今回は『エリーチカ』回です。
今回も前回同様1話で終わります。
それではどうぞ。
μ'sが7人になってから初の新曲を披露してから数日。衣替えの期間も終わり、音ノ木坂学院の生徒達は夏服になっていた。
いつも通り部活が始まるまでμ'sの何人かと隼は部室で待っていた。
そこで隼は1つ気になる事があった。
「なぁ。衣装とかに色々掛かるお金って今まで部費と足りない分は皆で出し合ってただろ。それって何か効率悪くないか。」
と言うことだった。
今までは衣装代などは学校側に申請を出してその時に貰えるそのお金を使い足りなくなった部分はみんなで出し合う、部活として活動するまではみんなで出し合っていた。それがどうも効率が悪いと思った。
「確かにそうかもしれないけどさぁ...、でもそれ以外に何か方法があるの?」
「そうか...。」
学校に申請してお金を貰うって言うのはいいんだけど、その後の足りない分を全員で出し合うって言うのがどうもなぁ。俺が出すって言ってもみんなそれは悪いって遠慮して結局全員で出し合うことになる。だから全員で使える共通のお金みたいなのが欲しいんだ。上手い具合に収入でもあればいいんだが。...。ん?収入?あ、そう言えば。
「いや、あったぞ1つだけ。」
「本当!?何々!?」
「凛ちょっとパソコン貸してくれ。」
俺達は今名前を広めるために色々な動画サイトにPVなどを投稿しているのだが、そのうちの1つに広告で収入を得られるサイトがある。
広告収入には色々な種類があるが、高いものだと1再生0.1円。つまり10再生で1円と言うのがある。でも広告によっては見る人を不快な気にさせてしまう広告があるから、安くても見る人が不快にならない広告にしよう。
ちなみにこの広告収入は今全世界で広まっていて、広告収入を収入源としている人がいる。動画クリエイターなんて言ったりする。
「これ、何してるんですかぁ?」
「この動画サイトに広告の設定をしてるんだ。こうすることで再生される度に収入が得られるんだ。」
「へぇすごい!これで衣装代もばっちりだね!」
「いや、そう言うわけにもいかない。この広告ってのは、収入が高いほど品派に映し出されるんだが、たまに広告のせいで見る人が減っていくってこともある。だから見る人が減らないような広告にするんだ。俺達が動画投稿をしているのも名前を広めるためだ。これはあくまでおまけだ。」
「よし、設定完了。でも最初は今とあんまり変わらないと思うけどな。」
そ話しあっている時だった。
ガッタン!!!と音を立てて部室の扉が開けられた。
そこに息を切らした花陽がいた。
「ん、どうしたの花陽ちゃん。」
「ハァハァ...。た、た!タスケテ!!」
「タスケテ?」
「じゃなくて、大変!大変です!!」
花陽がここまで息を切らして急いで部室に来るってことはアイドルの事か。
「ラブライブです!ラブライブが開催されることになりました!」
え、なにそのラブライブって。ライブって言ってるから誰かしらライブするってのは伝わる。
「ラブライブ!?」
何。もしかして穂乃果も知ってんのか。
「って何?」
知らんのかい。今のノリ完全に知ってる人の言い方だったじゃねぇか
それから花陽がパソコンを使ってラブライブとは何なのかを知らない俺達に教えてくれた。
ラブライブとはスクールアイドルの甲子園の名称らしい。エントリーしたグループの中からスクールアイドルランキングから上位20組がライブに出場、スクールアイドルの頂上を決める大会。
これにμ'sはエントリーして上位20組に入れば、もしかしたら廃校を阻止できるんじゃないか。
って思ってたんだけど、
「チケット発売日はいつでしょうか...。初日特典は...。」
花陽はエントリーするって言うよりはよりはライブを見に行きたいらしいい。
「って花陽ちゃん見に行くつもり?」
「...!当たり前です!アイドル史に残る1大イベントですよ!見逃せません...!」
