この素晴らしい世界にイレギュラーを!   作:JAIL

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東京で最終面接終えて来ました・・・
あ~結果を知るのが怖い・・・


2人の過去

アルカンレティアから帰ってきた翌日。

俺はウィズとバニルの経営する魔法具店に来ていた。

理由は簡単。

アルカンレティアで2人が言っていた事が気になったからだ。

俺は深呼吸してからドアを開ける。

 

「貴様か・・・ウィズなら奥にいるぞ」

「分かった」

 

俺はそのまま奥へ歩いていった。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

「あっ・・・リュウヤさん・・・」

 

ウィズは椅子に座って帳簿を書いていた。

一旦ペンを置き、「お茶を持ってきます。そこに座って待っていて下さい」と言って立ち上がり、キッチンに向かった。

数分してウィズがカップを2つとポットを持ってきて俺が座っている前にコーヒーカップを置くとその中に紅茶を淹れた。

自分のコーヒーカップにも紅茶を注ぎ、1口飲む。

 

「アルカンレティアでの事・・・聞きに来たんですよね・・・?」

「・・・まぁな・・・」

 

ウィズはスッ・・・と瞳を閉じて一息つく。

そして決心が付いたのか真っ直ぐ俺を見て「あれは・・・私がアークウィザードとして冒険者になったばかりの頃です」と言ってウィズは話し始めた。

 

 

☆★☆★☆★

 

 

それは数十年前に遡る。

ウィズが冒険者登録をしに行こうとアクセルの街のギルドに足を運んだ時だった。

先に冒険者登録をしに来ていたのか白く長い髪をした女性が冒険者登録をしていた。

ギルドの役員はその人の潜在能力に驚き、ギルド中がその人を眺めた。

その人は登録が終わるとカードを取ってウィズの方を見た。

この女性こそがアメルダ(ネイフィア)だった。

 

「あれ?アンタも冒険者登録しに来たの?」

 

今と変わらず少しだけ口調が荒い。

 

「はい」

 

ウィズは短めに返事をした。

すると────

 

「じゃあ登録するとこ見てよっかな~♪」

 

からかい半分だろうと思いつつもウィズは冒険者登録を始めた。

再び役員が驚く。

ウィズもネイフィアに匹敵するレベルの潜在能力の持ち主だったからだ。

ウィズはアークウィザードの職を選んだ。

ギルド中が次はウィズを眺め始める。

そんな中、ネイフィアはどこ吹く風の如くウィズに近付いた。

 

「うわ~凄いね~!私と同じ職で能力もほぼ同等じゃん!」

 

ウィズの能力を素直に褒める。

そしてネイフィアは告げた。

 

「ねぇ、これも何かの縁みたいなものだから私と組まない?」

「え?」

「同じアークウィザードだしどっちかがピンチになっても2人なら大丈夫っしょ!」

 

ウィズは快くパーティ加入を受け入れた。

 

そして2人での最初のクエスト。

お互いに強い職や能力でもまだ冒険者になったばかりだが手探りでモンスターを討伐する。

 

「ウィズ!?アンタの魔法掠ったんだけど!?」

「まだ加減が分からないからそっちでどうにかして避けて下さい!」

「私が努力しろと!?」

 

お互いにお互いの力量や得意な事、不得意な事が分からない。

ウィズとネイフィアはそれぞれでジャイアントトードを狩っていた。

ネイフィアが狩り終わってフゥ・・・と息を付く。

ウィズの方を見てみると彼女もかなりの武闘派らしく、どんどんジャイアントトードを討伐していた。

そしてやっとの事で20体程を狩り終わる。

 

「やっぱりソロよりかは楽だね」

「そうですね」

 

始めてのクエストの評価はお互いに良好でネイフィアの心はモンスターを狩ったという達成感に満ちていた。

 

「今日はここまでね」

「そういえばもう夕方ですか」

 

空はもう橙色に染まっている為、2人は街に帰っていった。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

報酬を山分けして初クエストクリアの宴を2人で始める。

 

「アンタ・・・少しは加減しなさいっての」

「初心者に何を求めてるんですか?」

「いや、初心者言う割にジャイアントトードを何体も潰してるアンタが言う事?」

 

2人は小さな宴を終えて公衆浴場へ1日の疲れを取りに行った。

その際にネイフィアが「私達同い年だよね?」と言ってウィズが「多分そうですよ?」と返すと「同い年なのにこの違いって・・・」とウィズのとある1部を見ながら自分の発達の遅さに嘆き、果てには「私にも分けろー!!!!」とウィズにセクハラしていた。

 

ウィズとネイフィアはその後着々と力を付けていった。

そんな満ち足りた生活の中、ウィズがネイフィアに「パーティメンバー募集しましょ?」と言った。

ネイフィアからしてみると今迄この2人で上手くやっていけてるから必要ないと思っていたが「プリーストとか、クルセイダーとか他の職業の人もいれば少しは安全に討伐出来ると思うんです」との意見にネイフィアはOKを出し、パーティメンバー募集の貼り紙を出した。

