「ギィ―――――イ! ギィ―――――イ!」
シャプレー星人カタロヒによって召喚されたベムラーは、角をスパークさせながら口より青い熱線を吐き、目の前のものを手当たり次第に破壊し始める。
ガイは暴れるベムラーとカタロヒを見比べながら舌打ちした。
「そんなことだろうと思ったぜ!」
一方、渋川は気を失った徹子を支えながら春香に頼み込む。
「春香ちゃんたちは徹子を安全な場所に!」
「はい!」
春香たちは協力して徹子を抱え上げて退避していく。そして渋川はカタロヒに向き直ると、視線に怒りを乗せた。
「お前……俺のたった一人の娘をッ!」
空高くに上着を脱ぎ捨てると、スーパーガンリボルバーを抜いてカタロヒに向ける。
「絶対に許さねぇッ!」
ガイはそれを確認して、単身ベムラーの方へと走っていく。
「渋川のおっさん、後は頼んだぜ!」
言いながらオーブリングを構えるガイ。今まで己の光を見失っていたためにフュージョンアップできなかった彼だが、本当の姿に覚醒するとともに、遂に単身でのフュージョンアップが可能となったのだ。
――しかしそこに、徹子を避難させた美希とやよいが駆けつけてくる。
「ハニー、待った待った!」
「美希、やよい!」
「私たちも一緒に戦いますっ!」
二人の申し出に目をパチクリさせるガイ。
「だが、もうお前たちも戦う必要は……」
「そんな台詞はヤボだって思うな」
美希はかわいらしく指を立ててガイの言葉を封じた。
「私たちだって、悪い人のたくらみを放ってはおけません! 何たって、私たちもウルトラマンオーブなんですからーっ!」
やよいは俄然張り切って主張した。そんな二人に、ガイは軽く頬を緩ませる。
「そうだったな。それじゃあ行くぜッ!」
「うんっ!」「はぁいっ!」
美希がティガのカード、やよいがダイナのカードを構えた。
「ティガっ!」
[ウルトラマンティガ!]『ヂャッ!』
「ダイナさんっ!」
[ウルトラマンダイナ!]『デヤッ!』
「光の力、お借りしますッ!」
[フュージョンアップ!]
ガイがリングのトリガーを引き、三人は融合して変身、巨大化していく。
[ウルトラマンオーブ! ゼペリオンソルジェント!!]
見境なく暴れ回るベムラーの前にウルトラマンオーブが着地し、その暴挙を牽制した。
『俺たちはオーブ! 光の輝きと共に!!』
渋川はスーパーガンを構えながら、ベムラーと対峙するオーブを見上げる。
「オーブ、そっちは頼んだぜ!」
自らもカタロヒと対峙しているガイは、オーブと同時に決闘の火蓋を切って落とす!
「シェアァッ!」
「ギィ―――――イ! ギィ―――――イ!」
オーブとベムラーが激突するのを背景に渋川はスーパーガンの光弾を連射。だがカタロヒは手にするヤセルトニウムを盾にして弾丸を跳ね返す。肉薄してくるカタロヒをいなすと渋川は射撃を続けて追撃するも、カタロヒは地球人ではありえない跳躍力で工場の平屋の上に逃れた。なおも撃ち続ける渋川だがカタロヒの高速移動と反射神経に弾丸を命中させられない。ベムラーと格闘するオーブは相手の頭を抑え込んで熱線を地面にそらす。その際の爆発で飛んできた瓦礫とカタロヒの反撃から、渋川は全速力で逃れる。
「うわあぁぁッ!」
カタロヒも高々と跳躍して瓦礫の衝撃から逃れながらヤセルトニウムからの放電で渋川を狙う。その後ろではオーブがベムラーの頭部へと空手チョップを振り下ろした。
「ウリャアァァッ! サァッ!」
「ギィ―――――イ! ギィ―――――イ!」
オーブはゼペリオンソルジェントの特殊能力、マルチアクションを最大限に活かして、適格にベムラーの反撃をかわしつつ重い打撃を入れていく。背後に回り込みながらの後ろ回し蹴りがベムラーの背中を捉えた。
「ギィ―――――イ! ギィ―――――イ!」
ベムラーが姿勢を崩した隙を狙って、オーブは両腕をL字に組む。
「「『ゼペリジェント光線!!!」」』
必殺の光線がまっすぐベムラーへ飛んでいく!
