この素晴らしい世界にイレギュラーを!   作:JAIL

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再投稿です。


恋の行方 前編

カァン!カッ!ガッ!カン!

家の庭では木で出来た鎌と剣がぶつかり合っている。

鎌はシノアが持っていて剣は俺だ。

お互いに距離を取る。

 

「フゥ・・・フゥ・・・」

「ハァ・・・ハァ・・・」

 

お互いに呼吸が荒い。

何せ模擬戦を始めて9分は経っているからな。

 

「チッ・・・鎌がこんなにめんどくせぇ武器とはな・・・」

「そちらの剣術だってあまり隙が無いじゃないですか・・・」

 

シノアは鎌の刃や柄で攻撃して、俺はそれを受け流して反撃。

逆もまた然りでさっきからそれで停滞してる。

 

「そろそろ決着着けねぇとな・・・」

「ですね・・・」

 

お互いに構え、駆け出した。

2人の武器がぶつかり合う瞬間────

 

「そこまで!!!!」

 

レイシャの威勢のいい声が響き、両者が止まった。

 

「時間切れか・・・」

「はぁ・・・疲れました・・・」

 

シノアがヘタリと座り込む。

俺も肩で息をしてしまう。

 

「・・・にしても、結構鎌さばき早くなったな?」

「そりゃあ何回も竜弥さんと稽古してますからねぇ・・・でも【死鎌童子】を使ってる時に比べると、まだ動きが硬い感じがします・・・」

 

やっぱ神器と木鎌では勝手が違うか・・・

俺は前世で剣術を習ってた分、まだマシなんだろうな・・・

家から和真が出てくる。

 

「竜弥~!次俺と稽古頼むわ~!」

「おう!ちょっと休憩入れてからな~!」

 

俺はそう言って階段に腰掛け、俺を挟むようにレイシャとシノアが座る。

 

「はぁ・・・キッつい・・・」

「2人ともかなり力を入れてるわね。ほら、お水」

 

レイシャから2つの水入りのコップを渡されて、1つをシノアに渡す。

 

「にしてもリュウヤの剣には流れを感じるわね・・・」

「まぁ流派を習ってたからな」

「へぇ~・・・ダクネスや私でもその流派は使えそう?」

「う~ん・・・どうだろう・・・てかレイシャはアーチャーだろ?なら何で剣術覚える必要あるんだ?」

 

レイシャが言うには確かに私はアーチャーだけど矢が切れたら意味が無くなる為、一応剣術も覚えておきたいのだとか・・・あぁ・・・そういう事。

 

「まぁそれはいいとしてダクネスって流派とか持ってるのかな?」

「う~んどうかしら?・・・持ってたら無理なの?」

 

無理という訳では無い・・・ただ、もし別の流派を持って、また別の流派を習うのなら個人的にお勧めは出来なかった。

理由としてはその流派の流れに違いがあるからだ。

もし、1つの流派を覚えていたとしよう。

その後に覚えたいもう1つの流派が似通った流派だと、その動きに慣れてしまっている為、もう1つの流派を覚えるのに邪魔をするからだ・・・まぁ個人差はあるかもしれないが・・・少なくとも俺はそう思ってる。

 

「なるほどね・・・似通った流派だと癖が生じるということ・・・」

「ま、個人差はあると思うけどな・・・っとそろそろいいか・・・お~い!和真~!そろそろ始めるぞ~!」

「分かった~!」

 

家の中から声がした。

俺は木剣を持って庭の真ん中に行く。

少しして和真が木剣を持ちながら若干疲れた顔をしてやって来た。

 

「どうした?」

「・・・駄目神に絡まれた」

「・・・お疲れさん・・・んじゃレイシャ、審判と時計頼むわ」

「ええ」

 

お互いに構える。

 

「両者構えて────」

 

2人の間に緊張の糸がピンと張られる。

 

「始め!!!!」

 

その声と同時に和真が迫りながら木剣を左下から右上に振ってきた。

俺は左に上半身を逸らしながら難なく躱す。

 

「木剣ですら防御しねぇとはな・・・」

「まぁ居合の姿勢を取って即攻撃出来るとしたら横か斜めしか考えられねぇからな」

 

ガッ!と木剣同士がぶつかり合う。

 

「こっちは初心者なんだから少しは手ぇ抜いたらどうだ?」

「・・・模擬戦なんねぇだろうが・・・」

 

お互いに軽口を叩きながら攻撃し合う。

以前から和真と稽古していたが少しづつ和真の剣の振りは良くなってる・・・

 

だが・・・

 