「アイドルの事だとキャラ変わるわねぇ。」
「だな。」
「凛はこっちのかよちんも好きだよ!」
この様子だと本当に花陽はエントリーせずに見に行くぞ。
「なんだ。私てっきり出章目指してガンバろうって言うのかと思った。」
「...!うぅ、えぇぇ!そ、そんな私達が出場なんて恐れ多いです...。」
「キャラ変わり過ぎ...。」
「凛はこっちのかよちんも好きにゃー!」
今さっきまでパソコンの前に居たのに一瞬で部室の一番後ろまで。そんなになるとか普段の花陽はどんだけ謙虚なんだ。
「でも、スクールアイドルやってるんだもん。目指してみるのも悪くないかも!」
「ていうか目指さなきゃダメでしょ!」
「そうは言っても現実は厳しいわよ。」
「ですね...。確か先日見た時はとても大会に出られるような順位では...っ!穂乃果!ことり!」
「すごーい!」
「順位が上がってる!」
「嘘!」
「どれどれ~?」
おぉこれはすごいな矢澤先輩が加わってまた順位が上がってる。この順位ならライブ出場も夢じゃない。
それに急上昇のピックアップスクールアイドルにも選ばれてる。コメントもけっこうたくさん来てる。
「そのせいね...。」
「え?」
「最近...。――、」
―――――
「出待ち!?」
「嘘...。私、そんなの全然無い...。」
とうとうそこまでの域に来てるのか。
「みんな!聞きなさい!重大ニュースよ!」
何となく予想付くんだけど。
「ラブライブの事でも言いに来たならもうみんな知ってますよ。」
「...。知ってんの...。」
だよな。
―――――
矢澤先輩も揃ったことで、全員でラブライブのエントリーの許可を取るため生徒会室に来たのだが、
「どう考えても、答えは見えてるわよ。」
「学校の許可ぁ?認められないわぁ。」
「だよねぇ...。」
生徒会長が絶対に許可を認めてくれないだろうと生徒会室に入るのを渋っている。あと凛あんま似て無い。
「でも、今度は間違いなく生徒を集められると思うんだけど...。」
「そんなのあの生徒会長には関係ないでしょ。私らの事目の敵にしてるんだから。」
「ど、どうして私達ばかり...。」
「それは...、あ!もしかして学校内の人気を私に取られるのが怖くて!――、
「「それは無い(わ)!」」
「ツッコミ早!」
「もう許可なんて取らずに勝手にエントリーしちゃえばいいんじゃない?」
「ダメだよ!エントリーの条件に、ちゃんと学校に許可を取ることって書いてあるもん!」
「許可取っていないのが後からバレたらエントリー取り消しとかもあるからな。許可を取るしかないんだ。...そうだ、生徒会に許可を取りにくいなら直接理事長に許可を取りに行くってのはどうだ?」
こうしてずっと生徒会室の前に居てもしょうがないんだし。
「え?そんなこと出来るの?」
「出来るかどうかは知らないけど、生徒手帳にそれが禁止されているとは何処にも明記されてないんだ。」
生徒手帳をよく読んでおいてよかった。
「なんとかなるよ。親族もいるんだし。」
―――――
こうして今度は理事長室にやってきたのだが、
「さらに入りにくい緊張感が...。」
「何のために生徒会室スルーしてきたんだ。」
またも入るのを渋っている。穂乃果は肝が据わってると思ったんだがこう言う時は別なんだな。
そしていざ入ろうとノックをしようとしたら、
ガチャっと扉が開き、
「おぉ、お揃いでどうしたん?」
なんと東條先輩が居た。東條先輩が居るなら...、
「うわぁ!生徒会長!」
「タイミング悪っ。」
まずいな。これじゃラブライブにエントリーすらも出来ずに終わってしまう。
「何の用ですか?」
「...、理事長にお話があって来ました!」
「各部の理事長への申請は、生徒会を通す決まりよ。」
「申請とは言ってないわ!ただ話があるの!」
「真姫。先輩だ言葉遣いに気をつけろ。」
「...。」
コンコンと扉を叩く音がする。音がする方には理事長、もとい、ことりのお母さんが居た。