――だがベムラーが二本角を前に突き出すと、光線はその角に全て吸い込まれてしまった!
「フッ!」
「ギィ―――――イ!」
ベムラーは吸収したエネルギーを熱線に変えてオーブにはね返した。
「ウワァァァッ!」
『「「きゃあぁぁっ!」」』
強烈な一撃をもらって吹っ飛ばされるオーブ。それと同時に、渋川もカタロヒの攻撃によって地面の上を転がった。
「くッ……!」
スーパーガンで反撃を行う渋川だが、カタロヒは全ての弾丸をヤセルトニウムで弾いてしまう。
『無駄だ、無駄だぁッ!』
「ちくしょう……!」
ビートル隊といえどもあくまで生身の地球人である渋川では、シャプレー星人のカタロヒの身体能力とは大きな開きがある。単独で挑むのは無謀と言う他なかった。
そしてオーブも、先ほどの攻撃によって戦いの流れをベムラーに奪われ、窮地に追い込まれていた。仰向けに倒れたオーブをベムラーが踏みつけて押さえ込む。
「ギィ―――――イ! ギィ―――――イ!」
『「あうぅっ!」』
『「フュージョンアップの選択をミスっちゃったの……!」』
強化されたベムラーに光線技は通用しなかったのだ。それを知らずに、光線技主体のゼペリオンソルジェントになってしまった。押さえつけられていては、マルチアクションも活用できない。
『だが、まだだッ! まだやられちゃいない!』
オーブは相手の足を捕らえてベムラーの動きを一瞬止め、そこに蹴りを入れてベムラーを押し返した。自由になったわずかな間に体勢を立て直し、首投げを綺麗に決める。
「シュアッ!」
「ギィ―――――イ! ギィ―――――イ!」
しかしベムラーは強力な熱線を吐き続けて怒濤の攻めを見せる。オーブはそれをどうにかかわすありさまだ。タイプチェンジする暇もない。
「うわぁッ!」
渋川の方も崖っぷちにまで追いつめられていた。スーパーガンを排莢してリロードするのだが、懐から出てきた薬莢がたったの一個だけなのだ。
「残り一発か……!」
それでもリボルバーに押し込むが――その胸ぐらをカタロヒの手が掴む!
『捕まえた……! フッフッフッ!』
「この野郎……!」
胸ぐらを掴まれたまま宙吊りにされる渋川。スーパーガンも取り落としてしまった。万事休す!
「叔父さんっ!」
徹子を守りながら、オーブと渋川の戦いにカメラを回し続けている春香が悲鳴を上げた。渋川はどうにか拘束を逃れてタックルするものの、彼の身体能力ではカタロヒのダメージとならない。
『フフフフフッ!』
「うがッ! ぐぅッ……!」
カタロヒに弄ばれて叩きのめされる渋川だが、その度に立ち上がって挑んでいく。――その時に、徹子が目を覚まして己の父親の姿を目の当たりにした。
「あぁ……!?」
それに気がついた春香が力を込めながら呼びかけた。
「見て、徹子ちゃん! あれがあなたのお父さんの、本当の姿だよ……! いつもはだらしないおじさんでも……たとえどんなに力の差がある敵にだって、あの人は平和のために立ち向かうの!」
春香の言葉とともに、徹子の脳裏にガイの言葉がよみがえっていた。
『太陽は沈んだら見えなくなる。でもね……見えないところで、地平線の向こうでずっと輝いている』
オーブも渋川も、敵の猛攻に晒されてもその闘志は決して折れなかった。
『見えないところで輝いてる光もある。渋川のおっさんも同じさ』
カタロヒは渋川を投げ飛ばし、ベムラーも頭突きでオーブを宙に投げ出させる。
『これで最後だッ!』
「ギィ―――――イ! ギィ―――――イ!」
「うわぁぁッ!」
「ウワァァッ!」
段ボールの山に叩きつけられた渋川に、絶望を実感させるかのようにわざとゆっくりにじり寄っていくカタロヒ。渋川はダメージをもらいすぎて足元がおぼつかない。
オーブの方も、ダメージの蓄積によりカラータイマーが点滅を開始した。両者とも、最早後がない絶体絶命の状況だ。
その時に、徹子が叫んだ――。
「お父さーんっ!! 頑張れぇ―――――っ!!」
「徹子……!」
「頑張れ!! 頑張れぇー!!」
その声を受け止めた渋川の目つきが、苦しいものから一変する――。
「おぉぉッ……!」
ふらつきながらも必死に立ち上がり、勇ましい顔でカタロヒに立ち向かっていく。
オーブの方でも、身体に力を入れ直したやよいと美希が表情を塗り替えた。
『「まだまだっ! 本当の戦いは、ここからですっ!!」』
『「うんっ! 行くよっ!!」』
美希がオーブのカードを、やよいの持つオーブリングへと差し込む。
『「ハニー、真の姿にっ!」』
[覚醒せよ! オーブオリジン!!]
