東方不死人   作:三つ目

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とんでもないデタラメを見た

私は今までこんな現象を見たことが無い

何が起きているのか、私の理解の範疇を超えていた

本来であれば彼は永遠亭に即座に運ぶほどの重症だった

死んでいてもおかしくはないほどの損傷だった

―――しかし

千切れた左腕がくっつき、取れかけた右腕は再生し
見るに耐えないほど滅茶苦茶になった内臓は、たったの数十秒で元通りになっていて
抉り取られていた肉の全て塞がろうとし、飛び散った血すらも元に戻ろうとしている

こんな現象は見たことが無い。

・・・似たようなものならある

これに近い現象を見た事はある

でもアレは厳密に言えば、人でも、妖怪でもない、特殊な存在

でも藤井さんは妖怪だ・・・

なんてデタラメ。

蓬莱の薬を飲んだ妖怪、だとでも言えばいいのかしら

藤井さんの言っていた、不死身って・・・この事なのね

なら納得がいく、今までの藤井さんの言葉に

それなら合点があう、藤井さんは真実を私達に話してくれていたのね

それを私が私の常識に勝手に照らし合わせて咀嚼し飲み込んだだけ

彼は、藤井さんは、私から見た『非常識の塊』なのだわ

全ての再生を終え、アンデットは私に背中を向けたまま立ち上がった

それはまるで一枚の絵みたいに様になっていて、私は思わず言葉を飲み込んだ

その立ち姿が本当に綺麗で、形容する言葉すら、私は見失った

ただ呆然と見つめていた私に、アンデットは恥ずかしそうに切り出した

「ごめん、タオルとか・・・持ってない?」

情けないアンデットの声で、ようやく私は思考を取り戻していた

「・・・ちょっと待ってなさい」

私はすぐに状況を把握して、神社の中にあったバスタオルの位置を思い出す

情けないわ。

藤井さんは霊夢の攻撃のせいで、洋服のほとんどが洋服の役割を果たせていなかった

ようは色々と丸出しという事、だから私達に見えないように背中を向けていただけ

あぁ、本当に情けない。

そんな姿になってるのに、あんなどうしようもない格好を見たのに

どうして私は―――――言葉を失ったのだろう?

はぁ・・・本当に情けない。

それに私は何と言った?

待ってろと言ったの?心配の言葉じゃなくて?それともその格好に対してのコメントでもなく?その異常な再生の事も聞かないで?

きっと少しでも思考が停止したせいだ、だから正常な言葉の選択を誤った

あーもう、私が情けないわ。

その、思考の停止した理由を考えると、私はそれを否定したくなる

違う、それは違うのよ

そう、これは気が動転しただけ、ありえないデタラメを見せつけられたせいよ


崑崙の行方

「とんでもないわね」

 

全てを説明を聞いた紫は、八雲を見つめつつもそう呟いた

 

「そう言われましても・・・」

 

とりあえず説明を終えた八雲は正座をしながら紫に語りかけていた

 

肝心の霊夢は一言も八雲の説明には口を挟まず静観していた

 

最小限の力の哭蛹(クーヨン)により石化を解除されたが、負けたことが悔しかったのか不貞腐れながらお茶をすすっている

 

「そうね、なら次は私から説明するわ」

 

紫はゆっくりと、浮かび上がり身振り手振りを加えつつ紫にしては少々オーバー気味な説明を始めた

 

「まず、私と霊夢は貴方が幻想郷に来た時からおかしい気配を感じていた。だから即座に博麗大結界の調査をしていたの、でも大結界に目立った異変も、誤作動も無かった。

 きっとその気配は、この幻想郷と貴方の世界を繋いでしまった崑崙(コンロン)って装置の気配だったのね。それは今もこの幻想郷内のあちらこちらに移動し続けている。ある程度の特定は出来るけれど、詳細な位置や移動のパターンまでは私達では把握できないわ」

 

