Double Servant -Poetry of Brimir- 作:ねずみ一家
アルヴィーズの食堂、その二階のホールで今夜の舞踏会は行なわれていた。
中では色とりどりに着飾った貴族達で溢れ、談笑する者もあれば曲に合わせて手を取り合い踊っている者もいる。
そんなホールの外にあるバルコニーから、リウスはワイングラス片手にその様子を眺めていた。
何を思ったか手に持ったワインを一気に飲み干すと、少し疲れたような顔でうーんと伸びをする。
「どうしたい相棒。俺っち不在の冒険での疲れでも出たか?」
俺っち不在の、ともう一度デルフリンガーが言う。
どうやら、せっかくの活躍のチャンスに置いて行かれたことが随分とショックだったらしい。
これでも大分態度が良くなった方だ。
しかし置いて行かれたショックのあまりなのか、デルフリンガーは舞踏会にまで自分を持って行けと要求したのだった。
流石にパーティー会場へ剣を持っていく訳にもいかないため、会場の準備をしていた人にお願いをした結果、こうしてデルフリンガーをバルコニーに置かせてもらっている。
にも関わらず、未だにデルフリンガーはご機嫌斜めのようだ。
気軽な話相手がいることにリウスも助かってはいるが、申し訳なさ半分、鬱陶しさ半分である。
「うーん、確かに疲れちゃったわ。ものっすごい生徒達が集まってくるんだもの。ただでさえこういう服にも慣れてないってのにね。決闘でもしてた方がよっぽど楽だわ」
今のリウスは少し胸元が開いた真っ白なドレスを着込み、薄桃色の髪もいつもの三つ編みではなくバレッタでまとめてあった。
パーティーに相応しいように、肘まである白い手袋も付けている。
「その調子で次こそは俺も使ってくれよ」とデルフリンガーは面白くなさそうに鞘をかちゃかちゃ鳴らしている。
その様子をリウスはちらりと見てから、ほろ酔い気分で空に浮かぶ二つの月を見上げた。
リウスはオスマンとの会話の後、どの服で舞踏会に参加すればいいのか、あれやこれやルイズと話し合った。
しかしリウスが持っているのは、下着のような冒険服2着、布製の黒いズボンに丈夫な皮で保護された作業用ズボン、白いシャツ数枚と、こげ茶色の皮でできたチョッキや厚い布製マント、等々である。
その結果、どれもあまりに舞踏会っぽくない、とルイズからダメ出しを喰らったのであった。
それからなんのかんのあって、結局学院に予備用として用意してあったドレスセットを借りたのだった。
ちなみにどのようなドレスがいいのかはリウスには判断できなかったため、そこはルイズに任せて見繕ってもらってある。
この服でいいはずよね、とあまり履いたことのないハイヒールの靴にふらつきながら、会場に足を踏み入れたまではよかった。
ただ会場に入った途端、あまりの豪奢さとにぎやかな社交場の様子に呆気に取られてしまったのである。
好き勝手にうろついてもいいものかどうか、リウスがきょろきょろしていると横から声をかけてくる者がいた。
「やあ、どうしたんだい。ミス」
そう言って声をかけてきたのはギーシュだった。
もう酒が入っているのか、その顔は既にほんのりと上気している。
リウスがほっとしたのもつかの間、何か変な感じがした。
敬語じゃなくていいと言ったことには言ったのだが、やけに馴れ馴れしい態度になっている。
「いや、この会場にびっくりしちゃって」
「はっは、凄いだろう? 君は一年生かな?」
怪訝な顔をしたリウスを尻目に、ギーシュは下手な舞台のような仕草でリウスの手を取ると、ウインク混じりに笑いかけてくる。
「ほら、緊張しなくていい。落ち着くまで、ちょっと一緒にどうだい? とっておきの話があるんだ。君も喜んでくれるはずさ」
その言葉に合点がいったリウスは、じとりとギーシュの顔を見た。