「どうしたの?」
何とも優しく問いかけてくる。
―――――
理事長が俺達の事を気に掛けてくれたことでなんとか理事長室で話が出来た。1年生の3人には廊下で待ってもらうことにしてもらった。良くやったぞ真姫少し待っててくれ。
「へぇ~。ラブライブねぇ。」
「はい。ネットで全国的に中継される事になっています。」
「もし出場出来れば、学校の名前をみんな知って貰える事になると思うの!」
「私は反対です。」
「「「...。」」」
「理事長は学校の為に学校生活を犠牲にするような事をすべきでないと仰いました。であれば――、」
「そうねぇ、でもいいんじゃないかしら。エントリーするくらいなら。」
「...!本当ですか!?」
「えぇ!」
「...!ちょっと待って下さい!どうして彼女達の方を持つんです!?」
「別にそんなつもりは無いけど。」
「だったら、生徒会も学校を存続させるために活動させてください!」
「ん~、それはダメ。」
「意味が分かりません...。」
「そう簡単な事よ?」
絢瀬先輩。それが分からないなら、一生掛かっても先輩にこの学校の廃校を阻止する事はできませんよ。
「...。」
「エリチ...。」
理事長に会釈して何も言わずに絢瀬先輩は理事長室を去って行った
「ふんっ、ざまぁ見ろってのよ!」
矢澤先輩ここ理事長室ですから。
「ただし、条件があります。勉強が疎かになってはいけません。今度の期末試験で、1人でも赤点を取ることがあれば、ラブライブへのエントリーは認めませんよ?いいですね?」
まぁそうだよな。俺達高校生のやるべきことは部活より勉強のはずだ。て言うか赤点を取るなんてこと無いd――、
「えぇ!?」
おいおい...。
「ま、まぁ流石に赤点は無いから大丈夫かと...、あれ...。」
後ろで穂乃果、凛、矢澤先輩の3人が項垂れてる。
「あれを見て大丈夫と言えるか?」
おいおい嘘だろ。出会って最初の頃の日に穂乃果は分かってたけど、まさか凛と矢澤先輩もかよ...。
ラブライブエントリーすら叶わないかもしれない。
―――――
「大変申し訳ありません!」
「ません!」
「小学生の頃から知ってはいましたが、穂乃果...。」
「数学だけだよ!ほら、小学校の頃から算数苦手だったでしょ?」
「7×4。」
「...2...6...?」
「かなりの重症ですね...。」
九九が出来ないとはこいつにどれだけ勉強させても赤点回避できないかも知れないぞ。
「凛ちゃんは?」
「英語!凛は英語だけは肌に合わなくて~...。」
「た、確かに難しいよね...。」
「そうだよ!大体凛達は日本人なのにどうして外国の言葉を勉強しなくちゃいけないの!?」
あー、高校生になってもそれ言う奴って居るんだ。なんでやらないといけないって世界共通の言語だからだよ。
「屁理屈はいいの!」
「真姫ちゃんこわいにゃー...。」
「これでテストが悪くてエントリー出来なかったら恥ずかしすぎるわよ!」
「そうだよねぇ...。」
「やっと生徒会長を突破したって言うのにー!」
「ま、全くその通りよ!赤点なんて絶対取っちゃダメよ!」
正直言って凛はμ'sに加入した時からもしかしたらと思っていたけど。この人までとは...。しかも3年生にまでなって「赤点回避しないと」ってレベルなんて。
「とにかく、試験まで私とことりと隼は穂乃果の、花陽と真姫は凛の勉強を見て弱点教科をなんとか底上げしていく事にします!」
「まぁ、それはそうだけど、にこ先輩は?」
「隼くん教えられない?学年1位だし...。」
「悪い俺も3年生の範囲は分からない。」
「えぇ!一文字って学年1位なの!?っじゃなくて、だから言ってるでしょ?にこは――、」
ガチャっと部室の扉があき誰かが入ってきた。その入って着た人が、
「それはウチが担当するわ。」
「希...。」
東條先輩だった。担当するって言ってるって事は矢澤先輩に勉強を教えてくれるってことか。いつも本当に助かる。
