら……!」』

 

 焦りながら悩む春香。フュージョンアップももう何度も行うことは出来ない。スカイダッシュマックスならば追い抜くことも出来ようが、一方で火力に欠ける。ザ・ワンを確実に仕留めることが出来なければ結果は同じだ。

 なかなか答えが出ずに苦しんでいると……その手を、雪歩がぎゅっと包み込んだ。

 

『「春香ちゃん、あきらめないで!」』

『「雪歩……?」』

 

 雪歩は普段の控えめな態度が嘘かのような、毅然とした眼差しで春香を見つめていた。

 

『「あきらめなければ、どんなに怖くて強い相手にだって負けない……! 私、それを765プロのみんなから学んだから……!」』

 

 雪歩は己の言葉一つ一つに力と、魂を込める。

 

『「私は決心したの! どんな時も、あきらめないって!!」』

 

 雪歩が宣言した、その時――彼女の懐から、かすかに光が漏れた。

 

『「雪歩! その光は……?」』

 

 雪歩がハッと顔色を変え、懐から光を取り出した。

 その正体は一枚のカードであり……銀色の甲冑を纏ったような、楔型のカラータイマーのウルトラ戦士が描かれていた。

 驚く春香とオーブ。

 

『「新しいフュージョンカード!」』

『ネクサスさんの力かッ! どうして雪歩が……!』

『「夢の中で手にした……!」』

 

 あの時のカードは、夢ではなかったのだ。

 雪歩は春香と目を合わせるとうなずき合い、オーブリングを手に握った。

 

『「ウルトラマンさんっ!」』

[ウルトラマン!]『ヘアッ!』

 

 春香が改めてウルトラマンのカードをリングに通し、そして雪歩が新しいカードを通す。

 

『「ネクサスさんっ!」』

[ウルトラマンネクサス!]『シェアッ!』

 

 雪歩の隣にネクサスのビジョンが立ち、雪歩がリングを掲げる。

 

『絆の力、お借りしますッ!』

[フュージョンアップ!]

 

 春香と雪歩、ウルトラマンとネクサスのビジョンがオーブと融合!

 

『シェアッ!』『ヘアッ!』

[ウルトラマンオーブ! スペシウムシュトローム!!]

 

 二つの渦巻きを突き破り、水しぶきのような光とともに新たな姿のオーブが飛び出し、更には加速してザ・ワンを一気に追い抜いてその前方に回り込んだ!

 

「グオオオオオオオオ!?」

 

 今のオーブはネクサスのように、甲冑を纏ったような姿に変身していた。まばゆい光の力と、何者にも縛られず大空を自由に飛翔する力を併せ持ったスペシウムシュトロームだ!

 

(♪ネクサス –Heroic-)

 

『俺たちはオーブ! 受け継がれてゆく、魂の絆!!』

 

 ザ・ワンは己の前に立ちはだかったオーブに即座に光線を発射するものの、オーブは一瞬にしてその射線上から逃れてザ・ワンの側方へと回り込んでいく。

 

「グオオオオオオオッ!」

 

 すぐに目で追いかけるザ・ワンだが、その時にはオーブはもう背後に移っていた。振り向くザ・ワンだが背後を取り直される。正面を向き直るも、今度は己の下方に回り込んでいる。

 

『雪歩! 春香! ノンストップだッ!』

『「「はいっ!!」」』

 

 オーブはザ・ワンをも上回るスピードで縦横無尽のループを描き、その身でザ・ワンを囲い込む。ザ・ワンはオーブの動きにまるでついていけず、完全に立ち止まって狼狽えていた。

 そうしてザ・ワンが目を回しているところに、オーブがいよいよ攻勢に転ずる。勝負を一気に決める!

 

「「『ウルトラフルバースト!!!」」』

 

 両腕をカラータイマーの前で回すことで全エネルギーを一点に集中。そこから楔型の光線と無数の光刃の集中砲火をザ・ワンに放った!

 

「グオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

 

 スペシウムシュトローム最大の攻撃を食らったザ・ワンは空中で大爆発に呑み込まれた後、翼を焼き尽くされて真っ逆さまに地上へと転落していく。オーブはそれを追いかけて下降。

 雪歩はその中でオーブオリジンのカードを、春香が握ったリングに通した。

 

『「プロデューサー、真の姿に!」』

[覚醒せよ! オーブオリジン!!]

 

 オーブが着地とともにオリジンへと変身を遂げ、更に雪歩はオーブカリバーをリングに差し込む。

 

[解き放て! オーブの力!!]

「「『オーブスプリームカリバー!!!」」』

 

 地面に叩きつけられ、全身焼き焦げて最早まともに動くことの出来ないザ・ワンに向けて、オーブ最大の必殺技の、最高火力を叩き込んだ!