「ちょっと、ギーシュくん。気付いてないでしょう。 また彼女さんに怒られるわよ?」
キザったらしい笑顔のまま、ギーシュは目の前の女性の顔を正面から見た。
と思ったら、口をあんぐりと開けて顔を青ざめさせている。
「ミ、ミミミ、ミス・リウス! す、すみません、気付いていませんでした!」
そのまま土下座に移行しようとしていたギーシュを、リウスが慌てて止める。
「ちょ、ちょっとこら! やめてってば、目立っちゃうでしょ!」
突然の奇行に焦ったリウスは、膝をつこうとしたギーシュをなんとか押しとどめた。
何事かと周りの貴族がこちらへ目を向けている。
それに気付いたリウスは気まずい顔をしたが、事の発端であるギーシュは周りの雰囲気を気にもせずに緊張している様子だ。
「もう、注目されちゃったじゃない。いっつもああいう風にナンパしてる訳ね」
「そ、それはともかく。ミス・リウスはどうされたのですか? こんなところで」
その言葉にリウスは少し目を泳がせると、バレッタでまとめられた自分の髪をいじくった。
「その、私はこういう場所に慣れてないのよ。だから、ここからどうしたもんかと」
「ああ、舞踏会そのものはまだ先ですよ。今は食事を取ったり談笑したりしていればいいんです」
ギーシュはそこまで言うと、少しの間リウスの顔を見たまま黙りこくっている。
リウスはホールの給仕が持ってきてくれたワイングラスを受け取り、「ありがとう」と礼を言うと、もう一度ギーシュの顔を見た。
「・・・あの、ミス・リウス。僕は、どうしても貴方に聞きたいことがあるんです」
「何かしら?」
リウスはギーシュの言葉を待つ。
ギーシュは酒のせいか頬を少し赤らめたままだったが、その表情はまるで素面のように真面目な顔になっていた。
「あの決闘の時、食堂で貴方は僕のことを『エセ貴族』と言いました。それはいいんです、あの時の僕はそう呼ばれても仕方のない男でしたから。
でも決闘の後に、貴方はその言葉を取り消しました。あれは、何故ですか?」
「あの時のことね。うーん、そうねえ」
リウスは少しの間考え込んでから口を開いた。
「あなたがミス・モンモランシーを庇ったから、かしらね」
ギーシュはじっとリウスを見つめながら、続きの言葉を待っている。
「『貴族は魔法をもってしてその精神となす』。私はね、この言葉は『互いに支え合うこと、それを貴族が率先して行なっていきなさい』、って言っていると思うの」
「支え合う、ですか?」
リウスは怪訝な表情を浮かべたギーシュと目が合うと、そのギーシュの目を見つめたまま続けた。
「男性と女性、貴族と平民、支え合うものは何でもいいわ。そして、ハルケギニアで力を持っているのは貴族、その根っこにあるものは魔法を扱えること。
魔法によって戦う力や権力を持っているからこそ、そしてそういった存在である責任として、まず支えようとするのは貴族であるべきだ、って意味だと思うのよ」
「・・・」
ギーシュは少し俯きながら顎に手をやり、じっとリウスの言葉について考え込んでいるようだ。
リウスはその様子に少し微笑むと、更に言葉を続けた。
「まだここに来て日が浅い私が偉そうに言うべきじゃないと思う。説得力が無いとも思うわ。私は貴族ですらないし、この解釈は違うのかもしれないから。
でも、ミス・モンモランシーがあなたを庇い、逆にあなたは精神力も残ってないのにミス・モンモランシーを庇った。その姿を見て、『エセ貴族』なんて言うべきじゃなかったって感じたのは確かよ」
リウスはそこまで言うと、ワイングラスに目を落としてひとり呟いた。
「思えば、これは『こうであって欲しい』っていう私の願望なのかもしれないわね。
私の考えは、あくまで私が思う正しさに基づいているだけよ。ギーシュくんは、ギーシュくんの信じるべき正しさを見つければいいと思うわ」