俺は和真の木剣を地面に押し付け、絡ませながら上に巻き上げた。

 

「うおっ!?」

 

和真の持っていた剣が手から離れて宙を舞い、カァン!と乾いた音を立てて地面に落ちる。

そしてその和真の首には木剣が添えられていた。

 

「そこまで!勝者────リュウヤ!!!!」

 

決着が着いて緊張の糸が解れる。

砂時計を見ると4分の1・・・つまり2分半程度が落ちていた。

 

「くっそ~!また負けたぁ~!」

 

和真が悔しそうに胡座をかく。

和真の手から木剣が抜けて負けたのは経験の差でもあるが他にもある。

 

「当てるのに集中して握りが甘くなってるぞ」

 

そう・・・和真は剣を当てることに優先してしまい、ちゃんと握れていないのだ。

これではいつ手から木剣がすっぽ抜けるか分かったもんじゃない。

 

「あ~1回でもいいから竜弥に勝ちてぇ・・・」

「はっ!小学生からやってた俺に勝つとか・・・10年はえぇよ」

 

剣術を何年もやっていた手前、初心者に負けるとか・・・とんだ赤っ恥だ。

でもスピードは良くなってる。

以前中学からやってると言ったがそれは本格的に始めたのであって刀自体は小学・・・確か3か4年で握り始めた。

 

「でもスピードは良くはなってるから後は握る事を忘れなければ問題は無いと思うぞ」

「出来れば苦労しねぇっての」

 

和真がそう言って俺をジト目で見てくる。

最初は俺もそうだったからな・・・

最初の頃なんか俺の手から剣がすっぽ抜けてあらぬ方向にいった過去があるからな・・・あの時の結晟さんのマジ切れした顔は冗談抜きで怖くってトラウマになって泣いた程だ・・・

まぁ元々人を殺す為の武器だから分からなくは無いけどね・・・

今でもそれを想像すると悪寒がする・・・

そして結晟さんはそれで何人もの生徒を泣かしてしまってる・・・

 

「っと今日はまだやるのか?」

「まぁ・・・後2回はやりてぇな」

「シノア!お前はどうすんだ?」

「私ですか?う~ん・・・じゃあ和真さんと同様、後2回はやりますかね」

 

午前にやりたかったが時間的に昼食の時間の為、模擬戦はここで終わり。

後は午後に回すこととなった。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

「フィ~さっぱりした~」

 

4人で公衆浴場に来て風呂を浴びた。

家の風呂はアクアが(和真が半強制的に)掃除してる(させている)。

今、俺と和真は浴び終わって噴水の前で牛乳(俺はコーヒー牛乳)を飲みながら座っていた。

 

「2人ともお早いですね~」

 

公衆浴場からシノアとレイシャが出てくる。

 

「たまには公衆浴場も悪くは無いわね」

「だな」

 

レイシャに相槌を打って皆で帰った。

午後に模擬戦に入ったがその時もシノアと俺は引き分けたり、和真は連敗してた・・・

レイシャにその後、剣術を教えようとしたが、ど素人の為か基本が出来ていないので、まずは素振りから始めさせた。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

翌日

 

「竜弥さ~ん」

 

リビングで本を読んでいた俺にシノアが話し掛けてくる。

 

「どうした?」

「いえちょっと・・・」

 

シノアはそう言いながらソワソワしてる。

 

「ちょっと・・・息抜きにお買い物にでも行きませんか?」

 

シノアは買い物に行きたいようだ。

まぁ稽古も終わったからいいだろう。

俺は行くと言って準備をしに行った。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

2人で並んで歩いている。

 

「お金の数え方とか本当に日本と同じで助かりましたよね~」

「だよなぁ・・・これで違ってたらかなり面倒な事になってたろうな」

 

2人でそう談笑しながら歩いている。

 

「そういえば何を買うんだ?」

「今日は装備とか雑貨ですね。篭手とかレガースとかの装備を、雑貨では適当に見て回って良さそうなのを買おうかと思ってます」

 

さようですか・・・まぁ俺も丁度いいのがあったら買おうか・・・

防具店に着いた。

 

「らっしゃい!」

 

オッサンに篭手とかの装備を見せてと言って物色を始める。

基本的な銀色の物からカラフルな色が並んでる。

中には手の甲まである物や肘から手首までの物、持ってみても見た目より軽い物や重い物など様々だ。

かなり迷いそうだな・・・

 

「なんかいいのあった?」

「う~ん・・・これとかですね」

 

シノアが見せたのは銀色で薄く、手の甲まである篭手。

シノアの服は今は制服でその上にするのだとか。

実際に着けさせてみる。

 