 

「ドゥアアアアアアアァァァァァァァァァッ!!」

 

 オーブスプリームカリバーをその身に受けたザ・ワンは全身が青い光の粒子に分解され、その粒子一つ一つも黒い煙となって消滅していった。

 オーブはスペースビーストが絶対に再生することのないように、細胞の一片に至るまで完全に焼き尽くしたのであった。

 

「決まりましたぁっ! ウルトラマンオーブの完全勝利ですっ!」

「やったぜオーブぅッ! 憎いねぇ~!」

 

 真と渋川の実況がオーブの勝利を称える。オーブは二人に対してうなずくと、腕を天高く伸ばして大空へと飛び立っていった。

 

「シュワッチ!」

 

 

 

「ミッション完了だ。二人とも、よく頑張ったな」

「はいっ! ありがとうございます!」

 

 ガイと春香、雪歩は元の姿に戻って、真たちのところに向かって歩いていく。その道中で、春香が雪歩に尋ねかけた。

 

「でもどうして雪歩がフュージョンカードを持ってたの? それ、どこで見つけたの?」

 

 雪歩は返答に困る。

 

「えっと……夢の中で……」

「夢?」

「私にもよく分かんないんだけど……」

 

 雪歩が首をひねっていると、ガイが助け船を出すように述べた。

 

「ネクサスさんはあきらめない人を助ける、神秘の力を持ったウルトラマン。きっと雪歩の強い気持ちに応えて、力を貸してくれたんだろうな」

「ふぅん? そういうものなんですか……」

 

 よく理解していない春香だったが、ウルトラマン周りでは理解を超越したことが起こりがちなものなので、あまり深くは考えないことにした。

 

「おーい、プロデューサー! 雪歩ー!」

「春香ちゃーん! 無事だったか!」

「あっ、真! 叔父さん!」

 

 そこに真と渋川の方から駆けつけてきた。春香は二人の方に向かっていく。

 

「春香ちゃん、身体の調子は大丈夫かい?」

「えっ? 何のこと……」

「春香……!」

 

 一瞬呆気にとられた春香に真がさっと耳打ちする。

 

「あ、ああー! もう大丈夫! 元気になったから安心して!」

「そうかい? ならいいんだ」

 

 春香がごまかしている後ろで、ガイがふと雪歩に呼びかけた。

 

「それにしても雪歩、今日はちょっと驚かされたな」

「何がですか?」

 

 小首を傾げる雪歩にガイは苦笑。

 

「お前の成長ぶりにだよ。ちょっと前までは色々と手を焼かされたもんだが、知らない内にすっかりとたくましくなってたんだな」

「あはは……その節は、泣いてばかりでごめんなさい」

 

 ガイの指摘に雪歩は苦笑いして、そして告げた。

 

「でも、それもさっき言ったように、プロデューサーはみんなのお陰ですぅ」

「俺たちの?」

「はい!」

 

 満面の笑顔で肯定する雪歩。

 

「私が最初の一歩を進むことが出来たのは、みんながいてくれたから……それから、背中を押してくれたみんなに申し訳のないように頑張って、今の私になれたんです。……プロデューサーたちとの最初の絆で、私は強くなれました」

 

 雪歩は輝くような笑顔で、ガイを見上げる。

 

「これからももっともっと進んでいきます。だから……ありがとうと一緒に、これからもよろしくお願いします、プロデューサー!」

「……ああ。俺たち、今よりももっと先に進んでいこうぜ」

 

 ガイは雪歩の気持ちに強く応じ、春香たちの元へと歩いていった。

 

 

 

『765プロのウルトラヒーロー大研究!』

 

雪歩「萩原雪歩ですぅ。今回ご紹介するのは、たくさんの人の絆をつないでいったウルトラマン、ウルトラマンネクサスですぅ!」

雪歩「ネクサスさんは2004年放送の『ウルトラマンネクサス』の主人公です。その設定はとても特殊で、元々はノアさんというウルトラマンだったんですけど、ダークザギという悪者との戦いで力を失ってしまい、ネクサスさんの姿になってたんです。更にその前にもネクストさんにもなってて、変身する人も番組の中で何人も交代して……何だか出世魚みたいですぅ」

雪歩「この特殊な設定は、ウルトラシリーズの新たな境地を開く『ULTRA N PROJECT』という企画の中で作られました。その一つである『ネクサス』も、それまでのお約束を打ち破ったたくさんの設定で構成された、斬新な作品でした。でもそれが裏目に出て打ち切りになってしまったんですが……残念ですぅ」

雪歩「ですが作品に一本筋を通した『ネクサス』は評価が高く、ネクサスさんの人気もまた高いです。ノアさんの設定はその後の作品でも要所要所で用いられ、ネクサスさんも劇場版『ウルトラマンギンガS』や『ウルトラマンX』で客演を果たしたんですよ!」

ガイ「そして今回のアイマス曲は『First Step』だ!」

ガイ「『アイドルマスター2』の雪歩シナリオで非常に重要な意味を持ってる歌だぞ。曲名は最初の雪歩のソロ曲、『First Stage』を意識したものだな。こうして見ると歴史を感じるなぁ」

雪歩「『2』で私だけ新しいソロ曲がもらったのは、私の担当声優さんが変更されたことがきっと関係してるんでしょうね」

雪歩「それでは、次回もよろしくお願いします」

 




 はいさーい! 我那覇響だぞ! あの惑星侵略連合の生き残りがジャグラーへの復讐を始めたんだ! しかもそれにぴよ子が巻き込まれちゃって……。自分たちの仲間を巻き込むなんてのは許せないぞ!
 次回『復讐のBANG』。プロデューサーたち、ぴよ子を助けて!

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