個人的にクスッときた。
この小説の時系列は無視でお願いします・・・
私の名前は一条彩香
1人の兄がいる。
・・・今は刑務所だけど・・・
今は高校一年生で普通科に通い、家はもう出て今は高野家に居させてもらってる。
「あ~やか!何してんの?」
「みーちゃん?今これ見てる」
この子の名前は高野澄玲、小学校からの友人で私はみーちゃんと呼んでる。
まぁ本人は子供っぽいって言ってるけどね。
この子に頼んで私は高野家に移ることが出来た。
「これ、彩香の家のやつじゃん・・・」
「うん・・・」
私は今、ネットニュースで流れてる《一条家で1人の青年が父親を殺害》というページを見ていた。
「亡くなったのは彩香のお父さんなんでしょ?にしても秀さん、何でこんな事したんだろう・・・」
「もうどうでもいいよ・・・あんな人の妹って思うとゾッとする・・・」
ネットニュースではこの人は『イライラしていた』とだけ言っているらしい・・・
私が兄を「この人」と言うのはただ単にこの人の妹という感覚を無くしたかったからだ・・・
「ま!もう彩香はあの家を出てこれたんだし、思い悩む必要ないって!」
みーちゃんは移り住んだ時からこうやって優しく接してくれる。
いい友人を持ったと自分でも思う。
「あっ!次移動教室じゃん!」
「えっ!?ちょっと待って!今準備するから!」
私は焦って教材を出す。
みーちゃんは廊下で待っていた。
「行こう!」
「うん!」
私達は遅れまいと走り出す。
『────!!!!』
「え・・・?」
呼ばれた感じがして立ち止まり、後ろを振り返る。
・・・誰もいない。
「どうしたのー?遅れちゃうよー!」
「あっ!待ってー!」
私は気にしつつもみーちゃんを追いかけた。
◇◆◇◆◇◆
授業が終わり、帰宅の準備を始める。
「彩香、帰る準備出来た?」
「うん、あぁでも今日はちょっと寄る所があるから先に帰ってて?」
「あ~分かった、じゃまた家でね」
「うん」
校門を出てある場所に行く。
◇◆◇◆◇◆
着いた。
場所は────元実家。
何故か気になってしまい行く事にした。
敷地内に足を踏み入れる。
それと同時にチリチリと頭に痛みが走る。
私は気にせずに歩を進める。
玄関まで着いた時にはジリジリと痛みは激しくなっていた。
なんというか・・・
『これ以上は行ってはいけない』
と訴えかけられているように・・・
それでも・・・と私は2度と使う事は無いだろうと思っていたこの家の鍵を鞄の底から出して鍵穴に入れる。
カチャンと音がしてドアノブに手を掛ける。
ガチャッという音を立ててドアを開ける。
────あの時と・・・出て行った頃と変わらない・・・
靴を脱いで廊下を歩き、リビングに着く。
ここで父親は兄に殺されたんだ・・・
殺された所を見てないのにその様子が頭に浮かぶ。
忘れよう・・・そう思って首を振る。
「電気付けないと・・・」
薄暗いリビングの壁にあるスイッチを付ける。
パチッ!と音がして数10秒後に電気が付いた。
何も無いテーブルを見た瞬間にある映像が脳裏に再生される。
私と知らない誰かが向かい合って食事を摂っている。
・・・誰・・・?
正直言ってこんな人に見覚えは無い・・・私の兄は1人・・・その兄も部屋に引き篭もって食事を摂っていた・・・ならこの人は・・・?
