それとさ・・・小説を記入するページにある多機能フォームって何なんすか・・・?
助けてよドラえもん・・・
街が慌ただしくなる。
窓の扉を閉める者、店を閉じ帰り支度をする者もいた。
冒険者全員の集合が掛けられたので俺達も周りの冒険者に着いて行く。
緊急クエスト・・・魔物の大軍の侵攻だろうか・・・?こんなのがあるならもっと使えそうな魔法を作っておけば良かったと竜弥は顔を顰める。
冒険者が正門に集まった。
人数は軽く100人は超え、緊張感が高まる。
「緊急クエストって何なんだ?魔物の侵攻か!?」
「言ってなかったっけ?キャベツよ」
「「はぁ?」」
和真の問にアクアが答え、その上俺と和真がハモる・・・何回目だよ・・・
地平線の彼方から緑色の集団が見える
うん・・・確かにキャベツだ・・・
「今年は荒れるぞ・・・!」
何者かの呟きが聞こえる。
恐らくは来ているのは頑丈で食べる事の出来ないキャベツで民家を破壊してしまう為、それを阻止すべくここで迎え撃とう・・・そういう事なのか・・・?ならこの緊張感も頷ける。
だが竜弥の耳に届いたのは全く違っていた。
「「「収穫だァーー!!!!」」」
その言葉を合図に冒険者達が駆け出す
・・・え?収穫・・・?え?食用なのあれ?
食用のキャベツが飛んでるの!?何だそりゃ!?
「皆さ~ん!今年もキャベツの収穫時期がやって参りました!今年のキャベツは出来がよく、1玉の収穫につき、1万エリスです!すでに街中の住民の方は家に避難して頂いております。それでは皆さんできるだけ多くキャベツを捕まえてください!」
ギルドにいた受付の女性がメガホンを通して大声で冒険者に呼び掛ける。
「俺・・・帰って寝ていいかな?」
和真・・・お前の気持ちはよく分かる・・・俺も同意見だ・・・でも1玉1万エリスか・・・
前世では1万円なんて余り見たことないしなぁ・・・しょうがない・・・やるか・・・
「カズマ、リュウヤ」
呼ばれて振り向く、声の主はダクネスの様だ。
「私のクルセイダーとしての実力しっかり見ていてくれ」
ダクネスなそう言いながら剣を抜き、駆け出した。
「ハアアァァァアッ!!!!」
スカッ・・・
「てりゃァァァアアッ!!!!」
スカッ・・・
・・・気合いはよく分かった・・・うん・・・充分伝わったよ・・・だから当てようよ・・・せめて一撃ぐらい・・・
「ぐあァァアッ!」
向こうから悲鳴が聞こえる。
よく見ると男冒険者がキャベツに直撃され倒れていた。
「危ない!」
ダクネスが男の元に駆け出す。
キャベツが男冒険者に迫るがダクネスがそれを防いだ。
幾つものキャベツがダクネスに直撃し、鎧が罅割れ、落ちていく。
「俺の事はもういい・・・早く逃げろ・・・そうしないとお前まで・・・」
「騎士として・・・ぐっ!守るものを置いていくなど・・・がっ!・・・出来るものか!」
キャベツが当たる度にダクネスの装備は壊れ、服が破れていく・・・このままじゃダクネスも・・・ん?
よく見るとダクネスの頬が赤らんでいる。
(見られている・・・屈強な男達に・・・何たる屈辱・・・堪らん!)
喜んでませんか!?あのお方!?
「あんなになって庇うなんて・・・」
「俺も騎士として見習わなければ・・・」
皆さん誤解です・・・
何処からか風が吹く。
よく見るとめぐみんが魔法を撃つ準備をしていた。
・・・居たよ・・・もう1人ややこしいのが・・・
「はあぁ・・・あんな大軍を見て爆裂魔法を撃ちたいという欲望が抑えられようか・・・いや無い!」
あるよ!
「黒より黒く
闇より暗き漆黒に
我が深紅の金光を望みたもう
覚醒の時来たれり
無謬の境界に落ちし理
無業の歪みとなりて顕出せよ!
