THE ULTRAM@STER ORB   作:焼き鮭

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HARD-BOILED HIGH!(A)

 

「了解しましたどうぞ!」

「この私の柔道五段、空手三段の腕を見せてほしいようだな」

「よーし行くぞ! それぇッ!」

「避難完了!」

「怪獣の可能性が高い模様!」

「至急至急、ありったけの地対空ミサイルで撃ち落とされたし!」

「俺だって……これ以上犠牲が出るのを黙って見過ごす訳にはいかないんだよ」

「ウルトラマンオーブが、私たちの命を救ってくれましたぁ!」

「オーブ……!」

 

 

 

『HARD-BOILED HIGH!』

 

 

 

「――きゃああああああっ!?」

 

 ある日の繁華街の平穏は、突如出現した宇宙人によって破られた。

 正体を晒して逃走するゼラン星人の姿に市民たちは悲鳴を発し逃げ惑う。そんな中でゼラン星人を追う男が一人。

 

「待てッ! 止まれこの野郎! 逃げても罪が重くなるだけだぞおいッ!」

 

 765プロの人間にとってはお馴染みの、ビートル隊の渋川一徹である――。

 

 

 

 ――この俺、渋川一徹の朝は早い。俺は科学特捜チーム、ビートル隊の隊員として日夜、宇宙人や怪獣の魔の手から、人々の平和を守っている。

 そんな俺の唯一の弱点。それは――。

 

 

 

「へぇ~。卯月、退院できたんだ!」

 

 765プロ事務所では、美希とやよいが小鳥から写メを見せてもらっていた。それは、すっかり回復して元気となった卯月が、凛と未央と笑顔で写っているものであった。

 

「うっうー! 良かったですぅ~! これで全部安心ですね!」

 

 心配事が全て解決されたことに飛び跳ねるやよい。彼女の愛らしい様子に小鳥は頬を緩めた。

 

「ええ。春香ちゃんもほっとしてたわ」

「その春香なんだけど……」

 

 美希はチラリと背後を一瞥する。

 

「さっきから渋川のおじさんと何やってるの?」

 

 春香は渋川と何やら話をしていた。と言うか、渋川が春香に何かを必死に頼み込んでいた。

 

「頼むよ春香ちゃん! 俺にはろくに口も利いてくれねぇんだ!」

「でも叔父さん、私も最近忙しくて……」

「頼むよぉ! あいつまだ中学生なんだ、悪い道に進まないか心配でならねぇんだよ! 他にこんなことを頼めるのは春香ちゃん以外いねぇんだよ~! 今度からここの取材とかに融通を利かすからさ!」

「もぉ……しょうがないなぁ。叔父さんにはお世話になってるし……分かった。お仕事の合間に話を聞いてみるね」

「ほんとか!? ありがてぇ……! 頼んだぜ春香ちゃん!」

 

 二人の様子を観察してから、美希とやよいは小鳥に視線を戻した。

 

「渋川さん、春香さんに何をお願いしてるんですか?」

 

 やよいの質問に答える小鳥。

 

「何でも渋川さん、娘さんに嫌われちゃったみたいで、春香ちゃんに事情を聞いてほしいんですって」

「渋川の叔父さんの娘? ってことは、春香のいとこってこと?」

「そうよ。中学生の一人娘だそうで、渋川さん色々心配してるみたいなんだけど……年頃の女の子って親の干渉を嫌うものですものね。ちょっと難しい話になるかも……」

「うぅ~……家族は仲良くしないとダメですよぉ」

 

 家族兄弟の多い身として、やよいが事務所を後にする渋川の、疲れたような背中に心配した目を送った。

 

 

 

 その後、春香は渋川との約束通りに仕事の合間、彼の娘、自分のいとこを事務所に呼んで話を始めた。

 

「え? 一徹そんなこと言ってたの?」

 

 春香から、渋川の言っていたことを聞かされた当人は、いきり立って席を立った。

 