ズキッ!とまた頭痛がする。
『もう帰った方がいい』
そう告げるように・・・
私は気味が悪くなりキッチンの窓を開ける。
ビュウ!と風が吹いて咄嗟に顔を背ける。
パサ・・・と何かが落ちた音がする。
そっちを見ると写真があった。
人数は5人・・・
何で・・・?と思ってしまう。
私には・・・1人の兄しか・・・あの人しかいない・・・
両親、あの人、私・・・合計で4人の筈だ・・・
ならもう1人は誰?と思ってしまう。
その写真に近付く度に頭の痛みは酷くなっていく。
ジリジリした痛みが今ではガンガン!と痛む。
何かを警告している。
────もう帰ろう。
────それを見てはいけない。
────それを見たら壊れる。
頭がそう訴え掛ける。
私は痛みに耐え、その写真を拾い上げた。
私より少し背が高く、あの人より少し低い・・・
「誰・・・?」
そう呟き裏を見た。
一条家の全員の名前があり、聞き覚えの無い名前が入っている。
「一条・・・竜弥・・・?」
その名前を言った途端、頭の中で弾けるような感覚に襲われ、映像が映し出される。
その人と食事を摂っている・・・
私の心の靄が段々薄れる感じと同時にある感覚が私を襲う。
────この人を知ってる。
そう思った途端だった。
私が産まれてから父親が死ぬ、今迄の生活が脳裏に映し出される。
「あ・・・あぁ・・・!」
思い出してしまった・・・
違う・・・私にはもう1人、兄がいた・・・
写真が手から落ち、その手で頭を抱えてしまう。
その人は・・・いや・・・違う・・・
“もう1人の兄“「一条竜弥」は殺されたんだ・・・
「いやああああぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
思い出してしまった・・・
竜弥と暮らしてた日々を・・・
私を護ってくれた唯一の兄を・・・
私は叫び声を上げながら泣いていた。
何で・・・どうして・・・!?
何で私は忘れていたの・・・!?
答えを知りたくても分からない・・・
私は泣き叫んだ────
声が枯れて出なくても────
涙を出し過ぎて出なくなっても────
それでも泣いた────
それでも叫んだ────
「兄さん・・・兄さん・・・!!!!」
色んな感情がぐちゃぐちゃになって出ない涙として、枯れた声として出てくる・・・
「ごめんなさい・・・兄さん・・・ごめんなさい・・・・・・!!!!!!!!」
忘れていた事を謝罪する────
でも────
いくら謝っても・・・
いくら泣いても・・・
いくら叫んでも・・・
竜弥は・・・唯一慕っていた兄は還ってこない・・・
それでも・・・どうしても泣き叫ばずにはいられなかった────
何で忘れていた・・・?
葬式だってした・・・!
唯一私を護ってくれた兄をどうして・・・!!!!
・・・きっと兄は、責任を負わせたくない・・・そう思って記憶を操作したんだ・・・
でも・・・酷いよ・・・・・・!
1秒だって私を護ってくれた貴方の事を忘れたくなかった・・・
当然記憶を操作させた兄、竜弥にも怒りたかった────
それと同時に忘れていた自分も責めた────
ずっと・・・ずっと泣き叫んだ────
謝罪、怒り、悲しみ、それらをすべて込めて────
◇◆◇◆◇◆
「ん・・・・・・あれ・・・・・・・・・?」
気が付けば横になっていた。
泣き過ぎて寝ちゃったんだ・・・
携帯の時計を見る。
ここに来てから45分程は経っていた。
私は再び写真を見る。
そこに写る皆は笑っていた。
私の目に、また涙が浮かび写真に落ちる。
私はある決意をして写真を通学用の鞄に入れ、家を出た。
◇◆◇◆◇◆
翌日
私は学校に電話を入れ、担任に休む事を報告した。
ある場所に行く為に・・・
そして・・・真実を知る為に────
◇◆◇◆◇◆
綾瀬川刑務所
ここには1番上の兄が収容されている。
看守の人に面会と伝え、名前を記入してから控え室で待機してて下さいと言われた。
もう逃げたりなんかしない・・・
聞くんだ・・・
そうしなければ私は後悔する────そう思って・・・
看守の人に声を掛けられ、面会場所に行く。
強化ガラスが真ん中で、一つの部屋を仕切っている部屋に案内され椅子に腰掛ける。
向かいのドアが開き、目的の人物が現れる。