リングに通されたオーブのカードが、聖剣へと変化する!
『オーブカリバー!』
美希が柄を回して光を灯し、やよいと手を合わせて天高く掲げた。
オーブカリバーの四属性を表す象形文字が輝き、ウルトラマンオーブはオリジンの姿へと変貌した!
『俺たちはオーブ! 銀河の光が、我らを呼ぶ!!』
この時に渋川の目が、「火気厳禁」と書かれたドラム缶を捉えた。
『フハハハハハハ!』
そうして近寄ってくるカタロヒへと、気合いの雄叫びとともに突撃していった!
「うあああぁぁぁぁぁぁぁ――――――――ッ!」
「セアッ!」
オーブの横薙ぎがベムラーに入ると同時に、渋川は手に握っていた粉をカタロヒの顔面に叩きつけてひるませた。
『うあッ!?』
この一瞬の隙に、渋川は相手の背に飛びつき、首に腕を回して締め上げる。
「さぁ、こっちに来いッ!」
『は、離せッ!』
「ギィ―――――イ!!」
斬られたベムラーが熱線を吐いてくるが、オーブはカリバーの柄を盾にして防いだ。
『「負けないのっ!」』
『「うっうー! パワー全開ですぅーっ!」』
オーブが熱線を押し返している中、渋川は締め上げた渋川を力ずくで引きずっていく。
『は、離せぇッ!』
春香と徹子は渋川の奮闘を、固唾を呑んで見守る。
そしてオーブはベムラーの熱線を振り払い、高く跳び上がった。
『「「やぁぁっ!」」』
渋川がカタロヒの抵抗を抑え込みながら、じりじりとドラム缶へと近づけていく。
「こっちだよおらッ!」
『離せぇぇッ!』
オーブカリバーの振り下ろしが、ベムラーの頭部に炸裂した!
「ショアアァッ!」
刃は角を二本とも叩き切る。
「ギィ―――――イ! ギィ―――――イ!」
強化された力の源である角を切断されたベムラーは、みるみる内に弱っていく。
『「今なのっ!」』
逆転の絶好のチャンス。美希とやよいはカリバーのリングを回し、火の文字を点灯させる。
「「『オーブフレイムカリバー!!!」」』
オーブカリバーの刀身に赤い炎を纏わせて円を描くと、火の輪をベムラーへと飛ばした。
火の輪はベムラーを内側に収めて縦に高速回転。するとベムラーに急激に熱が溜まって蒸し焼きになっていく。
「今だッ!」
渋川は十分な距離までカタロヒを引っ張ると、そこで突き飛ばしてドラム缶の真横に立たせた。
「シェアッ!」
オーブカリバーの振り下ろしと、スーパーガンの最後の一発が、ベムラーとドラム缶の列に直撃した――。
ベムラーとカタロヒは、大爆発に見舞われて紅蓮の炎の中に消えていった。
「ギィ―――――イ!!」
『ぎゃあああああああああッ!!』
「あばよ」
肩で風を切りながら背を向けた渋川が、ひと言告げたのであった。
爆風でヤセルトニウムが地面に投げ出され、粉々に砕け散った。
「やったっ! やったぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
春香と徹子は抱き合って大喜び。くたびれた様子の渋川をオーブが見下ろす。
そちらに振り返った渋川は、ぐっと親指を立ててサムズアップを決めた。
「……!」
『「いぇいっ!」』
オーブは静かにうなずき、美希とやよいはサムズアップで応じた。
「シュワッ!」
そしてオーブは空高くに飛び上がって、渋川に見送られながら地上を離れていった。
――その直後に渋川はその場に倒れ込む。春香たちと、舞い戻ってきたガイたちがそこへ慌てて駆けつける。
「大丈夫!?」
春香が問いかけると――渋川は意外なほどにすっくと立ち上がった。
「大丈夫だ! 俺はビートル隊の渋川一徹だぞ! こんなことくらいで、へこたれる俺様じゃ……」
と強がってみせたものの、すぐに力が抜けて崩れ落ちるのでガイたちが支える羽目になった。
