「悪ぃ・・・遅れた・・・」
「・・・竜・・・弥さ・・・ん?」
「・・・」
竜弥は何も言わずにシノアをゆっくりと岩に寄り掛からせる。
「ごめん・・・待たせた・・・」
「ほんと・・・・・・ですよ・・・・・・・・・」
シノアは息が絶え絶えだが何処か安心したような感じがしている。
「ごめん・・・・・・なさい・・・・・・私・・・・・・何も・・・・・・・・・」
「・・・もういい・・・ゆっくり休め・・・」
竜弥が促すとシノアは後はお願いしますと声は出なかったが口だけを動かしてゆっくりと目を閉じた。
『遅かったなイチジョウリュウヤ・・・危うく全員を殺』
竜弥が背を向けたまま何処からか剣を出し、斬撃を飛ばす。
ドゴォン!!!!とベルディアの言葉を遮り、斬撃が通り過ぎる。
その地面は綺麗な断面で抉れていた。
「デュラハン・・・」
竜弥がベルディアを睨み付ける。
その目は怒りしかなかった。
「テメェを殺す───」
俺は瞬時に加速しデュラハンの懐に入ると剣で斬りあげる。
『ぐっ!!』
あまりの力強さにベルディアは数メートル飛ばされた。
『クハハハハハハ!!!!!!!!これだ!!!!これを待っていた!いいぞイチジョウリュウヤ!!!!さぁ・・・この闘いを楽しもうではないか!!!!』
デュラハンが興奮して切り掛るも俺は紙一重で躱す。
『あの時より見切りが良くなったな?』
「ほざいてろ・・・俺は今お前を殺す事しか頭に無ぇ・・・」
『あぁそれでいい!そうでなくては闘う意味が無い!』
2人が斬り合う。
躱し、躱され、斬って、斬られる。
あの時と同じだ。
このままでは最初に会ったあの時と変わらない。
『・・・そろそろこちらも趣旨を変えていこう・・・』
俺は警戒する。
何が来る?斬撃か?
デュラハンの足元が広範囲に渡って黒い円が現れる。
中からは鎧に罅が入っていたり、片腕等が無くなっている骸骨の死霊が現れた。
『この軍勢に耐えられるかな?』
成程・・・そんな事も出来るのか・・・恐らくこれは無限増殖だろう・・・なら・・・
俺は神機を消して右手を伸ばし左手は腕に添える。
『何をする気だ?』
「簡単だ・・・こっちも趣旨を変えてお前を倒すだけって事だ・・・」
そして俺は長い詠唱を唱えた。
「【
俺の【unlimited blade works】で作った固有結界はデュラハンだけでなく、周囲にいた他の冒険者も巻き込んだ。
魔法【unlimited blade works】
俺が奥の手で創り出した魔法。
魔力の殆どを使って結界を創り、無限の剣を発現させる。
これは残り魔力が90%以上無いと使えない為、使えて1日1回となってる。
『ほぅ・・・無数に剣を出す魔法か・・・だが・・・』
デュラハンが死霊に俺を襲わせる。
だが俺も剣を浮遊させ、操り、死霊の頭や胴体を貫かせる。
貫かれた死霊は力尽きてバラバラと壊れる。
『・・・どうなっている?・・・この剣・・・』
「この無数の剣は俺が創り出した剣だ。
そしてこの結界内ではその剣を自由に操れる・・・お前が無数の死霊を使うなら俺は無数の剣で相手をしよう・・・行くぞデュラハン・・・死霊の残りは充分か?」
『クククッ・・・いいぞ・・・ますます面白くなってきた・・・無数の死霊と無数の剣・・・どちらがより上か・・・そして俺とお前との勝負・・・ここで決着を付けよう!!!!』
俺は剣を2本持ってデュラハンに駆け寄る。
向こうは死霊を出して俺に襲わせるも、俺の操作して浮遊する剣がその全ての死霊を潰していく。
「オラァッ!」
『ヌン!』
俺は正面から斬り掛かる。
3本の剣がギリギリと音を立て、お互いに様子を見る。
デュラハンが俺の真下に死霊を出すが俺は横に避けデュラハン諸共、剣を操り、突き刺そうとするがデュラハンは新たに死霊を自分の目の前に出し、自分を守った。
「今のはさすがに焦ったようだな?」
『焦った?馬鹿を言え・・・ここで殺られれば楽しみが減る』
「そうかよ・・・」
周りでは剣が飛び回り死霊を潰し続けている。
そんな死霊も無限に増え続ける。
中には剣を無視して俺を殺しに来る死霊もいたが俺はそいつを自ら斬ったり、剣を飛ばして頭を潰していた。
俺もやり返しに剣をデュラハンに飛ばすが鎧に当たって弾かれたり、剣でいなされたりする。
今思うとなぜこいつはデュラハンに堕ちたのか疑問になる。
「なぜお前はデュラハンに・・・魔王幹部になった?」
