第一話 プロローグからの転生
「おめでとうございまーす!」
…は?
「貴方は運がいいですよ!」
…いや何が?
「貴方には転生させることが決定しました!行き先は魔法少女リリカルなのは!特典は今からサイコロを降って決めます!因みにサービスで123が出た場合もう一回降っていいですよ!」
…いやあの、ここは?
「もう!降らないんですか?ならかわりにわたしが降りますよ?えい!」
「えっと、10が出たので早く決めちゃってください!」
…サイコロに10は無かったような。
「細かいこといってると魂を消失させるよ?」
…いや、その前にここは?そして貴方は?
「ん?言ってなかったっけ?ここは神界。私は貴方の言う神様。分かった?」
…大体は。
「それじゃあ、早く決めてね!10個!」
…えっと、先ずは好きなようにウイルスや細菌を作る能力。後スカリエッティの頭脳及び篠ノ之束の頭脳で。
「ふむふむ、本当はこれで四つだけどサービスでまとめて二つにしておくよ」
…それじゃあ、最初の細菌等を魔法で使えるようにしてください。
「成る程、後は?」
…魔力を大量に下さい。後は身体能力の上限なしで。
「おお!どんどんチートになってくね!残り五つは?」
…そうですね…。それならバトルスピリッツのスピリットを召喚できるようにしてください。勿論言うことを聞くようにしといてください。
「これで召喚系でも無敵になったね!残り四つ!」
…ならば転生するときは古代ベルカよりずっと前、オリヴィエやクラウスが存在する前の時代にしてください。
「おやおや?それだと原作キャラと会えないけどなにか考えがあるんだね!?いいよ!後三つ!」
…マギのように自然のものから魔力を取れるようにしてください。
「分かった!でもそれだと不便だから空気中の魔力を取れるようにするね!後2つ!」
…今まで言った特典に最初から耐えられる肉体を。勿論人間でお願いします。
「成る程、それなら最初から無敵だね!最後のひとつは?」
…それなのですがとっておくことはできますか?
「できるよ!決めたときに心で呼び掛けてくれればいつでも対応するよ!」
…わかりました。俺からは以上です。
「それじゃあ、早速転生させるけどひとつ教えておくね!」
「君の他にも転生者は存在するよ。ほとんど踏み台みたいなくせに変な特典ばっかり頼むからいやになっちゃった。因みに他の転生者にこの事は伝えていないから。転生者は君を除いて五人!この内二人は心優しい娘だったけど三人は踏み台みたいなやつだから。あっちでも頑張ってね!」
…あの転生から既に十六年たった。
俺は小国の王子に転生した。家族は国王の父、女王の母、王子の俺、第二王子の弟、王女の妹だ。
この王国は小さいが豊かな土地のお陰か国力は高い。そのため他国はかなりこの国を警戒している。
次に家族の詳細だな。因みにまだこの時代は魔法何てもんは空想のものだと考えられている。
父→小国の国王。優秀な人物で国を発展させている。母と中がよく政略結婚にも関わらずいまだに新婚気分でいる。高町夫妻みたいだ。
母→小国の女王。政治などは出来ないが結構な武道派で大の男よりも強い。父ととても仲がいい。
弟→第二王子。なにかと俺に対抗意識を燃やしている。悪い意味で。もし俺が国王になった場合内乱が起きかねない。それなのに愚将。
妹→聡明で俺によくなついている。弟を嫌っておりなにかと弟が俺にいちゃもんをつけてくる度に追い払ってくれている。
俺→小国の王子。転生者。いろんな特典をもらった。自分で言うのもなんだがマッドサイエンティスト、外道の言葉が似合う性格をしている。しかし、俺はそんなものは表に出さないため表向きは良くできて心配りのできる将来有望な王子になっている。国王になったら国を発展させたいと思っている。
以上が家族構成だ。とりあえず現在は秘密利に作った地下研究所で細菌やウイルスの開発にいそしんでいる。詳細は次話にでもやるとしよう。