「よぉ・・・彩香・・・」
私達・・・三兄妹の1番上の一条秀・・・
看守が乱暴にこの人を椅子に座らせる。
「どうした?俺を釈放してくれんのか・・・?」
ニヤニヤと私を見る。
・・・吐気がする・・・こんな奴に私の慕っていた竜弥は・・・兄は殺されたんだ・・・
怒りで膝に乗せた手に力が入り、服に皺が出来る。
「釈放・・・?誰がそんな事すると思う?」
秀・・・いや、もうこいつでいいか・・・
こいつは違うのかと言うようにチッと舌打ちする。
「この人に見覚え・・・あるでしょ?」
私は持って来た写真を見せる。
こいつはガラス越しに兄を見た。
「・・・殺した親父と消えた母親、お前と俺・・・もう1人は・・・誰だ・・・?」
やっぱり・・・憶えてないんだ・・・
だとしたら高野家の皆も・・・古谷さんも・・・
私は裏返して名前を見せる。
「一条・・・竜弥・・・?」
数秒間考え、そしてニヤッと口角を上げる・・・
「あぁ・・・思い出した・・・竜弥・・・だったな・・・?」
「何で・・・殺したの・・・?」
そう・・・私が来た理由・・・
何故こいつが竜弥を・・・兄を殺したのか・・・
「何で・・・?お前知ってるか・・・?あいつはテストでわざと点数を落としてたことを」
「え・・・?」
「あいつはテストでは30点台だったが再テストでは90点台・・・点数の上がり方が以上だ・・・だから気付いたんだよ・・・あいつは俺を馬鹿にしてる・・・とね」
・・・違う・・・
いや本当は分からないが竜弥が・・・兄がそんな事する筈が無いと思える。
何かに気付いたんだ・・・竜弥は・・・だからわざと点数を落とした・・・私に内緒で・・・
「ムカつくんだよ・・・年下に見下されんのがよぉ!!!!俺は大学で落ちた・・・あの狂った母親に異常に高い大学に受験させられてなぁ!その後にあいつが普通に合格すると思うとイライラして殺してやったんだよ!死んだら何も出来なくなる!俺の勝ちは必然だ!」
そんなこと・・・そんな事の為に竜弥を・・・
「何でよ・・・!昔はあんなに仲が良かったじゃん!」
「昔なんざどうでもいい!実力だ・・・兄妹には実力の差がある・・・それを知ら占める為だからなぁ!」
もうこの人は歪んでる・・・
こいつは自己満足・・・それも自分の実力を誇示したいが為に私の兄を殺した・・・
そんなつまらない事で兄は死んだんだ・・・
私はもう話は無用だと悟り、立ち上がる。
「てめぇも覚えとけよ・・・こんな所出てすぐにお前のいる所に行ってメチャクチャにしてやるからなぁ!」
こいつはそう言いながら看守に立たされドアの奥に消えた。
私ももう会うことは無いと思い、帰ることにした。
◇◆◇◆◇◆
「あっ!おかえり~夕飯出来て」
「ごめんみーちゃん・・・今は1人にして・・・」
「えっ・・・でも・・・」
「澄玲・・・1人にさせてあげなさい・・・彩香ちゃん・・・お腹が空いたらいつでも呼んでくれて構わないよ?」
「はい・・・分かりました・・・」
私は自室のある2階に上がり、部屋に入る。
鞄をベッドの上に投げ置いてその横にボフッ!と音を立ててうつ伏せになる。
「兄さん・・・」
何回そう言っただろう・・・
呼んでも兄はもう居ない・・・
そんなのは分かってる・・・
私はある事を思い付き、紙とペンを取って机に向かい、ある物を書いた。
「出来た!」
私が書いたのは手紙。
届かない事は考えずに今思ってる事を全部書き、封筒に入れた。
ぐぅ~と音が鳴る。
うぅ・・・さすがにお腹が空いた・・・
下に降りてリビングに入る。
そこにはみーちゃんのお父さんがいた。
「何か食べるかい?」
私は無言で頷く。
すぐに料理を用意してくれた。
「ゆっくり食べなさい」
私は食べ始めた。
温かい・・・
兄と一緒に食べていた頃を思い出して微笑んでしまう。
「何かいい事でもあったのかい?」
「・・・」
カチャ・・・と音を立てて食器と箸を置く。
「あんまり・・・上手く言えないんですけど・・・引っ掛かってた事が無くなったって言うか・・・」
「そうか・・・」
静寂が2人を包む。
「彩香ちゃん・・・何があったかは聞かない・・・でも・・・辛ければ言っていい・・・君はもう思い悩む必要は無いんだ・・・でも無理して言う事も無い・・・私は彩香ちゃんが話してくれるまで待っているから・・・」
