俺ガイル×SAO ~仮想世界に生きる孤高の侍~   作:棒々鶏

1 / 7
前から書きたかったので書きました。駄文ですが、見ていただけると幸いです。よければ、感想お願いします。


第1章 アインクラッド
第1話 幕開


 11月6日12時55分、彼はベッドで横になり、頭をすっぽり覆い隠す灰色のヘルメットのような機械 ――ナーブギアを装着していた。

 今日は世界初のVRMMORPG 、 ソードアートオンラインの正式サービス開始日なのである。

 

 「あと5分か…… 」

 

 正式サービス開始は13時からなので、まだゲームを始められないのである。5分、何かするには短すぎる時間である。かといって何かを待ってる者からすれば5分は随分長く感じるだろう。手持ち無沙汰になった彼はいつのまにか物思いに耽っていた。

 

 

 

 

 

 

――数ヶ月前 ――

 

「ねぇ、お兄ちゃん!お兄ちゃんVRMMORPGって知ってる?」

 

「知ってるけど、俺はやらないぞ」

 

「即答!?いいじゃん。ちょっとやってみようよ!」

 

「いや、別に興味ないし。それにまだ発売すらされてないうえ買えるかもわからないものをやろうといわれてもな……」

 

「じゃーん。そういうと思ってたけど私にはこれがあるのです」デンノ《SAOβテストver.》 

 

「どう?凄いでしょ。限定1000人だよ。それをなんとお兄ちゃんにあげちゃいます」

 

「いや、いいって」

 

「いやー、その腐った眼を物欲しそうにそんなにさせながら否定されてもなー」ニヤニヤ

 

 

 

 結局俺は妹の押しに負けて貰ってしまった。

 

「まぁ。せっかく妹がくれたわけだし、やらないのも悪いよな」

 

 と、誰に言ったかわからない言い訳をしながら気持ち悪い笑みを浮かべて自室に戻る。いらないとは言ったが実は前々から興味がありβテストは当選しないと思い応募しなかったが、発売したら絶対買おうと心に決めていたのである。まぁ、端的にいって超嬉しい。マジありがとう、愛してるぜ!小町。

 

 

 

 

 

 

――現在――

 (あぁ、そういえばあの時はあまりの嬉しさで気付かなかったけど今思い返すと俺が奉仕部で何かあったことを悟って気を使ってくれたんだな。本当によく出来た妹だ。俺には惜しいぐらいだな。

 まぁ、結局ゲーム内でも常にソロだったが……

 おっと、もう時間過ぎてるな)

 考え事をしていると時間がたつのが早く感じるのは何故だろう?と、くだらないことを考えながら 

 

「リンクスタート!」

 

 彼は仮想現実の世界へと旅だった。

 

 

 

 慣れた手つきで初期設定を終えると、《welcome to Sword Art Online》という文字が表示され、彼は広大な街へおりたった。

 目の前に映る現実と区別がつかないような、仮想世界を懐かしそうに見渡し、

 

「戻ってきた……この世界に!」

 

 黒髪ストレートのイケメン--hachimanは腐っていない眼を輝かしながら呟いた。




とても短いですが、プロローグだと思ってください。最後までみていただきありがとうございます。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。