『・・・なぜ?簡単だ・・・生きる希望を失った・・・世界に復讐しようと思ったからだ・・・分かるか?上司に裏切られ、両親を殺され、愛する者も奪われた俺の気持ちがお前に理解できるか?』
上司に裏切られて両親と恋人を殺されたのか・・・あぁそうか・・・似てんのか・・・俺とこいつは・・・
◇◆◇◆◇◆
俺は平均より少し下の家庭に生まれた。
母や父親、兄は優しく時に厳しくしてくれた。
俺の兄は物を作る事が好きだった。
俺はそんな兄に憧れて一緒に何かを作っていた。
ある時は噴水だー!とか言って空き缶に穴を開けてそこから水を吹き出させて、キッチンを水浸しにしたっけ・・・あの時は流石に怒られたが兄とそんな馬鹿をやってる毎日が楽しかった。
俺が生まれて4年後、妹が生まれた。
4人で名前を考えた。
「茜(あかね)」
「優生(やよい)」
「佳奈(かな)」
「聖華(せいか)」
皆で数え切れない程紙に書いた。
その時俺は思って言ってみた。
最初に出てた名前の一文字を取って皆からのプレゼントしよう!と──
3人で最初に出した名前の一文字のそれぞれの「あ」「や」「か」を取り出し、「彩香」と名前がついた。
俺達は小学生になり、澄怜と翔に出会った。
当時は澄怜は大人しく本が好きで、よく好きな本を貸してくれていた。
翔は彩香や澄怜と会うと仲良くなりたいのか2人を追い掛けていたっけ・・・まぁ俺が止めるのが殆どだったが・・・
5人で遊ぶようになり俺達は毎日が楽しかった───あの日が来るまでは・・・
ある日母親は兄の秀を平手打ちした。
パァン!と乾いた音が響く──
『なんでこんな事が出来ないの!!!!』
兄は中学生になってテストの点数が落ちていた。
『また次挽回すればいいよ』
俺は励ます為に言ったが俺は突き飛ばされた。
『年下のお前が偉そうに言うな!!!!』
俺は失敗したかなと思って兄を1人にさせ様子を見た。
結果はまあまああった。
兄は2桁後半まであった順位を真ん中まで上げたのだ。
『良かったね!』
『へへっ・・・まぁな』
その時は母親も喜んで高い肉を買ってお祝いしてたっけ・・・
中学生になって最初のテスト。
俺は大半のテストの点数が90点台だった。
『良くやったな!さすがは俺の弟だ!』
『やったね兄さん!』
皆で喜んでくれた。
兄が中学生後半になり、また順位が下がった。
その時も母親に叩かれていた。
またすぐに巻き返すと思ったがそれは儚く散った。
兄の順位は下がり続けた。
その度に兄は母親に叩かれた。
とある夜、俺は父親と母親が口喧嘩しているのを聞いてしまった。
『あいつにはあいつなりのやり方があるんだ!お前は何を焦ってるんだ!?』
『焦りもするわよ!秀の順位、私の知り合いの親の子の中でも最下位なのよ!?どうしてそんな気楽にいられるの!?』
耳を疑った。
俺達と澄玲、翔の5人は有名な小学校を卒業している。
学費もそれなりにする。
俺達に高い学費を出してでもいい教育を受けさせたいのかと思い、両親に感謝していた──
だが現実は違った。
母親にとっては道具だったのだ───
自慢する為、それだけの───
恐らく2人はこの事を知らない・・・いや知らない方がいいんだ・・・
兄は工業高校に入り、学年は上がるも順位は下の方。
俺も後を追うように兄と同じ高校に上がったがあの事を知った瞬間、勉強に身が入らなくなり順位は中の下と中の中を行ったり来たりしていた。
その度に叩かれた。
そして俺が高校1年後半になり兄が大学受験に入る。
結果は見えていた。
母親は今の兄の偏差値の+10もある大学を受けさせ、落ちてしまった。
兄は浪人となり家に引き篭もった。
母親のヒステリックさは加速し、夜遅くまで呑んだり、おぼつかない足取りで家に帰ってきたりなんかもあった。
挙句の果てには家事をしなくなった。
何処かで遊んでいるようだった。
俺の父親も荒れていった。
毎日浴びるように酒を呑み、気に入らないことがあれば暴力を奮った。
俺は彩香を守ろうとその暴力を受けた。
その時点で俺や彩香は家事をするようになった。
少しすれば頭を冷ますだろうと俺と彩香は耐えていた。
だが現実はそう上手く行く筈が無かった。
────母親が蒸発した。
恐らく・・・いや完全に浮気だ。
全員が寝て、俺も寝ようとした時だ。
ガチャ!と玄関が開く音がした。
俺は怪しく思い、窓から外を覗く。
道路に高そうな車に乗ってる男性がいた。