「いいんですか?」
穂乃果の問いに頷いてにっこりと笑う。お母さん見たいな人だな。
「言ってるでしょ?にか赤点の心配なんて――、」
それに比べこの人はまたガキみたいなこと言って。
って思っていた矢先に、
「嘘付くとわしわしするよ?」
「わかりました、教えて下さい...。」
「はい。よろしい。」
前言撤回。この人はエロ親父みたいな人だった。矢澤先輩の胸元をガシッと掴み出した。
んまぁこれでなんとか勉強させるしかない。
「よし!これで準備は出来たね!明日からガンバろー!」
「おー!」
「「今日からです(だ)。」」
ラブライブのエントリーがかかってるんだ我慢しろ。
―――――
勉強を初めて大体30分が経った頃。
「うぅこれが毎日続くのかにゃー...。」
「当たり前でしょ。」
「あ!白いご飯にゃ!」
「えぇ!」
「引っ掛かると思ってる?」
「ことりちゃん...。」
「何あと一問よ?頑張って!」
「お休み...。」
「あ!穂乃果ちゃん!穂乃果ちゃーん!」
中学生と同じことしてるぞ。
「全く...。ことり、隼。後は頼みます。私は弓道部の方に行かなければならないので。」
「分かった!」
「了解。ことり、とりあえずその馬鹿起こすんだ。」
「分かった、分かったからぁ...。」
「じゃあ次の問題の答えは?」
「えぇと、にっこにっこにー?」
「うふふ...。」
「辞めて...。胸はもうやめてー!」
「起きてー!寝たら死んじゃうよー!」
「ごはんは...!」
「これで身に付いているんでしょうか...。」
「言うな...。」
もうラブライブのエントリー諦めた方が早いかもって思ってしまう。
―――――
勉強を始めた翌日。昼休みは部室で勉強と言っておいたのにあの三バカが部室に居ない。もしかしたら屋上に居るだろうと思ってきてみたら。
「ちょっと、ショックが強すぎたかな...。」
「何したんですか?」
これはショック強すぎでしょ。痙攣してるぞ。って思ったけど違う。海未の事か。そう言えば珍しく朝から思い悩んだような顔してたな。
「あぁ、ごめんね。この子達連れて部室に戻ろうか。」
「...。海未に何かあったと言うなら、話してもらえますか?」
「...。放課後でいい?」
「はい。お願いします。」
「とりあえず今はこの子達を。」
「そうですね...。」
―――――
「今日のノルマはこれね!」
ダンッと机に置かれた大量の分厚い本。それを3人分。昼休み逃げたのをいまここで後悔しろってか。それにしてもこの量はな...。
「「「鬼...。」」」
「あれぇ?まだわしわしが足りない子がおる?」
「「「まっさかぁ!」」」
昼休み痙攣してたのはそれね。痙攣するほどやるってこの人恐ろしいぞ。
「ことり、隼、穂乃果の勉強をお願いします...。」
「え、うん...。」
「...。」
「海未先輩、どうしたんですか?」
「さぁ...。」
「悪いことり。俺も行ってくる。」
「う、うん...。」
「隼、先輩まで...。」
海未の様子が気になる。
―――――
生徒会室の前で海未は扉をノックしようとしてた。だけどそこに、
「順番があるんやないの?」
「希先輩...。」
希が来た。
「ショック受けたんやろ?エリチの踊りに...。」
「...。自分達が今までやって来たものは何だったんだろうって思いました。悔しいですけど、生徒会長があぁ言いたくなる気持ちも分かりました...。」
「だから謝ろう思ったん?」
「いえ、ダンスを教わりたいと思いました!もし今の皆が先輩の半分でも踊れるようになったら本当の意味で、人を引き付けられるようにって!」
「...。ウチが睨んだ通りや。あなた達ならそう言うと思ってた。」
「希先輩...。」
「でもそれなら先にやることがあるんとちゃう?試験まで後5日よ?」
それを聞いて海未は部室に駆け足で戻って行った。そして希も生徒会室に入ろうとドアノブに手を掛けた時、
「待って下さい。」
「一文字君...。」