【エクスプロージョン】!」
ダクネスを中心に魔法陣が足元に現れ、爆発を起こした。
何名かの悲鳴が聞こえたが1人嬉しそうに悲鳴を上げたのは気のせいだろうか・・・。
うん・・・気のせいだ
キャベツの収穫はまだ続いている。
だが同時に竜弥は早く終わらせたいとも感じていた。
理由は簡単
効率が悪いからだ。
俺は受付の女性に近付く。
それを見つけたのか和真も近付いてきた。
「竜弥?何する気だ?」
「ちょっとな・・・なぁ、あとどれ位キャベツは来てる?」
「え?え~っと・・・200位ですかね・・・」
200か・・・行けるかな・・・
「受付さん、今から纏めてそれら採るから報酬は銀行に送っといて」
「は・・・はぁ・・・?」
何を言ってるんだ?って顔をしてるな・・・別にいいけど・・・
俺はそれだけを言ってキャベツ狩りが行われている中心部に向かう。
「お前、どうすんだよ?200玉を纏めてって・・・」
「まぁ見てな・・・危険だから一応下がってろ」
俺は万が一を考え、和真を下がらせる。
標的はどうするか・・・手の付けられてないキャベツでいいな・・・
俺は集中し、握った右手に魔力を集中させる
そして叫んだ──
「【羅生門・早蕨(さわらび)】!!!!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!
竜弥が拳を思い切り地面に叩き付ける。
それと同時にけたたましい音と地面から飛び出した沢山の赤黒い槍が冒険者を避け、200ものキャベツの本体を貫く。
竜弥は余った魔力で貫いたキャベツを水槽に沈めた。
【羅生門・早蕨】
地面から剣山の様に標的を串刺しに出来る魔法だ。標的は1体から複数と幅広く対象発動可能な状態にして竜弥は魔法を生成した。
「ふぅ・・・」
上手くいった・・・魔力の消費は3分の1程か・・・
こうしてキャベツ狩りは幕を閉じた。
なんか数名ズボンの股間部が湿ってるのがいたが気のせいだろう・・・うん、気の所為気の所為・・・
《クエスト名:キャベツ大量収穫
クエスト達成!!!!》
◇◆◇◆◇◆
ギルド内は盛り上がっていた。
何せキャベツで大金を採れるんだ。
俺達も集まって報酬で夕飯を食べている。
「流石クルセイダーといった所ね!キャベツ達も攻めあぐねていたし」
「いや・・・私なんかは身体が強いだけが取り柄だ・・・めぐみんの爆裂魔法も強かったぞ?」
「ふっ・・・我が爆裂魔法に適う相手はいないのです!カズマやアクアも凄かったですね!アクアは花鳥風月でキャベツの鮮度を保ち、冒険者全員に水を渡して指揮を上げていましたし、カズマも潜伏スキルで近付き、スティールで強襲、さながら行動が素早かったです!」
「女神が出す水は神聖なのよ?でもってもっと凄かったのが・・・」
全員の視線が俺に突き刺さる・・・うん・・・スルーしたいけど出来ない・・・
「お前の魔法、チート過ぎじゃねぇか!?何だよ200のキャベツを一気に仕留めるって!有り得ねぇって!」
「その通りだな、あれを全て直撃すると考えたら・・・くぅ・・・止めろォ・・・!」
「そうですね!あれは正に地獄絵図・・・我が爆裂魔法とどちらが上か試したくなりました!」
「感謝なさい、貴方には私から直々に『キャベツ殺し』の称号を与えるわ」
要らねぇ・・・嬉しくねぇ・・・
「てなわけでカズマ、これからよろしく頼む!前衛としてドンドン使ってほしい!何ならそこに見捨てても・・・くぅ・・・想像しただけで武者震いが・・・」
そういえば俺・・・今更だけど和真のパーティに入って無かったな・・・
「なら俺も正式に加入してもいいか?色々と役立ってみるから」
「おぉ!竜弥が入るのは凄ェ心強い!」
「あの・・・私は・・・?」
こうして今日も1日が終わった。
パーティメンバーは今日も正常運転です。
うん・・・文豪スト技(改造)出しちゃったよ・・・
反省も後悔もしていない(`・ω・´)キリッ
活動報告のページでとある募集とアンケートを実施してます。
そして既に応募をなさった方も追記事項があるのでご覧になって下さい。
詳しい事は活動報告をご覧下さい。
こんな書き方でも違反になるのかな・・・?
今日は2本しか出せなかった・・・(´;ω;`)