徹子は呆れて苦笑しながらも、渋川に告げた。
「かっこよかったぞ」
渋川は娘の言葉に、にっかりと笑ったのだった。
ビートル隊が現場の事後処理を始めた頃、春香たちはカメラに撮っていた今日一日の渋川の行動を確認し直した。
『そうなんですよぉ。この髪飾りを勧められてから、体力が一時間も持たなくって。肩こりもひどくなりますし……あぁいえっ!? 肩こりなんてありませんよ!? ナナはリアルJKですからね!?』
『私もこの腕輪をしてから身体の調子が優れないんです。このコウデは良くなかった……ふふっ』
『やっぱりアクセサリーが原因だったのね。わかるわ』
『ヘーイ!』
『最近すぐに酔い潰れちゃうから、何だか変だと思ってたの……』
映像をアップにすると、渋川が接触した女性たちから青い石のアクセサリー――ヤセルトニウムを回収しているところが映っていたのが分かった。
「渋川さん、あの宇宙人がばらまいたヤセルトニウムを回収しようとしてたんですね!」
「だから女の人とばかり会ってたんだ」
納得するやよいと美希。その一方では、
「さっきお父さんって呼んだよな? いつでもお父さんと呼んでいいんだぞぉ徹子~!」
「ちょっと! 触んないでっ!!」
渋川が調子に乗って徹子に抱きつき、彼女から押しのけられていた。
「あッいててててッ!」
「ご、ごめん……。ていうか徹子って呼ぶのやめて! あたしの名前はキャサリンなんだから!」
「何がキャサリンだよー! お前は徹子!」
「いやいやキャサリンだから!」
「徹子だ~!」
「やめて~!!」
徹子にじゃれまくっている渋川の構図に、春香たちは思わず苦笑いした。
「もぉ~。また喧嘩してるよ、あの二人」
「でも、とっても仲良しそうですぅー!」
「渋川のおじさんも徹子も楽しそうなの」
肩をすくめる三人の一方で、ガイは何やら神妙につぶやいた。
「信じ合える人がいるってのは、いいことだ」
「え? 何か言いました、プロデューサーさん?」
「……いや。そろそろ帰ろうか。明日の仕事も早いからな」
「はーい!」
ガイたちはやいのやいのと騒いでいる渋川達をそのままにして、事務所への帰路に着く。だがその寸前に、ガイが一つだけ尋ねた。
「ところで、徹子って誰だ?」
「え?」
春香たちの声がハモった。
その夜、ハードな一日を終えた渋川は行きつけのバーに立ち寄った。まっすぐカウンター席に行き、背広の男性の隣に座る。
「マスター、いつもの」
急な任務に備えて、ノンアルコールのソフトドリンクだ。それでひと息吐くと、隣の男性が話しかけてくる。
「天海君たちから話は聞いたよ。娘さんと仲直りできたみたいでよかったじゃないか、渋川君」
「……高木さん」
誰であろう、高木である。渋川は彼の顔を認めると、大きなため息を吐いた。
「勘弁して下さいよ高木さん。徹子たちが俺の後をつけてたの、高木さんの差し金だったんですって? 今日のように俺の仕事は危険がつき纏うんですから、徹子に関わらせないで下さいよ。今日だってどんなに焦ったか」
「しかし、君こそ彼女たちの尾行に気づかなかったそうじゃないか。ビートル隊隊員として脇が緩んでいるんじゃないのかね?」
「ぐッ……それを言われたら痛いな……」
苦虫を噛み締めたような顔になった渋川だが、高木は打って変わって彼を称賛する。
「いやでも、渋川君はよくやってくれているみたいだね。それが改めて分かって、私もほっとしたよ」
「そりゃあまぁ、人の命が関わる仕事ですからね。――やっぱり、ビートル隊設立を提言した身としてはそこんところ気になりますか?」
「まぁ、それもあるね」
渋川と高木はグラスを傾けながら話し込む。