「貴族であるからこそ、支え合う・・・。そうか、支え合うか」
ギーシュが何やらブツブツ呟いているのが聞こえたが、リウスは「私は何言ってるのかしらね」と小さく呟いて、右手に持った真っ赤なワインの入ったグラスへ口をつけた。
「ミス・リウス! ありがとうございます!」
ギーシュはリウスの左手を両手で包むように持つと、感極まった顔をしながらそう叫んだ。
リウスはその様子に目を丸くしつつ、口に含んだワインをごくりと飲み下す。
「う、うん。どういたしまして。よく分からないけど」
「貴方が学院に来てくれて本当に良かった! そうだ! ミス! 東方のお話を聞かせて頂けませんか? 僕は貴方のような立派なメイジになりたいと・・・」
「あら! 素敵じゃない!」
「ギーシュ! 何やってるのよ!」
ギーシュの話の途中に二人の女性が割り込んできた。
声のかかった方を見ると、その赤髪に似合っている真っ赤なドレスのキュルケ、そして煌びやかなベージュのドレスを着たモンモランシーがいた。
「あらあら、本当に素敵だわ。貴方いっつも同じ服か、色気のない男物の服しか着ないんだもの。ちゃんと可愛いんだから、たまにはこういう恰好もしないとね」
「ちょっと! あなた、また女の子にちょっかい出して!」
話に乱入してきた二人の女性はそれぞれ好き勝手に話している。
キュルケの後ろにはまるでお付きの者のように付き従っている男子生徒、モンモランシーの後ろには何やらきゃあきゃあ騒いでいる女生徒たちがいた。
「この人も迷惑してるでしょ! ほら見なさい、ってあら? ミス・リウス?」
ようやくモンモランシーもギーシュが話していた女性がリウスだと気付いたようだ。
すると少し離れたところから、ギーシュの友人達らしき男子生徒の集団がぞろぞろとこちらへやってくる。
「ギーシュ、話の途中でどっかに行きやがって。でっかいゴーレムが出てきた後はどうなったんだよ」
「お話って、盗賊騒ぎのこと? 私達も聞きたいわ! リウスお姉さまも恰好良かったんでしょう?」
ギーシュの友人達の言葉に、モンモランシーの後ろにいた女生徒たちがきゃいきゃい言いながら反応をしている。
「お姉さま、って何で私を?」
リウスが聞き慣れない言葉に小首をかしげると、モンモランシーが溜息混じりに口を開いた。
「ギーシュとの決闘以来、あなたのファンって結構多いのよ」
「そうよ! あの決闘は恰好良かったわあ。女性なのに男の人に一歩も引かない戦いぶり。食堂の時も、恩義に感じてる主人が侮辱されたなら真っ向から反論する! まるで物語の中にいるような、主人を守る騎士みたいだったわ!」
どうやら大分美化されて噂が広がっているらしい。
食堂の件は単にギーシュに腹が立ったから文句を言ったために、決闘にまで騒ぎが広がっただけだったのだが。
「盗賊騒ぎの時も凄かったのよ? タバサもだけど、リウスったら巨大ゴーレムを前にしても一歩も引かないで戦ってるんだもの。私も危ないところを助けてもらったわ」
キュルケがうんうんと頷きながらそう言った。
決闘の話題が出てきて気まずい顔をしていたギーシュもそれに便乗する。
「そうさ。じゃあ、もう一度最初から話そうかな。フーケを捕まえるために名乗りを上げた僕は、馬車で向かっている時からミス・ロングビルを怪しいと思いつつ・・・」
お腹すいたなあ、と思いながら、リウスはキュルケと共にギーシュの話を補足しつつ、その場に留まるのだった。
そうしたギーシュの冒険談の後、一息ついたリウスはこうしてバルコニーで夜風にあたっていたのである。
先ほどは、食事をつまんでいる際に少し離れたところでタバサを見つけた。
煌めく青いドレスに身を包んだ彼女は、目の前にある大量の食事を全て平らげようとするかのごとく、上品かつ猛然と料理を口に運んでいた。
