ISなんかどうでも良いから女の子とキャッキャウフフしたい。 作:大塚ガキ男
今回に限った話じゃないかも知れませんが、話の展開が少し強引かも。
四月のとある平日の朝。いつものオレなら、着替えて一夏ちゃんと箒ちゃんと朝食を食べに行くのだが、今日は違った。
「・・・・・・メール?」
朝起きてスマホを確認すると、一通のメールが届いていた。
送り主は、(機能的に)よく出来たうさ耳と(造形的に)よく出来たおっぱいを持つ美女、束姉だった。メールでのやり取りは久し振りなので、喜びつつもメールを開く。
『ひどいよ』
たった、
一言。
そう書かれていた。
「ッーー」
よく分からないが拙い事態になっているらしく、オレはすぐさま束姉に電話を掛けた。
電話は数コールした後に繋がった。
『・・・・・・もしもし』
「もしもし!束姉!どうしたんだ!?」
電話が繋がってくれた事による安堵の溜め息を吐きながら、オレはそう問い掛けた。
『みっくん。束さんにまだ言ってない事、あるよね』
疑問符が付かない、断定。加えて、声に怒りも混じっている。束姉をそこまでさせたオレの所業に後悔を感じつつも、オレは束姉にまだ言ってない事を考えてみた。
・・・・・・・・・・・・あるか?
「えー・・・っと、オレの性癖とか?」
『みっくんが着衣にエロスを感じてるのはもう知ってるから』
「知ってたかァ」
何故知っているのかはこの際どうでも良い。オレが、全裸よりも衣服を着ている状態の女の子に興奮する事などについても、どうでも良いのだ。
ならば一体。オレは何をしでかして、束姉を怒らせてしまったんだ?
「・・・・・・ゴメン、思い当たらないんだが」
『・・・ぷいっ』
明らかに口で言っているが、だからといって怒りが収まっている訳ではないのだろう。
「お願いします!オレが束姉を怒らせるに至った理由を教えて下さい!この通り!」
電話では伝わっていないのを承知で、頭を下げた。
ハァ、と溜め息が聞こえたあと、束姉が一言呟いた。
『ルリちゃん』
と。オレはようやく理由に行き着き、訳を知った。
『何でちーちゃんには説明して、束さんにはなんの説明もしないのさぁー!!可笑しいでしょー!!』
先程の呟きとは打って変わって、大音量で束姉が叫んだ。
確かに、この前千冬ちゃんの部屋に
当然、束姉には説明が出来ていない。束姉が怒るのも無理は無い。
女子更衣室侵入事件から結構日にちが経ってしまっているので、束姉の怒りは日に日に増していたのだろう。だから昨晩ーーもしくは今日の早朝に、こうしてメールを寄越したのだ。そしてオレが電話を掛け、直接話した事によって沸々と怒りが湧き上がり、あの怒声。
文字通り耳が痛い話だ。
「ごめんなさい!すっかり忘れてましたぁぁぁ!」
『みっくんは束さんの事嫌いなの!?はぶいてるの!?』
「とんでもない!大好きでございます!」
『ならどうして説明してくれなかったのさぁ!うわぁぁぁん!』
終いには泣かれてしまった。
謝罪の言葉と共に束姉を慰める。ふと見た時計の短針が八に止まろうとしていたが、そんな事は関係無かった。女の子が泣いていて、しかも原因はオレにある。束姉の目から流れる涙を止めるのがオレの使命なのだ。
慰めること十分。スンスンと鼻をすすりながらも、束姉は何とかその涙を止めてくれたのだった。
「本当に、ごめんなさい」
『もう良いよ。束さんも勝手にちーちゃんとの会話を盗聴しちゃってた訳だし。おあいこだよ』
「いや、オレが百割悪いんです」
『何その頭悪い数字・・・』
束姉が何か言っていたが、オレの心の中は自責の念でいっぱいだった。一人の美女を
謝罪だけでは、償い切れないだろう。
「何か、オレに出来る事は無いか?束姉の為なら、何でもするぜ!」
電話の向こうから、うーん。と何かを考えているような声が聞こえる。
『・・・・・・本当?お願い聞いてからやっぱやめたとか言わない?』
「絶対言わない!」
『じゃあ、今日一日束さんとデートしようよ』
