リリカルな世界の転生者   作:鈴木颯手

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パパっと書けたので投稿します。


第十四話 近衛兵と今後

~ベルテルミーニ王国・重臣サイド~

 

昨日国王陛下から緊急招集がありなにかと思い王の間にいくと陛下から泊の軍勢が向かってきていることを知らされた。そのため各自警戒するようにと陛下から指示があった。

 

しかし、陛下は一体どのように知ったのだろうか?普通は国境の兵士が確認するものだが独自に斥候を放っているのだろうか?

 

それと陛下が近衛兵を組織すると言われた。それは前々から思っていたことであったがクーデターからまだ日数がそれほど経っていないことから泊との戦争に集中していたのだ。

 

陛下の話によると前々から剛の者を呼んで鍛えていたらしい。まだ数は揃っていないがかなりの実力を持っていると言われた。

 

その際近衛兵隊長を紹介されたがその威圧感に言葉が出てこなかった。

 

その者の名を【モルドレッド・パーシバル】と言うらしい。元は盗賊であったが部下に裏切られてさ迷っていたところを陛下に拾われたらしい。

 

しかし、先程から全て陛下が話しておられる。少しは喋れと思うが陛下は気にしていないようだ。

 

内容はそれだけであったがこのときから時々漆黒の鎧を着込んだものを見掛けるようになった。近衛兵は黒で統一してあるだけで鎧は人それぞれ違っている。そのため統一感はないが全員が剛の者であることは分かった。

 

兎に角今は泊の軍勢に備えなくては。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず懸念していたことは起きなかった。上手く近衛兵とすることができたしみんなも納得させることができた。

 

そのため早速闇騎士を城内に配置させることにした。最も、数が少ないから王の間の入り口や普段人気の無いところに配置する程度だが。

 

しかし、泊の軍勢はとろいな。

 

俺は兵士の中にもスチラードやカメラ型の幻魔を使って見張っているが異様に遅すぎる。恐らく士気が低いせいだろうな。

 

それならさらに下げてやるとするか。物資を炎上させたり兵士を惨殺したりすれば一気に下がるだろう。そうすれば脱走者も出てくるだろうな。

 

俺ははっきり言って泊の併合に時間をかけるつもりはない。使えるものは使い一気に叩き潰す。

 

あとは滅んだ泊の属国を使ってさらに追い込むとするか。

 

そのための布石も完了した。あとは泊を追い込めば自ずと目が出てくるだろう。俺はそれを待てばいい。しかし、兵の損失は避けたいな。俺は兵士をそのうち幻魔やゾンビ兵士で固めようと思っている。それまで兵士だったものには悪いが幻魔やゾンビ兵士になって貰うか実家に帰ってもらおう。その為に兵士はなるべく犠牲を出さないようにしないと。

 

後は前々から考えていた幻魔についてだな。幻魔は俺か白董が指示を出せるが作ることは俺にしか出来ない。その為ゾンビ兵士と比べるとものすごく少ない。だから高等幻魔、とくにギルデンスタン辺りを作ろうと考えている。あいつは性格はかなり悪いが信長に忠義を尽くしていたからな。その辺に手を加えれば裏切ることはないだろう。

 

俺の目的は大陸統一だ。その為にもゾンビ兵士よりも強い幻魔は軍団規模で用意しておきたい。それに例の計画のためには幻魔の研究は重大だ。是非とも優秀な補佐が欲しいからな。俺が原作まで生きるためのな。

 

すでに転生してから22年たつがやることは山積みだな。これからもしゃきしゃき頑張っていかなければ。しかし、原作でのたち位置はどうするかな?やっぱり敵サイドになるか?俺別になのはやフェイトに興味はないからな。最も、幻魔にしたらどうなるんだろうとかは考えていたが。

 

…ヤバイのができそうだな。

 


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