結晟さんにそう言われ、枯れた筈の涙が零れ落ちる。
「・・・辛かった・・・もう・・・・・・壊れそうでした・・・・・・でも居たんです・・・・・・壊れそうになった私を護ってくれたのはいました・・・でも・・・」
私の右肩に手が乗る感覚がする。
気付けば結晟さんは右横で私と目線を合わせ、しゃがんでいた。
「言っただろう?無理に言う必要は無いと・・・君の家庭事情は知っている・・・・・・よく頑張った・・・」
その言葉で私のダムは決壊し、また泣き喚いた。
思わず抱き着いてしまった。
昔、怖い思いをした時、兄さんに抱き締めてくれたように結晟さんの腕の中も暖かかった。
◇◆◇◆◇◆
「気が済んだかい?」
「はい・・・すみません・・・汚してしまって・・・」
「ハハ、気にしないでいい・・・それに敬語も止めてもらえないか?もう私達は家族だ・・・なら敬語なんてよそよそしいだろ?」
「わかり・・・分かった・・・」
「うむ・・・それでいい」
結晟さんは頭を撫でてくれた。
「私はもう寝る・・・彩香ちゃんも食べたら食器は流しに入れて早く寝なさい」
「うん・・・」
私は残りを食べ終えて流しに入れると、2階に駆け上がり、手紙を書き直す。
「これでいいかな?」
私は書き終えて封筒に入れ、お気に入りの秘蔵シールで止めるとベッドに横になった。
泣き疲れたのか分からないがすぐに寝てしまった。
手紙に靄がかかって消えたのも知らずに────
◇◆◇◆◇◆
翌日
「ふぁ・・・」
朝日が射し込んで目が覚める。
着替えて下に行こうとした時だった。
「・・・あれ?」
机にあった手紙が無い・・・
引き出しも見たけど無かった・・・
「神様が届けてくれたのかな?」
冗談混じりに自分で言ってクスッと笑ってしまう。
「彩香~ご飯出来てるよ~!」
下でみーちゃんが呼んでる。
「分かった~今行く~!」
見ててね・・・兄さん・・・!
私・・・頑張るから!
◇◆◇◆◇◆
「ぶえっくしっ!!!!うぉっ!?」
俺は今、家の庭でゆんゆんから教わったある魔法の練習中だ・・・
これがまた難しいんだ・・・
ゆんゆん・・・何故コントロール出来る・・・?
あの後、ゆんゆんは「生意気な事言ってごめんなさい!」と物凄い速さで頭を下げてきたが今回は俺が撒いた種だ・・・ゆんゆんには「気にしてない、ありがとなゆんゆん」とだけ言っておいた。
「ちょっ!?リュウ!大丈夫ですか!?」
メグが心配して駆け寄る。
「お・・・おう・・・何とかな・・・もうちょいやってみるか・・・」
「一旦休憩しませんか?さっきから撃ちっぱなしじゃないですか」
「心配すんなってメグ、俺の身体はそんなに脆くねぇから!」
俺とめぐみんは和解した後、2人の時には俺はめぐみんを「メグ」、めぐみんも俺には「リュウ」と愛称で呼び合うような仲になっていた。
勿論他のパーティメンバーは知らない。
・・・知られたら絶対面倒な事になる・・・
俺はメグの心配を他所に構えて、魔法を撃つ準備をする。
「あっ!いたいた!」
アクアが俺宛に手紙と言って渡してくる。
「誰から・・・」
俺は目を疑った。
このシール・・・彩香の好きなキャラクターのだ・・・!
俺はすぐに封を開け、手紙を読んだ。
《遠くの兄さんへ
兄さん、元気ですか?
といっても死んでしまってるから元気も何も無いですね。
私は今、高野家にお邪魔して元気に暮らしてます。
とある日実家に行って兄さんの事を思い出しました。
はっきり言って少し怒っています。
何故こんな事をしたのか・・・
・・・ですが兄さんの事です。
何か理由があったのでしょう・・・
なので次の事を約束してくれるなら今回の事は見逃してあげます。
どうか元気でいて下さい・・・
辛い時は頼り、悲しければ泣いて、仲間がいるのでしたらその方達を頼って下さい・・・兄さんは抱え過ぎです。
肩の荷を卸して下さい。
そうすれば出来なかった事も出来る筈です。
私は今、ずっとやりたかったファッションモデルの仕事をやっています。
結構人気なんですよ?
兄さんも好きな事をしているのならそれを続けていて下さい。
どうかお元気で・・・
P.S
どちらがその好きな事でトップになるか勝負です!