二度目だが、今日は四月のとある平日の朝。普通に授業はある訳で。
しかし、オレの答えは決まっていた。
「喜んで!」
「誘った束さんが言うのもなんだけどさ。良かったの?」
「何言ってんだ。オレも束姉とデートしたかったから、今回のは願ったり叶ったりなんだよ」
束姉とデートするにあたって、まずどこで待ち合わせるかという問題が浮上した。オレはIS学園の敷地内から自力では出れないし(中学の頃のように気軽に抜け出せたりする程甘い警備じゃないからだ)、束姉だって待ち合わせ場所で立っていればその身が危険に晒される。束姉はその頭脳から、全世界に狙われている存在なのだ。
超絶天災美女、篠ノ之束なのだ。
待ち合わせるのは双方の理由により困難となったので、束姉がIS学園迄来てくれる事になった。この前も見た事がある、人参型ロケットで。
かと言って、着陸場所をオレの部屋にしてしまうと色んなモノが壊れて拙い事になるので、着陸場所は屋上。セキュリティ云々については問題無いらしい。侵入した痕跡も残さないんだとか。
前回も、千冬ちゃんと出くわさなければ束姉がIS学園に侵入した事はバレなかった訳だしな。良く考えれば納得。
屋上は初めて来たが、中々の眺め。ぶっちゃけここで一日中まったりと束姉と過ごすのも全然OKなのだが、今日一日は束姉が行きたい場所に行って楽しむつもりだ。
現在、オレと束姉は人参型ロケットの中にいる。まだデートの行き先を告げられていないので、雑談を楽しんでいた。
そうそう。流石に何も言わずに出て行くのは拙いと思ったので、自室のドアに『探さないで下さい。心配しないで下さい』と書いておいた。アレを見た一夏ちゃんが慌てふためいていると思うと、ニヤケが止まらんなァ!
ふと会話が止まる。黙ったままの機内というのもアレなので、苦し紛れに話を振った。
「束姉、最近どう?」
我ながら酷くやんわりとした質問だが、素直に気になっていたので聞いてみた。世界中を飛び回っているという事は知っているが、裏を返せばそれだけしか知らない。
天災美女の知られざる日常に迫るーーうん、良いね。
「最近?うーん・・・・・・。シロクマとツーショットしたよ」
視線はモニターに注がれたまま、束姉はポケットを弄って一枚の写真を取り出した。それをひらひらと揺らしていたので、手に取ってみた。
シロクマと並び、笑顔で写真を撮る美女。シロクマも心無しか笑っているように見える。束姉のような女性と写真が撮れたのだから、このシロクマも幸せ者だ。
・・・てか、束姉防寒具着てないし。寒くないのか。
「・・・・・・カッケェ」
「格好良いかなぁ」
「シロクマもデカくて格好良いけど、シロクマとツーショットに持っていける束姉も中々カッケェよ」
「いやぁ、照れるねぇ」
「シロクマと二人並んで、かァ」
オレだったら、近寄っただけで八つ裂きにされそうだ。シロクマが返り血でアカクマになるぞ。
写真をまじまじと見詰めていると、束姉が「あっ」と何かを思い出したような声を発した。
「どしたん?」
「『二人並んで』と言えばさぁ・・・・・・ちーちゃんに怒られた後、何してたの?」
「ゑっ」
不意打ち気味の、束姉からの問い。オレは一瞬言葉に詰まった。
「消灯時間は過ぎてたみたいだけど、ちゃんと自分の部屋に戻れたのかな?」
「・・・戻れてません」
嘘を吐く訳にはいかないので、正直に話す事にした。
「へぇ〜。じゃあどうしたんだろうね〜?」
「・・・千冬ちゃんと寝てました」
「素直に話してくれたから今回は許すけど、本当だったらお仕置きものだからね」
「お、お仕置き・・・?オレは一体何をされるんでせうか?」
「そうだね〜。とある用紙に名前を記入をしてもらって、実印または拇印をしてもらうよ」
「何すかそれ!変にぼかしてるから怖ェ!」
書いたら最後、臓器を売り飛ばされたりするのだろうか。若しくは、外国でバンジーを飛ぶ前に書かされる誓約書的なアレか?この先自分の身に何が起きても、責任は自身で負いますーーみたいな?