「ばっかじゃないの!? 大体あんな父親嫌いになってどーすんだよ! 仕事でほとんど家にもいないし、いたとしてもゴロゴロしてるだけなんだからっ!!」

「ま、まぁまぁ! 落ち着いて……!」

 

 机をバン! と叩いて当たり散らす渋川の娘を小鳥や立ち会っている美希、やよいが慌ててなだめる。春香は引きつった苦笑いを浮かべていた。

 

「お父さんのこと、呼び捨てになんかしちゃダメだよ徹子ちゃん……」

「徹子って呼ばないで!!」

 

 渋川の娘はまたも机を強く叩いて叫んだ。

 

「一徹の徹を取って徹子とかもぉ~恥ずかしいしチョーださいしさっ! あたしはもうその名前は捨てたの! あたしの名前はぁ~……キャ・サ・リ・ン♪」

「キャサリン!?」

 

 唖然とする春香たち。美希がぼそりとつぶやく。

 

「渋川のおじさんとセンスおんなじなの……」

「しーっ!」

 

 聞こえたら面倒なことになりそうなので、小鳥が静かにさせた。

 キャサリン、もとい徹子の話は続く。

 

「それから、あたしが悪い道に進むんじゃないかとか言ってるけど! 一徹の奴が悪いんだから! あいつが私の恋路を邪魔したんだよ!?」

「えっ、恋路?」

 

 徹子の感情的な説明を簡潔に纏めると、街でアクセサリーの露店を開いていたタカヒロという男性と良い雰囲気になっていたところに渋川が入り込んできて、タカヒロを遠ざけようとしたのだという。それが頭に来て渋川とずっと口を聞いていないのだそうだ。

 

「せっかく噂のタカヒロさんと仲良く話してたところだったのにぃ~……! あっ、でもでもでもぉ、あたしにだけネックレスをくれたしぃ? まだチャンスあるかもぉ~みたいな?」

 

 胸元から青い石を荒削りしたようなネックレスを取り出して春香たちに見せる徹子。

 

(何だか、女の子に送るにはちょっとごつい感じのネックレスなの)

 

 美希が春香に耳打ちし、春香もうなずいたが、熱を上げている徹子には話さなかった。

 

「そうだ! あたしも春香ちゃんやアーニャちゃんみたいにアイドルになったら、タカヒロさんももっと関心を持ってくれるかも! ねぇ春香ちゃん、あたしもここでアイドルにさせてよ!」

「えぇっ!?」

 

 いきなりの徹子の申し出に春香たちは思い切り面食らった。

 

「い、いやぁ~……アイドルってかなり大変だし、徹子ちゃんにはちょっと難しいかなぁって……」

「キャ・サ・リ・ンっ!! それにあたしには難しいってどういうことぉ~!?」

「そ、それはその……ほら! 叔父さんだってきっと反対するだろうしね?」

「あんな奴のことなんかどーだっていいのよ! 大体、父親としてどころか仕事だってろくなことしてないってのに……!」

 

 ぶつくさと渋川への不満を垂れる徹子。と、その時、

 

「いやいや、渋川君は立派なビートル隊の隊員だよ」

「あっ、社長」

「いたんだ」

 

 どこからともなく現れた高木が話に混ざってきて、渋川の肩を持った。

 

「話は聞かせてもらったよ。君は渋川君の仕事ぶりを、実際に見た訳じゃあないのだろう?」

「そりゃそうですけど……」

「だったらその目で確かめるのが一番だよ。そうだろう?」

「ですけど社長、簡単に言いますがそんなこと出来るんですか? 仮にもビートル隊の渋川さんをつけ回すなんて、問題があるんじゃ……」

 

 小鳥が尋ねると、高木は自信ありげに答える。

 

「何、任せておきたまえ。ビートル隊の上層には友人がいるんだ。彼に頼んで、密着取材という形にしてもらおう。明日の『アンバランスQ』は内容を変更して「ビートル隊隊員二十四時!」としよう!」

