由比ヶ浜結衣の消失   作:ぼつちやん

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どうも。ぼつちやんです。
寒くなってきましたね〜。それに十二月ですし、ハルヒ好きな私としてはこの時期になると消失が浮かんでくるわけで、そんな中思い浮かんでしまったのがこんなお話で…
結末まで持っていける気がしない(泣)
でもとりあえずプロローグだけでも書いてみました。
ハルヒ知らない人も、もし由比ヶ浜がいなかったら、みたいな感じで受け取ってもらえれば問題ないかと思います。
目標は改めて結衣が奉仕部の二人に与えた影響がどれほど大きいものであったかを認識してもらうことです。
もしかしたら設定に矛盾など生じてしまうかもしれません…そのときはすみません。
まあ長くなってもアレなんでとりあえずプロローグだけでもご覧下さい!どうぞ!


プロローグ

地球をアイスピックでつついたとしても針が折れてそれで終いだろ、と、アイスピックという単語は出てくるがさすがにかち割れはしないだろうという、なんとも微妙な寒さの時期。

こんなタイミングで例のアイスピックのフレーズが浮かんだのは偶然なんだろうか。

これから語るのは、あったかもしれない、そんな未来のお話、かもしれない。

これから語られるものは真実、あるいは、嘘。なんてこれも嘘かもしれないね。てへっ♪

あ、なんか最後のアレやったあと平塚先生に衝撃のファーストブリット喰らわされたの思い出して怖くなったから、は、始めるぞっ!?

 

***

 

「うーす」

中途半端な寒さでも出なければならない部活がそこにあるんです!ムムッ!いや、だって平塚先生が怖いじゃん?物理的に。いや、フィジカル以外にも怖いけど。メールとか電話とかあとメール。なんなら数あるトラウマを持つ俺ですらトラウマランキングベスト10に入れちゃうまである。ん?10個発表しろって?言うな何も…

やや遅れ気味のタイミングで返事が聞こえて来た。

「こんにちは、比企谷くん」

読んでいる文庫本からは視線を外さずに彼女は、雪ノ下雪乃は淡々と口を開いた。

「…」

「…」

沈黙。英語で言うとサイレンス。今ほどこの言葉が相応しい瞬間も日頃そうないだろう。

だが、今の俺からすれば別だ。ここ最近は、いや。今思えば初めてこの部屋に来たあの日、部活当てクイズをしたりたまに来る依頼人と話をする時以外はずっとこんな感じだったのかもしれない。

初めの頃はまだ目が腐っているだとか不審者だとか噛まれたら友達に、いえ、仲間になれそうねだとか散々な罵倒はされてきた。やば、目が霞んできた。視力落ちたかな?ぐしぐしっ!八幡、泣かない!

…と、 1人語っている間も、部屋の中で誰かの声がするわけでもなければ紅茶の香りも今はしない。

 

***

 

「今日はこれで解散ね。お疲れ様」

またも雪ノ下は淡々と言った。さっきと違うのは文庫本から目を離していたことだろう。視線はまたも合わなかった。

「おう、お疲れさん」

俺もまた淡々と言っていたのだろう。彼女には背を向け、ドアへ向かいながらの事だったのだし。

ん?何かいつもの奉仕部と違う?そういや説明がまだだったか。

知りたい?知りたい?知りたいよね?

でも教えない。だから絶対に聞くなよ?なんでこんな雰囲気なのかなんて聞くなよ!絶対に聞くなよ!

どこのダチョウだアホらしい…

茶番もこの辺にして説明させてもらおう。

何故なのか。 何故こんなにも虚しい雰囲気なのか。何故なら今、この部屋に、いや。学校に、いや。もしかすると世界に。

彼女、由比ヶ浜結衣はいないのだから。




…どうですかね?ちょくちょく更新していきたいですが不定期になることは確かです。でも、前書きにあったよう、皆さんに由比ヶ浜結衣という存在の大きさを認識してもらうために頑張っていきたいです。
まずもう既にこのお話だけでわかることがありますね。八幡と雪乃の関係ですね。結衣がいなかったらこんな感じだったのかなーとイメージしたのがこのプロローグになります。
このあとのお話で過去のあんなイベントやこんなイベントも結衣がいなかったら…でやっていく予定です。
しばらくはこのシリーズに集中したいと思います。ただし不定期です(2回目)なんかすみません…
では、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
P.S.段落表記のやり方がわからなくて…すんげぇ読みにくいですね…

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