金髪にピアス、派手な服装・・・会社関係では無いと直ぐに分かる。
息を殺し、母親の様子を見に行った。
母親が大きなバッグに私物を詰めるだけ詰め込んでいた。
辺りをキョロキョロしながらバッグを閉め、持ち上げる。
『帰ってきてたんだ?』
『・・・!?竜弥・・・!?』
俺は眠そうな顔をして母親の目の前に立つ。
『どこか行くのか?』
『え・・・えぇ・・・会社の知り合いから旅行に行こうって誘われてね・・・えっと・・・暫くいないから!』
母親は逃げるように家を出ていった。
その時感じた。
この家はもう───
そして2年の絶望的な生活をして俺は兄に殺された────
◇◆◇◆◇◆
俺は普通の家に生まれた。
自分の名前はもう忘れた・・・
裕福ではない、だが毎日が幸福だった。
親戚に剣を習い、幼馴染の金髪の少女「シェーラ」と一緒に自己流で鍛えるようになった。
ある時森の中で悲鳴が聞こえたので剣を持って走った。
長い銀髪の少女がレッドウルフに囲まれていた。
俺は剣を握り、レッドウルフを倒していく。
遠くから声がして残ったレッドウルフが逃げて行く。
騎士団の男性だった。
俺は誤解が無いように何か言おうとしたが必要なかった。
少女は騎士団長である、この男性の娘だったのだ。
何を血迷ったのか俺は言った。
『騎士団に入れて下さい!』
当然男性は唖然としたが笑って───
『騎士になりたいか!そうか!なら学園に来るか!?レッドウルフを倒したんだ、お前の腕なら上位を狙えるぞ!』
嬉しかった。
俺の剣を家族以外で褒められたのは初めてだ。
俺はすぐ行きたいと言って両親に相談した。
両親は泣いて喜んでくれた。
当然だろう、普通の家庭から騎士になるんだ。相当な期待もされた。
男性が挨拶に来てお金の事、寮の事全てを任せてくれと言ってくれた。
『頑張るのよ!』
『──!でっかくなって帰って来い!』
俺は翌日学園に入った。
その学園は貴族や平民を隔てなく入学出来る学園だった。
座学、魔法、剣術、体術。
必死に考え、知識や技術を貴族から盗み、成績を上げていった。
先生達からは『期待の騎士』とも呼ばれた。
成人になり、騎士団に入ることが決まった。
一旦家に帰りそれを言うと両親は泣いて喜び、祝ってくれた。
親戚を呼んで連日の祭り騒ぎ───皆でフラフラになるまで酒を呑んだりして心地よかった。
俺の実力が受け入れられたような気がした。
騎士団に入り数年が経って部下が入って来た。
俺の騎士団は白い甲冑で統一されていた。
入って来た騎士は合計で100人。
俺はその中の50人を鍛えろと言われた。
入って来た騎士の半分を俺に上司は任せてくれた。
俺は今迄培った知識を絞り出して20日で新人を使える人材にまで育て上げた。
周りからは「次期騎士団長」と呼ばれ、期待された。
プライベートにも恵まれた。
森で出会った銀髪の少女「アスタリア」と俺は惹かれていった。
ある日、シェーラに顔を見せようと彼女が働いている飲み屋に入った。
そこにはアスタリアもいた。
アスタリアにシェーラを紹介し一緒に来る度に火花が二人の間で散っていた。
周りは「第一婦がどちらになるか」とくだらない賭けをしていた。
だがそんな楽しい日は続かなかった──
俺にある依頼が来た。
ある国からの依頼で盗賊が貴族の通る道付近に潜んでいるということだ。
なんでも向こうは常習犯なのか貴族っぽい格好をして相手を騙し、油断した所で金品を奪うという手口らしい。
その為俺達にも盗賊の形をして警戒を解いて捕縛してほしいとの事。
俺は承諾して少数精鋭がいいと判断し、部下10人を連れて必要な物を揃え捕縛することにした。
上司の部屋を出る際に「すまない」と聴こえたような気がしたが何の事か分からなかった。
捕縛当日
目の前に貴族の馬車が通っている。
いや、あれは恐らく盗賊だ・・・
俺達は盗賊の振りをして馬車の前に立つ
『貴様ら!何者だ!』
馬を動かしていた人が降りてくる。
『落ち着け、俺はお前と同じ盗賊だ』
『なっ!盗賊だと!?護衛の騎士!さっさと捕縛しろ!』
後ろで腕を捕まれ混乱した。
待て・・・こいつらは盗賊なんじゃないのか?
『ちょっと待て!お前ら盗賊だろ!?ここまでする必要は!』
『誰が盗賊だ!俺達は歴とした貴族だぞ!第一こんな広い道、盗賊なんぞ通らんわ!』
頭の中が真っ白になった。
待て待て待て・・・俺は依頼でここを通る偽貴族を捕縛しに来た。
本物だと!?