 

 怪獣や怪奇現象を追いかける『アンバランスQ』は、ガイの活動の支援のために、仕事が増えてからも時間を取って定期的に続けているのである。

 

「面白そうなの! ミキも実は、渋川のおじさんが普段何やってるか知りたかったんだ!」

「うっうー! 私もですぅー!」

「でも需要あるのかなぁ……」

 

 美希ややよいは乗り気だが、春香は懐疑的だった。

 

「えぇー? あたしは嫌っ! 何であんな奴のためにそんなこと……」

 

 しかし肝心の徹子が拒否する。それを説得しようとする高木たちであったが、

 

「ただいま戻りました」

 

 そこにガイが事務所に帰ってきた。すると、彼をひと目見た徹子が目の色を変えて春香に尋ねかける。

 

「ちょちょちょ、春香ちゃん? ねね、誰? 誰あの人」

「え? ああ、私たちのプロデューサーの紅ガイさん。プロデューサーさん、こちら、叔父さんの娘さんの徹……」

 

 春香が徹子のことを紹介しようとしたが、徹子自身がそれをさえぎってガイの前に出る。

 

「キャサリンと申します! よろしくお願いしますプロデューサーさん♪」

「渋川のおっさんの? おお、よろしく」

 

 ガイが手を差し出すと、徹子は非常に上機嫌に握手。そして春香へ振り向いてひと言、

 

「あたしぃ、ガイさんが行くなら、行ってもいいかな? なんてっ!」

「ええ!?」

 

 さっきまでと百八十度違う態度。それに不穏なものを感じ取った美希は反射的に徹子とガイの間に割って入った。

 

「ちょっとちょっとぉーっ! それは許さないんだからね! この人はミキのハニ……」

「あー! あー!」

 

 春香とやよいが慌てて飛びかかって美希の口をふさいだ。

 

「はに?」

「は……は……はにわ! この前はにわについて調べたのよおほほ!」

 

 小鳥が無理矢理ごまかす傍らで、高木がガイに言いつける。

 

「ガイ君、明日は君も天海君たちにつき合ってくれ。渋川君の尾行だよ」

「ええ? そんな急に言われましても……」

「まぁまぁそう言わずに。君の予定はこっちで調整しておくからさ! 頼むよ君ぃ」

「まぁ……社長がそこまで言うのでしたら」

「プロデューサーさん来てくれるんですか!? やったぁーっ!」

 

 のんきにはしゃぐ徹子の様子に、春香は疲れたようにため息を吐いた。

 

 

 

 そんなこんなで翌日。伊達メガネに帽子目深の変装をした春香たちはガイと徹子を連れ、街中を巡回している渋川の尾行を開始した。

 

「プロデューサーさんはぁー、何の食べ物が好きなんですか?」

「ちょっとっ! 何しに来たの!?」

 

 だが徹子はガイにべったりであり、それに美希が嫉妬して引き剥がす始末であった。

 

「早くしないと渋川さんを見失っちゃいますよー!」

「叔父さん、どこに向かうのかな?」

 

 やよいが遅れる美希たちを引っ張るようにする一方で、ビデオカメラを回す春香は渋川の背中を見失わないように追いかける。時々渋川が後ろを振り返る時には素早く無関係の通行人のふりをしてやり過ごす。

 やがて渋川は、ビラ配りをしているメイド服にピンクリボンと青い髪飾りの女性の前で立ち止まると、その女性と話を始めたようであった。

 

「何かの聞き込みかな?」

 

 つぶやく春香。彼女たちの位置からでは話の内容は届かない。

 隠れながら様子を窺っていると――渋川がいきなり女性の髪に手を伸ばした!

