ISなんかどうでも良いから女の子とキャッキャウフフしたい。 作:大塚ガキ男
「あのよぉ……」
「ンだよ」
「何だよ」
「俺の家に集まるは良いけどよ、来てそうそうゲームの電源入れるってどういう事だよ」
「ゲームやりたくね?」
「ゲームやりたいよな」
「お前等、俺の家にゲームやりに来てるだろ……」
溜め息を吐く弾ちゃん。しかし、オレがゲームのコントローラーを渡せばノリノリでゲームに参加するのだから、やはりコイツはなんだかんだオモロい。
夏真っ只中、8月。中学二年生という思春期の権化みたいなオレ等は、今日も今日とて弾ちゃんの家に集まって一日中遊び呆けていた。
「んで、二人揃ってどういう御用事で?」
「特に理由は無ぇよ。起きたら家の電気止められてたから、暑過ぎて一夏ちゃんの家に避難しようとしたんだけど、たまたま一夏ちゃんが居なかったってだけで」
「俺は、光也の家に行ったら誰も居なかったんで、弾の家行くかって感じで」
「ンだよ、オレ等すれ違ってたんだ」
「そうみたいだな」
「そりゃ、仲の良いこって」
「何端から見守ろうとしてんだよ。弾ちゃんもズッ友メンツだろ?」
「……へへっ。嬉しい事言ってくれるじゃねぇか!」
「おう! だから、エアコンの温度、もう2度下げて良い?」
「親父に怒られるから無理」
「トホホ……」
曰く、節約。
弾ちゃんの部屋に居る以上、五反田家のルールには従わなければならない訳で。微妙に冷め切らない室内温度にモヤモヤしながらも、コントローラーを握り直した直後。開かれたドア。視線を向けると、弾ちゃんの妹君が立っていた。
「──お兄」
「うぉっ、蘭! 急に部屋開けるなって……──いや、何でもない」
「見たかよ、一夏ちゃん。弾ちゃんの奴、
「あれは情けないな。本当に情けない」
「お前等コソコソ言うな!」
「って、あれ? 一夏さんじゃないですか! お久し振りです!」
「お、おう。久し振り。お邪魔してるよ」
「お邪魔だなんて全然! どうぞ! ごゆっくりしていって下さい!」
弾ちゃんに向ける冷ややかな目付きから一転、キラキラと光り輝く乙女の目付きで一夏ちゃんと話す蘭ちゃん──いや、妹君。その切り替えの速さに感心していると、妹君がこちらに視線を寄越した。
「……唐澤さんも来てたんですね」
「久し振り! 蘭ちゃん!」
「慣れ慣れしく私の名前を呼ばないで下さい」
「ご、ごめん。妹君」
「それで良いです」
話し掛けてくれた嬉しさからつい名前で呼んでしまい、怒られる。初対面の際に慣れ慣れしく接してしまったが為に嫌われてしまい、今みたいな関係になってしまっている。弾ちゃん曰くマジで嫌われているらしいので、こちらからはあまりコンタクトを取らないようにしている。女の子を怒らせるのは良くないもんね!