「このまま黙っていられると思っていましたか?」
「......。」
「昨日、海未に何があったのか教えて下さい。それとさっきの生徒会長があぁ言いたくなるって何ですか?」
「...。分かったよ。」
それから東條先輩は昨日海未に何があったのかを、海未が話した事も含めて教えてくれた。
昨日海未が帰る時に校門にいた中学生の絢瀬先輩の妹がμ'sのファーストライブの映像をを見ていたこと。
その妹がお姉ちゃんが撮影したと言ったこと。
その動画をネットにアップしたのはμ'sがいかに人を引き付ける力が無いものかと思わせるためのものだったこと。
スクールアイドルが全て素人にしか見えないと言ったこと。
絢瀬先輩が幼少期バレエをやっていて、そのバレエを見て自分達が積み上げてきたものが無駄だと思ってっしまったこと。
全て教えてくれた。
「...。生徒会長がスクールアイドルの活動について反対なのも、そのせいですか?」
「うーん、そこまでは分からないかな。きっと頭ごなしに反対していると言うわけでもないと思うんやけどね。」
「そうですか...。ありがとうございます。色々教えていただいた上に矢澤先輩に勉強を教えてくれたりして。」
「いいんよ。それより、試験まであと5日だから頑張ってね。」
「はい...。それともう1つだけいいですか?」
「何?」
「先輩は...、東條先輩はどうしていつも俺達のことを手助けしてくれるんですか?」
「それは、秘密かな?」
「そうですか...。それでは失礼します。」
さっき海未は絢瀬先輩にダンスを教わろうとして順番があると言われて部室に戻って行った。と言う事は試験が終わったら絢瀬先輩にダンスを教えてくれと頼むのか。もしそうなったら...。
―――――
試験が終了してすべてのテストが返って来た日。
俺たちは部室に集まっていた。ここまでは全員赤点を回避している。
穂乃果は海未が泊まり込みで勉強を教え、凛も花陽と真姫が必死に教え、矢澤先輩もラブライブのエントリーがかかってると思うとやる気が出たのかちゃんとやっていた。
そして今日で全てが返ってきて、今は穂乃果を待っている。
先に来ていた凛と矢澤先輩は成果が出たのかセーフだった。
やれば出来るのになぜ始めからやらないのか...。
そして穂乃果が部室にやってきた。
最後のテストを出すように言うと、
53と赤で書かれた数字がある。と言う事は、
「よくやったな...。」
一時はどうなるかと思ったがこれで赤点を全員回避できた。
「よぉ~し!今日から練習だー!」
元気に着替えて部室から出てくる。もちろんだがその間俺は部室から出てたからな。
「ら、ラブライブ...!」
「まだ目指せるって決まっただけよ!」
「そうだけど...。」
「いいじゃないか、今は喜べよ。俺もすぐ着替えるから、先に行っててくれ。」
これでμ'sは全国のスクールアイドルと同じ土俵に立てる。さぁ、ここからが本番ってところだな。
「タラーン!」
赤点を全員回避したと報告するために理事長室の前に来た穂乃果は理事長室の扉をノックする。だけど何も返ってこない。居ないのかと思って扉を開けるが、理事長はちゃんといた。それと絵里も。
「そんな説明してください!」
「ごめんなさい...。でもこれは決定事項なの。音ノ木坂学院は来年から生徒募集を辞め、」
そこから放たれるあまりに残酷な言葉。
「
いかがでしたか?
広告収入のことに関しては完全に憶測と知り合いに聞いた話です。自分は動画投稿してないので全くわかりません。
次回からいよいよ『やりたいことは』回です!
正直この小説書き始めてからこの回を書くのが楽しみだったので、やっとって感じです(笑)
次こそ金曜日に更新するぞ...。
誤字脱字などありましたら報告よろしくお願いします。
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次回もよろしくおねがいします。