「貴女達なら俺が元の世界に帰れる方法の手がかりを知ってるかもしれないって事で、ここまで来たんですが」

 

その八雲の言葉を聞いて。紫は呆れたように首を横に振り、扇子を取り出し口を覆う

 

「手がかりなんて何一つ無いわ、私が連れてきたのならば、どの世界から来たのかくらいの把握は出来るけれど・・・勝手に入り込んできた者の詳細な世界なんて知らないわ、それに貴方は一言で言っているけれど一体どれだけの数の『世界』と呼ばれるものがあると思ってるの?数え切れないほどある数多の世界の中から、ピンポイントで貴方の世界だけが見つかるなんて都合のいい話は無いわ。そんな事、森の中に隠された木ではなく、山の中に隠された葉っぱを捜すようなものよ」

 

 

 

それほどまでに困難を極める、ということだろう

 

八雲はそれを聞き肩を落とす

 

「そうか・・・」

 

と八雲は呟いた

 

そんな八雲を見て、今度は巫女が口を開いた

 

「先に言っとくけど、アンタ一人の為に一時的に博麗大結界を解除するなんて事しないわよ。それに解除した所で、アンタの世界に帰れる保証なんて無いわよ、道標も無いんだし」

 

それを聞き、八雲の落胆の色が益々強くなる

 

 

 

「俺は・・・もしかして帰れないのか?」

 

 

 

アマラの時は何か繋がりのような物があれば帰れたりもしたのだが

 

今回はそのケースと大きくかけ離れているようだ

 

「そうね、でも解決策がまったく無い訳では無いわ」

 

賢者がその考えを否定してくれた

 

 

 

「もう一度この幻想郷に出来てしまった崑崙(コンロン)を使えばそのまま貴方の世界に帰れるんじゃないかしら。それで入ってきたのだから、それで出れるのが道理ってものでしょう」

 

「なるほど!」

 

この幻想郷に崑崙が出来てしまったのなら、そのまま帰るルートになりえる

 

「よし!崑崙(コンロン)を探そう!」

 

と立ち上がって見せたが、アリスが八雲のバスタオルのすそを引っ張った

 

「そんな格好で出歩くつもりなの?」

 

バスタオルが落ちそうになり、八雲は慌てて座り込みバスタオルの位置を直した

 

「それに食事もまだでしょう?急げば事を仕損じるわよ」

 

アリスの提案に、八雲以外の一同は賛成とばかりにうなずいていた

 

 

 

ただ一人を除いて

 

 

 

「ちょっと、うちの食料を使うつもりじゃないでしょうね」

 

 

 

貧乏巫女の家計はいつでも火車のようだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫は崑崙(コンロン)の位置を調べなおすと一度帰り

 

残った者は、八雲、魔理沙、アリス、霊夢の4名

 

その人数が満足するほどの食事を作れそうに無いと、八雲は博麗神社の台所を見てそう思った

 

お米の量は問題なさそうだ、醤油や味噌といった調味料もそれなりに残されている

 

足りないものがあるとすれば、おかずになる食材の方か

 

大根の葉っぱの部分、生姜、小麦粉と・・・齧った後の残っている生のニンジン

 

うどんを作ろうか考えたが・・・1から作るとなると、時間がかかりすぎてしまう

 

どうしようかと悩んでいると、台所の隙間から見たことの無い幼女が顔を覗かせていた

 

「なにしてんだ?」

 

その幼女はなんの怖気も無く、八雲に話しかけていた

 

「いや、食材がもう少し欲しいなと思っていたんだ」

 

「料理するのか?何がいいんだ?」

 

「出来れば魚、無ければ鳥肉でもいいかな」

 

「魚はこの辺りじゃ獲れないけど、鳥なら獲れると思うよ」

 

獲る、まるで狩猟民族みたいな話になったと八雲は思う

 

「この辺りに市場みたいなものはないかな?」

 

うーん、と幼女は考え

 

