夏の梅の子ども*   作:マイロ

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(織田作視点 澱んだ空気 末尾から)
(夏梅視点 きれいに消えて 冒頭から)


愉しいね。そうだな。

 気が付いたときには、父はいない。

 そして誰もいない倉庫に、やってくる人の息遣い。

 

 ひとりここでやってくる者に知られぬよう隠れしのぶことが、この状況をかいくぐるための最低条件だ。

 ――さて、ここでさっそく問題が。

 

(ふぐ……っ)

 

 埃で鼻先がくすぐったくなるという、普段であれば問題にもならないことが、この状況で夏梅を窮地に追いやろうとしていた。ぎゅっと五指揃った手で鼻も口も塞ぎ、なんとかむずむずする鼻の刺激をごまかし、今にも飛び出そうになるくしゃみを我慢する。

 

 横目で伺うと、相手の影が、木箱の隙間から見えた。

 首をすくめて、足を縮こまらせる。…………心もとない。

 

(体勢が悪いな、ズボンはひもだからずれないけど、肩が大きくて動きにくいし……このまま気づかないで、先に行ってくれないかなあ)

 

 手足を縮めると、首から下がっている母の形見の懐中時計に指が触れた。

 それは、服の上から体温が移り、ほんのりと熱を持っているように感じる。母の一部が入ったそれを握りしめて、落ち着こうと努力した夏梅は――目をあげたことで逆に顔が緊迫から強張った。

 

 影が、ぴくりと動いて、刹那――ぐりんとこちらを向いていた。

 

( ば れ た ――)

 

 夏梅は困って、荷物の中のレモンを取ろうと思ったが、荷物をラウンジで落としてきたらしいことに気付く。影が近づいてくる。夏梅は一か八かに出た。

 

 父の外套を放り投げる。布は軽く、滞空時間も長い。夏物の外套であることが幸いした。相手の視界を奪う。それが夏梅と相手との間にとどまっている隙に、飛び出し、出入口へと駆け寄る。

 

 投げた外套によって相手には夏梅が見えなかっただろう。

 夏梅にも相手が見えなかった。

 しかし、相手の脇を通って躱すとき、はああああ、ああうあ…という息遣いの後ろで声が聞こえた。それは一つではなく、複数で――女の子の声だった。不思議なことに夏梅の頭の中で反響しているように感じられる。こわい。

 

「いぃぃい……! こっちに来ないでよ」

 

 喉から漏れる自分の声はひきつっていて、自分の声も怖い。

 

 がむしゃらに、何も考えず――いや、思ったことはすべて口に出しながら走って、走っていると、後ろから追ってくる複数の女の子の声と鈍器が壁を打つ音が急き立てる。さらに間の悪いことに、だんだんだんと車体を揺らすような足音が前方から迫ってきていた。

 

「ななななに!? 他になんかいる!? もうやだああああ」

 

 夏梅は、思わず文句を叫びながら、迫りくる複数の声から逃げるため、前方の車両へ続く扉を開けた、瞬間、襟首をつかまれて夏梅は空にひっぱりあげられた。うわあお空きれい……。

 

 夏梅が先ほど通った扉が、ガンと音を立てて、内側から殴打の形に歪曲した。ぶつかった人はさぞかし全速力で走ってぶつかったのだろう。どれだけの速さで追いかけられていたのかを想像するのも怖いし、ぶつかった衝撃でその人がどうなってしまったのかを考えるのも怖い。

 ましてや、あそこに立っていたら、夏梅はまた死にかけたのではなかろうか、と考えるだけでもう、もう……。

 

 ぶわっと涙が出てくる。

 

「――夏梅っ 無事か!?」

「おとうさんんんん」

 

 頭の後ろで父の声がした。襟首をつかんで車両のうえに引き上げられた夏梅は鼻をすすりながら振り返り、その手の主である父にがしっとしがみついた。夏梅の手はとても冷たくなっていて、父の体が温かく感じられた。