「じゃあ、お兄。あんま騒ぎ過ぎないで。下まで聞こえてるから」
「わ、悪かった」
「ふんっ。──あ、一夏さん。いつでも遊びに来て下さいね」
「お、おう。ははは」
ガチャリ。部屋のドアが閉じられると同時に、三人して溜め息。それぞれ、溜め息の内訳は違うのだろう。
「マジで俺、妹に頭上がんねぇな……」
「気にすんなって。妹に優しく出来るって良い事だと思うぜ」
「そうかなぁ……ははは」
「それよりもオレ、どうしてこんなに嫌われちゃったんだろうなァァァァァァァ……」
「大丈夫だって。弾の妹も難しい時期だからさ。もしかしたら、許すタイミングが無いだけで、心の中ではあんまり嫌ってないんじゃないのか?」
「そうかなァ……そうだと良いなァ」
「俺なんてさ、光也があんな冷たい態度取られてるのに、よしなよとか宥める事も出来なくてさ。こんなんじゃ千冬姉に怒られちまうよ……」
「気にすんなよ一夏。俺の妹に立ち向かえる奴なんてそうそう居ないからさ。むしろ、一夏の対応が普通なんだって。何も間違ってねぇさ」
「そうなのかな。俺、胸張って良いのかなぁ」
「一夏は良いんだ。それよりも、俺は妹が客人に対してあんな態度を取っているって言うのに、兄として叱ることも出来なくてよぉ──」
誰かが挫けそうになれば、誰かがフォローする。フォローした奴が挫けそうになれば、また違う誰かがフォローする。そんな、傷の舐め合いトライアングルを4周と少し回した所で、時刻はもう夕方だと言う事に気が付く。気が付いて、誰からともなく解散の準備を始める。
「今日もあっという間だったなァ」
「本当に。この調子だと、夏休みもすぐ終わっちゃうな」
「嫌だなァ。宿題、まだたんたんまりまり残ってるッつうのに」
「コツコツやらないと、後が怖いぞ?」
「脅してる場合かよ、弾ちゃんだってまだ1ページも埋めて無いくせに」
「バレたか。まぁ、また去年みたいに31日に追い込み合宿やろうぜ」
「へへっ。あれこそ夏の風物詩ですしなァ」
「おうとも。あれをこなさなきゃ夏休み終われねぇよな」
汚い笑みを浮かべながら、握手を固めて誓い合うオレと弾ちゃん。それを離れて見てる一夏ちゃんが、
「二人共、マジで馬鹿なんだな」
と心底見下した所で、本日はお開きになった。散らかした所を三人で仲良く片付けてから弾ちゃんと別れ、一夏ちゃんと二人で帰路を辿る。その途中、前方から見覚えのある人物が夕焼けに照らされながらこちらに向かって歩いていた。向こうはオレ等に気付いていないようなので、声を掛ける。
「あれ、蘭ちゃんじゃん」
一言で『ん』を3回も使ってしまうくらいには、嬉しい偶然の再開だった。そして、発言してから失言に気付く。
「……唐澤さん。私の事はなんて呼ぶんでしたっけ」
「い、妹君だったよなァ。ごめんなさい」
「……ハァ。次から気を付けて下さいね」
「はい。──んで、妹君は今帰り?」
その慣れ慣れしい話し方を……! と拳を握りながら額に青筋を浮かばせかけた蘭ちゃんだったが、一夏ちゃんもこの場に居る事を思い出して踏みとどまる。それから、深呼吸をしてから返答。
「補習です」
「妹君って頭悪いの?」
「そんな訳ないでしょう! ──いや、失礼しました。私、本当は超が付く程頭は良いんですけど、期末テストの時期にインフルエンザに罹ってしまいまして。その代わりに夏休みの期間、一週間の補習を受けているという訳です」
「成る程なァ」
顎をおさえながら、うんうんと頷いてみる。テスト期間中に病気に罹ってしまうだなんて、可哀想だなと内心同情していると、蘭ちゃんが。
「そろそろ良いですか? 私、帰りたいんですけど」
ジト目で、心底不快そうな顔で確認を取ってくる蘭ちゃん。引き止める理由も無いので、ごめんねと謝りながら別れの挨拶。一夏ちゃんがいるからか「……さようなら」と控えめながらも返してくれた。
「……何て言うか、お前可哀想だな」
「蘭ちゃんからの扱いとかけまして、お寿司からはみ出る程のわさびと解きます」
「その心は?」
「どちらも辛過ぎるでしょう」
「……頑張れよ、光也」