 

「何あれ!? 仕事中に女の人にちょっかい出してる訳? 嘘でしょ……!?」

「お、落ち着いて! まだそうと決まった訳じゃないよ……」

 

 唖然とする徹子のことをなだめる春香。そうして渋川の尾行を続けるのだが……。

 渋川はその後もショートヘアにオッドアイの女性、ポニーテールの妙齢の女性、世界レベルな女性など、女性にばかり声を掛けるのであった。

 

「さっきから女の人とばかりしゃべってる……」

「た、たまたまだよ……」

 

 みるみる不機嫌になる徹子にとりなす春香だが、内心ヒヤヒヤだった。

 

「頼むよぉ叔父さぁん……」

 

 その内に渋川は陸橋の手すりに寄りかかりながら、新聞を読むふりをして何かを待ち構える様子を見せ始めた。

 

「ほら、今度こそ調査だよ!」

 

 と期待する春香だったが……。

 

「渋川さん」

 

 色っぽい、ワインが好きそうな青いイヤリングの女性が渋川の元にやってくると、渋川は彼女に向かい合い……相手の顔に手を伸ばしながらぐぐっと自身の顔を近づけていった!

 

「ああーっ!?」

 

 思わず悲鳴を上げる春香。そして徹子は、我慢の限界が来た。

 

「もぉー信じらんないっ! あの馬鹿親父っ!!」

 

 と吐き捨てると、踵を返して走り出してしまう。

 

「ち、ちょっと徹子ちゃん!」

「もう二度とその名前で呼ばないでっ!!」

「ま、待ってー!」

 

 春香の制止も聞かず、徹子はあっという間に走り去ってしまった。慌てて追いかける春香。

 

「……徹子ちゃん、何で怒ったんでしょう?」

「やよいはまだ知らなくていいことなの」

 

 ポカンとしているやよいには、美希がそう言い聞かせた。

 ガイは、無言で渋川の方に振り返っていた。

 

 

 

 春香たちの元から逃げ出した徹子は、公園が一望できる建物の屋上で、手すりに寄りかかりながらぼんやりと眼下をながめていた。

 物憂げな徹子の頬に、後ろからラムネの壜が当てられた。驚いた徹子が振り返ると、そこにいたのはガイ。

 

「プロデューサーさん……。ありがとう」

 

 差し出されたラムネを受け取り、喉を潤す徹子。公園で戯れる父と娘を見つめながら、ガイへと語った。

 

「子供の頃……あの人は、平和のために頑張ってる、かっこいい人だと思ってた。ヒーローだって、信じてた。……馬鹿みたい。何言ってんだあたし」

 

 自嘲する徹子に、ガイは次のように説き出す。

 

「太陽は沈んだら見えなくなる。でもね……見えないところで、地平線の向こうでずっと輝いている」

「何それ……?」

「見えないところで輝いてる光もある。ウチの奴らも、カメラが映す姿だけが全部じゃない。誰からも見えないところでその数倍は努力して、日々頑張ってる。渋川のおっさんだって同じさ」

 

 そう説くガイだが、徹子は首を振る。

 

「分かんない……言ってること分かんないよ」

 

 ガイは彼女に、優しげな笑みを向けた。

 

「いつか分かるさ、キャサリン」

 

 しかし戸惑うばかりの徹子。そこに、

 

「徹子ちゃーん!」

 

 春香が駆けつけてきて、徹子へと呼びかける。

 

「お父さんが廃工場に入っていったんだって! もう一度だけ見てみよう? そしたらきっと、お父さんの勇姿が見られるはずだよ!」

「……!」

 

 徹子はしばし考え込んでいたが……うなずいて、先導する春香についていった。ガイもこの二人の後を追いかけていく。

 

 

 

 操業が停止され、うらぶれたコンクリート工場に美希とやよいが待っていた。美希が到着した春香たちを手招きする。

 

「こっちなの! 遅いよ~!」

「ごめん! 今どんな様子?」

「さっきから男の人と揉めてるんです。あそこです」

 

 やよいが指差した先では、確かに渋川が一人の男性と向かい合って何やら問い詰めているようであった。

 