「あるっちゃあるね、けど飛んだって片道30分はかかるよ」

 

「そんな遠いのか」

 

確かに、空を飛んでいたときに見渡したが、民家らしい民家を見なかった

 

という事は、この神社はかなりの偏狭の地にあるという事だ

 

悩む八雲に、幼女は台所に入ってきた

 

その足取りはまるでこの場所を知っているかのように、遠慮が無い

 

そしてその姿を見て、八雲はギョっとした

 

「お、鬼!?」

 

見た目は幼女でも、その頭には立派な角が生えていた

 

「ん?確かに私は鬼だけど、なんでそんなに驚くんだい?」

 

「あ・・・いや、すまない。本物の鬼を見たのは初めてなんだ」

 

別に鬼みたいな妖怪や怪物なら見慣れている、どれも鬼らしい鬼といったところだったが

 

対してこの幼女は、畏ろしいと言うよりも、遥かに可愛らしかった

 

「そうかい。で、お前さんは料理は得意なのかい?」

 

「少しは出来る、くらいかな」

 

謙遜して答えたのを察したのか、目の前の幼女の鬼は、そうかいそうかいと嬉しそうに呟いていた

 

「で、鳥だったら何匹欲しい?」

 

「え?」

 

その声に八雲は困惑した

 

幼女は目の前に居るのに、もう一人、まったく同じ顔をした幼女が入り口に立っていた

 

「数匹程度ならすぐ獲ってくるよ」

 

そして更にもう一人、こんどは先ほどの隙間から顔を見せた

 

台所に備え付けられていた窓からも、同じ顔の幼女が顔を見せている

 

まったく同じ顔が4っつ・・・

 

奇妙というより、どこか怖さすら感じる

 

「私の能力さ、気にしないでいいよ、それで何匹必要だい?」

 

「・・・そうだな、2匹も獲れれば十分かな」

 

「お安い御用さ、その代わり、私の分の料理も作っておくれよ」

 

ふらふらと、酔っ払っているような手つきで八雲の近くの鬼が合図すると

 

周りに居た3匹の同じ顔の鬼は、どこかへと飛んでいった

 

「あぁ、判ったよ、ところで君は?」

 

「私は伊吹 萃香、密と疎を操る程度の鬼の四天王さ」

 

「密と疎?」

 

「そうさ、さっきの私も、私の密を操り作り出した、もう一人の私さ」

 

「・・・なんだそれ」

 

「そして疎を操れば私は何人にも増える、私が百鬼夜行で、百鬼夜行が私みたいなもんさ」

 

分身(アザーセルフ)って奴か・・・凄い能力だ」

 

 

 

能力の説明を聞き感心している八雲を、萃香は興味を示していた

 

 

 

「ところで、お前さんはずいぶんと四角い人間だな、何者なんだい?」

 

「俺は藤井八雲だ、その・・・四角い人間って?」

 

「朽ちず、果てず、お前さんという存在の不変という意味だよ、それに今は妖怪だけど、お前さんは元人間みたいだね、言わなくても判るよ」

 

不変、その意味は八雲にもなんとなく理解できる

 

きっと无の事を、何も言わずにこの幼女は察したようだった

 

 

 

 

 

 

 

所変わって、博例神社の居間に、霊夢と魔理沙とアリスはちゃぶ台を囲い、お茶を飲んでいた

 

「それで、魔理沙。あの妖怪なんなのよ」

 

「ただの外来人だろう?」

 

しかめっ面の霊夢に、魔理沙は茶々を入れるようにサラっと返した

 

「でも只者ではないわ、あの再生能力に・・・弾幕ごっこでも、私と魔理沙の二人がかりでも初心者の藤井さんには勝てなかったのよ・・・」

 

アリスはその時を思い返したのか、少し悔しそうにしていた

 

「余程のことをしてきた外の妖怪って訳ね」

 

「でも悪い感じはしないぜ」

 