メンバー入り希望の人はすぐに来た。

自分達と同じ女性でアークプリーストとクルセイダー。

名前は覚えていない。

でも自分達と同じ位のレベルだった。

ウィズとネイフィアは即OKしてウィズ達は4人のパーティメンバーになった。

立ち回りはかなり良くなった。

強力な魔法も覚えていき、ギルド内では少しは名の知れたパーティとなっていた。

そんな中、ネイフィアはある事に驚いていた。

ウィズの成長速度だ。

ネイフィアと同じモンスターを狩っていてもその量が違う。

魔法でもウィズはネイフィアより扱い方が一枚上手だった。

それにネイフィアは少し劣等感を感じていたがウィズと肩を並べ、クエストに挑んでいく。

 

だがある日の事・・・

 

森でクエスト中、ウィズは魔法を使い過ぎて少しふらつき始めた。

 

「大丈夫?」

「まぁ・・・なんとか・・・」

 

プリーストの女性も3人に支援魔法を掛け続けていたのが理由か少し顔色が悪く、足元も覚束無い。

そしてそこに運悪くドラゴンが現れた。

周りには他のパーティはいない。

自分達でどうにか切り抜けるしかなかった。

そんな中、クルセイダーが「私はまだ行ける。3人は下がっていてくれ」とドラゴンに対して1人で立ち向かう。

ウィズは魔法具店の店長をしている弱気な現在とは違って昔はヤンチャな武闘派(仲間想いだったのは変わってない)だったウィズも「危険です!早く逃げましょう!」と言ったがネイフィアは「ウィズ。あの子の事を信じよう」とウィズを説得した。

だがそれは叶わなかった。

クルセイダーの右腕がドラゴンに喰いちぎられ、かなりの出血をしてしまった。

ウィズは助けに行こうとしたが生憎の魔力不足。

ネイフィアは自分に【パワード】を掛けてウィズを持ち上げ、走り出す。

 

「ネイフィア!?」

「このままじゃ全滅する!あの子には悪いけど逃げよう!」

 

ネイフィアはせめて・・・とアークプリーストも抱えようとしたがほぼ限界に等しかった。

ふと後ろを見る。

クルセイダーの上半身と下半身は分かれ、沢山の血を流して動かなかった。

ドラゴンの目はネイフィアを捉えた。

 

背中に寒気が走る。

 

考えるより先に身体は動いていた。

ネイフィアはアークプリーストをその場に置いてウィズのみを抱え走った。

 

「なんであの子まで!!!!」

「魔力が満タンの私なら出来なくはなかったけど今回は無理すぎる!」

 

ネイフィアは有無を言わさずに翔ける。

全員で生きて帰るよりも他人を犠牲にしてウィズと自分だけ生き残るという道を選んだ。

その後ろからは2人の名前を泣き叫ぶプリーストの声が聞こえていた────

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

「ネイフィアさんがクルセイダーの子とドラゴンを討伐すれば良かったじゃないですか!」

「何言ってんの!あのドラゴンのレベルは私達よりかなり上だったんだよ!?あのままその場にいたら全滅してた!私達だけでも生き残ったのがせめてもの救いだっての!」

 

ギルドには戻らず2人は借りてる宿で言い合っていた。

 

「なら何!?あのままあの場にいて皆で一緒に死ぬつもりだったの!?」

「そこまでは言ってません!」

 

お互いにあれやこれやと言い合っていたが少しづつ落ち着きを取り戻す。

その後、少しの間2人でクエストをしてお互いの溝を埋めながら亡くなったパーティメンバーを心の中で弔い、次のパーティメンバーを集め始めた。

次はアーチャーと戦士だった。

このパーティの組み合わせは良好に見えた。

ウィズと戦士が前衛で攻撃、ネイフィアが中衛、アーチャーが後衛という形になり、またも安定したパーティ構成だった。

だが少しづつネイフィアの劣等感は増していった。

最初の4人のパーティだった頃は【ウィズとネイフィア率いる最強パーティ】と謳われていたが、日が増す度に【ウィズ率いる最強パーティ】とネイフィアの名は薄れていった。

それでもネイフィアはウィズ達と共にいることを諦めなかった。

 

そんな中、それは起きた。

 

ダンジョン内でのパーティメンバーの負傷。

負傷したのは戦士だった。

目の前に十字架のような物があった。

十中八九トラップだ。

 

「こんなトラップ砕いてやる!」

 