一瞬彼女と目が合ったのだが、すぐに料理へと顔を戻していた。
今この場では料理優先なのか、もしくは馬車でのやり取りで少し嫌われてしまったのかもしれない。
バルコニーに出る前にリウスはホールをぐるりと見回したが、まだルイズは来ていないようだった。
あの子どうしたのかな、とバルコニーの窓を通してホールの様子をぼんやり見ていると、扉にいた衛兵が何やら叫んでいる。
「ヴァリエール公爵が息女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール嬢のおな~~~り~~~!」
見ると、純白のドレスに身を包んだルイズがホールに入ってくる。
濃い桃色の髪をリウスと同じようにバレッタでまとめ上げ、肘まである白い手袋がその上品さを際立たせている。
貴族のご令嬢に恥じぬ、美しい出で立ちだった。
雑談をしていた男子生徒達もルイズの姿を見るや、自分の服装を見直してから次から次にダンスの申し込みをしている。
ルイズの美貌に改めて気付いたのか、今のうちに唾をつけておこうという魂胆なのだろう。
「やっぱり可愛いものね。人気あるわねえ」
まるで自分が褒められているかのように、リウスは嬉しそうな声を出した。
ルイズは複数の男子生徒に群がられていたが、無視はしないで生真面目に一人一人へ断りを入れているようだ。
「そうなのかね、俺っちにはよく分からん。相棒も貴族の小僧っ子達からダンスに誘われてたみたいじゃねーか」
「私はダンスなんて踊れないもの。ルイズもいないのに、勝手に慣れないことをやるもんじゃないわ」
リウスはしばらくの間、何やらきょろきょろしているルイズを眺めていた。
するとバルコニーにいるリウスに気付いたのか、ルイズが足早にバルコニーに繋がる階段を昇ってくる。
「何してるのよ、こんなところでたそがれちゃって」
「少し疲れちゃってね、休憩中。ルイズ、そのドレス似合ってるわね。見違えちゃった」
「あら、ありがとう。リウスも似合ってるわよ」
少し顔を赤らめているルイズへ、リウスは微笑みを返した。
そしてしばらくの間、二人は黙ってホールの様子を眺めていた。
「綺麗ねえ。それに、皆楽しそうだわ」
本格的に舞踏会が始まったのか、今まで談笑していた者達もみな音楽に合わせて踊り始めていた。
夜の闇の中で眩しく光るホールに、リウスは目を細める。
盗賊騒ぎの帰路のことをリウスは思い出す。
タバサの問いかけに対して、本当にやりたいことは何だったのか、とリウスは思わず口に出した。
本当にやりたいことなど、その正しさなど、誰にも分からないというのに。
目の前のホールにいる子供達は、幸せな未来が待っていることを、そしてその身を包む全てがずっと変わらないことを、疑いすらせずに踊っているように見える。
それは彼らの若さ故なのだろうが、リウスにとって彼らの楽しそうな笑い顔はあまりにも眩しく見えた。
もう五年も前のことである。
愛する弟を殺した者への復讐は、結局のところ成し遂げられなかった。
弟を殺した者もかつての自分や弟と同じように、リヒタルゼンという街のスラムに生きる青年だった。
かつてのスラム街とは違った落ち着いた光景に戸惑いつつ、ようやくその青年の元へと辿りついた時には、既に彼自身も何者かに殺害されていた。
そして彼もまた、自分の家族と共に生きていこうと必死だったことを知った。
あの男の背景を知ったからといって、この胸の内に沸き立つ憎しみは未だに消えてなどいない。
しかし、既にその復讐の相手はどこにもいなかった。
憎しみを育て続けた時間も、それに恐怖した時間も、何ひとつ意味など無かった。
そう気付いた時、私が本当に望んでいた結末にはもう決して手が届かなくなっていることを、私はようやく理解したのだった。