「いや、悪いわよ。結界を無視して幻想郷に入ってきたのよ」

 

「いいや、悪くないぜ、だって結界を無視しようとしたって訳じゃない、入り込もうとして来たんじゃないんだ。迷いこんできてしまったのに、そこまで邪険にすることでもないだろ」

 

「私も魔理沙の意見に同意だわ」

 

「アリスまで?」

 

「そうよ、藤井さんからは邪悪な気配は感じない、むしろ帰路を探す協力をするべきじゃないかしら。幻想郷の秩序を司るなら、迷い込んだ外来人を元の世界に戻す事も巫女の仕事のはず、帰す方法が分からない、で終わっていいの?それで巫女としてのプライドは保たれるのかしら?」

 

霊夢はその意見にグウの根も出ない

 

アリスの言葉が的を得すぎていた

 

「でも・・・結界が」

 

「だから!その崑崙(コンロン)ってのを見つけて、八雲が帰ったら崑崙を封印すれば解決だぜ」

 

「むぅ・・・」

 

それもその通り、結界に異常が見られない以上は崑崙の封印でしか不法侵入を解決する方法は無い

 

幻想郷の外部から結界を抉じ開けて来たのではなく、幻想郷の結界の内部に出来た入り口からの来たのだから

 

結界どうこうの話ではない、その内部に出来上がった入り口を速く封鎖するのが巫女としての勤めであろう事は霊夢も判っている

 

 

 

だがしかし

 

 

 

「でも、私はあの妖怪の事を好きになれそうにないわ!」

 

「別に・・・それはどうでもいいけれど」

 

「仕事はしようぜ」

 

 

 

感情の面で、素直になれない霊夢だった

 

そんな会話をしているうちに、台所に居る八雲がなぜか萃香と一緒になっていて料理を運んできた

 

 

 

「お待たせ。それなり食材があったから、出来る範囲で作ってみたよ」

 

 

 

持ってきた料理はどれも素晴らしい出来となっている

 

立ち上がった綺麗なお米は素晴らしい香りを立て、お味噌汁もカツオ節から出汁をしっかりとっている

 

大根の葉っぱを煮込み、おひたしの様にして醤油とカツオ節が丁度いい塩梅にかけられている

 

そしてメインは鶏肉の南蛮漬け風・・・といった所か、鶏肉に小麦粉をまぶし、油で揚げ

 

それをさっきの出汁と醤油と味醂と砂糖と酒で味を整えたものに漬け込まれていた

 

上には、綺麗に千切りになっている生姜とニンジンが添えられている

 

博麗神社のちゃぶ台の上に、赤と黄と緑で飾られた料理が並んでいた

 

 

 

「おぉ!うまそうだぜ!」

 

「やるじゃない」

 

「こういう料理は久しぶりに作ったから、口に合えばいいけど」

 

 

 

魔理沙とアリスの評価に、照れくさそうに八雲ははにかんだ

 

そして何より大きな反応を見せたのが

 

 

 

「ナニ、これ?肉・・・?お肉なの!?」

 

 

 

この神社の所有者であるところの、貧乏巫女だった

 

驚愕して、料理の目の前で正座をしていた

 

その眼は血走っており、誰も霊夢を注意出来そうに無い

 

 

 

「いやー、たいしたもんだよ、あんな少ない食材でこれだけの彩りを出せるなんて、料理人かなんかなのかい?」

 

「少し勉強してるだけで、俺は料理人なんかじゃないよ」

 

 

 

全員はちゃぶ台を囲み、全員で合唱をして食事を頂く事にした

 

そして真っ先に、霊夢が涙を流しながら鶏肉を噛み締めていた

 

 

 

「おいしい・・・!こんなおいしい食事は久しぶりだわ・・・!!」

 

「そうか、それは良かった」

 

「アンタ、藤井八雲だっけ。アンタ良い人ね!私、アンタの事好きだわ!」

 

 

 

さっきと言ってる事が真逆なのだが、霊夢がおいしそうにご飯を頬ばる姿を見ていた八雲は料理を作って良かったと心から思っていた

 

こんなに美味しそうにご飯を食べてる姿を見ると、どこかパイに重なる部分を感じてしまう

 

何故、そんな事を思うのか?