蘭ちゃんのオレに対する扱いを見てか、それともオレの泣きそうな表情を見てか。一夏ちゃんはオレの頭を優しく撫でてくれ、オレはその行動に「あっ、こんな事してりゃモテるの当然だわ」と一夏ちゃんがモテている理由を再認識するのであった。
∞
今日も今日とて、夏。
うだるような暑さと拭っても拭っても吹き出てくる汗に負けそうになりながらも、熱した鉄板のような熱さのコンクリートの上を歩んでいく。もうそろそろ地球は終わるのではないかという不安を抱きながら(毎年抱いているような気がする)一夏ちゃんの家を目指す。今日は一夏ちゃんの家で三人で遊ぶのだ。
というのも、毎日毎日俺の家じゃなくてもよくねぇかという弾ちゃんの問いかけに、確かにそうだと二人して納得してしまったからである。で、結果として今日は一夏ちゃんの家で遊ぶ事になったのだ。三人とも持っているゲームや漫画の傾向はほぼ同じなので、どこへ行ってもやる事はあまり変わらないが。変わると言ったら部屋そのものの性質だろうか。
一夏ちゃんの部屋は三人の中で一番綺麗なので安心してゴロゴロ出来る。
弾ちゃんの家は、めっちゃ落ち着くけど蘭ちゃんに会ったらお互い気まずい。
オレの部屋はクーラーガンガンに点けられるしいくらでも騒げるけど滅茶苦茶に散らかっているし、そもそも今は電気代未払いの為電気が止められている。
って感じの、三者三様のお部屋事情。今回ダーツの矢が刺さったのが一夏ちゃんのお部屋というだけのお話だ。
そんなこんなで。
背筋が曲がるほどの馬鹿みたいな外気温の中、一夏ちゃんの家まで歩く。早く冷房の効いた部屋に入りたいが、急ぐと余計に汗をかく。ゆっくり歩いて太陽に焼かれるか、汗を余計にかいて冷房の効いた室内まで急ぐか。夏故の葛藤に苛まれながらも、熱で身体の力が抜けているので走れやしないとの結論に至り、トボトボと歩く。家から10分程歩いた所で(普通に歩いたらもっと早く着くんだぜ)一夏ちゃんの家が見えてくる。ようやく着いたかと一息吐くと、千冬ちゃんが玄関から出てくる所だった。
「あ、千冬ちゃんだ」
「……光也か」
声を掛けると、千冬ちゃんにしては珍しく覇気の無い声が返ってきた。よく見れば、表情も恐ろしく元気がなさそうだ。
「どうしたの。そんな疲れた顔して」
「実際、疲れているしな。……はぁ」
今の千冬ちゃんは、たまに会う時の千冬ちゃんの格好のほぼ100%を占めるスーツ姿。夏だと言うのに、社会人って大変だなァと思いながらも、いやいや通勤の時くらいワイシャツでも良いでしょと心の中でツッコミを入れる。ワイシャツだったら、汗で色々透けるし。
「……いやでも、他の人に千冬ちゃんの下着が見られるのは嫌だなァ」
「何を小声で恥ずかしい台詞を……!」
「ぐぇぇぇぇぇぇ」
意識外で思考が言葉に漏れていたらしく、いつの間にか背後に回っていた千冬ちゃんにチョークスリーパーをかけられる。いつもと変わらず良い匂いがした。それから我に帰り、照れと酸欠で顔が赤くなり始めた。
「千冬ちゃん、オレ汗かいてるから離れてよ」
「? 何を今更気にしている」
「いや、ちょっと恥ずかしいじゃん」
「思春期か」
「うん」
「そうか、光也もそんな歳か……」
パッと、技を解除してくれた千冬ちゃんの腕からすり抜けてその顔を見れば、千冬ちゃんはどこか遠くを見ていた。子供の成長を感じる母のようだった。前に赤ちゃんの真似をして甘えた時に真顔で引っ叩かれたのを憶えていたオレは、すんでの所で赤ちゃんプレイを引っ込める。
「千冬ちゃんは、これからお仕事?」
「いや、仕事ではないんだがな。……いや、給料は発生するから、どう説明したものか」
「複雑な感じ?」
「そういう訳ではない。説明したら最後、光也を巻き込んでしまいそうでな」
「??????」
どうしたものかと額を押さえる千冬ちゃんの様子に首を傾げていると、ふと背中に柔らかさ。それから何者かに両目を隠されて、耳元で甘い吐息。
「束さんのラボに来てもらうって話だったの」
語尾にハートが付きそうな程の柔らかくてエッチな声。その声で誰に目隠しされたのか見当がついて(既にネタバレされてしまっているのだが)オレはその名を叫んだ。