兎に角、千冬ちゃんと一夜を共に(こう表現するとワクワクが止まらない)した事は束姉にはバレバレらしい。あまり不誠実な行動は取らない方が良いのかも知れないな。
・・・多分無理だろうけど。
「今度、みっくんの部屋に寝に行くからね。ちーちゃんだけズルい」
「是非お願いします」
本当に来られたら恐らくまた緊張やらで寝不足になるのだろうが、束姉の事だ。オレをからかっているだけなのだろう。だって、ねぇ?束姉が夜更けから夜明けまで同じ所にいるなんて危な過ぎるし。来れる訳がない。
寧ろ、オレが束姉の所まで出向こうか。束姉のお家訪問&お泊まりって最高過ぎるし。
まぁ、オレも身分故に夜中の外出は出来ないんだけど。今のような日中に抜け出すのも駄目なのだが、夜中はもう誤魔化しが利かなくなるレベルでヤバい。自衛隊やらレスキュー隊やらが総出で捜索に出るくらいヤバい。
いつか束姉と一緒に寝たいなァと、誰かに聞かれたら確実に誤解を招く単語を呟きつつも、束姉の後ろからモニターを覗いてみる。
分からん。
モニターは縁と呼ばれる物が無く、空間に浮かんでいる。その数は瞬く間に増えたり減ったりを繰り返していて、凡人のオレには何がどうなっているのか理解出来なかった。大人しく引っ込む。
「結局、オレ等はどこに向かってるんだ?ロケットの速度でこれだけの間飛んでるんだから、遠くに行くのは間違い無ェとは思うけど」
「いや?向かってるのは国内だよ」
「?」
「念の為、捕捉されないようにぐにゃぐにゃと蛇行してるの」
「・・・あー」
納得。確かに、バレたら拙い。
誰に、と聞かれれば。
色んな人に。
オレ等がいるのは今、ロケットの中だからな。尾行されても拙いし、万が一攻撃でも受けたら逃げ切れない。
どこに向かっているんだろうな。これだけ飛んでショッピングモールとかだったら面白いな。あ、でも騒ぎになるかも知れないから無理か。
「そろそろ着くよ」
言われて、一つ疑問が浮かんだ。
「そう言えばさ」
「どうしたの?」
「ロケットってどうやって着陸すんの?」
「束さんのロケットは高性能だからね。打ち所が悪くても打撲で済むから安心安心♪」
「安心出来ねェ!」
「さながら気分は
「せめて
着いた。
場所は神奈川県某所。国内どころか県内だった。
海である。まだ海開きには早い季節なのと、この時間帯。更に言えば、ここは海水浴場では無いのだろう。オレと束姉以外は誰も居らず、二人きりだった。
ドキドキしてきた。多分、今砂を握ったら手汗で凄い事になるな。
目の前に広がる水平線に目を細めながら、後ろを振り返る。束姉がパソコンから伸びたコードとロケットを繋げてカタカタと何やら設定をしている。砂浜に深々と突き刺さるロケットにゾッとしたりしながら、束姉が作業を終えるのを待つ事に。屋上に着陸した時よりも突き刺さり具合が酷いのは、地面が柔らかいからか?
ふとスマホを開いてみる。うわ、着信がいっぱいだよヤッベェ。一夏ちゃんとか千冬ちゃんは辛うじて分かるが、どうして番号を教えてないセシリアちゃんからの不在着信が全体の九割を占めているんだ・・・?