 人肌の温度に何もかもが決壊した。

 

「ごわがっだああああああ」

 

 夏梅はわんわん泣いた。

 父に抱き上げられて、しがみついた。

 十歳ぐらいに身体が以前より退行した夏梅の涙腺は脆かった。

 

 

 

❂❂❂ ❂❂❂

 

 

「やあ、なんか小さくなってるね、君ぃ~。面白い! 是非、実験したい。実験したいね! ねえ、君ぃ~僕の被験者として協力してもらえないかな~?」

 

 頬をつつかれるのに、むかっときた夏梅は噛みつこうとした。

 さっと指は引っ込み、夏梅の歯は音を立てて噛み合わさった。

 

 むっとして首を伸ばして噛もうとしたが、父に抱えられたまま、止められた。

 夏梅は父を振り仰ぐ。

 

「おとうざんん、何でこんな人と一緒にいるの?」

「………成り行きだな」

 

 くやしい。なんか悔しい。

 なんとなくの流れが想像できるだけに悔しい。

 

「流されやすいな、おとうしゃん」

「しゃん……」

 

 父が夏梅の失態を強調するように繰り返す。

 悪意がないことは分かっている。

 だが、夏梅は父のこれがあるから、かみかみになるのを気にしている。

 

「パパって呼べばどうかい~」

「……ばば」

 

 昔の呼び方を言う。これが無難だと思った、梶井に言われるのは癪だけれども。

 父はちょっと目を見張って、顎に手を遣る。

 

「なんだか、懐かしいな。言葉を覚えたての頃を思い出す」

「ぼくまだ三歳だけど」

 

 べつにそんな昔の話じゃないんじゃないか。

 鼻水をすすりながら突っ込む。

 

 

 風当たりが抜群の列車の装甲の上は、傾きかけた陽光を遮るものがないので、肌をじりじりと焼くような光はそのままに、吹きすさぶ風で涼しいのか熱いのかよくわからない。

 

 今こそ水を飲みたいものだけれども、夏梅は我慢する。列車の中に行けば追ってくるだろう誰かのことを思えば、ちょっと水分が足りなくて頭がくらくらするくらい大したことではない。――いや、やっぱり大したことになってるかもしれない……。

 

 目は時々眩んで、呼吸は浅い。考えはうまくまとまらず、手足の先は初夏にしてちょっと冷たい。感覚を探ろうとしたら、意識は散り散りになり、五感がよく利かない。……なので以下は、夏梅のそうした状態であることを加味していただきたい。――いつもだったらもっと巧い行動がとれてたはずってことを……!

 

「あ~それで――だから――爆弾を――」

「そうか――だが、それを行動に移した場合、俺はお前を――」

「ふむ。ならば止すとしよう――では何が望みなんだい」

「――それは――穏便に」

 

 未だ、夏梅と父と梶井は列車の上にいる。何を隠そう、父と梶井の議題は、この列車で起こっている怪異の収束方法についてだった。突拍子もない内容だったので、是非聴いてほしい。

 

「ではこうだ! 要は、奴が動ける環境条件を崩せばいい! つまり! 解決方法は、この列車すべて(、、、)の窓を割っていけばいいというわけさ~」

「なるほど」

「……なるほどなの?」

 

 なるべく黙っていようと思っていた夏梅はつい、口を挟まずにはいられなかった。

 もちろん、見えない敵とやらがいて、それは密閉した空間内でしか動けないという説明は受けた。しかし、だからといってこの列車の窓を全部割るというのは、どう、なのだろう。

 

 突拍子もない発言で、父の賛同を得たマフラーの男の人。

 梶井は両手を広げて、ちょっと納得のいかない夏梅の目の前で、上向いて哄笑する。

 そして自信満々に言う。

 

「超解決さ!」

「……これが科学者の言うことなの?」

 

 はなはだ怪しい。夏梅は父に助けを求めて視線を送るも、父は、

 

「確かに窓ガラスを割れば、ガスマスクが充満させた催眠ガスも空気が入れ替わるだろう。乗客たちが起きれば、安否がわかる」

 

「聞いて納得なやる意義がこわい。これいけないことだよね?」

 

 そして乗客が眠っているのは、ガスマスクの人のせいだと思われているらしい。

 いやあれは、神西で、眠っているのは、神西が何かしたから――あれ、神西がガスマスクの人?

