リリカルな世界の転生者   作:鈴木颯手

57 / 61
皆さんお久しぶりです。約一ヶ月ぶりの投稿です。相変わらず駄文です。


第十二話 エルシア・テスタロッサ捕縛計画

時がたつのは早いもんで既に無印編も終盤に差し掛かろうとしていた。

 

原作通りに管理局は介入してきたし、最後のジュエルシードも半々で別けられた。踏み台二人についても高町なのはと合流できたが互いに足を引っ張り高町なのは一人で戦った方がいいときもあるほどだ。

 

八神はやての双子にも動きはないし残りの転生者も介入してくる雰囲気はない。

 

だが、エルシア・テスタロッサは俺の存在を警戒している。プレシア・テスタロッサには内緒で二人には監視をつけさせてもらったがエルシアは時々アルフやエルシア・テスタロッサの使い魔に俺を警戒するように伝えていた。これ以上エルシア・テスタロッサを自由にさせる理由はないな。駒にするか処分するか決めなくてはな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういうわけなのでエルシア・テスタロッサをこちらに引き渡してほしい」

 

現在俺は時の庭園にてプレシア・テスタロッサと話をつけている。内容はエルシア・テスタロッサについてだ。

 

フェイト・テスタロッサは原作通りに高町なのはと一騎討ちをしている。エルシア・テスタロッサもフェイト・テスタロッサを見守りにいっており今はここにはいない。だが、指示一つでエルシア・テスタロッサを確保できる状態にある。

 

「アリシア・テスタロッサは既に蘇生し記憶も問題ない。こちらの要求も完遂された。後はプロジェクトFATEのみだ」

 

「…勿論分かっているわ。いいわ、エルシアをあなたに譲るわ」

 

成る程、やはりプレシア・テスタロッサはアリシア・テスタロッサのみを愛しているようだな。別に俺はプロジェクトFATEさえ手に入ればどうでもいいのだがな。

 

「それでは俺はこれで失礼する」

 

玉座の間を立ち去る際に「そうそう」とつけ足す。

 

「管理局がここを突き止めないとも限らないからな、此方から戦力を時の庭園に配置したいのだが構わないか?」

 

これはプレシア・テスタロッサの監視と護衛が混じっている。プレシア・テスタロッサがここで死なれては困るからな。多少幻魔の医療技術で治療しているとはいえプレシア・テスタロッサの病はかなり押さえられているが捕まってしまえばその努力も無に帰す。

 

「機械兵だけで十分だと思うけどいいわ」

 

プレシア・テスタロッサの了承も得たので早速配置するか。

 

玉座の間を出て海鳴の基地に帰還する。

 

「ガルガント」

 

「はっ」

 

「時の庭園に戦力を置くことになった。ガルガントにはその指揮を執ってもらう」

 

配置する戦力は造魔で固めることとした。

 

・銃足軽×500

・刀足軽×1000

・弓足軽×500

・マーセラス極×10

・ドルドー×100

・金剛×10

・森羅×10

 

と、かなりの戦力を置くことにした。

 

そしてもうひとつ、ブレインスタンを置くことにした。これは鬼武者3登場の機体よりかなりパワーアップしている。さしずめブレインスタン改と言ったところか。ギルデンスタンが開発して一度は改修してパワーアップさせてあるそうだ。これは俺が求めていた広域殲滅型にふさわしく更に魔法技術を用いることで空中戦を行うことが出来るようにした。こいつは駆動炉に続くエリアに配置するか。

 

「それとプレシア・テスタロッサを何としても守り抜け」

 

「必ずや」

 

「よし、ギルデンスタン。俺はエルシア・テスタロッサを監視している特殊部隊の元に行く。もしもの時はギルデンスタン、お前の意思で行動しろ」

 

「御意に」

 

それでは早速エルシア・テスタロッサの捕獲に向かうとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが私の全力全開!スターライト、ブレイカー!」

 

辺り一体を桃色の光が照らす。その光に俺は思わず目を細めてしまう。

 

原作通りフェイト・テスタロッサの攻撃をしのいだ高町なのはは最強の一撃を放った。

 

しかし、こう見てみると魔法の力は鬼武者に劣るみたいだな。あのくらいの力なら俺でも使えるからな。

 

「っと、今がチャンスだな」

 

下の方で様子をうかがっているエルシア・テスタロッサにアサシン極で編制された特殊部隊と共に急襲する。

 

「っ!?」

 

エルシア・テスタロッサは銃型のデバイスを構えてその場を離れる。

 

しかし、俺はそれを許さない。

 

一瞬でエルシア・テスタロッサの背後に回り込み首に一撃加えようとするが銃で防御してその衝撃を使い後ろに離れこちらに照準を合わせる。

 

「食らえ!」

 

【フォトンランサー・ルゥジヨーシフト】

 

デバイスからの男の声と共に銃弾より少し大きいフォトンランサーが放たれるがその早さは正に銃弾。普通なら何もできずに食らうかもしれないが俺は幻魔。止まっているかのように見えるためエルシア・テスタロッサにすぐに近づき首に一撃を入れる。

 

「ぐっ!?あ、あなた…」

 

「残念だったな」

 

恐らくエルシア・テスタロッサは俺のことをほぼ分からないまま意識がなくなったはずだ。正に踏み台に相応しい。

 

さて、プレシア・テスタロッサが次元跳躍攻撃を放っている間にこの場を離れるとするか。多少アースラにすがたをみられたかも知れないが問題ないだろう。友人に頼めばどうとでもなる。

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。