「た、束姉!?」
「大正解! 束さんでした!」
よしよし、と。それからわしわし、とオレの頭を撫でながら密着してくる束姉。細胞レベルで天才(本人談)な束姉は自力で体温を下げる事も出来るらしく、この外気温だと言うのにいつもの暑そうな不思議の国のアリスみたいな格好をしている。束姉の頭の動きに合わせて、今日もうさ耳がぴょこぴょこと揺れている。
「久し振りだねぇ、みっくん!」
「いやいや、一昨日オレの家来たじゃァん」
「会えない時間が3時間以上あったなら、それは久し振りになるの!」
オレの頭を撫でるのをやめ、今度はその大きな胸に抱き締め始めた束姉。後頭部に感じる天国に意識を傾けながら会話するも、帰ってきたのはヘンテコな回答。まァ、会えるのは嬉しいけれども。
思春期特有の照れ臭さでハグから逃れたくなる衝動に駆られるが、美人な年上の女の子にハグしてもらえる機会など決して多くはないラッキーイベントなので、恥と性欲を天秤にかけた
「……コイツのハグは嫌がらないのだな」
「どしたの?」
「いや、別に。何でもない」
オレと束姉のやり取りを見て、どうしてか頬を膨らます千冬ちゃん。理由を聞いても教えてもらえなかったので、少し考えてみる。
うーん。
……。
…………。
………………。
成る程。
「千冬ちゃんも束姉にハグしてもらう?」
ビンタされた。
∞
「馬鹿だなぁ、光也は」
「馬鹿じゃねェよ」
「そうだ。コイツは馬鹿じゃない。コイツはそんな裏山けしからんイベントに遭遇するようなゴミ野郎だ。外に放り出そう」
「何で弾ちゃんはそんなにキレてんだよ」
「キレるだろ! あの千冬さんと篠ノ之博士だぞ!? 美人二人に構ってもらえて何をそんなアホ面でいられんだよ!」
「アホ面はいつもだろ」
「一夏ちゃんも加勢しないで! ──大体、弾ちゃんだって身近にメッチャ可愛い子いるじゃんか」
「誰だよ」
「蘭ちゃん」
「妹じゃねぇか!」
あわや掴み合いの喧嘩の一歩前。オレ対弾ちゃんと一夏ちゃんという2対1の構図で言い合いをしながらも、一夏ちゃんが持ってきたお盆の上に盛られたお菓子をひょいぱくひょいぱくと口に放り込む。エアコンの効いた部屋で食べるお菓子ほど美味しい物は無い。
甘い物を食べれば、人間少しは余裕を持てる生き物。先程までの言い合いはどこへやら、今日は何のゲームをして遊ぶか仲良く話し合っていた。
「何このゲーム」
「それ、面白いけど一人用」
「じゃあコレは?」
「四人まで出来るけどあんま面白くない」
「ソレは?」
「昨日弾の家でやった」
「詰んだ……」
「思考放棄早過ぎだろ」
提案するゲーム全てを否定されて、思わず空を仰ぐ。そんなオレにツッコミを入れながらも、一夏ちゃんは三人でやるゲームを探してくれる。
「じゃあ、コレやろう」
「人生ゲームかァ」
「良いな。逆にアリ」
「一周回ってな」
「やろやろ」
何が逆で、何が一周回ったのか。考えるのも億劫になり始めたオレ等はテキパキとゲームを開始する準備を始める。正気に戻る前にゲームを始めてしまおうという魂胆だ。
「何色が良い?」
「オレ虹色」
「んな色ねぇだろ」
「じゃあ緑で」
「弾はどうする?」
「赤にしとくか」
「じゃあ俺は青で」
オレが緑。
弾ちゃんが赤。
一夏ちゃんが青。
各々、車をスタート位置に揃えて順番を決める。
「ルーレット回して、一番数字がデカい奴からな」
「分かった」
「おけ」
いざ。
「回れ!」
回転。
「オレ最後かよ!」
決定。
「最下位はジュース奢りな!」
開始。
「なんか、オレの車だけ女の子入りきらないくらいいるんだけど」
経過。
「負けたァ!」
──終了。
人生ゲームの描写で時間を取る訳にはいかないので、割愛。最終的にはオレが負けたという事実だけを残し、良い感じに日も暮れたので終わるかという話に。
一夏ちゃんの家から最寄りの自販機までジュースを買いに行く事になり(最下位のオレの奢りだ)、日中に比べてほんの少しだけ気温の下がった住宅街を三人で歩く。一夏ちゃんにはアクエリ、弾ちゃんにはファンタを奢って、解散。家の方向的に弾ちゃんと先に別れ、一夏ちゃんと共に途中まで一緒に帰る。