負けた場合は・・・内緒です♪
貴方の妹──一条彩香より》
ポタポタと手紙に水の粒が落ちる。
気が付けば涙を流していた・・・
何故・・・?
記憶には鍵を・・・
・・・そうか・・・エリスの仕業か・・・・・・勝手な事しやがって・・・
そう言うも、俺の口角は少しながら上に上がっていた。
メグが泣いている俺に駆け寄る。
「どうしました!?やっぱり休んだ方が・・・」
「・・・そうだな・・・ちょいと休むか」
メグは飲み物を持ってきますと嬉しそうに言って家に走った。
俺は休憩で木陰に座る。
そんな竜弥を家の物陰から眺める者が1人いた。
エリスだ。
「ふぅ・・・まぁこれくらいは・・・ね」
「うんうんさすがはエリス、やることが大胆ねぇ~」
「でしょぉ~?・・・って・・・」
私がギギギギ・・・と視線をずらすと黒い笑みを浮かべたアクアさんがいた。
途端に真っ青になる。
「よくも【魔法生成機】を渡したわね・・・覚悟は出来てる・・・?」
アクアさんがポキポキと手の関節を鳴らし手を────
私の肩に乗せた・・・へ?
「まぁ・・・今回のあれに関しては感謝するわ・・・彼、まだ未練があったみたいだから・・・だから彩香さんに写真を見せたんでしょ?」
「・・・はい・・・彩香さんにとって竜弥さんは唯一の家族ですから・・・」
「フフッ・・・貴女も中々手の込んだ事やるのね・・・見直したわ・・・」
「アクアさん・・・」
「でもね?【魔法生成機】を渡したのは別よ?ちゃんと例のヤツ・・・行ってくれるのよね?」
「・・・はい・・・」
アクアさんの黒い笑みを見て、苦笑いでそれしか言えなかった・・・
私とアクアさんは再び彼を見る。
「これで・・・未練が無くなるといいんですが・・・」
「無くなるわよ・・・きっとね・・・」
そんな2人を他所に俺は手紙を見た後空を眺め、呟いた。
「じゃあな・・・彩香・・・」
◇◆◇◆◇◆
「彩香~行くよ~」
「は~い!お父さん!お母さん!行ってきま~す!」
私はドアを開け、綺麗な空を見て呟いた。
「じゃあね・・・兄さん・・・」
「「また・・・会える日まで」」
そう言って2人が見た空は、その2つの異なる世界が繋がっているという勘違いを起こしそうになる程、雲ひとつない真っ青な空だった────
という訳で一旦この小説は休載となります。
1月11日に2期が放送されるから執筆に入るのは・・・多分4月以降ですかね・・・
その時まで長らくお待ち下さい!
それと前書きで書いたようにこの下にその短編載せてみます。◇◆◇◆◇◆の間に挟まれてるのがそれです。
◇◆◇◆◇◆
女神連れて転生した。
お金借りて冒険者登録した。
適正調べた。
普通でした。
巨大カエル狩った。
魔法使いがパーティメンバーになった。
爆裂ドーン!バタリ・・・
おぶって帰った。
変態クルセイダーに会ったけどその日は帰った。
銀髪盗賊さんに会って窃盗魔法でパンツ盗った。
「イェーーーイ!!!!」
「パンツ返してぇ!!!!」
空飛ぶキャベツ採った。
爆裂魔法と帰宅をループした。
首無し騎士に会ってめぐみんが説教された後に変態クルセイダーが呪いを、受けたけど、すぐに取り払われた。
女神をティーバッグにした帰り、ナルシスト騎士に会って魔剣貰った。
「魔剣は!?」
「売った」
「チクショォォォォォオオオ!!!!」
再び首無し騎士に会って頭盗って浄化した。
冬将軍に会って死んだけど蘇った。
リッチーのウィズに会って幽霊屋敷手に入れた。
人形怖かった。
蟹食べて淫夢サービス受けようとしたら邪魔された。
蜘蛛型起動要塞デストロイヤーが来た。
アクアが結界壊して、ウィズとめぐみんで足壊して、中に入り、コロナタイトテレポートさせて爆裂魔法でぶっ壊した。
捕まった。
◇◆◇◆◇◆
うん・・・思い出したよ・・・
これ12月中旬に書いたやつだ・・・その時日本酒2合飲んでてその拍子に書いたんだ・・・
そして思った・・・「なんだこりゃ?」