戦士は意気揚々と殴り掛かる。

十字架は殴られたと同時に爆発を起こした。

この十字架、冒険者が攻撃を加えると爆発し、ダンジョンにいる魔物にしか聞こえない音を放って魔物を集める役割もしていた。

対処法としては遠くから魔法を撃って自爆を狙い、【潜伏】を使ってやり過ごす事かそのまま素通りするのが鉄則だった。

でも十字架には装飾に使われる、かなりのレアアイテムを持っていてそれを売れば数十万の装備や武器を4人分買ってもかなりのお釣りがくるほどだ。

それを知っている冒険者は十字架を爆発させたらトラップ魔法を使って自分達は息を潜める。

魔物が集まったらトラップ魔法を起動して一掃、余った魔物はそれぞれで討伐するのが基本だった。

だが戦士はその日、そのダンジョンに入るのは初めてでそんな情報等知る由もない。

結果的に戦士は爆発に巻き込まれ、かなりの深手を負った。

そしてそれは魔物を呼び寄せる事を意味していた。

ウィズは助けようとしたが再びネイフィアに止められる。

ウィズはネイフィアの静止を振りほどき助けに行こうとしたが遅かった。

既に戦士は多くの魔物に囲まれて身体を蹂躙されていった。

 

例え、今いる魔物を全て消し去っても戦士が生きて地上に戻って来られるかも定かではない程の出血量────

 

その時の泣き叫びながら仲間に助けを求める姿は3人の目に焼き付いた。

ウィズ達は仲間を見殺しにしたも同然だった。

ネイフィアは今日はもう上がろうと言って3人だけが地上に上がる事となった。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

翌日

先日のダンジョンの後にアーチャーの人には明日は休むと言ってウィズはネイフィアを呼んだ。

話の内容は当然昨日のダンジョンでのネイフィアの行動。

ウィズは仲間想いが故、群がる魔物に立ち向かおうとしていた。

それをネイフィアが止めた。

ネイフィアはドラゴンとダンジョンの両方共、犠牲を出してでも自分達が助かる道を選んでいる。

確かに間違いではない。

命があってこそ冒険者稼業は続けられる。

命を落とせばそこで終わり。

そんな事はウィズでも知っている。

それでも仲間を即座に見捨てる判断をしたネイフィアに引っ掛かりを感じていた。

 

「ネイフィアさん。貴女の判断も正しいとは思いますが、少しは他のパーティメンバーを守るということをしてくれませんか?」

「時と場合によるでしょ。アンタだって死にたくはないでしょ?」

「確かにそうです。ですが私はもう仲間を失いたくはありません。ネイフィアさんもそうでしょう?」

「そりゃあ・・・そうだけど・・・」

「それに私もネイフィアさんには死なれたくありません・・・ですからこれからは────」

「あ~も~!うっさいなぁ!いいでしょ!?私達はこうして生きてんだから!」

「私とネイフィアさんだけの問題じゃないんですよ!ダンジョンの時だってもしネイフィアさんが行かせてくれたら助けられたかも────」

「それで全員死んだらどうするの!?私は少しでも被害を抑える為にやったの!アンタだってそれで今こうして私と対面出来てんじゃない!」

「言いましたよね!私とネイフィアさんだけの問題じゃないって!それともなんですか!?貴女の力じゃ助けられないと知って見捨てて────」

「私より魔法の扱いが上だからってそうやって見下すの止めてもらえる!?アンタのそういう所、気に入らないんだけど!」

 

2人の言い合いが激しくなる。

そして取っ組み合いになりかかった所でアーチャーが通り掛かり、2人を引き離して今日はここまでと、半ば強制的に話し合いを終わりにした。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

2人の間の溝はそのまま・・・いや深まるばかりだった。

2人でクエストに行く事はあっても一緒には行動せずにそれぞれで討伐。

時に同じ所に居合わせる時もあったが協力する事は減っていった。

少しづつだが、この時には既にウィズとネイフィアの間は犬猿の仲となってしまった。

最初の頃は溝が深まってもお互いに修正をしながら2人でクエストをしていたが今回は違った。

お互いの理想、価値観、その他の色々なものが溝を深め、見えない罅となって2人の間を裂いていく。

そして遂にその罅は目に見えるものへと変わった。

 

 

パーティの解散だ────────

 

 

パーティ解散の時もお互いに激励を掛けることはせずにそれぞれ違う街へと赴いていった。

 

パーティ解散後、暫くしてウィズの元にある凶報が訪れた。

 

 

ネイフィアが行方不明になった。

 

 