「そんなに気になるのなら、自分がそれなりの役職に就いてたらよかったじゃないですか。どうしてアイドル事務所の立ち上げなんか……。あなたが勧められた重要ポストの数々を全部蹴った時は、みんな仰天でしたよ」
「ははは。しかし今のビートル隊は、君のような人材によってしっかりと機能している。私は必要じゃあないさ。それに……私には私の出来ることがあったからね」
「高木さんの出来ることですか……」
ぼんやりと遠くを見つめる渋川。
「初めはあなたがトチ狂ったとか思ってましたけど……最近のそちらを見てたら、その言葉の意味も何だか分かるような気がします」
「理解してくれたのならありがたい。初めの頃は、相当みんなのことを煙たがってたからねぇ」
「アッハッハッ……まぁともかく、お互いにこれからも頑張りましょう。こっちは世の人々の平和を守る身として、そちらは世の人々に希望を与える身として」
「うむ。お互い健闘しようじゃないか」
その言葉を締めくくりとして、渋川と高木はグラスを交わして乾杯した。
『うッ、ぐぅぅ……!』
――渋川の攻撃によって爆死したかのように見えたカタロヒだったが、実は命からがら生き延びていた。夜も更けてほとぼりが冷めた頃に隠れ場所から脱け出て、ほうほうの体で逃亡を図る。
『くそぉ! 人間どもめ、覚えておけ……!』
吐き捨てながら立ち去ろうとするカタロヒだったが、その時にふとすぐ側に気配を感じ取った。
『ん? ――おッ!? お前――』
カタロヒが言い終わるより早く――蛇心剣の刃が赤い月に閃いた。
『うぎゃああああぁぁぁぁぁぁ―――――――――――ッ!!』
断末魔を残して斬り捨てられるカタロヒ。
とどめを刺したのは、ジャグラスジャグラー。彼は事切れたカタロヒに背を向け、不気味にほくそ笑んだ――。
『765プロのウルトラヒーロー大研究!』
春香「どうも、天海春香です! 今回ご紹介するのは、誰もが知ってるウルトラの戦士、ウルトラマンジョーニアスです!」
春香「ジョーニアスさんは1979年放送の『ザ☆ウルトラマン』の主人公! 何とこの番組は特撮ドラマではありません。アニメなんです! それもキッズ向けではなく、正式なテレビシリーズでの現在唯一のアニメ作品なんです!」
春香「当時は空前のアニメブームであり、それに乗っかる形でアニメとなった訳ですが、ただウルトラマンをアニメ化したというだけには留まりませんでした。史上初めてウルトラマンの設定を一新するという冒険に始まり、物語もスペースオペラの要素を取り入れた壮大なものとなりました。怪獣も着ぐるみに囚われないデザインのものが次々登場するなど、アニメという媒体でしか出来ないことをふんだんにやってます」
春香「ジョーニアスさんもM78星雲ではなくウルトラの星U40の出身です。それまで変身者=ウルトラマンの構図が多かった中ではっきりと変身するヒカリ超一郎さんとは別人と描かれてて、自分の人間の姿でヒカリさんと対面するという極めて珍しい場面もあるんですよ」
ガイ「そして今回のアイマス曲は『DETECTIVE HIGH!』だ!」
ガイ「『LIVE THE@TER PERFORMANCE』に収録の真美ソロ曲で、憧れの先輩を尾行して好みを調べる女の子のストーリー仕立てという風変わりな歌だ。女の子の好奇心を探偵と見立ててのタイトルだな」
春香「でも、下手したら警察沙汰なのでくれぐれも真似しないで下さいね!」
春香「では次回もよろしくお願いします!」
やっほー兄ちゃんたち! 真美だよー。千早お姉ちゃんとあずさお姉ちゃんって色々と反対だよね。そんな二人が一緒に行動したら、何も起こらないはずないっしょ! しかも怪獣が出てきちゃって大変だぁ~! 一体二人はどーなっちゃうんだー!
次回『三浦あずさは晴れ色のように』。おおー、ダイナマイツ!