その道中。
「光也、今日の夕飯うちで食べるか?」
「どしたのいきなり」
「いや、光也の事だからどうせ適当に済ますんだろうなと思って」
「何ィ? 今日は自炊しようと思ってた所だっつ〜〜〜〜の!」
「ちなみに、何作るつもりなんだ?」
「ハンバーグ」
「ハンバーグってどうやって作るか知ってるか?」
「……」
「家の冷蔵庫に何が入ってる?」
「…………」
「米の炊き方分かるか?」
「………………」
「そもそも光也の家って電気止まってるよな」
「……………………」
無言に次ぐ無言。目も当てられないというか、目も合わせられない状況。そんなオレの無様な姿を見て、一夏ちゃんはハァと溜め息を吐いた。
「本当は何食べるつもりだったんだ」
「か、菓子パンです……」
「よし、今晩はうちで食べるぞ。もう決定だ」
「いやいや、悪いって! 今週に入ってからほとんど一夏ちゃんの家でご馳走になってるし」
「別に大した負担じゃないから気にするな。光也だって米とか分けてくれるじゃないか」
「アレは、マイ両親がどう考えても一人分じゃない量を送ってくるからであって云々」
人差し指をツンツンしながらどうにか言い訳を考えるも、結局は一夏ちゃんには敵わず。
「今日、千冬姉も早く帰ってくるんだけどな」
その一言でオレは両手を上げて喜びながら、一夏ちゃんに今晩はご馳走になりますと頭を下げるのだった。
下げた瞬間、着信。どうやら一夏ちゃんのケータイからみたいで、ポケットから出したケータイとオレを見ながら迷っている。気にしないで出なさいなと言うと、一夏ちゃんは悪いと断りを入れてから少しオレから離れつつケータイを耳に当てる。それから一言二言話してから、ケータイをポケットに戻して。
「……光也。朗報だ」
「どうした?」
「今日の夕飯、人数が一人増えるぞ」
「え、誰?」
「束さん」
「……あー」
∞
強い風と大きな雨粒が窓を叩く昼下がりの事だった。
午前中から昼にかけて段々と強くなる雨風。
台風が接近してるという事で、それが過ぎ去るまでは遊べねェな。そんな話し合いを数日前にしたのを憶えている。
家から出れないので、自室でゴロゴロと訪れない眠気を待ちながらボーッとしていると、ケータイが振動。
「……もしもし」
『光也か!? 大変だ!』
「どうしたんだよ弾ちゃん。そんなに慌てちゃって」
『どうしたもこうしたもねぇよ! こんな台風だってのに、蘭が家に居ねぇんだ! 光也、お前何か知らないか!?」
「──は?」
ISってみんな魅力的なキャラだから書いてて動かしやすいのに、展開があまり思い付かないから不思議。案でも募集しようかしら。
どのキャラが好き?
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一夏ちゃん
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箒ちゃん
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セシリアちゃん
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鈴ちゃん
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シャルちゃん
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ラウラちゃん
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千冬ちゃん
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束ちゃん
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蘭ちゃん
-
弾ちゃん
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光也