なんでもネイフィアが単独でクエストを決行。

いくら日にちを跨いでも帰って来る事は無く、最終的に行方不明と断定された。

ウィズがネイフィアと近しい関係を持ってると他の冒険者から聞いた役員がネイフィアを知らないかと聞くもウィズは知らないの一点張り。

ウィズは他のパーティメンバーと組んでいて様々なクエストに行っていた。

ある日、ウィズはデュラハンのベルディアと遭遇し、パーティメンバー全員に死の呪いを掛けられた。

地獄の公爵に自分の命を対価に呪いを解くように持ちかけるもあえなく拒否される。

だが、代わりに不死化の呪法を教えてもらいウィズはリッチーとなった。

ウィズは自分1人で魔王城に乗り込み、ベルディアを含む、魔王の幹部を数人を圧倒した所で魔王にスカウトされ、結界を守る幹部の1人になった。

その時にウィズは驚愕した。

そこにネイフィアがいたからだ。

魔王になぜネイフィアがいるのか尋ねるも向こうから志願したとしか言わなかった。

2人はすれ違う度にガンを飛ばし合う程、険悪になっていた。

そしてウィズは自分のパーティメンバーの帰りを待つ為に今のアクセルの街に店を構えたのだった。

 

 

☆★☆★☆★

 

 

「────これが私とネイ・・・いえアメルダとの過去です」

「・・・」

 

正直言うと何と言えばいいのか分からない。

ウィズにそんな過去があったのか・・・

そして魔法具店を開いて以来、ネイフィアとは全く会っていなかったらしく、アルカンレティアで会ったのが久し振りだったのだとか・・・

そしてウィズは1つ気になる事があると言った。

なんでも力が増しているとのこと・・・それも急激に。

 

「恐らくは・・・邪神絡みだな・・・」

「邪神・・・?」

「いたろ?メガネしてるバーテンダーみたいな奴」

 

あぁ・・・そういえば・・・とウィズも思い出したようだ。

多分だけどあの時のアメルダの力は確実に邪神の力を取り込んでる。

俺達を沈黙が包む中、俺はその沈黙に耐えられなくなり冷えきった紅茶を1口飲む。

 

「アメルダさんの言っている事も一理あるとは思っています。自分の命があってこそ冒険者稼業はやっていける・・・でも少しでも他のパーティメンバーの事も気にかけてもらいたかったんです・・・」

 

まぁ分からなくもないな・・・でもその中でもウィズを連れて逃げたのはきっと・・・

ウィズが自分にとって掛け替えの無い存在だったからなんだと思う・・・

もしウィズにそんなに思い入れが無かったら恐らくは他の者と同様に見捨てていた。

それをしなかったのはきっと・・・

 

「これは推測なんだけどさ・・・ネイフィアはウィズだけは失いたくなかったんじゃないかな・・・」

「え・・・?」

「なんとなくだけどさ・・・ドラゴンといい、トラップといい、ネイフィアはウィズの事は見捨てなかったんだろ?恐らくそれはウィズとほぼ同時にアークウィザードになったのが理由なんだと思う。ネイフィアにとってウィズは家族も同然だったんじゃないのかな・・・?俺だって今のあいつらとは離れる気はねぇよ。でもネイフィアは“せめてウィズだけでも助けたい“そう思ってネイフィアはウィズを助けたんじゃないかな・・・」

「なら・・・なぜ他のパーティメンバーの事は見捨て────」

「見捨てる気も本当は無かったんだと思う。ウィズだって、もし仲のいいメンバーが死にそうになったら自分の身を挺してでも守ろうとするだろ?でももし2人いてどちらかを選べとなってしまうと迷う・・・恐らくネイフィアはその過程を捨てたんだと思う・・・ウィズや他のパーティメンバーに恨まれても・・・」

「・・・」

 

俺の言葉にウィズは俯いた。

 

「私は・・・間違っていたんですか・・・?」

「間違ってない・・・ただ単にお互いの想いのすれ違いが引き起こしたんだと思う。ウィズ・・・今から会ってやり直せるかはどうかは分からない・・・でもそのままってのも俺はあまりしたくない・・・だから────」

「すみません・・・リュウヤさんのお気持ちは有難いんですが、まだ真正面から会う気にはなれないんです・・・」

 

まぁ・・・気持ちの整理がついてからの方がいいよな・・・「今日はお話を聞いて頂きありがとうございます」とウィズが深く頭を下げ、俺はその場を後にした。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

「貴様はどう思う?」

「・・・何がだよ?」

 

俺が魔法具店を後にしようとした時にバニルに聞かれた。

アメルダとウィズの事だ。とバニルが告げる。

 

「我輩とて元魔王軍幹部。アメルダとウィズの行先は気になる」

 

お前の見通す能力で見ればいいじゃねぇかと言うが貴様の言葉で聞きたいとの事・・・でも・・・

 

「2人が正面から会うキッカケが来ねぇと分かんねぇよ・・・」

 

俺はそう言って家に帰ることしか今は出来なかった────────




昔のウィズの様子が想像出来なかった為か、なんか自分が書きたかったのとは違う感が拭えない・・・
まぁ100%自分の文章力の問題だろうけど・・・

感想、誤字脱字報告お待ちしております。

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