 

別に霊夢に対して深い意味も感情も無い

 

単純にホームシックになったのであろう

 

帰りたい、ただそれだけの気持ち

 

そんな霊夢を見つめながら微笑む八雲を見て

 

一人の少女が問いかけた

 

 

 

「ところで、崑崙(コンロン)が見つかるまでの間、藤井さんはどうするつもり?」

 

「どうする、と言われてもな・・・」

 

 

 

その崑崙の手がかりが見つかるまで、八雲も自分の足で探すつもりでいたが

 

「いつ見つかるかも分からないなら、住む場所が必要でしょう?」

 

それはその通りだけれど、だからといって誰かの家に押しかけるわけにもいかない

 

「ならココに居ればいいわ」

 

と言い出したのは霊夢だった

 

「アンタがここに居れば紫からの情報もすぐ受け取れるし、願ったりじゃないの?それに、この料理を毎日作ってくれるなら、いつまでも居ていいわよ」

 

「うーん・・・そうだな」

 

と納得しかけた八雲に

 

「私の家の方がいいわ」

 

と、アリスが割って入り

 

「私の家なら人里も博麗神社よりは近いし、簡単な情報蒐集も藤井さん一人で出来るようになる。それと、私ならその洋服の修繕もしてあげられる」

 

と提案してきた、確かに自分の足で探索や情報を得られるのは願っても無い事だけれど

 

「でも、悪いよ。服は自分で何とかするって」

 

未だバスタオル姿の八雲は遠慮していたが

 

「いいのよ、それに私がこの幻想郷で最初に会った住人だし、弾幕ごっこだってやったもの・・・私の方が藤井さんも色々やりやすいんじゃないの?」

 

 

 

どちらの方がやりやすい、という概念は八雲には無いのだが、そこまで言ってくれるなら無理に断るのも悪く思えてくるものだ

 

そこまで計算されているのかは知らないが、普段からそこまで外来人に興味を示さないアリスにしては、妙に口数が多いと魔理沙は思っていた

 

「私だってアリスとは条件は変わらないんだけど」

 

と漏らすも、冷静に考えると魔理沙もそこまで裕福という訳でもない

 

それに八雲の術には興味がある、だが自分の術の開発の邪魔をされても嫌なので、魔理沙としては来て欲しくないというのが本音の部分だ

 

むしろアリスの家に居てくれるなら願っても無い、会いやすく、自分にとっても色々都合もいい

 

「ねぇ?一体アリスはどうしたのよ?」

 

その様子を見ていた霊夢はジト目で魔理沙に耳打ちをする

 

「分からん、あんなアリス見たことも無いぜ」

 

他人に対して深く干渉しない人形遣いにしては、この行動は積極的すぎて二人を困惑させていた

 

本来であれば、きっと我関せずで、後は霊夢か魔理沙に丸投げしていてもおかしくない状況の筈なのに

 

 

 

「断る理由が無いなら決まりね、食事が終わったら私の家に行きましょう、その服もすぐに直してあげる」

 

 

 

なんだかよく判らないことになってきたと、八雲は一人思うのだった




ワイワイと騒がしい博麗の居間を、木の上から見下ろす人物が居た

その手には古いタイプのカメラを持ち、その一団をファインダーに収めていく

「あやー、面白いものが見れたわ」

そして何度もシャッターを切り続ける

「あの巫女に泥を塗った!?脅威の外来人!!見出しはコレで決まりだわ」

あの戦いの一部始終を見たこの人物は、とても嬉しそうに空に飛び立った

スクープだ!スクープだー!と騒ぎまわって号外の新聞をばら撒くまで、それからさほど時間は掛からなかった

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