俺達の横を通り過ぎる馬車の中に見覚えのある人物がいた。
レーニン・クーザ
確か成り上がりで貴族になり、父親の権力を好き放題に使っている真ん丸の奴だ。
そしてあの学園にもいた。
確か学園にも父親の権力を使って、裏口で入学したとか噂を聞いたことがある。
そうだ・・・こいつ、俺より順位は下だったんだ。
こいつは騎士の才能が無かったのか全てにおいて平均以下・・・
こいつは・・・こいつだけは俺を気に入らないようでゴミを見るような目を俺にしていた。
恐らく貴族である自分より平民の俺が成績で上なのが気に入らなかったのだろう。
嵌められた・・・
恐らく上司は金や権力で頼まれたのだろう・・・
俺は貴族を襲った罪として牢に入れられた。
当然無罪を主張したが貴族の権力に適うはずがない・・・
あいつがやって来る。
『無様だなぁ──座った心地はどうだ?ん?次期騎士団長さんよぉ?』
『レーニン・・・なんで・・・』
『なんで?当たり前だ!お前のような奴になんで負けるんだ!俺は貴族だ!平民のお前とは格が違うんだよ!』
『お前はなにか成し遂げたのか?』
『・・・は?なんで?なんで貴族の俺がそんな事しなきゃならないんだ?』
『お前は偉くない・・・お前は父親の権力を使って好き放題してるだけだろうが!』
『う・・・うるさい!お前に説教される筋合いは無い!平民は平民らしく貴族や王族を崇めてりゃいいんだ!』
こいつ・・・歪んでる・・・
『まぁいい・・・お前アスタリアとシェーラっていう2人と仲がいいらしいな?』
『・・・』
『まぁ無視でもいいさ・・・もうすぐで俺は二人の婿になるんだからな・・・』
は・・・?今なんて・・・?
『おっ?動揺してる?クククッいいねぇ・・・まぁ教えといてやるよ・・・俺はあの2人に求婚をしたんだ・・・なんて言ったと思う?『貴方のような人とは遠慮させて頂きます。私には想い人がいますので』だってさ・・・』
レーニンはぷるぷると震え、ガン!と俺が投獄されている柵を蹴る。
『ふざけるな!なんでお前なんだ!俺は貴族!お前は平民!どっちがいいか、どっちが裕福な生活が出来るかは明白だ!なのになんで俺ではなくお前を選ぶんだ!』
完全にこいつ・・・権力に酔っている・・・
『まぁ・・・俺の親父に言えばあの2人なんざどうにでもなる・・・楽しみにしていなよ・・・2人が俺に寄り添うところをさ・・・』
そういってレーニンは帰っていった。
アスタリア・・・シェーラ・・・あいつは親の権力を使って自分の物にする気だ・・・
俺はなんとか出ようと考えた。
その3日後の夜だった。
何者かが檻の鍵を開けた。
俺の部下だった。
『───さん!早く!』
俺は何も言わずに牢の外に出る。
『ふぅ~・・・上手く行きましたね?』
『お前・・・なんで・・・』
『なんで?ですか・・・俺ちょっとしたツテがあって、あのレーニンって奴の悪事を纏めてたんスよ・・・
正直言って真っ黒っス。
そんな奴に───さんの未来の嫁さんを盗られるわけにはいかないって訳っスよ』
俺の部下がニカッと笑う。
馬鹿だ・・・これが知られたら・・・
『知られたら牢にぶち込まれますね~まぁでもいいんじゃないんすか?俺、────さんと会って諦めてた騎士の夢、叶えることが出来たんで悔いは無いっス!んじゃ俺はこれで・・・っとそんな事も言ってられなくなりましたね・・・』
遠くから光が近付いてる。
見回りの番人だ。
『んじゃ俺達、見回りを掻き回すんでその間にサクッとお2人さん連れて帰って下さい!』
そう言って部下は走って行った。
・・・待て・・・俺達?
突然部下が立ち止まる。
『───さんの部下、全員来てますよ~!モテモテですねー!』
あいつはそうからかって行ってしまった。
俺は走った。
何処だ・・・何処にいる・・・!
館に忍び込み、一部屋づつ探す。
隠し扉を見付けた。
地下に通じる階段だ。
嫌な予感がする・・・。
俺は階段を降りて行った。
そこには────
────身も心もボロボロにされた2人が鎖に吊るされていた。
ふぅ竜弥の過去をここで漸く知ってもらえた・・・
てかベルディアの過去っぽくしたんだけど
「原作キャラ過去捏造」ってタグ入れるべき?
・・・念の為入れとこ・・・
因みに詠唱は衛宮士郎バージョンです