た、多分一夏ちゃんから聞いたんだろう。
「皆、心配してくれてんだなァ・・・」
「帰りたくなっちゃった?」
「いや全然。授業をサボっちゃうのも、だんでぃな男への一歩なんだぜ。ほら、どことなくだんでぃだろ?」
海をバックに制服の前を開けて、手で制服をヒラヒラと
「わー、ダンディだ〜」
「オレの方を見てすらいないじゃんかよ」
「ダンディな男とかは、せめて束さんに腕相撲で勝ってから自称しなさい」
パソコンを操作している束姉に、そう言われてしまった。
「アレマジで苦手なんだよ。千冬ちゃんは当たり前として、鈴ちゃんにも勝てないしなァ・・・・・・」
筋トレが足りないのもあるのだろうけど、オレの場合女の子と手を触れさせた時点で力が抜けちゃうんだよな。
因みに千冬ちゃんと腕相撲をすると、始まった瞬間にオレの手の甲が付いてしまう。本気で掛かって来いって、いやいや千冬ちゃん。オレが手を抜いているように見えますかね?無理でしょ、千冬ちゃんってば真顔で相手の腕をバーン行くんだぜ?俺と千冬ちゃんの間には越えられない壁が見えるな。
千冬ちゃんとは対照的に、束姉は笑いながら一応手加減はしてくれるのだが、後少しで勝てそう!って所で難なく大逆転してくるので勝てた試しが無い。
条件は然程変わらない筈の一夏ちゃんや弾ちゃんにも勝てねェし、どんだけ弱いんだよオレは。
「よし、取り敢えず帰る時の準備はか〜んりょうっと」
「帰る時の準備は帰る時にすれば良いんじゃないのか?」
「チッチッチ、甘いよみっくん。いつどのタイミングで刺客が襲ってくるか分からないんだよ?パッと逃げられるように準備しとかないと」
「お〜。だから見晴らしの良い海を選んだと?」
「それもあるけど、男女で人気の無い海って凄いムード出るじゃん。一度でも良いからみっくんと来たかったんだよね〜」
微笑みながら、波が前後する様を眺める束姉。やだ、オレよりも全然格好良く決まってる!
「じゃあ、束姉。思う存分楽しもうぜ!何する?」
デートなのだ。束姉と何かしなければ始まらない。歩くと砂が靴の中に入って邪魔なので、オレは裸足になって元気良く束姉に問うた。それを見た束姉も裸足になる。女の子が靴下を脱ぐ時って、なんかドキドキするよな。
束姉に問うと、何やら難しい顔をしている。
「うーん・・・・・・」
「束姉?」
「何したらデートっぽいのか分かんないや」
「・・・・・・あー」
分かる、分かるぞ束姉!男女で海なんか行った事無いよな!オレだって去年も一昨年も、海へ行くメンバーはいつだって野郎だけさ!
一夏ちゃん(だけ)が逆ナンされて皆で口内に血を滲ませたり、いきなり『チキチキ!男だらけの遠泳大会(ポロリもあるよ)』が始まって止め時を見失って係員に救助されたり。
オレ等の夏には女の子成分が足んねェんだよ!