 

 ……神西が患者を眠らせていたのなら、『寝る時間』なんて嘘っぱちな可能性があるし、夏梅がわからなかった人物像が一つ減ることになる。ガスマスクの人=神西。しかし、眠らせておいたのには、きっと理由があるはずだ。いや、わからないけど。

 

「な、なにか理由があったんじゃないかな!? そういう眠る薬つかったのも!」

「薬? 何を言っているんだ、夏梅」

 

 父が不思議そうに瞬く。

 夏梅は「えっ」と肩をはねさせた。薬という単語を使ってしまったのはまずかったようだ。父はそういえば、ガスといっていたし。

 

 動揺を顔に出さないように、と気を引き締める。乾いた唇を舌で湿らせて、目を泳がせて父から目をそらすと梶井が目に入る。列車の装甲の上では、父の横に夏梅が横向きに、そして父の向かいに梶井がそれぞれ顔が見えるように列車の屋根に座っている。

 

 梶井の色眼鏡から視線を感じるような感じないような気がして、そこからも目をそらす。

 

「あ、いや、なんだろうっ……えっと」

 

 夏梅が語るに落ちてる……!

 戦慄した。

 口は禍の元。沈黙は金なり。

 夏梅は神西の言葉ではないけれども、自分から余計なことを言わないようにした。もういっぱいいっぱいで、どこからぼろが出るのか、自分でも予想ができない。

 

 そして、ちょっと挙動不審が過ぎたかもしれない。……父はまたうっかりしてくれないだろうか。そして、梶井もちょっと色眼鏡でよくわからなかったりしてくれないだろうか。

 

 他力本願なことを考えていると、梶井が大きくうなずいた。

 何を言う気だ、と疑っていると、意外にも夏梅にとって良い流れだった。

 

「いやあ、確かに、あのガスには意味があった。乗客たちが眠っていたおかげで、混乱なく自由に動くことができた」

「たしかに」

「たしかに」

 

 夏梅と父は納得した。

 夏梅は、神西の考えに、父はたぶん、梶井の言葉に?

 それはちょっと気に入らない。

 

「あ! でもさっき、追ってくる人を見たんだよ! おとうさんといるとき頭を殴って来た人!」

 

 父がなぜか夏梅の頭を撫でようとしているところで、手を浮かせた状態で動きを止めた。その手はどうするんだ、と思っていると、父が首をかしげる。

 

「夏梅、何を言ってるんだ?」

 

 え、なにがと夏梅は顔をあげる。

 ぽかんとした顔は、父と梶井だった。

 

 父は夏梅の頭頂部の髪をゆっくりと梳いてくる。

 

「見えない敵にお前はやられたんだぞ」

 

「――え、でも」

 

 確かに頭を殴られたときは、攻撃は見えなかった。しかし、その凶器の形状は分かっていて。そして夏梅は、倉庫でそれらしい凶器を持った影を確かに見た。

 

「ちゃんと、人だった――あれ」

 

 姿を見たといったが、夏梅が見たのは、積み上げられた箱の合間から見えた影であってその顔を見たわけではない。脇を通り過ぎるときだって、投げつけた父の外套で何も見えなかった。そもそも――ひとりの人から、複数の声が聞こえるものだろうか。

 

「な、なんでもない……」

 

 父と梶井は、一応、代案がないか討議している。

 