ただ、たった一人生き続けている者の責任として、そして自分の望みが届くはずもないからこそ、亡き家族に向けて『誰かを守るために生きていく』と誓ったのだ。
しかし、それは単なる口実だったのかもしれない。
誰かを守るために意味を持って死ぬのであれば、きっと父さんや弟のエミールも怒らないでくれるだろうと。
そうしたもっともらしい理由で蓋をして、私は誰かを利用することで消えてしまいたかったのではないだろうか。
(立派なメイジだとか、主人を守る騎士みたいだとか。酷い買い被りだわ)
リウスは先ほどの褒めそやされていた場を思い出して、自嘲気味に口元を少しだけ吊り上げた。
「楽しそうって・・・、リウスは楽しくないの?」
ふと見ると、ルイズが上目遣いにおずおずとしている。
(もしかして私は、この子も同じように利用しているのだろうか)
この世界では、死んだら終わり。
誰かによって蘇生させられることなどもないだろう。
鉄のゴーレムからルイズを助けに行ったことを思い出す。
あの状況ならば、魔法さえ使えばどうとでもなったはずだった。
それにも関わらず、私はバゼラルドを投げ捨ててゴーレムに切り掛かっていった。
明らかな失策であることは少し考えれば分かることだ。
それなのに、なぜ私はあんなことをした?
なぜ私は、ロングビルの作ったゴーレムから攻撃を受けた?
あれは本当に避け損ねただけだったのか?
本当に、私は自分のために行動していないと言えるのか?
いくら考えてもその答えは分からない。
しかし自らの思考を深めれば深めるほど、自分の身勝手さに拍車がかかっていくように思えた。
今までルイズのためだと考えていた行動も、単なる茶番に見えてくる。
「大丈夫よルイズ。ここから見てるだけでも、楽しんでるわ」
その言葉を聞いたルイズは、強い感情のこもった目でリウスの横顔を見た。
リウスは、いっつも『大丈夫だ』と言う。
使い魔として呼び出された時も、ギーシュと決闘した時も、盗賊騒ぎで大怪我を負った時も、いつもこの言葉を口にする。
そして、夢の中のリウスも同じような言葉を口にしていた。
小さく震える声で、『大丈夫だ』と。
「大丈夫なもんですか」
ついルイズはぽつりと口に出した。
酔っているからか、ルイズを見たリウスの表情はいつもよりも少し弱々しく見える。
「楽しくないのなら、どうやって楽しめばいいのか教えてあげるわ。一緒に踊りましょう」
「でも、私はダンスなんて踊れないわよ?」
「つべこべ言わないの。ダンスなんてすぐ出来るようになるわ。上手い下手なんて関係ないわよ」
ルイズは有無も言わさずに、リウスの手を取ってホールに続く階段を降り始める。
リウスがバルコニーに置かれたデルフリンガーをちらりと見ると、その視線に気付いたのか、デルフリンガーが鞘をかちゃかちゃと鳴らしている。
「ほら、早く」
リウスはルイズに引っ張られるまま、やむなくそれに続いていった。
(この子を守りたい気持ちは、きっと自分のためなんかじゃない)
リウスを引っ張っていくルイズの手はとても小さかったが、それでも力強くリウスの手を握っている。
ルイズの手から伝わった温もりで、リウスは自分の体が夜風で冷えてしまっているのに初めて気が付いた。
(でも、こうやってちょっと暖まっていくのも悪くないかもね)
リウスはそう思いながら、ルイズに連れられて眩しく輝くホールの中へと入っていくのだった。
第一章、完ッ!
ここまでお読み頂いてありがとうございました。
次回からは第二章となります。
次投稿は少々の間を置いてからとなりますが、必ず更新いたしますのでお待ち頂ければ幸いでございます。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。