オレも浮かぶのは海に対する憎しみばかりで、海でのデートっぽい事が思い浮かばなかった。取り敢えずの提案をしてみる。
「取り敢えず、浜辺を追い掛けっこでもしてみる?」
「そうしよっか」
キョロキョロも周りを見渡して、誰にも見られていない事を確認してから、恐る恐る始めた。
「・・・・・・た、束姉〜。待ってくれよ〜」
「ふふふ〜、待ーたなーいよー」
「ははは」
「ふふふ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「止めますか」
「うん・・・・・・」
何故だろうね。やってると無性に虚しくなってくるんだ。
心に取り返しのつかない傷を負いそうだったので、止める事にした。
砂浜に、二人して座る。肩が触れそうな距離。足の指先を寄って来た波が濡らした。
「・・・ごめんね、みっくん」
「何が?」
「つまんないよね」
「ンなまさか」
オレは鼻で笑った。
「ロケットに乗せられて、海に来たかと思えば虚しく追い掛けっこだよ?面白いかなあ?」
「言い方が悪いって。ーー第一、オレは束姉と一緒にいれるだけで楽しいんだから。場所なんか二の次だ」
「言ってて恥ずかしくないの?」
「聞いてて恥ずかしくないの?」
「顔から火が出そうだよ、全く」
「オレも言ってて照れ臭かった」
海は良い。会話に困っても、波の音を聴いてれば気にならなくなるから。
オレと束姉は顔を真っ赤にしながら、隣には決して首を動かさずに
「立場的にも、束姉は皆と話す機会が少ないよな」
「うん。電話もあまり頻繁に掛けちゃうと、流石に勘付かれちゃうし。ーーと言うか、掛ける相手がそもそも少ないんだよね〜。みっくんと箒ちゃん、それにちーちゃんにいっくん。ちーちゃんはお仕事が忙しいから気軽に掛けられないし、箒ちゃんは時々無視するし、いっくんは誰かしらが側に居るからあんま世間話とか出来ないしね」
「おいおい、束姉。オレがいるぜ?」
「み、みっくん・・・!」
ちょっとしたおふざけも織り交ぜつつ、久し振りに、本当に久し振りに束姉とゆっくり話す事が出来た。
「また、デートしようね」
ポツリ。波の音に掻き消されそうな程に小さな声で束姉が呟く。だが、オレの耳にはしっかりと届いた。
「オレでよければ、幾らでも。寧ろこっちからお願いしたいくらいだぜ」
「えへへ♪」
束姉がオレの肩に寄りかかってくる。バレないように鼻から息をめいいっぱい吸い込んだ。
「ずっとこうしてたいなぁ」
確かに。時間を忘れてのんびり海を眺めていられるのなら、どれだけ幸せな事か。
だが、それが安心して出来るようになるには一つ大きな課題がある。オレと束姉だけではなく、全世界に対する課題が。
「なら、ずっとこうしていられる世の中にしなきゃいけねェな」
男性適合者を国同士で取り合わず、開発者を自国の利益の為に追い掛け回したりしないような、安全な世の中にしなければならないのだ。
「束さんも頑張ってるんだけどねぇ。どーにも上手くいかないんだよ」
「束姉だけじゃ全世界の思考を改めさせるには難しいかも知れない。・・・・・・だが、オレを忘れてもらっちゃ困るぜ?」
「へ?」
オレの言葉が意外だったのか、呆けた声で聞き返す束姉。
「今すぐじゃなくても、オレがだんでぃな大人の男になれた時。束姉が作ったISが本当の意味で活躍出来るように、オレ、隣で手伝うから(夫婦という関係性は無理だろうから、せめて友達として)」
「た、束さんの隣で手伝ってくれるの?(夫婦的な意味で)」
「あァ」
「ほ、本当?」
「本当だ」
「本当に本当?」
「だんでぃな男は女の子を泣かせたりはしないんだぜ」
バチコーンとウインクを一つすると、束姉が完全に全身の力を抜いてオレに寄りかかってきた。何か束姉との間で大きな思い違いがあったような気もするが、恐らく気の所為。
陽の光を反射している眩しい海が、束姉の笑顔を一際美しく輝かせた。
口元がゆっくりと動く。
「みっくん」
「うん?」
天真爛漫。その四文字が良く似合う飛び切りの笑顔で、束姉はオレに向かってこう言った。
「大好き♪」
帰ったらメチャクチャ怒られた。
そう言えばIS学園ってどこにあるんでしょうね?と思って検索してみたら、知恵袋でのとあるお方は考察の結果横浜ではないかと書いていました。成る程と思って自分も横浜にしました。
横浜には、小さい頃に福引きで当てた船内ケーキバイキングでしか行った事がないです。一度、しっかりと観光してみたいなぁ。
次回から本編に戻ります。
どのキャラが好き?
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一夏ちゃん
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箒ちゃん
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セシリアちゃん
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鈴ちゃん
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シャルちゃん
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ラウラちゃん
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千冬ちゃん
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束ちゃん
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蘭ちゃん
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弾ちゃん
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光也