「どうだ?」

「う~ん・・・やっぱり色が合ってませんよね~・・・」

 

防具店のオッサンが言うにはこれと色違いが複数あるらしいので持って来てもらうことにした。

そういえば・・・

 

「この先もずっとそれで行くのか?」

 

シノアの服は前世での制服だ。

色は上は紺色、下は深緑の制服。

 

「・・・やっぱり他のにした方がいいですかね?」

「その方がいいと思う・・・その制服はクエスト以外での外出・・・遠出とかの時にすればいいんじゃない?」

 

実際に俺も今は白いシャツに紺のジャケット(のようなもの)、下もジーパン(のようなもの)と、こっちに転生した時の制服は遠出用にしてる。

シノアもそうすると決めたみたいでこの後は服屋に寄る事にした。

漸くオッサンが篭手を台車に乗せて持って来た。

シノアはそこから黒い篭手を選ぶ。

 

「それにする?」

「そうですね、無難な方が合わせやすいですし」

 

シノアは篭手を2つ買い、防具店を出た。

その後、アクセサリーショップに行ったがシノアはハートの髪留めを買っていた。

 

「次は服屋か・・・俺もなんか買うかな・・・」

「品揃えいい店って分かります?」

 

そうだな・・・俺が以前寄った店でもいいか・・・

俺は以前行った店に行こうと言ってシノアを案内した。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

「いらっしゃいませ~!」

 

店に入った途端、シノアが服を選び始めた。

俺も選ぶかと思い、奥のメンズコーナーへ足を運んだ。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

覚悟はしてたけど・・・

 

「長いな・・・」

 

既に30分以上経過してる。

シノアの前には3着の服があった。

 

「う~んこれもいいし・・・あ~でもこっちも可愛い・・・」

 

既に俺は1セットを購入済み。

結局どれも捨て難いと言って3着とも購入した。

 

「やっぱり女の子って服、好きだよな」

「あはは・・・すみません・・・結構時間掛かっちゃって・・・」

 

ちょっと休憩しましょうとの事で近くのベンチに座る。

 

「ん~!やっぱり空気が美味しいですね~!」

「そうだな、車とかが無いから排気ガスも気にならないし」

「竜弥さんて魔法を作ってますけど、もしかして専門高校とか行ってました?」

「まぁ、工業関係にな」

「あ~だから魔法作るのも早いんですね」

 

本当・・・前世の経験がここまで役に立つとはな・・・

因みにシノアは普通科だったみたいだ。

ぐでーんとして空を眺める。

 

「のどかですねぇ~」

「そうだな・・・」

 

ふあぁ・・・とシノアが欠伸をした。

確かにこう、自然が多くて学校とか何も無いと眠くもなるよな・・・

今の時間帯だと5時間目で実習だったろうなぁ~

 

「っとそろそろ・・・え?」

 

気が付くとシノアはすぅ・・・すぅ・・・と寝息を立てていた。

ま、今日は何も無いんだ。

少し位寝かせてやるか・・・

そう思った時だった。

 

コテン・・・

 

シノアの頭が俺の肩に乗っかる。

尚も頭は落ちていき完全に俺が膝枕してる状態になってしまった。

余程疲れてたんだな・・・と微笑ましくなる。

サワサワと頭を撫でるとんぅ・・・とくすぐったそうに身を捩らせた。可愛い・・・

ま、暫くは寝かせてやるか・・・

俺は1人で景色を眺めていた。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

「・・・・・・ん・・・」

 

夕方頃になってシノアの目が少し開く。

 

「起きたか?」

「ふぇ・・・?・・・・・・竜弥・・・・・・さん?・・・・・・・・・!?!?!?」

 

上を見て何かを察したのか、バッ!と起き上がる。

 

「えっ・・・!?まさか・・・私・・・」

 

カアァッ!と赤くなっていく。

 

「あ・・・あの・・・竜弥さん」

「ん?」

「まさか・・・・・・私・・・・・・ひ・・・ひざ・・・」

「あぁ、膝枕の事か?余程疲れてたんだな?」

 

俺が膝枕の事を言うとシノアはベンチの背もたれに頭を付け、「#?‘**’&$@‘■?&!?!?!?」と聞き取れない声で何か言ってた。

 

「そろそろ夕飯だから帰ろうぜ」

「はうぅ・・・」

 

シノアは顔を俯かせながら横で歩いていた。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

夕飯を終えて自室で星座を見る。

 

「あ・・・あの・・・竜弥さん・・・」

 

振り向くと顔をほんのり赤くしたシノアがいた。

 

「・・・どした?一緒に星座見る?」

「・・・はい・・・」

 

シノアが横に立つ。

少し距離を置いてるのって気のせい?