「いや、違います!」

「嘘吐けッ! お前の正体は分かってるんだよ!」

 

 腰のホルスターに手をやって脅す渋川の姿に、徹子は眉間に皺を刻む。

 

「最悪!」

 

 そして渋川たちの方へと飛び出していってしまう。

 

「ち、ちょっと徹子ちゃん!?」

 

 慌てて追いかける春香たち。徹子は現場に割り込むと、渋川に食って掛かる。

 

「タカヒロさんに何するつもり!? この馬鹿親父っ!」

 

 渋川が問い詰めていた男性は、徹子が出会った露店商のタカヒロだったのだ。渋川は徹子の姿に仰天する。

 

「徹子!? お前、どうしてここに来た!?」

「一徹のこと一日尾行してたのよっ! 仕事もろくにしないで女の人といちゃいちゃしてさ! 今度はタカヒロさんをこんなとこに呼び出して何するつもり!? 一徹なんて父親と思ってないからっ!」

「お、おい待てッ!」

 

 タカヒロの方へ行こうとする徹子だが、それを渋川と――ガイに止められた。

 

「その男に近づくなッ!」

「え? プロデューサーさん?」

 

 思わず呆気にとられる徹子。ガイは彼女たちの前に回り込んでタカヒロを厳しくにらみつける。

 そのタカヒロは――大人しい雰囲気が一変して、こんなことを言い放った。

 

「回収したヤセルトニウムを返してもらおうか」

 

 きょとんとする徹子ら。

 

「ヤセルトニウムって何?」

「おい……お前ら下がってろッ!」

 

 渋川は徹子たちを背にかばいながらスーパーガンリボルバーを抜いた。渋川とガイに敵意を向けられるタカヒロは、怪しい薄ら笑いを浮かべる。その手に握っているのは、武骨な青い鉱石。

 

「つけていれば、みるみる痩せる魔法のパワーストーン……ヤセルトニウム。まさか自分の生体エネルギーが奪われて、この母体石に吸収されてるとも知らずにさ』

 

 話しながら、タカヒロの声音が不気味に変化していく。そして――。

 

『地球人は本当に愚かだなぁ!』

 

 その姿も、銀色の怪人のものに変わり果てた!

 

「きゃああああっ!?」

「宇宙人っ!」

 

 悲鳴を発する徹子。春香たちは咄嗟に身構える。

 

『そうさ。本当の名はシャプレー星人カタロヒ様だ! お前もヤセルトニウムをつけてたな。エネルギーを吸い取ってやる!』

 

 タカヒロ改め、シャプレー星人カタロヒは徹子に狙いをつけて、ヤセルトニウムの母体石を向ける。

 すると徹子の胸元の服の下が青く光り出した。徹子が引っ張り出したのは――ヤセルトニウムのネックレス!

 

「ヤセルトニウム!!」

『そぉらッ!』

 

 ネックレスから徹子の生体エネルギーが抜き出されて、母体石に移される。生命力を奪われた徹子はがっくりとその場に崩れ落ちた。

 

「徹子ッ! おいッ! 徹子ーッ!」

『ヒャーハッハッハッ!』

 

 慌てて支える渋川たち。一方で徹子の生命力を奪ったカタロヒは高笑いする。

 

『この星は俺のエネルギー採掘場って訳さ! 石に吸収されたエネルギーで、こんなことも出来るんだぜぇ?』

 

 ヤセルトニウムを高々と掲げて、叫ぶカタロヒ。

 

『出でよ、ベムラー!!』

 

 ヤセルトニウムが強く輝くと、蓄えられたエネルギーによって工場の敷地の一画が爆発を起こし、その地点から巨大怪獣が召喚される!

 

「ギィ―――――イ! ギィ―――――イ!」

 

 宇宙怪獣ベムラー! しかも頭部には山羊かはたまた悪魔かのような曲がった角が生えている。ヤセルトニウムのエネルギーで強化された個体だ!

 


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