 夏梅は生唾を飲み込みつつ、手持無沙汰になり、梶井と話している父の首に懐中時計を掛けたあとは、父の腕に掴まり、胡坐の間に座り込んでいた。父は暑いだろうに、疎ましがりもしない。座っているのが夏梅だからだろう。

 

 初夏の白昼の日差しは、寒気を感じる肌にじんわりと優しく届いた。

 背中の父の体温もまた、鳥肌を宥めてくる――

 

『どうやら出るらしいのです』

『でる? 何が?』

『お化けが』

 

 ぎゅっと父の腕をつかむ自分の細く小さな腕の鳥肌を撫でた。

 

 神西の首を絞めて問い詰めてやりたい。

 あの会話、本当に意味あったのか、と。

 

 

 

 

❂❂❂ ❂❂❂

 

 

 それから先は、思い出したくない。

 夏梅は父が季節外れにもマフラーをした不審者と一緒に、日々の窮屈な生活に不満を降り積もらせた学校の不良よろしく豪快に窓を次々に割っていくのを、車体の上で三角座りしながらぼうっと眺めていた。

 

 ここはどこだ。寝台列車だ。

 夏梅は父と一泊ここで過ごして、生家に里帰りする予定である――であった。

 

 現在父は、バスで一緒に乗り合わせ、さらにこの列車にも同乗しただけの男の人と一緒になって窓ガラスを割っている。何やってるんだろう。誰か、この心境を共有できる人がほしい。でも、神西はいやだ。

 

「ここで最後だな」

 

 最終車両に先にたどり着いたのは父だった。

 

「ぱぱ、そこ、人がいると思うから、気をつけて割ってねー」

「そうなのか? 了解した」

 

 夏梅の言葉を拾って、父が銃弾ではなく、銃の底で端の方を静かに罅を入れて割った。最後尾の車両も窓が割られる。神西はどこにいるか知らないが、困っているのだろうか。

 

 虚空に向かって言い訳する。

 

「せんせいのいった通り、なにもしてないよーぼくは」

 

 そしてこの様だ。

 手のひらに顎を乗せて、うそぶく。

 

「せんせいもきっと、おとうしゃ……ぱーぱのこと見直したかな」

 

 さ行が苦手。なんとかしたい。

 

 列車の両側を、梶井と走りながら窓を割っていたふたり。

 最後のガラスを割り終えて、何かを為したようすっきりとした風が二人の間をふいているように見える。

 

 

「青春……? だねえー」

 

 そして、父は、ハイタッチしようと手を掲げた梶井を唐突にねじ伏せた。

 また異能力で、相手の行動を先取りしたのかもしれない。相手が悪かったんだなあと眺める。

 父は絞めていたタイをほどいて、それで梶井の手を縛る。

 

 ここまできれいに決まったそれに、口を半分開いた夏梅はそのまま、ぱちぱちと乾いた拍手を送った。

 

「ないすー」

「どうも」

 

 父は余計な愛想を振りまくことなく、きょとんと不思議そうな顔を倒しつつ返してきた。

 

「うーん、百点」

「何がだ?」

 

 かわいさかなーとぼんやり呟いたが、それに首を傾げた。夏梅は何を言っているのだろう……?

 梶井のマフラーをほどいて、それで足を縛ろうか迷っている父が夏梅の言葉に視線を寄越してくる。夏梅は中腰で何とか立ち上げる。風の抵抗に慣れてきたら、ズボンを払って、汚れを落とす。先ほどから、ちらちらと車体の端から、白い手袋が揺れていた。――はいはい、さっそく催促ですね。

 

 

「いやなんか、勝手に口が動いた」

「それは大変だ。何か乗り移ったのかも知れない」

 

「こわいこといわないでよ」

 

 夏梅は、平衡感覚でとんとんとんと軽く歩いて父に近づく。

 父を見上げた。随分と高い。

 

「ぱーぱ」

「なんだ」

 

 父は夏梅を見下ろす。夏梅は反対に、その顔を見上げながら、欠けのない指を折って、人差し指で、列車の下を指さした。

 