 

「あ・・・あのっ・・・竜弥さん・・・」

「ん~?」

「べ・・・ベンチでの事なんですけど・・・」

「あ~膝ま「ストップ!」・・・ハイ!?」

 

うぅ~・・・とシノアが唸ってる。

 

「あの・・・頭、重くありませんでした?」

「いや?重くなかったけど?」

 

彩香にだって小さい頃やってたしな。

「にぃに~」とか言って寝転んでた。

俺の膝が彩香の特等席だったし・・・

はぁ・・・とシノアが溜息を付く。

 

「竜弥さんって彩香ちゃんがいたから女の子の扱いには慣れてるんですよね・・・」

「まぁ・・・少しはな」

 

彩香がいなかったらマジで緊張して身動き1つ取れなかったかも・・・

 

「竜弥さんは凄いですよね・・・料理も出来るし、強いし優しいし・・・どんな時でも私達を守ろうとしてくれるし・・・」

「ちょっ・・・どうしたよ?急に?」

「いいじゃないですか、私は助けられてる立場だったんですし」

 

いやそれでも照れるっての・・・

隠すの必死だぞ?

 

「私にも竜弥さんみたいな兄がいたら甘えてたんだろうなぁ~」

「ちょっ・・・止めって・・・」

「そんな竜弥さんが─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────私は好きです」

 

・・・・・・え?

俺が言葉を意味を聞こうとしてシノアの方を見ようとしたら俺の口はシノアの口で塞がれた。

 

「き・・・今日はもう寝ますね!お休みなさい!」

 

シノアはそう言うと走って俺の部屋を出た。

・・・え?・・・今・・・シノア・・・・・・俺の・・・・・・口・・・・・・・・・・・・

 

「@・ヾ/*■#・‘#♪~¨↕■・〒¨ヾ#!?!?!?!?!?!?」

 

当然パニックになってソファーに顔を埋める。

ちょっ!?マジで待って!?俺、シノアにき・・・・・・き・・・き・・・・・・・・・

 

キスされたああああぁぁぁぁぁああああ!?!?!?!?!?!?!?!?

 

俺はその夜、全く寝られなかったのは言うまでもない。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

バタン!と乱暴に扉を閉める。

や・・・・・・・・・や・・・や・・・・・・・・・

 

やっちゃったああああぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!!!!!

 

咄嗟にベッドの枕に顔を埋める。

勢いでやっちゃったけど凄い恥ずかしいしドキドキしちゃってる!!!!

どうしよう!?本当にどうしよう!?

明日どんな顔で接すればいい!?

頭の中が混乱してる。

確かに竜弥さんと一緒にいるとドキドキするし・・・なんというか・・・・・・

ああああああああああああああああ!!!!!!!!

バカバカバカバカ私のバカアアアアアァァァァアアア!!!!!!!!

絶対明日気まずい!!!!というか絶対顔合わせらんない!!!!

レイシャさんには絶対に気付かれる!!!!

 

「あの・・・シノアさん?」

「うひゃぁぁああっ!?」

 

ドアを開けたのはめぐみんさんだった。

 

「ど・・・どうしました!?」

「いっいえ!なんでもありましぇん!」

 

動揺しすぎて噛んじゃった!!!!

 

「?」

 

めぐみんさんは疑問符を浮かべてる。

 

「そ・・・そういえば何か用ですか!?」

 

とにかく今は話題を逸らさないとと思ってめぐみんさんに用を聞く。

 

「あぁ、これシノアさんのじゃないですか?落ちてましたよ?」

「え?あ・・・」

 

めぐみんさんから渡されたのは今日、竜弥さんと買ったハートの髪留め・・・・・・竜弥さんと・・・買った・・・ハート・・・・・・

 

「&&~■*〒↕@*ヾ?〒?@‘■!?!?!?!?」

 

私はめぐみんさんの前でまた顔が赤くなり枕に顔を埋める。

何でこんな時に落としちゃうんですか私はぁ!?

 

「あ・・・ありがとうございます・・・」

「どっち見て言ってるんですか・・・」

 

すみません・・・今めぐみんさんの方は訳あって見られないんです・・・

それではお休みなさいと言ってめぐみんさんは部屋を出た。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

パタンとドアを閉める。

 

「リュウヤと何かありましたね・・・」

 

妙な所で勘のいいめぐみんであった。




まぁ以前のをコピーしておいたのでほぼ変わりありません。

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