「梶井のおにいさん、逃げたよ」

 

 あ、と父は言った。

 父の足元にはもう、梶井の姿はない。

 

 

 

 父は夏梅が指さした向こう側の雑木林を向いている。どんどん遠ざかっていくそれは、すでに他の木々によって見えなくなった。ずっと遠いところを見ていたから、気が付かなかっただろうが、梶井はすぐ真下にいる別の人物によって捕らえられている。 

 

 うっかりしたところのある父よりは、しっかりねっちりした気質の医者の手によって捕まえられれば、安心だ。きっと逃れるのは並大抵ではない。しっかり見張ってくれるだろう。なんせ、負けた方が貧乏くじを引くものだからだ。

 

 

「ぱぱの勝ち!」

 

 夏梅はにっこりと機嫌よく笑った。

 白旗代わりに白い手袋を掲げた人は負けを認めて、後片付けをしてくれる。

 

 だから、夏梅は待ち望んでいた列車旅を父と楽しもう。

 

「みんなが起きたらね、列車の探検……はもうしたから、ごはんを食べようよ!」

「この時間だと、夕食か。何が食べたい?」

 

 夏梅は少し考えて思いつき、にっと笑う。

 

「カレー!!」

 

「それは善い。腹が減ってきたな」

 

 父はそういって頷いた。夕焼け色でもっと赤く染まった父は、夕日の中で微小に笑んだ。

 ご機嫌な父の様子に、夏梅も幸せな気持ちになった。

 

 

 父の小脇に抱えられて、車両の開いた扉から綺麗に着地する。

 

 ほどなくして、薬が切れたのと窓が割れる物音がしたのとで覚醒したのか、乗客たちの声が聞こえだす。

 そして、まもなくしてプロ意識溢れる乗務員によって、目に見える範囲は最低限度に整えられ、事の惨状を鑑みれば、再開した業務は恙なく熟されているようだった。

 

 夏梅は父と一日目を愉しんだ。

 とても長く濃い一日で、きっと忘れられない。

 ………父が忘れても、夏梅はきっとこの記憶が夏梅の心をいつも温めてくれると思った。

 

 

 

 

 

 

 ここからの夏梅は、父との寝台列車での愉しい出来事を記憶している。

 車体の屋根の上から父と見た夕陽も、夕食のカレーのあとに一緒にしたトランプのババ抜きも、夜に寝台の上から見た満天の星も、寝る間際に父が作った寝物語を聞く夜中も、全部ぜんぶ、夏梅の記憶に楽しい思い出となって刻まれた。

 

 

 

 新しい太陽が昇り、一番最初に停車できる駅で、全員が下車する。

 車体の修理と爆発事件のためで、警察も来たという。しかし乗客の誰かが犯人を引き渡した。犯人は有名な爆弾魔だったらしくそのまま連行され、乗客たちは大した聞き取りもされずに、次の交通の手段で目的地へ向かうため、ばらばらに散っていった。

 

 

 夏梅はリュックをもって、父は乗った時と同じ荷物を持って下車する。

 

 その時、後ろから、「忘れものですよ」と手袋をした手が、夏梅の頭の上に何かを乗せて来た。頭に手を遣るとそれは宮沢から旅の餞別としても貰った麦わら帽子だった。

 

 振り返った夏梅だが、届けてくれたその人物を見つけることはできなかった。

 前方から、父が呼ぶ声がする。

 

 振り返らず、父に駆け寄る。

 これから向かう場所で、その人に会えることを夏梅は知っている。

 

「ぱぱ」

「なんだ」

 

「愉しいね」

 

 父と手をつないでわらうと、父もわらった。

 

「そうだな」




夏梅のゴールデンウィークの夜行列車の旅、終了。
お付き合いくださってありがとうございます。

幕間で、追加で瀬戸の実家の話をあげる予定です。

次は三章になります。

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